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地球最期のニュースと資料

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超富裕層のための世界最大の黙示録コンドミニアム「オッピドゥム(城塞都市)」がチェコに登場。では、富裕層ではない私たちはその日のためにどうする?

   

超富裕層限定の「黙示録の日コンドミニアム」の全景(上部分)

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世界が急速に変わる予感の中で続々と出現する「超高級シェルター付きコンドミニアム」

パリのテロ事件以降、急激に世界は変わる「かも」しれない局面にあるのかもしれないですし、あるいは、「全然変わらない」のかもしれなですし、そこまではわからないですが、先日の記事、

パリの出来事から一気にカオス化が進むかもしれない世界だからこそ、戦争やテロの噂の中でも「何が正しいかを自分で判断する」ということを想うのでした
 2015/11/16

という記事に書きましたように、次々といろいろなことが起きていることもまた事実で、そして、これからも起きるかもしれないのですが、冷静に考えれば、今後の世の中で起きることは、IS などの過激派がどうのこうのというだけではないことは確かで・・・というか、もともとは「そうではないこと」を懸念に思って生きている方なども多かったと思われます。

特に、世界の富裕層の中でも最上位の「スーパーリッチ」と呼ばれる超富裕層人々などは、わりと以前から「右往左往」していたようです。

今年6月に書きました、

なぜ、アメリカから超富裕層たちは逃げ出しているのか? …
 2015/06/26

では、アメリカの人気ブログ「ゼロヘッジ」の、

「彼らは何を知っているのか? なぜ、こんなに多くの超富裕層が逃げ出しているのか?」

というタイトルの記事をご紹介しました。

その記事は以下のような出だしです。

その時に備えて、多くのスーパーリッチたちが静かに逃避する準備を進めている。

彼らは遠い国に農場を購入したり深い地下壕を購入したりすることによって、生存するための財産を蓄えている。

実際、ダボス会議で、世界経済フォーラムの著名なインサイダーは、「非常に権力のある人々が、彼らが非常に脅えていると私に話した」と言い、また、「世界中のヘッジファンド・マネージャーが、ニュージーランドのような場所に自家用の滑走路と農場を購入している」と語り、聴衆たちに衝撃を与えた。

彼らはいったい何を知っているのか。

なぜ、多くの超富裕層が突然、逃避の準備をしているのか。

とあり、まあ、いろいろと想定していそうなんですが、アメリカだけではなく、ヨーロッパの「超」富裕層の人々は、

・経済崩壊
・戦争
・テロリズム
・貧困層の蜂起
・パンデミック

など、いろいろなことを心配しているようです。

そして、「そのための準備」には、いくらお金をつぎ込んでもいいというようになってているようで、昨年 11月のウォール・ストリート・ジャーナルには、米国カンザス州の地下に廃炉となったミサイル格納庫を改築して建設された「高級サバイバル・コンドミニアム」が作られて、価格は、

・150万ドル( 1億8000万円)から 300万ドル( 3億6000万円)

というのものが、わりとあっという間に売り切れたことが掲載されていました。

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▲ 2014年11月9日のウォール・ストリート・ジャーナルより。

そういうような風潮の中で登場したのが、冒頭の「超富裕層向けの地下シェルター付き高級集合住宅」なのでした。

アメリカの経済誌フォーブスで紹介されていたものですが、長い記事ではないですので、先にご紹介します。

その建物名「オッピドゥム」は、ラテン語の「城塞都市」というような意味とのことです。

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Inside The World’s Largest Private Apocalypse Shelter, The Oppidum
Forbes 2015.11.05

世界最大の「プライベート黙示録シェルター」オッピドゥムの内部

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その建物は、チェコ共和国の壮大な田園地帯に囲まれた静かな渓谷に立っている。周辺には他の建物は一切ない。建物内では、大気までもが巨大な管理センターで管理される。

この建物の名前はオッピドゥム( Oppidum )。323000平方フィート(95万平方キロメートル)の大規模な広さと、壮大な計画のための不動産だ。

チェコの山の奥深くに築き上げられた、この隠し砦は、世界最大の「終末の日」のための避難所だ。

オッピドゥムは「危険な時」の際には、軍事用の地下バンカー以上の防御施設として働くだろう。

オッピドゥムは、地上には住居用の不動産を提供する。所有者は、危険な時が迫る可能性のある時に、この人里離れた場所において、高い水準の生活を維持することができる。

この屋敷は、複数の高度なセキュリティシステムによって保護されており(それは、高い城壁と、オートマティック・ディフェンス・テクノロジーによる検出センサーなど)、外の世界との強力なコミュニケーション能力を持つ。

住民たちは、秘密の廊下を通って地下へと降りることにより、シェルターに入ることができる。シェルターは、脅威が過ぎた後に、住民たちが素早く元の生活に戻ることを可能とする。

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オッピドゥムの地下バンカーは、住民たちを、戦争や、パンデミック、自然災害、あるいは、テロリストやゾンビの襲撃に至るまで、それらの脅威から住民たちを保護し、隔離することができる。

2つのレベルで計画された、この豪華な地下施設は、13フィート( 4メートル)の高い天井と、77500平方フィート( 24平方キロメートル)のスペースが含まれている。

構成は、6,750平方フィート( 2000平方メートル)の広さのアパートがひとつと、1,720平方フィート( 520平方メートル)のアパートを6つ提供する。


 

