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地球最期のニュースと資料

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「悪魔の代理戦争」:憎悪と分裂の空気が全土に広がりつつあるアメリカで進行し続けている世界中の魔女とトランプ大統領支持者の間で繰り広げられるスピリチュアルな戦い

   

2017年6月21日のアメリカの報道より

CBN News

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憎悪の曖昧な対象

アメリカでは、もう半年近くにわたって、

「魔女の軍団によるトランプ大統領への呪術作戦」

が続いています。

このことが日本語の報道ではまったくふれられていないことに気づきましたので、ご紹介させていただこうと思います。

冒頭の記事は最近のもので、今年の夏至である 6月21日に、インターネット上で「世界中の魔女たち」が情報を共有しながら、

「 6月21日の夜に全世界一斉にトランプ大統領を呪いましょう」

という行動が行われたということに関してのニュースです。

よくわからないですが、魔女の呪術は夏至に最も効果が出るのだそうです。

ネットの SNS では「 #bindtrump」(バインドトランプ )というハッシュタグの下に、世界中の魔女たちが一斉に呪術をトランプ大統領にかけたのだそうです。

参加した魔女の数は、イスラエルの報道によりますと、「1万3千人」にのぼったそうです。

魔女というのも思ったよりも多くいるようですが、その世界中の魔女たちの願いは「トランプ大統領の失脚と、そして、その側近たちすべての失脚」だそう。

まあしかし、その 6月21日の「魔女による世界一斉呪いデイ」の後もトランプ大統領は健在のようですので、それほど効き目はなかったのかもしれません。

この、魔女たちによる「トランプ大統領への一斉蜂起」が最初におこなわれたのは今年の2月でした。

その後、4月には規模が大きくなり、カリフォルニアのサンディエゴ(北緯 33度)で大きな「魔女の大集会」がおこなわれています。

2017年4月の魔女による「トランプ大統領を呪う集会」を報じたメディア

breakingisraelnews.com

 

この集会がおこなわれたのは 4月1日だったのですが、その際にも、トランプ大統領はダメージを受けた感じは見られず、それどころか、その直後の 4月6日には、「突然、シリアへのミサイル攻撃を敢行報道」という唐突な行為をおこなうなど、むしろ行動がエスカレートしていった頃でした。

このあたりのことを見ていて、私は、

「魔女たちの呪術はむしろトランプ大統領の《悪の部分》を元気にしちゃってるんじゃないの?」

というようなことを思ったりもしました。

そもそも、トランプ大統領が「魔女からの攻撃にやられてしまうタイプ」にはとても見えず、「悪の攻撃によりむしろ《悪的な部分》がパワーアップしていく」というようなタイプにさえ思えます。

そういう意味では、6月21日の「世界中の 13000人の魔女たちによる一斉の呪術」が、むしろトランプ大統領のものすごい《悪的なパワー》に結びついていってしまったとしたら、それはちょっと・・・という気もしないでもありませんでした。

とりあえずは、冒頭の記事をご紹介させていただこうと思います。


Christians and Jews Combat Witches’ Summer Solstice Satanic Spells on Trump
CBN 2017/06/21

魔女によるトランプ大統領に対しての夏至の悪魔の呪文と戦うキリスト教徒とユダヤ人たち

世界中の魔女たちが 6月21日の夏至の夜、トランプ大統領に対して、呪いの呪文を試みる。それは、ハッシュタグ #BindTrump でインターネット上で共有される

トランプ氏が大統領に就任して以来、アメリカを始め、世界中の魔女たちが大統領に対してスビリチュアル(霊的)な戦いを繰り広げてきた。

しかし、ここにきて、イスラエルのユダヤ人宗教指導者(ラビ)たちがこれに対して懸念を表明し始めている。

イスラエルのラビであるダニエル・アショア(Daniel Asore)師は、報道メディア「ブレーキング・イスラエル・ニュース」に以下のように述べた。

「魔女の存在と、その本質である悪魔主義(サタニズム)は明らかに権力闘争を軸に持っている。悪魔主義が容易に政治的なものと接近しやすい理由はここにある。この意味でも、悪魔主義は本質的に神に敵対しているといえる」

アショア師は、現代の悪魔主義の危険性について調べ続けている。それはユダヤ人の宗教的指導者としての役割の一部だと師は述べる。師は、魔女たちの呪文は悪魔主義を広めるものの一部に過ぎないと言う。

「政治家たちの中には、人間が世界のあらゆる面を支配することができると信じている者たちが数多くいる。彼らは意識的に悪魔主義と変わっているわけではないにしても、本質的に、それは悪魔主義に基づく信念体系から来ているものといえる」

