地球の最期のときに

準備が始まる2016年9月 : 米国オバマ大統領は国民に「国家準備月間」を大統領布告し、徴兵制復活を考えるドイツ政府は国民に10日分の水と食糧の備蓄を呼びかける



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2016年8月31日のホワイトハウス報道官室リリースより

ホワイトハウス

 

2016年8月26日のアメリカ報道より

inquisitr.com

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準備する国家たち

いろいろと世界的に慌ただしく、今日(9月9日)は、北朝鮮が5回目の核実験をおこなったことが報じられていました。報道によれば、今日の午後に国連安全保障理事会の緊急会合が開かれるのだそう。

そして、少し前の 8月31日、冒頭に載せましたように、アメリカでは、オバマ大統領が、

「9月のアメリカは、国家準備月間(National Preparedness Month)」

だとすることを公式に宣言しました。

その内容は、たとえば一部を抜粋しますと、

明日受けるかもしれない未知の難題に対して、あなた方自身が準備をすることは、私たちアメリカ国民すべてが共有している義務なのです。

というようなもので、

「何が起こるかはわからないけれども、どんなことが起きても耐えられるように、準備をしておきなさい」

という心構えをアメリカ国民全体が強く共有することについて、この 2016年9月を、その「精神的強化月間」とするということを大統領布告として、アメリカ国民に通達しました。

まあ、9月に何か起きるとか、そういうことではないのでしょうけれど、自然災害にしてもテロや戦争などにしても、想定し得る危機が、それなりに現実になりつつうるかもしれないという意味はあるのかもしれません。

今回は、ホワイトハウスから発表された、その大統領宣言の全文をご紹介します。

文書の中には、

「私たちはアメリカ準備マラソンを開始したのです! (We launched America’s PrepareAthon! )」

というような、「!」がつく文章なども入っている、ある意味アツい文書ではあります。

この「準備」ということに関しては、ドイツ政府もその少し前にあることを発表しています。

様々な危機に対応するために、ドイツ政府は国民に、

「 10日分の水と食糧などの備蓄をただちに開始するように」

という通達を出したのです。

2016年8月21日の米国ロイターより

Germany to tell people to stockpile food and water in case of attacks

 

何の危機に対してかは具体的にはわからないですが、通常のテロや戦争なら、水や食べ物の短期間の備蓄は意味をなさないと思いますので、基本的には、テロの中でも、特に細菌兵器や生物兵器などを想定しているようです。

たとえば、リオデジャネイロでおこなわれていたオリンピック期間中にも、ブラジル人のグループが、「水道水に毒物を混入して大量殺人を狙う」という計画をしていたことが明らかになっています。

化学物質で水道汚染し大量殺人狙う?リオで計画初

読売新聞 2016/09/03

ブラジルのグロボテレビは2日、リオデジャネイロ五輪期間中のテロを計画していたとして摘発されたブラジル人グループが、水道を化学物質で汚染する方法で大量殺人を狙っていたと報じた。

報道によると、イスラム過激派組織「イスラム国」に傾倒していた容疑者らは、通話アプリで、「五輪は米国人やイラン人らを殺す絶好の機会だ」「水道に化学物質を混入すれば歴史に残る」とのメッセージをやり取りしていた。ただ、化学物質の取り扱いに不慣れで、入手には至っていなかったとみられる。

この場合は、この人たちが捕らえられたと共に、このグループの、

> ただ、化学物質の取り扱いに不慣れで

という「うっかりな性格」が幸いして何事も起きなかったわけですが、必ずしも世界のテロリストの人ちが、みんながこのようにうっかりした人たちばかりではないはずです。「私たちは取り扱いに慣れている」という人たちが、どこかで何かをやっても不思議ではありません。

実際、20015年には、IS が「水道水を標的としたテロをおこなうかもしれない」という懸念が報じられていました。

2015年11月22日の米国報道

breitbart.com

そんな中で、徴兵制を廃止していたリトアニアは徴兵制を復活し、やはり、徴兵制を「停止」していたドイツも、キリスト教民主同盟の議員などが、自然災害などに対しての自衛補強目的のための徴兵制復活の意見を出しています。

どこの国も、それぞれの国なりの方法で「準備」を進めているということのようで、その背景にあるのは「様々な物騒」ということになりそうです。

時代は確かに刻々と複雑さをましていて、混乱の気配も増しています。

しかし、あたふたしても仕方ないことではありますので、どんなニュースでも(核実験のニュースでさえも)、「この報道にはどこかに自分に役立つ情報が含まれている」と考えると、どんな報道もどんな出来事も自分にとって無駄ではないもとにできるものなのかもしれません。

