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「アメリカンドリームの死」が描かれたアリゾナの北緯33度線上で起き続けている史上最大規模のキャトル・ミューティレーション : キリストの復活の祝日に牛から血液を抜き取る者の正体

   

2016年3月15日のアメリカの報道より

arizona-cattle-mutilationsInquisitr

上の報道記事で取り上げられている牧場の場所

arizona-33-map・Google Map

キャトルミューティレーション – はてなキーワード

キャトルミューティレーションとは、動物の死体の一部が切り取られ、しかも血液がすっかりなくなるという異常な惨殺事件のこと。 1960年代前半から、おもにアメリカで起きた。

犠牲者となるのは家畜、特に牛が多い。

宇宙人の仕業だなどと騒がれた。現代の都市伝説。

 

毎年必ず牛の惨殺が起きる時は決まっていた

「キャトル・ミューティレーション」という言葉は、どこかで聞いたことくらいはあったのかもしれないですが、上の「はてなキーワード」にありますように、

> 宇宙人の仕業だなどと騒がれた

というような響きもあり、 そういうたぐいの話はあまり好きではなく、また、Google などで検索しましても、下のような画像が並んでいたり、

cm-google・Google画像検索

何となく、一種のいかがわしさのようなものを感じていまして、これまで興味のないものだったのでした。

この「キャトル・ミューティレーション」という言葉自体は語義通りのはずで、英語の、

キャトル / cattle = 牛などの動物
ミューティレーション / mutilation = 部位の切断

ということで「牛の切断」という意味を出ないと思うのですが、どうもエイリアン作業的な響きが定着してしまっているようです。

なので、何か出会いがなければ、ずっとこのことには興味がないままだったと思います。

ところが、今朝、アメリカの大手メディアで、このキャトル・ミューティレーションに関しての長い記事を偶然見つけたのでした。

かなり長い記事でしたが、私のキャトル・ミューティレーションに対してのイメージが変わりましたので、ご紹介したいと思いました。

そして、これを行っている者たちの「正体」が漠然とですが、浮かび上がるのです。

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キリストの復活の祝日に牛から血液を抜き取る者の正体

その記事を読んでみますと、キャトル・ミューティレーションというのは、想像していたような、いかがわしいものでも「都市伝説」でもなく、非常に迷惑な「人的犯行」であることがわかります。

今回ご紹介する記事では、アリゾナ州で長く牧場を営むキット・メッツガーさんという女性牧場主の営む「フライングM牧場」という牧場が取り上げられているのですが、30年間にわたる被害は深刻なものです。

犯人の特定に執念を燃やしているフライングM牧場のキット・メッツガーさん
Kit-Metzgerazdailysun.com

 

記事を読んだ限りですが、このキャトル・ミューティレーションという出来事は、

  • 現在も含めて、過去 30年間、毎年確実に起き続けている現実の出来事

であることを知り、また、農家の方々の被害も大きなものであることを知ります。

また、これも記事を読む限りですが、

  • キャトル・ミューティレーションの犯人は間違いなくなく人間(か、それに準じたもの)

だと思われます。

その理由は、本文記事にいくつかあるような証拠的なものからのものだけですが、

  • 犯人は車でやってきている
  • おそらく「動物の血液」を集めている
  • 時期の祭事か何かと関係している(発生するのが、10月、7月、イースターの頃と決まっているため)

ということから何となくそう思います。

イースターという祭日は、私はよくわからないですが、こちらのサイトの説明によれば、

> キリスト教では、キリストが復活した日を、最も重要な祭日として扱っている

ということで、その日が「イースター」ということのようで、つまり、イエス・キリストが復活した日を祝う日のようです。そういう日に「牛を殺して、そこから血液を抜き取る」という行動をとる・・・。

このあたりに「やっている人たち」の様相が少し浮き出るようにも思います。

私はさきほど、犯人像で、

 > 人間(か、それに準じたもの)

というように「準じたもの」と書きましたが、この「キリストが復活した日に動物の血液を収集している」(かもしれない)ことと、冒頭に示しましたように、

  • 「北緯 33度線」が絡んでいる

ということから、朧気ながら浮かんでくる概念は、「悪魔(的)」という言葉でした。

 