今回、魔女たちは #bindtrump というハッシュタグにより、SNS でお互いに連絡を取り合っている。

そのうちのひとりの書き込みによれば、夏至は最も強い呪いになる日なのだという。

この後も魔女たちは、7月21日と 8月19日にも、トランプ大統領に対して、より多くの呪いの呪文を唱える予定となっている。

彼女たちの呪文は、悪魔の力によりトランプ大統領が失脚することを望んでおこなわれるものだ。呪いはの効力は、トランプ大統領だけではなく「彼の邪悪な行動をサポートしているすべての政治家たち」にも及ぶように悪魔に要求する。

これに対して、トランプ大統領を支持する福音主義のキリスト教徒たちは、大統領にかけられる悪魔の呪文に対抗するための祈りを行うことを人々に推奨している。

キリスト教愛国者同盟(Christian Nationalist Alliance)は、インターネットに下のような投稿をおこなった。

「皆さんには、私たちと共に悪魔の攻撃に対抗する祈りに加わってほしいのです。私たちアメリカの国家の力と、この国で選出されたこの国の代表者、そして失われた人々の魂のために祈りを注げてほしいのです」

他のキリスト教徒たちもまた、ワシントン D.C.などで、悪魔の力に対して絶え間ない祈りで対抗しようとしている。


 

ここまでです。

この記事に書かれてある図式としては、

・魔女の集団がトランプ大統領への呪術攻撃を行い

・トランプ大統領を支持するキリスト教徒たちは、その魔女たちの呪いに対抗するために祈る

ということがおこなわれているということになるようです。

 

何だかこう、このような些細なことでも、以前の記事、

「アメリカはまっぷたつに割れたんじゃけ」:アルマゲドン・ウェーブは今、始まったばかりなのかも・・・と、カリフォルニア大学バークレー校の暴動を見て松方弘樹さんの台詞を呟きつつ
 2017/02/02

のタイトルに入れさせていただきました「アメリカはまっぷたつに割れたんじゃ」という概念がひしひしと実感されます。

この台詞は、今や 2人とも故人となった菅原文太さんと松方弘樹さんが熱演をしてらっしゃった『仁義なき戦い 完結篇』(1974年)の中の台詞ですが、この仁義なき戦いシリーズには、『仁義なき戦い 代理戦争』(1973年)というものがあり、やはり、菅原文太さんも松方弘樹さんも出演なさっているのですが、この「代理戦争」という言葉は、当時のソ連とアメリカの冷戦の中で、その諍いが「他の小さな国を舞台として代理で行われた」ことから由来されています。

たとえば、アンゴラ内戦とか朝鮮戦争とかベトナム戦争などのことを代理戦争といいまして、「大きな組織が直接対決せずに、下の組織などで争わせる」ことを差し、これは当時の日本のヤクザ社会の抗争でも見られたことから、日本の抗争事件にも「代理戦争」という言葉が使われていました。

なぜ、こんな余計なことを書いているのかといいますと、今のアメリカの「魔女 対 トランプ支持派のキリスト教徒のスピリチュアルな戦い」は、まさに代理戦争だなあと思った次第です。

この小さな争いが本願なのではなく、その上に何かいて、そのさらに上に何かいて・・・ということで、最終的に、そこでは、

「何か大きなものが戦っている」

ということになるのかもしれません。

しかし、それにしても、この現在のアメリカの代理戦争は何か奇妙で、「魔女」は、「どちらかというと悪魔的グループ」のような気がする……というように考えてみた時、それでは、相手の「トランプ大統領とその支持者」というのは、「何のグループ?」という話にはなるのです。

トランプ大統領サイドが善や神というキーワードとリンクするとは思えない面もあり、そこでタイトルにも書きました、

「悪魔と悪魔の代理戦争」

という言葉が浮かび上がるわけでした。

まるで、「いっぽうの悪魔と、別の悪魔が代理戦争をしている」という雰囲気。それを何となく感じるのですね。

事態が複雑化しているというようなことなのかもしれないですし、何より、もうアメリカは本当に「バラバラ」で「秩序を欠いた」状態にあるのなのかもしれません。

あるいは、「アメリカをそういう状態にすること」が、トランプ大統領自身の希望かどうかはわからないですが、誰かはそういう状態を望んでいるという可能性もあるのかもしれません。

たとえば、先日の記事、

アメリカ地獄の夏 : 社会も地獄、気温も地獄。お陰で私の頭もちょっとカオスに
 2017/06/23

の中でご紹介したアメリカのメディア記事で、これはあくまで、それを書いた人がそう考えているというだけの話ですが、下のような部分がありました。

stockboardasset.com より

アメリカは深く分断されており、そしてアメリカ人たちが「怒りの夏」に向かっていると私たちは理解しなければならないと悟らされた。

トランプ政権によって、アメリカの古い政治的秩序と、非常に強力な影の政府の姿が露出してきている。

この監視管理社会における彼らの支配的なシステムは、アメリカ人の中に無意識に存在した自由性と経済的移動力が体系的に失われていくように分裂させ、その意識を敗北させ、そして彼らを支配することを意図している。

