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「2018・アメリカ大寒波」に思い浮かべるミニ氷河期下の私たちの文明

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2017年12月31日 米ミシガン州トラバースシティの「-126℃を表示する暴走温度計」

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常夏のフロリダであまりの低温により次々と木から落ちフリーズするイグアナ

New York Post

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かつてない冬の序章に

2017年のクリスマス頃から北米大陸を襲っている記録的な寒波が、いよいよ「アメリカ大寒波」というような名称がつけられる段階に来ています。

気温の記録や降雪状況などの具体的な数字もめざましいものですが、やはり、今のこの SNS 全盛の時代、「全米から投稿される雪と氷の光景」は、いくら冬だとはいっても、「前例のない冬の状態」に突入しつつあるかもしれないアメリカの姿がうつります。

冒頭に載せました華氏 -196F の写真を見た時には、これは摂氏 -126℃ですので、「ついにアメリカも氷点下 120℃の世界に」と驚きましたが、冷静に考えれば、そんなわけはなく、これは、

「気温が低すぎて、温度計のセンサーが誤作動した」

と思われます。

ふたつめの「フロリダ州マイアミの木から落ちたイグアナ」は、このイグアナさんは死んでいるわけではないので安心してほしいですが、しかし低温で動けなくなっています。

写真が掲載されていたニューヨーク・ポストによりますと、この日のマイアミは、最低気温が 4℃にまで下がり、常夏のフロリダではちょっと考えられない気温となっていた中で、体温調整ができない爬虫類、あるいは昆虫などが軒並み動かなくなっているようです。

イグアナは、気温が 10℃を下回ると動くことができなくなるのだそうで、野生動物委員会によれば「気温が上がれば、また元のとおりに動きます」とのこと。ただ、後でふれますが、この数日内に「さらに激しい大寒波」がアメリカにやってくる見込みで、南国の爬虫類や昆虫たちもなかなか災難なようです。

そのアメリカは、2017年12月25日前後から今年1月2日くらいまで強力な寒波に見舞われていたのですが、最も激しかった 1月1日の気温分布は、下のようになっています。

これはフランスの気象局のものですので、気温表示は日本と同じ摂氏です。各地で軒並み -30℃とか -40℃などの気温を示していることがわかります。

2018年1月1日のアメリカの最低気温の分布

Meteociel.fr

なお、冒頭の「温度計がブロークン」したミシガン州のトラバースシティというのは、ちょうど、今日、地球の記録で「光柱」の記事として取りあげました、

すでに建国史上初めてレベルの大寒波となっているアメリカのミシガン州に出現し続けるあまりにもあざやかな光柱
 地球の記録 2018/01/05

でご紹介しましたミシガン州アナーバーと近い場所で、どちらも下の地図の丸の中にあります。

氷点下126℃だったり光柱が出現したりしているミシガン州の地域

Meteociel.fr

私自身が生涯で最も低い気温を体験したのは、北海道に住んでいた最後の頃ですので、30年以上前ですが、-19℃というのを経験したことがあります。記憶では、このくらいになると、大気中に出た涙とかの少量の水分があっという間に凍結したような気がします。

実際、今、アメリカでは「屋外でシャボン玉を作ると瞬時に凍って楽しい」ということが見出され、多くの人たちがシャボン玉を作って撮影をしたりしています。

シャボン玉が凍結すると、その表面に「規則正しい紋様」ができるのですけれど、それはなかなか美しいです。

凍結したシャボン玉 2017年12月28日

Weather Network

こういういろいろな今のアメリカの光景を見ていて、ふと思うのが、

「ミニ氷河期になれば、冬はこういう光景が当たり前になるか、あるいはもっとすごくなるのだろうなあ」

という想いでした。

基本的には、「まだミニ氷河期は来ていない」という意見が科学者の間には多いですので、今はこんな状態でも、ミニ氷河期とは関係のない「普通の寒い冬の日々」ということになるのかもしれません。

