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人類の未来 悪魔の輪郭

受難の時代:フランスでキリスト教施設や教会への攻撃が拡大。教会への放火は2020年前後から100件以上発生している模様

投稿日:

2019年4月15日 炎に包まれるパリ・ノートルダム大聖堂

The Guardian

 

フランスでの攻撃が突出

ヨーロッパ、特にフランスで「キリスト教施設への放火や攻撃が拡大している」ということが報じられていました。

もっとも、これは今に始まったことではなく、以下は、2019年4月の In Deep の記事ですが、この頃でも、1カ月に何十件も起きていました(2019年2月だけで 47件のキリスト教施設への攻撃が記録)。

フランス全土でキリスト教会への攻撃と悪魔的冒瀆が連続して発生し続けている中、意味が「聖母マリア」であるノートルダム大聖堂が焼け落ちる
In Deep 2019年4月16日

 

ノートルダム大聖堂が火災で焼失したのが 2019年4月15日でしたので、その翌日の記事です。

まあ、私はキリスト教徒ではないですけれど(というより、決して特定の宗教に入らないという強い意志が若い時からあります)、さまざまな宗教の中でも、近年のキリスト教への攻撃の度合いは突出して増加していることに注目しています。

また、「その理由」は国や地域によって全然違いますでしょうけれど、基本的には、世界中でキリスト教関係の施設や建物への攻撃は拡大していて、以下の記事では、

「2025年には世界中で 3,632のキリスト教関係施設が襲撃された」

という報道を取りあげています。

世界中でキリスト教徒への迫害が拡大中。2025年には4849人のキリスト教徒が殺害され、3632の礼拝所とキリスト教の建物が襲撃された
地球の記録 2026年1月26日

 

2024年、2025年と最近ではさらに加速していることが数字で示されています。

以下は、2020年から 2024年のフランスでのキリスト教の施設や教会などでの火災のマップです。異様に多いです。

2020年から2024年にフランスで発生したキリスト教会の火災

Gerda van de Pol

なぜフランスが突出して多いのかなど、いろいろと不明な点は多いですが、宗教的な対立、軋轢はさらに増しているような感じです。

最近、フランスで「 1日で 2つの教会施設が焼失した」ことに関しての報道をご紹介します。

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さらに多くの教会が放火される。キリスト教への執拗な攻撃が勢いを増す

Yet MORE Churches Torched; Sustained Attack On Christianity Gathers Pace
modernity.news 2026/06/16

先週、フランスではキリスト教の遺産が再び大きな打撃を受けた。歴史的な宗教施設2カ所が、わずか数時間のうちに相次いで火災に見舞われたのだ。

ブルターニュ地方にある 17世紀の礼拝堂は屋根の大部分と骨組みの一部を失い、南西部にある数千冊の貴重な蔵書を収蔵する数世紀の歴史を持つ修道院の図書館は壊滅的な被害を受けた。

これらの火災は、教会や聖地に対する攻撃が拡大している傾向に合致しており、州が保存のための資金が不足していると主張し、他の分野に資源を振り向けているにもかかわらず、攻撃のの拡大傾向は鈍化する兆しを見せていない。

2026年6月12日、火災が発生したブルターニュ地方の礼拝堂

RadioGenoa

これらの事件は 6月12日に発生した。コート=ダルモール県のトレガステルでは、1635年に建てられ、構造上の安全上の理由から 3月から一般公開が中止されていたサント=アンヌ=デ=ロシェ礼拝堂が炎に包まれた。

消防士たちは、スレート屋根の約 75%を焼失させ、屋根の一部が崩落させた火災と格闘した。内部にあった美術品や分類上の彫像は無事だった。

広く拡散されたある投稿は、その出来事を簡潔に伝えていた。「昨夜、フランスでまた教会が火事になった」。その投稿はトレガステル礼拝堂を取り上げ、同日に発生した同様の火災は 2件あったと指摘していた。

数時間後、ジェール県コンドームにある大聖堂付属の歴史的な回廊に位置するメディアテークで火災が発生した。数百平方メートルの屋根が焼失し、4,300冊を超える収蔵資料は炎、水、煙によって甚大な被害を受けた。大聖堂の構造自体は保護されたものの、地域史や学術研究にとっての損失は甚大だ。

その投稿 (オリジナル言語はフランス語)

FredGaulois

フランスのアイデンティティを象徴するキリスト教の文化遺産が次々と焼失する一方で、国は修復費用を貧困を理由に挙げ、大量移民やその他の優先事項には潤沢な資金を投入している。

こうした「偶発的な」損失に対して、クラウドファンディングや文化遺産保護基金への支援要請は、今や日常茶飯事となっている。

今回の火災は、キリスト教の礼拝所を標的とした事件が急増している中で発生した。報告によると、2024年だけでフランス国内の教会やキリスト教関連施設で発生した火災または放火未遂事件は約 50件に上り、前年の 38件から約 30%増加している。

近年のより広範な集計によると、こうした事件は 100件をはるかに超えている。フランスは、ヨーロッパの中でも反キリスト教行為や教会放火の件数が最も多い国の一つとして常に挙げられている。

カナダやイギリスでも同様の火災が発生しているが、両国の政府は、いわば他の問題への対応と比べて、ほとんど緊急性を示していない。

英国では、スターマー首相は、モスクに対しての一件の事件発生後には、直ちに懸念を表明し、モスクの警備強化のための資金増額を支持したが、歴史的なキリスト教会が炎上する事態については沈黙を守った。