「血」と「北緯 33度線」の歴史

北緯 33度線について今回は詳しいことはふれませんが、北緯 33度線は「血の出来事」と関係した場所であることを歴史が示しています。

最近、北緯 33度線で起きたことについては、
33度線上の破壊は続くよ、どこまでも…
 2016/01/19

という記事に最近起きたことを簡単にまとめた下の地図を載せたことがあります。

33-2016-happen2

そして、アメリカのこの33度線ライン上は、キャトル・ミューティレーションが発生し続けていた場所でもあることが、今回わかった次第でした。

やっている人物自体は、単なる人間(間違いなく複数の)なのでしょうが、30年間にわたって執拗に繰り返すあたりは、単なるイタズラ的なものとは考えられず、あるいは、個人の犯行だとすれば、30年間は長すぎるわけで、この行為には、「大きな必然性」と共に「大きな背後」があるものだというような推測はできそうです。

もちろん、推測したところで、農家の被害を減らせるというものではないでしょうけれど。

「悪魔(的)と血」にまつわる話としては、2014年1月に、ヨハネ・パウロ2世の遺物として保管されていた「法王の血が入っている瓶」が何者かによって盗難されるという事件が起きたことを、

「悪魔 vs キリスト教」の戦いが世界中でエスカレートしている
 2014/01/29

という記事でご紹介したことがあります。

保管されていたヨハネ・パウロ2世の血液が盗難されたことを報じた当時のイタリアのメディア

sague・La Stampa

犯人はわかっていませんが、盗難された 1月 25日が「悪魔崇拝主義(サタニズム)での新年」にあたることや、他にも悪魔崇拝と関係する日付けが重なるために、「儀式」に使うために、サタニズムの関係者に盗まれたのではないかという推測もあったようです。

これもイタズラ心で盗み出せるようなものではないですしね。

 

今回は、その報道記事そのものが、わりと長いですので、そろそろご紹介したいと思います。

ところで、今回のタイトルに

> 「アメリカンドリームの死」が描かれたアリゾナ

と入れていますが、これは何のことだかおわかりにならなかったかもしれないですが、20年くらい前に、『アリゾナ・ドリーム (1994年)』という映画を見たことがありまして、そのことを思い出したのでした。

ジョニー・デップとフェイ・ダナウェイという二大スターが共演している上に、ベルリン国際映画祭で受賞している映画でありながら、まるで「カルト・コメディ映画」のような不思議な作品となっていて、しみじみ、

「変な映画だし何かが狂ってるけど、面白いなあ」

と思って見た記憶があります。

映画「アリゾナ・ドリーム」より
Arizona-Dream

 

これがどんな映画かという内容はともかくとして、そのテーマは、「アメリカン・ドリームの死」でした。

20年前にアメリカン・ドリームはすでに滅びていたことが、この映画を見ていてわかります。

今のアメリカにそういうものがあるとしたなら、それは幻影なのだと思います。

そして、その北緯 33度線近くにあり、毎年「イースターに牛が惨殺される」アリゾナ州ですが、今年 2016年は、3月27日にイースターがやって来ます。その日までもうすぐです。

それでは、ここから記事です。


Bizarre Cattle Mutilations Plague Arizona
Inquisitr 2016/03/15

アリゾナ州を見舞い続ける奇妙な動物の惨殺事件「キャトル・ミューティレーション」

1970年代以来、アリゾナ州フラッグスタッフ近くにあるフライングM牧場(Flying M Ranch)は、無数の奇妙なキャトル・ミューティレーションの現場となり続けている。

キット・メッツガー(Kit Metzger)さんが営む、およそ 90,000エーカー(約 36万平方キロメートル)の牧場は、過去 30年以上にわたって、ほぼ毎年、4頭から5頭の牛を失っている。

そのほとんどが死体で発見され、その死体からは血が抜き取られており、また、体の一部が切断されて欠損している。その切断口は、精度の高い道具によるもので行われたと考えられるほど鋭利だ。

この数十年にわたり、これらの奇妙な牛の惨殺事件の正体が何なのかについて議論されてきたが、今のところは、この出来事について、全員が納得できる意見は誰も出せないでいる。

これまで出された主張の中には、悪魔崇拝者たちの儀式と関係するのでは、というものや、地球外生命体によるものという主張まである。

牧場主のメッツガーさんは、この奇妙な上に、経済的にも打撃のあるミューティレーションを終わらせるために必死になっている。

地元紙「アリゾナ・デイリー・サン」が報じたところによれば、メッツガーさんは、ここで起きている話を共有することで、この牧場を苦しめている惨殺事件の背後に何があるのか、そして行っている者(それが単数でも複数でも)が誰なのかを把握する手助けにしたいと思っている。