ただ、その「ミニ氷河期がやって来る時期」については、最近の記事、

ミニ氷河期の到来が確定的な中で、「太陽活動と地球寒冷化の関係」についての科学論文の掲載数が2017年だけで100本を超えていた
 In Deep 2017/12/29

でも書きましたように、さまざまな主張があり、また、1年ほど前の記事、

ミニ氷河期は「2015年にすでに始まって」おり、今後「200年から250年間続く」というロシア科学アカデミーの科学者たちの主張が公開された
 2016/11/05

にあるような「すでにミニ氷河期が始まっている」という科学者もある程度いるわけですので、それが始まる時期は何ともわからないですが、ただ、この数年の冬は「近づいている気配を確実に感じる」ものだとは思います。

ちなみに、ミニ氷河期がどうして起きるかは、そのメカニズムが科学的にわかっているわけではないですが、そのうちの原因のひとつが太陽活動にもあるとすれば、気配が顕著になるのは今年から来年、そしてそれ以降ずっとだと思います。

もちろん、他の要因も数多くあるでしょうし、地球の気候変動のサイクルのメカニズムは今でも何もわかっていないのが現状です。

ただ、少なくとも「人為的な原因で地球の気温は変わらない」ということだけは確かです

それが高くなるにしても低くなるにしても、人間活動は関与しません。人間は「地球の気候を支配する」側ではなく、「地球の気候に支配される」存在だということを今一度きちんと認識していきたいと思っています。

人間は「支配される」という概念が大嫌いなようで、そのために近・現代社会では、下のような概念は「排除」されてきました。

・太陽活動が人間社会を支配している

・気候が人間社会を支配している

・宇宙線が人間社会を支配している(雲の量は宇宙線の量とリンクするため)

これらの学説は、どれだけデータが揃っていても、過去に排除され続けていました。

最も強く排除したのはアメリカの科学界で、そのまま現在に至っています。かつてのヨーロッパやロシアの科学の世界はこれらの概念をそこまで強く排除しようとしていませんでした。

アメリカは特に「人間が自然界に支配されている」という概念を「拒否」して、それを拡大させてきました。

しかし結局、私たち人類はこの今の世代の間に「誰が支配者か知ることになる」と確信していてます。

 

ということで、単なる寒波の話がちょっとオオゴトめいたことになってしまいましたが、アメリカの「ミニ氷河期のような光景」をいくつかご紹介して締めたいと思います。

アメリカには再び大寒波を伴う「モンスターストーム」がやってくる予測となっていまして、地域的にはさらに厳しい低温と大雪に見舞われると見られています。

なお、日本でも今日(1月5日)、気象庁から「発達する低気圧と強い冬型の気圧配置に関する全般気象情報 第1号」という情報が発令されていました。

詳しくは、上のリンクでお読みいただければと思いますが、簡単に書けば、1月8日頃から「ものすごく天気が荒れて気温も下がりますよ」という警報です。

氷河期じみたアメリカとは比較にならないとはいえ、ある程度の冬の被害が生じる可能性はあります。

それでは、ここから 2017年の新年のアメリカの光景です。

 

大寒波の渦中のアメリカの新年 2018年1月1日〜年1月3日

洪水と暴風雪が同時に発生し氷河期状態となったマサチューセッツ州沿岸 / 2018年1月4日

Strong snowfalls and a storm surge on the east coast of Massachusetts

 

地球温暖化の調査に使われたクリスタイン号も完全凍結 / 1月1日
twitter.com

 

完全凍結したニューヨーク州のタガノック滝 / 1月3日
Taughannock Falls (NY)

 

路上駐車している間に凍結した車
Inside Edition

 

南極の砕氷船のようですが、実はミネソタ州の川の上
Inside Edition

 

南極警備隊の様相を呈するミネソタ州の警察官 / 1月3日
twitter.com

 

芸術的な凍結の様相となってきたナイアガラの滝 / 1月3日

morning24.world


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