In Deep

地球最期のニュースと資料

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フロリダ沖の「太陽の上に浮かぶ輝く球体」は、惑星Xか、2つめの太陽か、あるいはフェイクか幻想か

      2016/01/30

ノストラダムス 百詩篇第 2巻 41番

大きな星が七日間燃えるだろう。
雲が太陽を二つ出現させるだろう。
太ったマスチフ犬が夜通し吠えるだろう、
大祭司が土地を変えるであろう時に。

フロリダ沖で撮影された動画より

sun-and-something

▲ 2015年10月23日の英国デイリーメールより。

 

惑星Xという概念がまたも話題になる日々に

アメリカのフロリダの海岸で、「太陽の上に、輝く球体が目撃される」という出来事が報じられていました。

上の写真がそれです。

もう少し全景だと下のようになります。

sun-and-something2

 

下が撮影した女性の動画で、実物は彼女の声がずっと入っているので、映像だけにしてみたものです。

 

これについて、デイリーメールでは、

「陰謀論者の多くの人たちが、これは惑星X(ニビル)だと主張している」

ということを報じていました。

 

「惑星X」とは、海王星よりも遠い軌道を公転していると仮定される、未確認の「10番目の太陽系の惑星サイズの天体」のことですが、このことよりも、Wikipedia – 惑星X にある「フィクションとの関連」というセクションにある下の記述が、例えば、2012年頃にもピックアップされていたものでした。

惑星X – フィクションとの関連

一部の書籍に於いて、古代シュメール人が「ニビル」と呼んだ、約3,600年周期で太陽系と垂直方向の楕円軌道で動いている巨大な惑星が太陽系の中心部へ向かっていることが報告されている、とされている。

これらの書籍では、1992年にNASAが「天王星と海王星の軌道の説明不可能な逸脱ぶりは、太陽から112億キロメートル離れた太陽系外縁部に、大きく傾斜した軌道上を進む地球の質量の4-8倍の巨大な天体の存在を示している」と発表した、とされているが、NASAは公式ウェブサイトでニビルの存在を明確に否定している。

ということで、要するに、

「巨大な浮遊天体が、地球に向かってやってきて、地球を破壊する」

というような話が様々に語られているというようなことです。

ちなみに、私は4年前に、

ニビルは地球には近づけない
 2011/09/15

という記事を書いたことがあり、ニビルの存在そのものの有無の話はともかくとして、私には、「宇宙の軌道システム」というものは「完ぺき」だという想いがあり、そして、あらゆる天体が軌道を持っていると考えています。

ただ、このように「軌道から外れて移動する天体」(浮遊惑星)というものは、天文学ベースでは存在しているとされて、過去記事の、

新たに発見された「軌道を無視して動く」惑星
 2011/09/16

では、 NASA のケプラー探査機が発見した「ケプラー19C」という惑星のことをご紹介しています。

しかし、このような軌道を持たないとされている惑星も、実は「ものすごく巨大なで、周期の長い軌道を持っているのではないか」と思っています。

そう思った理由は、やはり過去記事の、

スピッツァー宇宙望遠鏡が土星の周囲にある地球 10 億個分に相当する巨大なリングを発見
 2010/09/27

という記事で、

「土星のリングが、実際には、幅 1200万キロメートルにまで広がっていた」

ことがわかったことを知り、ひとつの惑星の持つ影響圏の大きさに驚いたことがあります。

 

2010年に新たにわかった「実際の土星の輪」の大きさ
Ring-stn・NASA
1200万メートルというのは、太陽の大きさの 8.5倍、地球の大きさの約 1200倍になりますが、「惑星の重力や引力の影響というのは、私たちの想像をはるかに超えるほどすごい」と思ったのです。

そして、まだ観測されていない多くの「惑星の影響圏」が存在すると私は考えています。

あるいは、私たちの地球も、今考えられているより、はるかに巨大な影響圏を持っているという可能性もあると思っています。

もっといえば、太陽系のすべての惑星は、たがいに影響圏内として触れ合っているということさえ考えたことがありますが、そこまでオカルトを考えても、どうしようもないですが、いずれにしても、仮に「惑星X」と呼ばれているような天体が地球に向かっているのだとすれば、「それも軌道上」だと考えます。

それもまた、運命という言い方は変ですが、この宇宙の運行システムの中のものなのだということなのかもしれません。

ちなみに、天体やニビルのこととは違いますが、「空に浮かぶ2つ以上の太陽」については、In Deep では、過去記事で何度か取りあげたことがあります。

それぞれ、フェイクではなく、実際に撮影されていたとすればですが、なかなか理屈がわからないものも多いです。

2010年8月に中国の報道メディアに掲載された写真

china-three-suns

▲ 過去記事 中国の不思議な「2つの太陽」 より。

2012年5月に投稿された写真

suns-3

▲ 過去記事 太陽の横に写る「もうひとつの太陽」について沸騰する議論 より。

 

いろいろなことがあったりするわけですが、今回のフロリダの目撃談について、英国デイリーメールの記事をご紹介します。

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What is this strange fiery globe spotted off the coast of Florida? Conspiracy theorists claim it is the mythical ‘Planet X’ that will destroy the world
Daily Mail 2015.10.23

