In Deep

地球最期のニュースと資料

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2017年夏のニビルのウワサ合戦。そして、アメリカの数学者は「皆既日食をめぐる33の数の偶然」からはじき出した世界の終わりの日を「2017年9月23日」だと

   

2017年8月8日の米国AOLニュースより

Conspiracy theorist warns solar eclipse will signal the coming of Nibiru and the end of our planet

 

2017年8月7日の「真っ赤な満月と部分月食」の饗宴

Partial Lunar Eclipse

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99年ぶりのイベントまであと13日

今年の 8月7日は私の誕生日でした(去年は違ったのかよ)。ああ、まあ、去年もそうだったかもしれませんが、いつくらいから自分の誕生日が定着したのかは定かではないですが、いずれにしても、その 8月7日、今年は冒頭2枚目に載せましたような、

「真っ赤である上に、部分的に欠けている月」

が輝いていたのですね。

このように月が書けている理由は「部分月食」でして、血のように赤い月はよくあることですけれど、それと月食が重なるというのはなかなか珍しいことで、「呪われた日にふさわしい」と、しみじみと満足していました。

そんな今年の8月の天文学上の最大のイベントといえば、8月21日に「アメリカ合衆国本土のみで観測される皆既日食」で、これは In Deep では昨年から何度か記事にしていました。

代表的なものとしては以下のような記事です。

もうすぐ「2つの黒い太陽」が南と北「両方の33度線」を駆けぬけていく。その黒い太陽と33度線の双方が示唆するキーワードは……「大量の犠牲」 (2017/02/09)

「99年ぶりのアメリカの皆既日食」と「北緯33度線」がクロスする唯一の都市へいざなってくれた使者たち (2016/11/18)

上のほうにリンクした記事のタイトルに、

> 黒い太陽と33度線の双方が示唆するキーワードは……「大量の犠牲」

とありますが、この「大量の犠牲」というのは合理的な意味でのものではないですが、自分の中にあるさまざまなオカルト的な要素(黒い太陽、赤い月、北緯33度線など)のひとつの帰結としてあるものです。

そして、これは確かに示唆ではあっても、現実と関係あるものではないかもしれないですので、あくまでそういう考えがこの世にあるという程度の話です。

ちなみに、8月21日の日食の観測可能ラインは下のようになり、「完全にアメリカ本土だけ」のイベントになります。

8月21日にアメリカで日食が目撃されるエリア

Solar and Lunar Eclipses Worldwide

アメリカ本土で皆既日食のような「完全な日食」が観測されるのは「 99年ぶり」という大きなイベントですが、ただ、今後の 10年間は、やや特殊な時期のようで、今後 10年の間では「アメリカ本土で3回の完全な日食(皆既日食か金環日食)が観測される」ことになっています。

下は、2017年から 10年間の間に観測されることが予定されている完全な日食のルートです。

Map of Next 10 Total and Annular Solar Eclipses

これを見ますと、アメリカ本土は今年 99年ぶりに皆既日食が見られますが、これを含めまして、その後も、

・2017年08月21日
・2023年10月14日
・2024年04月08日

と、今後 10年間で3回も皆既日食が観測されることになっています。

ちなみに、この今後 10年間の皆既日食ルートも、緯度などとの兼ね合いで、ゾクゾクするようなものがありますが、それはちょっと複雑な話となりますので、今回はふれないとして、

今年のアメリカの皆既日食事象と絡んで、最近は、アメリカを中心にやたらと、「ニビルがやって来る」ということや、「この世の終わり」ということについての記事を見かけます。

陰謀論から出た与太話が主流ではあるのですが、冒頭のような AOL ニュースなどの一般のメディアも取りあげていたりもします。

まあしかし、何かある時には必ず終末論が飛び出すのが今の世の中ですので、ひとつひとの話は娯楽として通過させるべきものだとは思います。

ただ、最近の世相などを見ていましても、たとえば「北朝鮮」のことなども、また今は多く出ていますが、この国の国旗というのが、見ようによっては、

「血の川に、血の月と血の星が流れている」

というように見えなくもないことで、この旗が風にたなびいている光景などを見ていますと、「ああ、日食と月食に血の川だなあ」とよく思います。

風にたなびく北朝鮮の国旗

Google Image Search

そんなわけで、世相的にも「赤い季節」というような盛り上がりもやや見せている部分もある最近ですし、今、欧米を中心に出回っている、その「ニビルの話」について、どんなものかをご紹介したいと思います。

 

 

予想以上に「33に綾取られていた」2017年の日食

今回は、陰謀論側の観点で書いている英国エクスプレスの記事をご紹介いたします。エクスプレスは大衆メディアですので、内容は報道ではなく、完全な娯楽だとお考え下さると幸いです。

ちなみに、ここで「 NASA が惑星Xの存在を確認」というような記述がありますが、これは過去記事の、

存在が濃厚となってきた惑星Xが「定期的に地球に大量絶滅をもたらしている可能性」についての研究が再び脚光を浴びている
 2016/04/04

などでもふれたことがある「太陽系の9番目の惑星の存在」についてのことなのだと思いますが、NASA が正式にその確認を発表したということは聞いたことがないです。

ちなみに、この記事をご紹介しようと思ったのは、この中に

> 「 33の数の収束(33 Convergence)」

というキリスト教徒の概念が出てくることです。オカルトはオカルトですが、興味深くはあります。

その内容については、以下の記事でご確認下されば幸いです。

それでは、ここからです。


NASA confirms Planet X EXISTS but could mythical Nibiru really DESTROY earth next month?
Express 2017/08/08

NASAは惑星Xの「存在」を確認しているが、9月にその神話上のニビルは地球に被害を与えるのだろうか?