アメリカは何十年も前に「最強の国家アメリカ」のピークを過ぎた。それ以来、アメリカの中産階級の人々は、連邦準備制度と 0.1%の富裕層たちによって富を奪われ続けている。

彼らによるこの巨大な泥棒行為を隠蔽するために、影の政府はアメリカ人を2つに分断した。そしてアメリカは今年に出現すると予測される「怒りの夏」に突き進んでいる。

 

この世に、「影の支配者」というようなものがあるのかないのかということも含めてわからないことは多いですが、仮にそういう存在があったとして、そして、その人たちが「怒りの夏」というものを導きたいと思っているのならば、確かに今のアメリカのカオス状態は「歓迎すべきもの」なのかもしれないです。

今のアメリカではひとつのキーワードが飛び回っています。そのキーワードは「トランプ」と「憎悪」が入り組んだ「曖昧な憎しみの概念」といえばいいのでしょうかね。

この数日でも、下のような報道がありました。

ジョニー・デップさん、トランプ大統領殺害のジョーク謝罪

sputnik 2017/06/24

俳優のジョニー・デップさんが、22日に英南部で開催されたイベントで、トランプ米大統領について「俳優が大統領を最後に殺したのはいつだっけ?」とジョークを飛ばしたが、23日に「悪趣味だった」と謝罪した。

 

NY劇場のトランプ氏摸した暗殺劇が物議、スポンサー企業撤退も

ロイター 2017/06/13

米ニーヨークの非営利劇場「パブリック・シアター」は、主催するシェイクスピアの舞台「ジュリアス・シーザー」に対する批判に反論した。

シーザーの暗殺劇をトランプ大統領に例えて描いた同作品に対し、デルタ航空やバンク・オブ・アメリカは、表現が行き過ぎだとしてスポンサーを降りている。

同劇場は、現代劇に置き換え、シーザーを金のバスタブを持つ魅力的な金髪の実業家として描いたことが論争を巻き起こしたと認識しているとし、「こうした議論こそが市民の劇場としてわれわれが目指すもの」と声明で述べた。

 

などです。

ジョニー・デップさんの「俳優が大統領を最後に殺したのはいつだっけ?」という「ジョーク」は、エイブラハム・リンカーン大統領が 1865年に俳優のジョン・ウィルクス・ブースという人に暗殺されたことを踏まえています。

ちなみに、少し前には、キャシー・グリフィンというアメリカの女優さんが、「血まみれになったトランプ大統領の首の人形」を片手に持った写真をネット上に投稿(写真)して批判され、テレビ番組を降板させられています。

 

結局、これらすべてに通底しているのが、

「制御しきれない憎悪」

であって、そういうものが、ものすごく拡大しているのだと考えられそうです。

 

トランプ大統領がアメリカにもたらしているもののうちで、目に見えて増大していることは、

・国民同士の憎悪

・国民の分裂

ということは確かなようです。

そして、この「憎悪」と「対立」という言葉を聞くと、まず思い出すのは聖書です。

今の「憎悪と対立」に満ち溢れたアメリカ(や他の国々)からすぐに思い出す聖書『マタイによる福音書』のフレーズをふたつ抜粋させていだいて、今回は締めさせていただきます。

本当に「終末は近いのかもなあ」と、しみじみ思うリアルな最近の世相です。

あるいは、「終末」などという漠然とした概念はともかく、少なくとも「アメリカの分裂」は意外と近いのかもしれないとは本気で思えます。

新約聖書『マタイによる福音書』 24章 07-13節

民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に飢饉や地震が起こる。

しかし、これらはすべて産みの苦しみの始まりである。

そのとき、あなたがたは苦しみを受け、殺される。また、わたしの名のために、あなたがたはあらゆる民に憎まれる。

そのとき、多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎み合うようになる。

偽預言者も大勢現れ、多くの人を惑わす。

不法がはびこるので、多くの人の愛が冷える。

しかし、最後まで耐え忍ぶ者は救われる。

 

新約聖書『マタイによる福音書』 10章 34-36節

「わたしが来たのは地上に平和をもたらすためだ、と思ってはならない。平和ではなく、剣をもたらすために来たのだ。

わたしは敵対させるために来たからである。人をその父に、/娘を母に、/嫁をしゅうとめに。

こうして、自分の家族の者が敵となる。