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2015年からの世界 アメリカの憂鬱 軍事的カオス

首都で真冬に桜が咲き乱れるアメリカと「本物のパスポート」を大量製造して次々と入国してくる IS メンバーの姿が重なる2015年の最期の時間

投稿日:2015年12月14日 更新日:

is-syria-passport
ISIS Forging Syrian Passports in Attempt to Infiltrate West




冬に桜が咲いたら…

今回ご紹介しますのは、IS が「正式のシリアのパスポートと同じものを作る設備を持っている」というものですが、唐突ですが、日月神示に、

日月神示 下つ巻 第30帖

八のつく日に気つけて呉れよ、だんだん近づいたから、辛酉(かのととり)はよき日、よき年ぞ。

冬に桜咲いたら気つけて呉れよ。

というようなことが書かれてあります。そして、アメリカのワシントンでは、12月の今、「桜が咲いた」と報じられていました。

 

2015年12月11日の米国報道より

washington-cherry-bloomCapital News Service

 

報道によれば、ワシントンのこの時期の平均気温は 0〜1℃程度と、普通だとかなり寒くなるらしいのですが、先週のワシントンは 15度から 21度くらいまで気温が上がり、「桜が咲いた」と。

真冬の 21度は確かに暖かい。

今、地球は、モンスター・エルニーニョ現象のまっただ中でして、アメリカの東海岸では、このような桜が咲くような 12月ですけれど、大西洋の向こうにあるイギリスは大変なことになっています。

 

「南極より寒い」という見出しの2015年12月14日の英国デイリーメールより

uk-2015-vold

uk-2015-cold-02Daily Mail

 

見出しにある「無情にも」というのは、つい数日前、イギリスは「未曾有の豪雨と洪水」に見舞われたばかりなのです。

これについては、

”カオスUK” :英国で「過去のあらゆる雨量の記録を上回る雨」により、かつてない規模の大洪水が発生
 地球の記録 2015/12/08

に書きましたが、イギリスの観測史上の記録をすべて上回るような雨に見舞われた地域は大変な被害となり、また、復旧も大変なようです。

しかし、イギリスの寒波のことは置いておきまして、いずれにしましても、

「アメリカの首都ワシントンD.Cで、冬に桜が咲いた」

ということを前提として、今回は冒頭の「 IS は、偽造パスポートを作ることができている」ということが、いろいろなメディアで報じられていまして、その記事のひとつをご紹介したいと思います。

ちなみに、「偽造パスボート」と書きましたが、正確には少し違います

アメリカ国防総省などの報告によれば、IS は、かつての戦闘で獲得して支配地域にしたシリアの都市にあった「パスポートを作っている実際のパスポート事務局にあった製造器」を獲得していて、つまり、IS が作っているシリアのパスポートは、

「シリアが発行している本物のパスポート」

と同じものであるということで、平たくいうと、「本物のパスボートを作っている」ということになります。

そして、今回ご紹介します記事には、

アメリカ当局は、テロリストたちが作成したパスポートを使って、すでにアメリカに入国していると確信している。

ということに対しての懸念がとても大きくなっているそうで、そういう時に、アメリカの首都に冬の桜が咲いたということで、このことをご紹介しようと思った次第です。

意図的ではないのですが、ここ2回の記事が、

予言者ババ・バンガが見たかもしれないヨーロッパでの「イスラム大聖戦」のヴィジョン
 2015/12/11

IS が恐れるもの:それは米英の空爆? それとも、ロシアの「核の使用」の暗示? いえいえ、彼らが恐れているのは女性だけの武装集団「クルド女性防衛部隊 YPJ 」の兵士たち
 2015/12/13

と IS 絡みで、3回連続 IS 関係ということになってしまいましたが、どうも、ここ数日、最初に気に留まる報道が IS 関係で、この流れとなっています。

ちなみに、同じ昨日、ロシアのプラウダでは、下のような記事が人気を集めていました。

2015年12月13日のロシア・プラウダの物騒な記事

is-doomsday-armageddonPravda

 

このプラウダの記事は群を抜いて物騒な記事で、上の写真が、バクテリアであることからおわかりのように、IS が「バイオテロを実行した場合のシミュレーション」が、非常に長く書かれた記事です。

ちょっと長すぎて、全体を訳すのは難しいですが、下のような出だしです。

イスラム国:終末からハルマゲドンへ

エアロゾル化された炭疽菌とボツリヌスH型血清を用いたバイオテロをおこなう終末シナリオを三部作形式にしてシミュレーションした。

炭疽菌とボツリヌス菌は、知られている中で人類最悪の毒素で、解毒剤もない。対抗する2つのイスラム国研究施設では、ペスト菌や天然痘の準備と共に、研究が進められていると見られる。

プラウダは、

・バイオテロが成功した場合、「 329万 6398人が感染し、107万 1008人が死亡」

という大変物騒なシミュレーションの数値を掲げています。

炭疽菌は、2001年にアメリカで実際にバイオテロが使われていて、その時の被害は、東京都感染症予防センターによりますと、「確定感染者18名、肺炭疽12名、皮膚炭疽7名、死者5名」ということでした。