彼女は惨殺された牛の写真を iPhone で記録して保存している。

それらの写真を見ると、牛たちの目は外科的に除去されており、唇と耳も切り取られている。そして、身体は内臓を除去することができるように、肉が円形の塊で切り取られている。

メッツガーさんによると、切断面は手術で使われるメスほどの精度のある切り口で、そして、切り口はいつも清潔だという。

そして彼女は、これまで惨殺された牛を研究していた経緯の中で、いくつかの確信を持つにいたったと言う。そのひとつは、牛を殺しているのが誰であろうと、惨殺する際に、鎮静剤や筋肉弛緩剤などのタイプの薬剤を使用していることだ。

それらの薬剤を牛に打てば、ぐったりとし、抵抗しなくなる。

そして、その後、殺人者は牛の動脈にチューブを挿入し、血液がすべて牛の体から流れ出るまで待っているはずだとメッツガーさんは考えている。というのも、彼女がこれまで発見した奇妙な惨殺死体には、どれも死体の近くに血液が見当たらなかったからだ。

周囲に血液がこぼれていないという理由から、メッツガーさんは、これを行っている人物は、牛からチューブなどで排出した血液を「集めている」と考えている。

同じようなキャトル・ミューティレーションは、ニューメキシコ州やコロラド州、あるいは他の州でも起きており、牧場主たちは、数十年にわたって奇妙な牛の惨殺事件で苦労している。

これらの多くの例でも、やはり切断された牛の身体からは血液が排出されていて、体内に血は残っていなかった。

フライングM牧場では、何十年も牛の惨殺事件が続いているために、メッツガーさんや牧場のスタッフたちは、実行犯を突き止めようとするための措置を真剣に講じている。彼女の牧場では、夜間にも牛たちを見張るための夜警スタッフを常駐しており、さらには、牧草地や水場の入り口付近などに監視カメラを設置している。

しかし、今のところ、それらは役には立っていない。

フライングM牧場が得ることができた唯一の証拠といえるものは、複数の車のヘッドライトから見つけた複数台のトラックだったが、それらは最終的に追跡不能となってしまった。

牧場はまた、森林局や郡の警察から、アリゾナ魚類野生生物局(Arizona Fish and Game Department)に至るまでの、いくつかの政府機関にも対応を呼びかけている。

これらすべての政府機関は、これらの不審な活動を監視するために協力することになっているが、今のところは、政府機関の調査でも具体的なことは何も判明していない。

牛たちへの奇妙な惨殺行為は、牧場に経済的な負担も強いている。毎年殺される4頭〜5頭の牛の価格は約 16,000ドル(約 190万円)に上る。バラバラにされてしまった牛が妊娠していた場合は、それは数千ドルの損害を重ねることになる上に、その後も子牛を産み続けるはずだった母牛を失う被害も大きい。

メッツガーさんは、これらの奇妙なキャトル・ミューティレーションには、時期的なパターンが存在すると言う。

毎年 10月には必ずキャトル・ミューティレーションが発生し、後は、7月の中旬と、イースター(2016年は 3月27日)の頃に起きるという。

なお、フライングM牧場の最も近い隣人のバートTバー牧場(Bart T Bar Ranch)では、これまでいかなる牛の惨殺も起きていない。

バートTバー牧場の所有者ジュディ・プロッサーさんによると、メッツガーさんの牧場で起きて自分のところでは起きない理由については、非常に簡単に説明ができるかもしれないと言う。

簡単に言えば、プロッサーさんの牧場へのアクセスは、メッツガーさんの牧場より困難だからだ。

しかし、フライングM牧場の隣のプロッサーさんの牧場は、幸いにも奇妙なミューティレーションの被害を免れているが、この地域にすむヘラジカの集団はそうはいかなかった。

昨年8月、アリゾナ魚類野生生物局は、フライングM牧場近くで、3頭のヘラジカが死んでいるのを発見した。

局によれば、ヘラジカは3頭とも唇と性器が切断されていた。

どうしてヘラジカが殺されたのか、そして誰に殺されたのがわかる人は誰もいない。

当局は、このヘラジカの惨殺事件に、悪魔崇拝や他の何らかの儀式と関係していることがないかどうかを調べたが、その疑惑を証拠づけるものは何も発見されていない。

これまでキャトル・ミューティレーションが起きてきたイースターは今月( 2016年3月)の終わりにやって来るため、フライングM牧場では、奇妙なキャトル・ミューティレーションのために、特別に目を光らせることになるだろう。

そして、今度こそ、メッツガーさんたちの努力が実行犯の特定にたどり着くことを祈っている。