2026年2月23日、100年以上の歴史を持つロンドンのキングス・ホール・メソジスト教会が炎上

modernity.news

この対照的な状況は、選択的な優先順位を浮き彫りにしている。何世紀にもわたって存在してきたキリスト教の聖地は繰り返し破壊の危機に瀕している一方で、政治家たちは国家を築き上げた文明を守ることよりも、人口構成の変化に重きを置いているように見える。

主流メディアの報道は、それぞれの火災を個別の事例として捉え、明確な結論や動機が示されていない調査結果を引用することが多い。

しかし、その累積的な影響は明白だ。キリスト教の物理的な象徴が着実に失われつつあるのである。

文化遺産保護活動家たちは長年、地方の教会や小規模な史跡は、主要なプロジェクトに比べて保護や資金が不十分だと警告してきた。火災が発生した場合、組織的な予防策や火災発生パターンの徹底的な検証よりも、募金活動に頼ってしまうことが多い。

特にフランスのキリスト教的遺産は、破壊行為、冒涜行為、放火、そして国境開放政策による人口動態の変化といった脅威に絶えずさらされ​​ている。新たな事件が起こるたびに、西洋文明の有形遺産は少しずつ失われていく一方で、エリート層は遺産の保存よりもグローバリズム的な計画や大量移民を優先している。


 

ここまでです。

これとは関係ないですが、最近、

「カナダ議会が、『聖書禁止』法案を正式に可決した」

という報道がありました。

何だかよくわからないのですが、たとえば、SNS などの投稿で「聖書の一部を引用することを犯罪とする恐れのある法案」なのだそう。

その報道も一部ご紹介しておきたいと思います。





カナダ議会が「聖書禁止」法案C-9を正式に可決

Canada’s Parliament officially passes ‘Bible ban’ Bill C-9
lifesitenews.com 2026/06/17


カナダ自由党のマーク・カーニー首相

法案 C-9 を阻止しようとする最後の試みは失敗に終わり、同性愛に関する記述を含む聖書の一部を引用することを犯罪とする恐れのあるこの法案は、カナダ議会を正式に通過し、まもなく法律となる。

6月17日水曜日、保守党のアンドリュー・ロートン議員が法案 C-9 を「完全に阻止する」ために行った試みに対し、大多数の国会議員が否決したのだ。

「自由党とブロック・ケベコワ (カナダの政党)は、表現の自由と信教の自由を守るために、分裂を招き有害な法案 C-9 を撤回するという私の動議を否決した」とロートン市は X の投稿に書いた

ロートン氏は、法案 C-9 に反対票を投じた緑の党と新民主党の議員に感謝の意を表し、「この法案への反対は、政治的な左派と右派、市民的自由団体、そして様々な宗教団体から寄せられている」と述べた。

「法案 C-9 は間もなく国王の裁可を得て法律となるだろう」

 

キリスト教徒にとっての「暗黒の日」

保守党議員のブラッド・レデコップ氏は、法案 C-9 の正式な可決をカナダと信教の自由にとって「暗黒の日」であり、信仰に対する「攻撃」だと述べた。

「今日はカナダの歴史において暗黒の日だ」とレデコップ市は X の投稿に書いた。

カナダの生命尊重団体や宗教団体、そしてカトリックの枢機卿も、この法案に警鐘を鳴らした。実際、 トロント大司教区のフランク・レオ枢機卿は、カナダの上院議員 宛ての最近の書簡の中で 、カトリック教会は「憎悪に対処し、個人や地域社会を暴力から守ることの重要性」を認識しているものの、この法案には修正が必要だと述べている。

憲法専門家らはこの法案を厳しく批判し、警察や政府が「憎悪に満ちた」方法で人の「感情」を侵害したとみなされる人物を追及する権限を強めるものだと述べている 。この法案は昨年、ショーン・フレイザー司法大臣によって提出された。

具体的には、法案C-9はカナダ刑法第319条(3)(b)を削除するものだ。

この条項 319条(3)(b)は、聖書などの宗教文書に基づいた、個人の誠実な宗教的見解の表明を保護するものだ。

(※ 訳者注)「カナダ刑法第319条(3)(b)」とは、簡単に書きますと、「宗教への信仰に基づく意見を議論によって表現しようとした場合、ヘイト法で罰せられることはない」とする刑法のようです。こちらに、第319条(3)(b)の原文があります。


 

ここまでです。

うーん、やっぱり私には「問題点」がよくわからない面があるのですが、最近はキリスト教に逆境的なことが話題になることが多いです。

 

受難の時代

スティーブン・スピルバーグ監督の新しい映画『ディスクロージャー・デイ』もキリスト教徒たちの反発をくらっています。

最近のメルマガに書いたのですけれど、そのことを取りあげていた英デイリーメールの記事のタイトルは、

「スティーブン・スピルバーグ監督の新作映画がキリスト教徒の信仰を破壊するとの主張を受け、キリスト教徒たちの怒りを買っている」

というものでした。

スピルバーグ監督は、CBSニュースのインタビューで、

> 地球外生命体の存在が証明されれば、多くの信者は、他の知的文明が存在する可能性のある宇宙における神の役割について、難しい問いに直面せざるを得なくなるだろう。

と述べていました。

つまり、「宇宙人の登場が、現存する宗教の神の概念を破壊する」というようなニュアンスのことを言っていて、それで反発を受けているようです。

いろいろな面で受難のキリスト教ではありますけれど、今後はどうなっていくのでしょうね。




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