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地球最期のニュースと資料

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まるでこの数日間はこれまでのデータに挙げられていたデータ上の「巨大地震の可能性」がすべて集約していた時だった・・・メキシコ史上最大のマグニチュード8.4の大地震の報を受けて

   

2017年9月8日 メキシコ大地震直後のオアハカの様子


vk.com

地震直後のベネズエラのジャーナリストのツィートより

Alberto RT51

「ここ数日の地球の状態」について、これまで書いていなかったのですけれど、今日 9月8日の日本時間の午後2時頃に、メキシコでマグニチュード 8.4 (メキシコ地震局による)という、メキシコとしては史上最大クラスの地震が起きまして、過去のことを含めて少し整理しておこうと思いました。

何となく、今はいろいろな意味で混沌としていまして、まとまったものにはならないかもしれません。

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地震のトリガーかもしれないと言われたものが「集結」したこの時期に

今日起きたメキシコ地震の被害については、これを書いている今はまだ発生後すぐですので、詳しいことはわかりません。

メキシコでは 1985年にマグニチュード 8.0のメキシコ地震というものが起きていまして、この時には、メキシコ政府の発表で1万人が亡くなっています。

今回の地震は、マグニチュードの規模としては、それより大きなものなのですが、地震の被害というのは単純なマグニチュードの比較ではできないものではあります。ただ、今回は下のように震源が「海」でしたので、津波などがあった場合も含めて、現地が夜中ということもあり、明日になるまで状況はわからないと思います。

9月8日のメキシコ地震の震源
BBC

津波があるにしてもないにしても、周辺にメキシコ、そして、グアテマラ、エルサルバドルなど、比較的人口の多い主要都市や観光都市が多いことは気になります。

ちなみに、このメキシコの地震が起きた直後には、熊本県で最大震度4の地震が発生していました。熊本で震度4を記録するのは久しぶりです。

地震情報

また、昨夜未明には、小笠原諸島でマグニチュード6.1の地震が発生していました。

9月8日2時27分の小笠原諸島でのM6.1の地震の震源
・emsc

さて、メキシコで大きな地震が起きたこの「今はどういう時期だったか」ということについて、それが地震と関係あるのかどうかわからないとして、たとえば過去記事の、

噴出する「地震を起こすものの正体」: 月、重力、太陽活動、宇宙線、惑星直列 (2016/04/22)

本格的な地震の時代の近づく気配? そして東京大学の研究チームが出した「満月と新月は超巨大地震と関係する」とする結論をどのように受ければいいのかということも (2016/09/13)

など、他にもいろいろと書いたことがありますが、この数日というのは、

・滅多にない巨大な太陽フレアが発生した直後で、地球全体が強い磁気の影響を受けている

・満月(9月6日)の前後

・フレアの影響で観測史上最大ともいえる「宇宙線の瞬間的な減少」があった

という時でした。

つまり、「太陽フレア」、「月」、「宇宙線の急激な増減」ということについての、通常ではあまりない状態の時がこの数日だったのです。

こういうこともあり、個人的には「地震か何かあるかもなあ」とは思っていた部分もありましたけれど、曖昧な根拠ですし、せいぜい子どもとか奧さんなどに「何かあるかもしれないけど」というようなことを言っていたくらいでした。実際このような根拠のないことでも公に書けば「予測的なこと」になってしまって、それはあまりに無責任な話ですので、自然災害の短期の予測的なことはなるべく書かないようにしています。

しかし、この「太陽フレア」、「月」、「宇宙線の急激な増減」の重なった時に、確かにメキシコで大きな地震が起きた。

「やはり何かの関係はあるのかなあ」と思う部分もないではないような・・・。

 

過去記事から、それぞれの根拠というか、そういう主張もあるということを少し降り振り返って抜粋しておきたいと思います。

まず、太陽フレアと地震の関係については、地球物理学分野での世界最大の学会であるアメリカ地球物理学連合(AGU)が 2007年に論文を発表しています。

[地震と太陽フレア] 2007年のアメリカ地球物理学連合の論文「太陽フレアは地震のトリガーとなり得るか」の概要

 

・太陽フレアの発生後 10時間から 100時間後に発生していたことが示される多くの地震があるため、太陽フレアの増加と地震の発生には関係があると認められる。

・ただし、巨大な太陽フレアが大地震と関係するという「証拠」は掴めていない。

・推論としては、太陽フレアによって放出された荷電粒子が、地球の磁場圏でリング状の流れを作り、それが断層帯でプレート運動を強めるという可能性がある。

 (過去記事:太陽活動と地震・噴火の活動に関しての2つの考え方より)

次は、「満月と地震」の関係については、日本の東京大学の地震物理学研究のチームが 2016年9月に、ネイチャーに論文を発表しています。

2016年9月13日のアメリカの報道より

usatoday.com

[地震と満月]2016年9月13日の読売新聞より

 

巨大地震は満月や新月の前後に起きやすいとの統計分析結果を、東京大学の井出哲教授(地震物理学)らの研究チームがまとめ、英科学誌「ネイチャー・ジオサイエンス」に発表した。

月や太陽の引力が地下の岩盤に影響を与えると考えられるという。

井出教授らは、1976~2015年に世界で起きたマグニチュード(M)5・5以上の地震1万1397件について、発生直前の2週間の太陽と月、地球の位置関係や潮位を調べ、地下にかかる力の大きさの変化を計算した。

その結果、11年の東日本大震災や10年のチリ地震、04年のスマトラ島沖地震などM8~9級の巨大地震は、地下にかかる力が高めの期間に起きるケースが多いことが判明した。

 

宇宙線と地震の関係については、メカニズム自体が解明されていないために、引用はしないですが、この地球を通過するものの中で「最もどんなところでも通過して、最もエネルギーが高いもの」は宇宙線ですので、地質に対しての役割は大きいと私個人は思っています。

ちなみに、9月7日の太陽フレアの直後から地球に到達する宇宙線は「過去に例を見ないような急減」をしていました。

9月8日までの1ヶ月間の宇宙線量の推移
University of Oulu

これは、この後また「急速に元に戻る」ことになるわけで、つまり、今度は「急増」しますので、その頃(あと3〜4日以内)の間の火山や地震を含めての地質の動きというものも注目しておくと興味深いものかもしれません。

 

そんなわけで、いつもそうですが、地震のトリガーに関しては「結論」というものが出せるようなものではなさそうですが、しかし「今の時期」というのは、かつてなかったような時期でもあり、他のいろいろな現象も含めて、どのような事象が起きていくのか見ていきたいと思っています。

そういえば、メキシコの地震の直前に「地上から放たれる青い光」が観測されていました。下の動画がそうです。


 

巨大地震の前には、この「青い光」がよく観測されますが、正体は明確にはわかっていません。

いろいろと不安定な時期が続きますが、もう少し続くかもしれません。ファティマ 100周年の最終日までの期間のことなども含めて、あと1ヶ月ほどは混乱しそうです。