 

NASAは、これまで惑星Xと呼ばれていた神話に登場する惑星を確認した。そして最近、この惑星が今年9月に地球を破壊するのではないかと多くの人たちが主張し始めている。

何人かの預言的な主張をする人々は、今年 8月21日の日食は、ニビル(Nibiru)とも呼ばれる惑星Xによってもたらされる差し迫ったカタストロフの兆候であると述べている。

惑星ニビルの神話は 1976年に始まったとされる。作家ゼカリア・シッチン(Zecharia Sitchin)は、2つの古代中東文化の民族(バビロニア人とシュメール人)が 3,600年ごとに太陽を周回する巨大なニビルについて語ったと主張した。

また、シッチンは、古代シュメール文化の創造は、アヌンナキ(もしくはネフィリム)によるとの考え方をとっていた。アヌンナキは、惑星ニビルから来た種族だと彼は主張していた。

地球外生命の霊媒だと自称するナンシー・リーダー( Nancy Lieder)は、ニビルが地球に衝突する可能性や、あるいは、近辺を通過した場合に、それは重力のために巨大な地震や津波を引き起こすと警告した。

様々な人々が今、ニビルについて主張をおこなっている。

しかし、真実は何だろうか?

科学者たちは今、太陽系内の宇宙空間に、これまで架空だった惑星X(惑星9)が存在することを確認しつつある。それは、冥王星をはるかに超える非常に細長い軌道上で太陽を周回する海王星サイズの謎の惑星だという証拠を揃えている。

彼らは地球の約 10倍の質量を持ち、太陽からの 20倍の軌道を持ち、太陽の周りを1周する完全な軌道を作るのに何十万年もの年を費やしていると彼らは言う。

この新しく存在が確認され始めている惑星Xについて、陰謀理論家たちは、「地球を破壊する」と述べているのだが、しかし各国の宇宙機関によれば、もし存在したとしても、それは私たちにとっての脅威にはならないという。

NASA のウェブサイトには、ニビルへの陰謀論者たちが提起した地球への脅威について、「私たちの地球は 40億年以上にわたり存続しており、そして世界中の信頼できる科学者が惑星Xには脅威のないことを知っています」と書かれている。

ニビルについての地球への脅威は、2003年5月と 2012年12月にも、やはり陰謀理論家たちから提起されていた。

そのたびに NASA は、噂を否定してきたが、NASA は今回の主張についても「奇妙な惑星にニビルについてのストーリーはインターネット上の作り話です。これらの主張には科学上や事実的な根拠はありません」と述べている。

しかし、NASA の正式な提言は、インターネット上で広まっている懸念を鎮圧するには至ってはいないようだ。

アメリカの一部の熱狂的なキリスト教の陰謀理論家たちは、8月21日に予定されている日食が「運命の兆候」だと強く主張している。

キリスト教の数学者デビッド・ミード(David Meade)氏は、ニビルは日食の1ヶ月後を過ぎた 9月23日に空に現れるだろうと予測している。

ミード氏の著作『惑星X – 2017年の到着 (Planet X – The 2017 Arrival)』は、ニビルは地球の近くを通過するか、地球に直接的な影響を与えると主張している。ミード氏の分析は、聖書と惑星と星のアラインメント(整列)に基づいている。

ミード氏は「 2017年8月21日のアメリカの皆既日食は大きな徴候です。これは旧約聖書に書かれていることなのです」として、旧約聖書イザヤ書の 13章 09-10節の以下の部分を引用した。

《見よ、主の日が来る/残忍な、怒りと憤りの日が。大地を荒廃させ/そこから罪人を絶つために。  天のもろもろの星とその星座は光を放たず/太陽は昇っても闇に閉ざされ/月も光を輝かさない。》

また、ミード氏は、ここに「33の数の収束(33 Convergence)」という数字上の大きな偶然の一致があるのだという。

ミード氏は次のように述べる。

「 8月21日に日食が始まると、イザヤが予測するように、日の出が暗くなります。それと関係する月は『黒い月』と呼ばれています。これらは約 33ヶ月ごとに発生しますが、聖書では、33という数に意味があり、たとえば、エロヒムの神の名は創世記に 33回現れます」

「そして、この日食は、第 33州であるオレゴン州のリンカーン・ビーチで始まり、北緯 33度線上にあるサウスカロライナ州チャールストンで終わるのです」

「また、今回のようなアメリカでの皆既日食は 1918年以来、99年間発生していないのですが、この 99 という数字 は 33 の 3倍です」

ミード氏は、この 33という数の偶然に基づいての世界の終わりの日を計算しているが、それは 2017年9月23日だという。

他にも多くの人々が、今年の日食と終末についての予測を発表している。

もっとも、これまでも数多くの終末予測が何度も出されてきたが、今のところとはどれも成就はしていないのが事実だが。