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4月12日にメルマガ夢見と古代ギリシャと「痛みとの個人的歴史」が混沌とを発行させていただきました。

2016年からの世界 アメリカの憂鬱

このアルマゲドン的結末も、アメリカの人たちにとっては「リアル革命」の行動を持つことができる良い機会になるのかもしれないかもと感じたり

投稿日:

teo-american-dream2The End of the American Dream?

 

 

今日(11月9日)は、アメリカのラズベリー賞受賞が決まる日として(違うわ)、アメリカの大統領が決められる選挙の日だったようです。

最終的にどうなるのかわからないですが、午後3時過ぎに AP の選挙速報を見ましたら、下のようになっていまして、何となく勝敗が決した感じがありました。当選ラインは 270だそうです。

usa-2019-1109AP アメリカ大統領選開票速報

 

接戦にさえなっていない共和党候補の圧勝ぶりに、「なるほどねえ・・・」と、アメリカ人という集団の存在の考え方を改めて知らされたような感じで唸りましたが、ただ、何だかこうなるのではないかという雰囲気は漂っていましたけれども。

イギリスの EU 離脱の時と、事前の雰囲気とか市場の雰囲気が何となく似ていて、事前通りにクリ何とかという人が当選しそうだ・・・という雰囲気の中で、それが突如崩され、トトラ何とかという人が当選するかもしれないというようになり始めてから、ニュースのタイトルは、

日経平均は大幅続落、「トランプ大統領」の見方強まり一時1000円超安(FISCO 2016/11/09)

というようなものになり、アメリカの先物も何だかえらいことになっていました。

アメリカのメディアも予想外だった気配があるのは、米国ニューヨークタイムスの「大統領選挙予想ツイート」の内容が、1時間くらいごとに大きく変化していったことにも見てとれます。

ニューヨークタイムズのツイッターの「勝利確率」より

NYT twitter

08:00 ヒラリー勝利確率 83%
09:12 ヒラリー勝利確率 79%
10:49 ヒラリー勝利確率 63%
11:30 トランプ勝利確率 51%
12:01 トランプ勝利確率 75%
12:20 トランプ勝利確率 80%

午前8時には、クリ何とかさんが当選する確率を 83%としていたのが、12時過ぎには、トラ何とかさんが当選する確率を 80%としたというような、一種の狼狽を見せていたようです。

今、このニューヨークタイムズのツイッターを見ましたら、選挙結果が確定したようですね。

2016年11月9日 午後4時45分のニューヨークタイムズより

c-d-276Presidential Election Results: Donald J. Trump Wins

共和党の候補が当選したようです。

なるほど、ねえ・・・と、まあ特に具体的な感想はないですが、世の中というのはいろいろとありますね

そういえば、今日の右側サイドの「黙示録的な今日の一枚」には、活動が活発なメキシコ火山ポポカテペトルから立ち昇る噴煙の上部が「何だか笑顔のようになっている」という写真を載せました。

2016年11月5日のメキシコのポポカテペトル山

popocatepetl-volcano-smilestrangesounds.org

この煙を見た時に、「ああ、誰かと似ている」とは思ったんです。

縦にしますと、こういう感じで。

trump-cloud

満面の笑みですよね。

共和党の候補の人は確か、当選すれば、メキシコとの国境に花売り娘を配置するだか、壁を設けるだか、そういうようなことを話していたような記憶がありますが、そのメキシコの火山の煙がが数日前に笑っていたということが印象に残っています。

ということで、アメリカの次の大統領が一応決まったということになりそうですが、まあ、実は私は正直に書けば、今回のアメリカの選挙の二人の候補は、どちらも・・・何というか生理的に受け付けないタイプでして(写真や名前を見るのもつらいくらいです)、なので、これまでも、この選挙にふれることはなかったですが、しかし、アメリカ国民の人たちも悩んだ末の選択とはいえ、どうしてこうなったのかというのは、アメリカだけではないですけれど、アメリカも本当に民衆は大変なのだと思います。

今から6年くらい前ですが、

アメリカ人たちの心の底からの絶望
 2010/11/19

という記事で、「ジ・エンド・オブ・アメリカン・ドリーム」というブログの記事をご紹介したことがありました。

アメリカはその全体が巨大な地獄に変わってしまった?

