In Deep

「20日間連続の雨の8月」という史上初の状態に突き進む中で、よく見れば日本は真っ二つに

Anna Korkka

冒頭の写真は、書こうとしていることと全然関係のないものなんですけれど、最近、ロシアの SNS で見かけたものでして、こういう雲は、いわゆるスーパーセルという超巨大積乱雲に発達していく可能性のあるタイプのものですので、要するに「悪天候の象徴そのもの」なんです。

しかし、植物の緑があって、女性がひとり配置されるだけで、

「何だか美しいものよのう」

という感想になってしまうわけですから、植物と女性の存在は大したものです。

ちなみに、この場所はモスクワから北に 500キロほどのところにある「ボログダ」という場所で、地名だけだとボロボロでグダグダになっているイメージをもたれるかもしれないですが、とても美しい街で、そのボログダの今年の夏の1枚です。

 

さて、そんな今年の夏。

 

日本は何だかんだとわりと広いですが、私の住んでいるあたりの関東に関していえば、

「梅雨明けと共に夏が終わった」

という状態が続いていて、現状はさらに最高潮クラスの低温と長雨の中にあります。

今年の関東の梅雨明けは 7月の 19日くらいだったと記憶していて、ちょうど、小学生や中学生が夏休みに入る頃と重なりました。ですので、「夏休みと共に雨ばかりの日々が始まった夏」とも言えます。

今年は、梅雨明けの前の7月中旬あたりが異常に暑い日々が何日か続きまして、「今からこんなに暑いのだと、梅雨明けをしたらどうなってしまうのだろう」と、誰もが不安に思っていたのですが、結果として、

「梅雨明けの後に、やっと本来の梅雨らしい日々が訪れて雨ばかりになり、太陽はあまり出なくなった」

という夏になっています。気温も、ほとんど最高気温が 30℃以下でした。

というか、今はさらに加速していて、下は今日明日(8月15日 – 16日)の私の住むあたりの気温予想なのですが、これはもう夏とはいえないですね。

・気象情報

しかし、ここに至りますと、さすがに「こんな夏は、北海道から出てきて、初めてなのではないだろうか」と思い始めていましたが、その基準のデータがわかりません。

そう思っていましたら、今日下のニュースがありました。

40年ぶり 東京で15日連続の雨

FNN 2017/08/15

雨模様が続いている東京だが、8月15日も雨が降っていて、15日間連続の降水となった。8月に入り、関東では、すっきりしない天気が続き、東京都心では、8月1日以降、15日間連続で雨となった。

8月に15日間連続雨となったのは、1977年以来、40年ぶり。

という報道があったのです。これを見まして、「ああ、40年ぶりなら、確かに初めての経験だ」と、改めて確認した次第です。

私が北海道から東京に出てきたのは 1982年頃で、35年くらい経っているのですが、その中でこういう天気はなかったということになりそうです。

そして、関東の多くは、「さらに今後1週間くらいは雨」という予想となっていまして、予想通りとなると、

「8月に入って連続 20日間の雨」

という異様な状態の夏が現実化する可能性が高くなっています。

実際には、その前の7月の下旬から太陽が出ること自体が少ない日が続いています。

あまりに長いこと太陽を見ていないので、たまに太陽が出ても、それが何か思い出せなく、空を見上げて「あの光る物体は何だ!」と驚いている老人なども出る始末です(ウソつけ)。まあウソですが、太陽をあまり見ていないのは事実です。

しかし、これは関東の話でありまして、日本の気温を見ていますと、西日本はもう毎日ものすごく高い気温が続いているようです。そして、東北や北海道の太平洋側は、関東以上に非常に気温の低い状態が続いています。

その様相は、何というか、

「日本が真っ二つに割れている」

ようにも見える光景でして、気象庁の気温の予想分布を見ても、その感じが受け取れるのではないかと思います。

下の図では、濃い赤になればなるほど「通常より高い気温」が予測されていて、濃い青になればなるほど「通常より低い気温」となることが予測されていることを示します。

気象庁発表の2017年8月12日から9月11日の平年との気温の差異

気象庁

関東をはさんで、「西と東が完全にわかれた」というような形になっているのがおわかりかと思います。

そして、その後、日本には「2つの異常天候早期警戒情報」が出されています。

その内容は、以下のようになっています。

発令中の「異常天候早期警戒情報」(気象庁発表)

・8月 19日から 28日 西日本の大部分が「通常より気温がかなり高くなる」可能性が 30%以上

・8月 15日から 24日 東日本の太平洋側で「通常より気温がかなり低くなる」可能性が 30%以上

 

東日本では「平年より気温が異常に低くなり」、「西日本では平年より気温が異常に高くなる」ということで、つまり、これが示すところは、

「日本はこの8月、大部分の場所が何らかの気温の異常の影響を受ける」

ということになる可能性がかなり高いということです。

 