それでは、アメリカ合衆国ホワイトハウス報道官室からの「準備」に関する大統領宣言をご紹介します。

関係ないですが、下のオバマ大統領の署名の写真を見ていて、彼が左利きであることをはじめて知りました。

アメリカ合衆国第44代大統領バラク・オバマさん

whitehouse.gov


Presidential Proclamation – National Preparedness Month, 2016
ホワイトハウス 2016/08/31

大統領宣言 – 2016年国家準備月間

アメリカ合衆国大統領による宣言

アメリカ国民は、私たちの国家の最も初期の時代から試練と悲劇によって試され続けています。

しかし、年月を重ねるにつれて、どんな困難が立ちふさがっていようとも、私たちアメリカ国民はそれを乗り越えて前進してきました。

9月11日の同時多発テロから今年で 15年になりますが、私たちアメリカ国家がいかなる脅威の時でも強さを持ち続けていることが明らかになっています。

今、ルイジアナ州の人々は歴史的な洪水に起因する悲劇に直面し、愛する人々を失った悲しみの渦中にいます。私たちは、アメリカ人がこのような時にある中で何を思い出すのか —— 私たちは、愛と隣人の力をそこに見出すのです。その愛の力はどれほど大きな困難からも救ってくれるものでもあります。

明日受けるかもしれない未知の難題に対して、あなた方自身が準備をすることは、私たちアメリカ国民すべてが共有している義務なのです。

そして、危機や災害に直面した時に、何もかもがおこなえるように準備しておく必要があるのです。

国家準備月間の期間中、私たちは、自らの準備と共に地域社会の準備の重要性を強調します。それは、私たちアメリカ国民が遭遇する可能性のある緊急事態に直面した際の回復力のために必要なことなのです。

私の政権は、アメリカ国民の安全を維持するためにできることはすべて行い続けています。しかし、緊急事態のために可能な限り準備することは、国民ひとりひとりの責任でもあるのです。

その緊急事態が、たとえハリケーンや地震などのような自然災害であろうと、あるいは、テロのような表現のしようのない悪らつな行為であろうと、それらは予想さえしていない時や場所で発生する可能性があります。

幸いなことに、個人、家族、地域社会には、その準備の状況を改善するために行うことができる多くのことがあります。

私は大統領として、どのような状況にでも対応できる準備を積極的に進めることをすべてのアメリカ人に奨励します。

そのためには、地方の各地でも、緊急通信や避難のための計画を作成し、貴重品を文書化し、報道をチェックし、そして一方では、十分に備蓄された災害用の供給品を持つ必要があります。

そして私は、ビジネスコミュニティにおいても、従業員たちに準備をうながすことを奨励します。事業継続計画を策定し、コミュニティレベルの計画を立てることによって、緊急事態に直面した際に民間セクターが堅調に保持されることができるのです。

緊急時に際して、あなたのおすまいの地域でのより良い準備の方法について知るためには、サイト www.Ready.gov (英語)か www.Listo.gov (スペイン語)をご利用下さい。

予測不能な脅威や危険に直面した際、私たちは情報へのアクセスを改善し、予防策の重要性の意識を高めることに努めています。

アメリカ全国の指導的な立場にいる方々は「 2016年 アメリカ国家準備報告書」を検討し、脆弱性が強く示された事案に対処する方法を見つけるために時間を取る必要があります。

そして、すべてのアメリカ人は、全国的な準備活動に参加することでリスクに対処することにより、我が国の国家準備目標を果たす中で役割を果たすことができるのです。

私たちは、公共部門と民間部門と共になり、各州、地方、および部族のパートナーと協力していき、危険性に直面した際に、危機にある地域社会が孤立しないことを確認しています。

救援活動を調整し、迅速な対応を提供することに加えて、私たちは、生存者の支援に焦点を当て、影響を受けた地域への援助を行います。

そして、その地方共同体が、より良く、より強く、より早く回復するための再構築を手助けします。

連邦政府機関はまた、公共部門と方策を共有するために取り組んでおり、災害時に使用することができる方策と技術、そして、準備戦略を提供します。

今、私たちはアメリカ準備マラソン(America’s PrepareAthon)を開始したのです!

それは、緊急時に共同体に援助計画をもたらすためであり、また、9月30日を、西海岸から東海岸へ準備の努力を促進するために行動する国家の日とすることを奨励します。

気候変動に伴い、自然災害もまた、より頻繁に、より激しくなっており、都市部でも農村部でも共にすでに壊滅的な影響を感じ始めています。

深刻な干ばつや、上昇する海面、激しい嵐や山林火災、そして、これまでよりさらに強力なハリケーンや熱波。

今や気候変動は私たちの安全と国家安全保障への差し迫った、かつ持続的な脅威を与えるものとなっており、これは非常に重要な問題となっています。

私たちは、私たちのインフラに投資し、地域社会の準備の努力を統合することに対応し、我が国の気候変動と異常気象の影響から回復する能力を向上させています。

この9月の準備月間では、私たちは、対価を求めるでもなく、アメリカ国民の安全と安心への献身のために災害の現場に急行するような勇敢な人々に経緯を払わせていただきたいと思っています。

私たちはひとりひとりが緊急事態のために準備することができるということを認識しましょう。

災害によって影響を受ける人々を助け、そしてすべてのアメリカ人たちが自分自身を守るために必要なものと知識を持っていることを確認しましょう。

共に行動しましょう。たとえ、どんな良くないことが私たちに起ころうと、私たちは強く再生することができるのです。

それゆえに今、合衆国憲法と法律によって権限を付与されたアメリカ合衆国大統領であるわたくしバラク・オバマは、ここに 2016年9月を国家準備月間と宣言いたします。

すべてのアメリカ人が準備の重要性を認識し、私たちの弾力性と即応性を高めるために協力することを奨励します。

2016年8月31日 バラク・オバマ