ともあれ、こういう「バイオテロ」などという物騒な話があるといえばあるわけで、これらが蔓延しだすと、テロの「質」は今までは比較にならない「大変に物騒な次元」に突入する可能性があります。

そして、そういうことの背景に、今回の「 IS が”本物の”パスボート製造能力を持ち、すでに他国へ入国している可能性が高い」ということを照らして考えてみますと、確かにますます物騒ではあります。

ところで、余談となりますが、海外のメディアでは、 IS のことを「 ISIS 」と表記するところも多いですが、本来、英語で ISIS というのは、とても神性を持つ響きだったはずなんですよ。

「 ISIS 」という英語表記は、エジプト神話の女神イシス( ISIS )なんです。

 

「永遠の処女の女神の名前」が

エジプト神話の「天上の聖母」イシス
Priestess-of-isis・ISIS

 

聖母マリア様が登場する前は、「永遠の処女」といえば、このイシスのことを言ったらくして、イシス - Wikipedia には、

イシスは永遠の処女であり、オシリスの死後、処女のまま神(ホルス)を身ごもったとされ、「天上の聖母」「星の母」「海の母」などさまざまな二つ名を持った。

しかし、信者が基本的に女性に限られたことや、信者の女性が一定期間の純潔を守ることを教義としたため、男性からの評判が悪く、衰退していった。やがてキリスト教の隆盛とともに、マリア信仰に取って代わられた。

とあります。

ISIS は英語読みでは「アイシス」と読みますが、トヨタのアイシスという車も、英語表記は Isis 。

トヨタ ISIS

toyota-isis-01トヨタレンタリース札幌

 

このトヨタの車も、エジプトの女神から名付けられたものだと思います。

あるいは、エジプトの女神の名前がつけられた「小惑星」もあります。

ISIS という小惑星があるのです。

小惑星 ISIS

asteroid-isis小惑星#42 ISISの移動

 

会社や法人名にもかなりありそうです。

もともとは、「永遠の処女の女神の名」という美しい象徴で、それを冠した車名や社名だったのに、昨年以来、どうもイメージが変転してしまった感があります。

そのひとつの永遠の女神のイメージをも変転せてしまった IS の「本物のパスポート製造」についての記事をご紹介します。




 

ISIS Forging Syrian Passports in Attempt to Infiltrate West
Breaking Israel News 2015/12/3

ISIS は西側に潜入するためにシリアのパスポートを「製造」している

最新の報告によれば、西側諸国でシリア難民危機の懸念が高まっている中、ISIS のメンバーたちは、この混乱を生かし、西側に潜入しようと試みていることが明らかになりつつある。

アメリカ ABC ニュースが得た諜報文書によれば、このジハード主義のテロ組織 ISIS が合法的にシリアのバスボートを印刷する設備を持っているかもしれないことについて、アメリカ当局が懸念を抱いていると報じた。

情報では、ISIS は、正規のパスポート製造器を持っており、偽造パスポートを発行している可能性があるという。

そして、アメリカ当局は、テロリストたちが、自らの施設で作成したパスポートを使って、すでにアメリカに入国していると確信している。

このパスポート製造器は、ISIS が、シリア北東部のデリゾール( Deir el-Zour )を制圧した際に手に入れたものだと見られている。

この地域のパスポート事務所には「数十の新しいパスポートが蓄えられていた」と共に、パスポート製造器もあった。

それと共に、さらに新しいパスポートも、ISIS の支配下にある都市ラッカ( Raqqa )で製造されている可能性がある。

アメリカ国土安全保障省は、報告書に、「これらのシリアの ISIS 支配地域からシリアの個人がパスポートを発行され、アメリカに渡った可能性がある」と記している。

FBI 長官ジェームズ・コミー( James B. Comey )氏は、12月9日におこなわれた公聴会で、アメリカの議員たちに対して、その脅威を認め、次のように言った。

「我が国(アメリカ)の諜報機関はいずれも、ISIS が不正なパスポートを製造する能力を獲得したことに懸念を持っています」

アメリカ国務省のスポークスマン、ジョン・カービー( John Kirby )氏は、テロリストたちがパスポート偽造しているとした場合、それは「明らかに」真剣にそれをとらえなければならないこととして「注視をしている」と述べた。

ISIS の西側諸国への侵入に対する懸念は、フランス・パリの同時多発テロ、米国カリフォルニア州サンバーナーディーノでの乱射事件を経て、人々の大きな関心事となっている。

パリの攻撃では、ISIS が背後にある二人のテロリストは、シリアの偽造パスポートでフランスへ入国した。

欧州連合の国境機関が発令した新しい警告によれば、シリア人の難民たちがヨーロッパの国境に押し寄せ続ける中で、偽造パスポートによるシリアの流入が劇的に増加しているという。

その報告書は、

「 ISIS のパスポート製造能力が統制されない場合、偽造パスポートの製造はさらに増加していき、そして、ISIS の支配地域以外にまで偽造パスポートが広がっていく可能性がある」

と述べている。

 

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