ここまでです。

このフォーブスの記者は、この記事に「ゾンビの襲撃に至るまで」と書いているあたり、多少揶揄している雰囲気も感じます。

ちなみに、このオッピドゥムのウェブサイトは4桁のコードを入力しないと、それ以上進めません。

「コードを入力して下さい」といわれるオッピドゥムのウェブサイトの表紙

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Oppidum

もっとも、オッピドゥムにコードを申請すれば、コードを送信してくれるようですけれど、もともと「資格ナシ」の私に、コードを申請する勇気はありません。というか、昨日の正直度実験の記事にもありましたように、私は規則に従います。

富裕層の遊びは富裕層の遊び、大衆の遊びは大衆の遊び。そして、神のゲームは神のゲーム、人間のゲームは人間のゲーム・・・と思って生きております。

それはともかく、このウェブサイトで興味深いのは、「サイトの言語が選べる」のですが、そこにある言語は、

・英語
・ロシア語
・中国語

だけなんです(下)。

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今の時代の「スーパーリッチ」というのは、それらの国がメインとなっているということなんですかねえ。

まあ、納得できますが。

フォーブスの記事には、この施設の価格などは書かれてはいませんが、カンザス州の「廃炉を改装した地下シェルター」でも3億円などするのですから、1から建築して、部屋数も少ないこの物件の価格は・・・うーん、想像の範囲を越えます。

とはいえ、実は、デイリーメールなどに、普通に、施設の中の写真は出ているのですけどね。

オッピドゥムの全景図

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リビング・ルームのひとつ。終末の日でもテレビを見ながらリラックス

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▲ 終末の日でも、ワイドテレビでゆったりとテレビ放送を楽しめます(放送はやってる? ← DVDなどでどうぞ)。

 

広いスポーツジム

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▲ 長いシェルター生活でも、運動不足の心配なし。

 

などのようになっています。

デイリーメールには、内部の部屋の配置なども詳しく紹介されているのですが、それは治安上どうなのかと思ったりはしましたが。

 

しかしまあ・・・。

だれだけ完ぺきなセキュリティ・システムを持つ設備でも、最終的にコントロールしているのは「人間の操作」と「コンピュータ管理」ですので、今の時代のいろいろなことのある状況で、完ぺきというものはないのだろうなあとも思います。

そんなことは、スーパーリッチの人たちが一番よく知っていることだとも思いますが。

それでも「何かしておかないと気が済まない」というプレッパー的強迫観念

先ほどリンクした過去記事に載せましたゼロヘッジには、

私たちは今、エリートたち以外の多くの人々が少しずつ貧しくなっている時間の中を生きている。この世界は、上位1%の人々が、全世界の富の 50%近くを持っている。そして、その裕福層の富は毎年増え続ける構造だ。

エリートたちは、最終的にこれが「弾ける」ことを知っている。
それが起きた時に右往左往したくないのだ。

とあり、そして、

本当の危機が訪れたとき、何が起きるだろうか?

と続きますが、「本当の危機が訪れたとき、何が起きるだろうか?」ということに関しては、実は、

「誰も知らない」

のだと思っています。

あるいは、「エリートたちは知っている」という言葉を聞くこともありますが、「予想」はしていても、その通りになどならないはずです。これからのこの世の中は誰にとっても、そんなに甘いものだとは思えません。

聖書にもあるようにその日、その時は、だれも知らない。天使たちも子も知らない。」(マタイによる福音書/ 24章 36節)わけですが、それほどみんな知らないものに「予測」を立てることは確かに馬鹿馬鹿しい気もしますが、いろいろとあるのだろうなうというような「曖昧で激しい未来」は想像します。

まあ、現実に話を戻しましても、私たち一般民は、スーパーリッチのような準備とは無縁ですが、しかし、「人とのつながり」とか「それなりのアイディア」というようなことは、それぞれがそれぞれなりに持っているものだとも思います。

「本当の危機」が何かはともかく、最近書くこともありますが、自然の状況なども含めて、すでに、危機かどうかはともかく、「変化」の段階にはすでに「入った」と私は思っています。

特に、日本は・・・現実的なほうの「現システムの最終局面」ではありそうで、

・病気の拡大(特にガンと認知症)
・国家負債の極限(1050兆円)
・社会保険や年金の限界
・極端な高齢化
・極端な少子化(少子高齢化は一緒にする話ではなさそうです)

などを見ていると、何十年後とかではなく、たとえば、「 10年後」には、日本の社会運営と社会保障がまともに存続しているのかどうかということさえ、微妙な感じがします(無理っぽいです)。

私は、日本の未来を「作り直す」焦点は、政治ではなく、ひとりひとりの個人が、過去記事の、

「革命」(3) – 革命的行動の最上位は「子どもたちへの無条件の愛」を獲得した社会に戻すこと
 2015/07/12

という記事に書きました、

「子どもたちに絶対的な愛を持って臨む社会」を保とうとする気持ちと実践的な態度

が、「日本」の最善の社会のあり方(他の国は違います)だと今でも思っていますが、いつかそうなってほしいにしても、それでも、途中に起きる「混乱」もまた避けられないのかもしれません。

チェコの「黙示録シェルター」は使えそうもないですが、どうしようかと考えます。