 

アメリカで何が起きているか、世界の人々は知っているだろうか?

ここはまだ自由が尊重される国? 税金が低く、規則もそれほど厳しくなく、どこにもフレンドリーな人々が溢れている?

そして、アメリカ人が独立したライフスタイルを送り過ごせる国?

という出だしで、その後に、読者の人たちに「経済が崩壊した後に住むなら、アメリカのどの州がいいか?」という質問に対してのメールの数々を紹介していますが、そこは否定的な感情が覆い尽くしていて、もちろん、アメリカのみんながそういうわけではないでしょうが、「同じような絶望の感情の中にいる人たちが、アメリカ国内に、ものすごい数でいる」のは確かだと思います。これは6年前の記事ですが、今はさらに増えているような気がします。

そんなわけで、何か「大きな変化」、あるいは「根本的な変化」を期待している人たちがたくさんいて、その集大成がこの選挙結果とも関係あるのでしょうけれど、まあしかし、どう転んでも、少なくとも「その人たちが考えているような意味での良い方にアメリカが向かっていく」というビジョンは、トラさん政権には、さすがに持ちづらいものはあります。

個人的な見解ですが、いくら考えてみても、次のアメリカの大統領に決まったこの方は、普通に吉祥寺のガイにしか見えないですしね。

アメリカの未来は、おそらくは「絶望の上塗り」が確定した・・・のでしょうけれど(これは対立候補の人が大統領になっても同じでしょうが)、しかし、さらに考えてみれば、「行くところまで行けば」やっと、アメリカの個人の人たちが「行動による革命」というような言葉に真実性を持つ時がやってくるのかもしれないと思います。

それと共に、たとえば、今日の選挙の結果が進むにつれて、その途中、カナダの移民局のウェブサイトにアクセスが集中して、「カナダ移民局のサイトがダウン」という事態が起きましたが、「本気でアメリカから逃げる」と考える逃避の人たちが数多くいる。

これまでにもいたにしても、

・革命

・海外を含む大規模な逃避

なんていうようなことは、これまでの普通の状況では、そこまでアメリカ人の人たちも考えないわけですから、むしろ行動につながる意味で、この選挙は大きなことだったのだと思います。

未来予測プロジェクトのウェブボットには、そのようなこと(アメリカ人の革命や大規模な逃避)が過去に何度も記されていましたが、典型的なものとしては、下のようなものがあります。

文中に年代があるものは、すでに予測が外れていますので、××××年としています。

ALTA レポート 1309 P6

ウェブボット 2009年4月18日配信

・××××年、社会秩序が崩壊する変容の過程で、生活の必要から、人々は古い社会集団に代わる様々な新しい社会集団を形成するようになる。このような社会集団は「新しい家族」を含む。

・そして、初めて国境を越えた国際的な自己組織集団(自給自足的共同体)が誕生する。

 

ALTA レポート 2009年12月6日

・アメリカ国民は変容の過程の活動期に入った。これからは大きな変化が現れるので、小さな変動は無視されるようになる。

・未来の世代はいまの時期を「記念碑的」な時期ととらえ、実際にこの大きな転換点の記念碑を作ることだろう。

 

ALTA レポート 2009年12月6日

・ところで、××××年×月×日から革命への動きは本格化してくる。そして××××年までこの動きは止まらなくなる。一方、この動きに合わせてアメリカ軍に関しては「暗黒世界が恐怖の世界に遭遇する」とのキーワードが大変に強くなっている。

意味がわからない記述の部分もありますが、いずれにしても、アメリカの人たちが「自分たちは行動しなければならない」と思うキッカケとしては、この選挙は何かの機会なのかもしれません。

アメリカの人たちに幸多きことを祈ります。

そして私たち自身にも。





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Oka In Deep

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