こうなってくると、農作について心配な感じはあります。

関東は先ほど書きましたように、とにかく日照がない上に、この先もその状態がしばらく続く可能性が高い。それは、東北や北海道の一部でも同じように思います。

西日本はその逆の「高温の影響」の懸念があるだけではなく、気温や海水温度が高いと天候が荒れやすくなりまして、すでに出ている豪雨の被害については書くまでもないかと思います。

ここ数年の傾向を見ますと、メディアなどは台風などの時に特別な態勢で報道にあたったりしますが、実際には「台風でも何でもない普通の時の豪雨の被害が大きい」ということが続いています。

それにしても、西日本の「毎日がとても暑い」というのも大変だとも思いますが、今の関東ほど日照がないと、さすがに、何となく全体の雰囲気もドヨーンとした感じがあります。

日照不足は「メラトニン」といわれる神経伝達物質の分泌を少なくするために、「日照不足がウツや不眠を作りやすい」というのはも今ではわりと明確な医学の見地のようですので、この夏の関東や東日本では、メンタルに優れない人の数も増えているかもしれません。

下のようにメラトニンは、太陽の光を視神経で受け、松果体に達した後に分泌されるもののようです。

iwama-shika.com

この「太陽光」の部分が、現在遮断されていると。

関係あるのかどうかわからないですけれど、この夏は私も睡眠があまり良い感じではないです。

ちなみに、ちょっと蛇足的な話ですが、「メラトニンのレベル」に関しては、

・満月の時にはメラトニンの分泌が減少して、深い眠りが阻害される

ということがわかったことを、過去記事の、

月と太陽が協力して作り出すヒューマンライフ : 太陽活動は人間を狂乱に導き、月は人の睡眠に介入する
 2013/07/27

でご紹介したことがあります。

2013年7月25日の英国BBCの報道より

Full Moon ‘disturbs a good night’s sleep’

 

満月と、満月に近い数日は、

・眠りの時間が短くなり、深い眠りも少なくなる。
・メラトニンのレベルが減少する。

ということが明確にわかったのだそうです。

このことを思い出しますと、

・極端な日照不足
・満月

が組み合わさると、「最強の睡眠障害が発生しやすくなる」ということになるのかもしれません。

8月の満月は 8月8日に終わっていますが、次の満月が 9月6日に控えていますので、それまで関東や東日本の日照不足が続いていた場合、うつなどのメンタルのほうも含めて、睡眠に関して悩ましい日々になりそうです。

西日本では日照には何の問題もないですので、西日本に住む方々はそういう心配はないですね。

ちなみに、メラトニンの現象は、最近の研究では「アルツハイマー病を含めた老化プロセス」と関係していることも明らかになっています。

過去記事の、

多くの人類の松果体が破壊されようとしている現在に考える「多次元宇宙空間を理解する将来のために松果体を守るべき」時代
 2015/02/22

に、科学誌『ニューロバイオロジー・オブ・エイジング』に掲載された論文から抜粋して訳したものを載せましたが、その冒頭は、

メラトニンは、抗酸化、神経保護、概日リズム(体内時計)を安定させる作用を持つなどの多様な特性を有することが仮定されており、老化プロセス及びアルツハイマー病に関与​​すると考えられている。

というものでした。

この研究は、うつ病やアルツハイマー病の高齢者が、松果体の石灰化などによりメラトニンが減少している割合が高いことがわかったというものです。

 

何だかよくわからない話になってきましたが、私個人、「こんなに太陽を見られない8月」は、初めてのことですので、いろいろと無駄に書いてしまいました。

 

ちなみに、この「夏の天候の異常」は、アメリカなどでも現れています。

8月のアメリカ東部の異様な寒さを予測する報道より

sott.net

このアメリカの天気に関する記事をご紹介して締めたいと思います。

アメリカもまた現在、広い範囲で、かなりの「夏の寒波」を経験しているようです。


Get ready for the Fall? Eastern US to experience unseasonably chilly August
sott.net 2017/08/07

秋の準備はしましたか? 8月のアメリカ東部は季節外れの寒さに

現在よりもさらに涼しい気温が、アメリカ東部の大部分で8月いっぱいに渡って広がると予測されている。

すでに、シカゴで 15.6℃、グリーンベイで 15.6℃など平均以下の気温が続く地域が出ており、ウェザーニュースによると、これらの夜間の最低気温の異様な低さは、ロッキー山脈東部の土地で今後 2週間続くと予測されている。

専門家たちは、ジェット気流の南方向の窪みが寒冷効果を引き起こしていると述べている。この気候パターンは、8月の第 2週に続き、東海岸、中西部、および南部の多くに影響を及ぼす。

ウェザーチャンネルは、 8月6日に、ミズーリ州、ケンタッキー州、テネシー州、インディアナ州で記録的な最低気温を示したことを報じた。

寒い季節の気温の間には、平均的な気温に近づく日もある可能性があるが、それでも天候はいつもよりも寒い傾向が続く。


 

ここまでです。

もちろん、世界には熱波に見舞われているところもあるわけで、他の多発する災害も含めて、いろいろと平穏には行かないようです。