フロリダの海岸から目撃された、この燃えるような奇妙な球体は? 陰謀論者たちは、これは世界を破壊する”惑星X”だと主張する

ビデオで示されたものについて、一部の人々は、これがミステリアスな「惑星X」だと確信している。

ニビルという名でも知られる惑星Xは、かねてより、主に陰謀論者たちによって、太陽系の端に軌道を持っていると主張されている。

彼らによれば、惑星Xの重力は、地球上のエネルギーの流れを遮断し、地球の文明を破壊することが可能だと述べる。

NASA は、これらの主張を「インターネット・デマ( internet hoax )」として退け、「これらの話には事実に基づく主張が基本にない」と語り、惑星Xと呼ばれている惑星の存在は今のところ確認されていないとしている。

しかし、それにもかかわらず、最近撮影されたビデオが、再び惑星Xに関しての陰謀論を燃え上がらせている。

そのビデオとは、米国フロリダの海岸で撮影されたものだ。撮影したメリッサ・ハフマン( Melissa Huffman )さんは、雲の間に燃えるようにも見える奇妙な球体があることに気づき、すぐにカメラを回した。

「その天体のようなものは、ビームを放ち、輝いていました。近くにいた誰かが私に『ありゃ何だい?』と言ったのを覚えています」と彼女は言う。

ビデオでは、夕暮れで沈んでいく太陽の上に輝いているようにも見え、この光景について、「これは、あの伝説の惑星ではないか」という噂に火をつけたのだ。

11日前に投稿されたビデオには、数多くのコメントが寄せられているが、「これは間違いなくニビルだ。地球に混乱をもたらす時がやって来たのだ」というような書き込みも多い。

あるいは、それらとは逆の内容として、「私たち多くが、ニビルが空に出現する日を待っていたのです」という内容の書き込みもある。

陰謀論者たちは、「この荒くれた惑星の重力の影響は、軌道上の他の惑星たちに、何百年ものあいだ、遮断していた」と述べる。

彼らは、太陽系の内側での惑星Xの通過はいつでも起きる可能性があると主張している。

いくつかの主張の中には、この「惑星」は私たちの太陽系を通じて「プラズマ・エネルギー粒子」を送り続けているというものもある。

このエネルギーの流れは「地球のコアを破壊」して、地球の気候に壊滅的な変化が現れる引き金となるだろうと言う。

彼らは、1996年以来、私たちの地球は、すでに、このはぐれ惑星の破壊的な影響を示していると主張する。陰謀論者たちは、多くの場合、地球上の自然災害や異常な気象パターンをその例として挙げる。

これに対して、NASAは、「惑星Xについてのストーリーは、インターネット上のデマだ。これらの主張には事実に基づく根拠がない」と述べる。

仮に、惑星Xが実際に存在し、地球と出会うために向かっていた場合、少なくとも過去十年間、それを追跡できていたであろうとし、天文学者たちは「明らかに、それは存在しない」と述べる。

今回のハフマンさんの目撃情報の真意について、ひとりのユーザがコメントで以下のように推論した。

「これは、氷の結晶によって作られた対流圏反射(太陽蜃気楼)でしょう。ハフマンさんが惑星だと思って見ていた球体は、太陽の蜃気楼です…」

「それは、雲の中の氷の結晶によって散乱されている太陽光の下にその超高輝度の領域です」

「残念ながら、そこには惑星はありません。これは非常に珍しいものではありますけれど、あくまでも、既知の大気現象です」


 

ここまでです。

これも、フェイクでなければ、「太陽蜃気楼」という蜃気楼のひとつではないかという感じで結ばれていますけれど、先日の、

中国に出現した「空中巨大都市」に驚きつつも、それらもまたホログラムかもしれないという世の中で
 2015/10/13

でも、下の「雲の上の建物群」は、上位蜃気楼というものではないかということになっていました。

 

10月9日に広東省仏山市の上空に出現した光景
china-skycity-03

これについて、昨日のナショナルジオグラフィックに、「中国に「天空都市」出現、映像は本物?」という記事が出ていましたが、記事は以下のような始まりでした。

蜃気楼か作り物か、大気の専門家に聞いた

中国広東市で雲の上に謎の空中都市が出現したとする動画が公開され、ネットを騒がせている。NASAの極秘プロジェクトか、よくできた作り物か、いや、本物の気象現象だなどと、様々な憶測が飛び交っている。

専門家の意見は慎重だ。「映像はちょっとできすぎのような気もします」と語るのは、米国立大気研究センターの大気科学者ペギー・レモーン氏。

米ボール州立大学の大気科学者ジル・コールマン氏は「もし本物だとすれば、上位蜃気楼と呼ばれる現象だと考えられます。蜃気楼が物体の上に現れる現象です」と説明する。上位蜃気楼は「ファタ・モルガーナ」とも呼ばれている。

ところで、この記事では、2つの事実を知りました。

それは、

この光景が目撃されたとされる時間帯に、上層大気と下層大気の気温の逆転が起きていた(上位蜃気楼が発生しやすくなる)

ことと、

該当する町には、上空に現れた建物と似たような建物が存在する

ということでしたが、それにしても、「空に見える光景」がとても不思議な感じが多くなっていて、どちらかというと・・・楽しいです(そうですか)。