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厚生労働省による広域火葬計画下の日本の「オミクロン後の社会」を、デンマークの国家機関データから考える

投稿日:2022年2月13日 更新日:




 

「広域火葬計画」下の日本で

気になったことについては、メモ的に地球の記録に残しておくことが多いのですが、先日、メルマガの読者の方がお送り下さった、厚生労働省「医薬・生活衛生局生活衛生課」から各都道府県に通知された「オミクロン株の感染流行に対応した広域火葬計画の整備について」という文書と、神奈川県が以前出した広域火葬計画の文書を、以下の記事でご紹介しています。

[記事] 戦時そのもの: 厚生労働省部局が各都道府県に通達した「オミクロン株の感染流行に対応した広域火葬計画の整備について」という事務連絡
 地球の記録 2022年2月13日

日本での広域火葬計画というのは、「定義」は、文書によりますと、以下のように書かれてあります。

 

定義
(1)この計画において「災害等」とは、大規模災害、我が国に対する外部からの武力攻撃及び新型インフルエンザ等の感染症の大流行をいう。

(2)この計画において「広域火葬」とは、災害等により被災市町村が平常時に使用している火葬場の火葬能力だけでは、当該市町村内の遺体の火葬を行うことが不可能となった場合において、主に県内の火葬場を活用して広域的に火葬を行うことをいう。 神奈川県広域火葬計画

 

この神奈川県の広域火葬計画は、平成10年 (1998年)12月24日に最初に適用されたものと記されていまして、最後の適用は「平成29年 (2017年)5月1日から適用する」と書かれてありました。

令和の日付けの新たな適用はないですので、武漢型コロナウイルスのパンデミックが発生した 2020年の当初には、新たな適用はされていなかったようです。

厚生労働省の書類にも、

> 「オミクロン株の感染流行に対応した」

と書かれてありますので……まあ、厚生労働省の方々の分析力等は優秀だと思われますので、厚生労働省の医薬・生活衛生局生活衛生課は「今後、日本でもたくさんの死亡者が出る」ことを想定していると思われます。

実際には、すでに現時点で、日本のコロナ死者数は「パンデミック開始以来最大」となっています。


日本のコロナ死者数が7日移動平均でパンデミック開始以来最大に

「広域火葬計画」というのは、大災害級、あるいは戦争・紛争級の出来事が想定される際のものだと仮定しますと、おそらく厚生労働省部局の想定は、今後の死亡数は現在のようなものではないということになると思われます。

それで、今後の日本の死亡状況について、やはり考えてしまいますが、その中で最も懸念されるのは、武漢型などに見られたように「高齢者が重症事例の中心となる」ということが、オミクロン株ではあまりないようなのです。

それを知ったのは、以下の記事でご紹介しました、デンマークの感染症対策の担当機関である「デンマーク国家血清研究所」によるデータを見たことにあります。

[記事]オミクロンBA.2の「さらに新しい変異種」が拡大するデンマークでのコロナ死者数が過去1年で最大に。若年層の感染数、入院数が急増中
 地球の記録 2022年2月12日

 

このデンマークは、1月26日に首相が、

「すべてのコロナ対策を終了する」

と発表しましたが(報道)、非常に穿った見方をしてしまえば、「現状と今後の大量死の実相を知られたくない」という部分もあるのではないかという気さえします。実際、デンマークのコロナ死者数は過去1年で最大です。

そして、デンマーク国家血清研究所のデータは、そのようなことさえ思わせるほど今後のオミクロンによる死の連鎖に懸念を抱かせるものでした。

「オミクロンはただの風邪」と言われていたこともありますが、風邪は風邪でも、次第にスペイン風邪のような風邪に近づいているのかもしれません。若い人たちに重症例が多いというところがスペイン風邪と似てきています。

なお、デンマークでは、現在、最初のオミクロンの2ステップ先の変異種が感染の主流となりつつあります。最初のオミクロン株はすでに消えつつあります。

そのデンマークのデータで最も懸念されるのは、「若い人たちの感染と重症化が多い」ことです。少しご紹介します。




 

デンマークの国家機関が示す今後

そのデンマーク国家血清研究所の報告書は以下にあります。

Den epidemiologiske udvikling af covid-19 og andre luftvejsinfektioner i Danmark fra / uge 4 til uge 5
デンマークにおける Covid-19 およびその他の呼吸器感染症の疫学的状況 / 2022年4週から5週

 

まず、年齢層に関係ない全体の「死亡率の変化」です。

デンマーク語の部分は日本語にしています。また、表組みは横に長いものは、項目を割愛しています。以下は、報告書の26ページにある「 2021年45週から 2022年5週までの死亡数と死亡率」です。


files.ssi.dk

起点の 2021年第45週というのは、11月の最初の頃だと思いますが、その頃には、死亡率は、

18.8%

で始まっていまして、その後、オミクロン株が登場してから上昇し続けていることがわかり、最新の 2月第 1週の致死率は、

33.7%

となっていて、倍にも近い死亡率の上昇が伺えます。

報告書には「 PCR検査で陽性となった死亡」等とありますが、ちょっと死亡率が高すぎますので、何かこちらの解釈が違うのかもしれないですが、しかし、集計の方法が同じであるなら、ともかくオミクロン株の死亡率は上昇し続けているということのようです。

現在、デンマークの死亡数はさらに上昇し続けていますので、今後も死亡率は上昇する可能性があると思います。

 

そのデンマークのコロナによる「入院」の状況なんですが、「若い人たちが多い」のです。感染者の年齢分布は、先ほどの地球の記録の記事に載せています。

以下は、2021年50週から 2022年第5週、つまり、昨年 12月から今年 2月初旬までのコロナで入院した人たちの年齢です。率ではなく実数です。


files.ssi.dk

スペース的に全部は書き入れられなかったのと、色分けがややわかりにくい年齢層もあるのですが、0-9歳が多いことと、10-19歳もかなり多いことがわかります。

むしろ高齢者のほうが入院患者が少ないという感じに見えますが、これは、武漢型など以前のコロナにはなかったことです。

さらには、「ブレイクスルー感染」も若い人たちを中心に広がっていることがわかります。デンマークのワクチン接種年齢は 12歳以上です。

なぜか、この報告書では「ワクチン未接種者」と「一回だけ接種した人」のブレイクスルー感染はデータ化されていますが、「二回接種者のデータ」は示されていません。

ですので、「一回だけ接種した人」のブレイクスルー感染の発生率の分布です。


files.ssi.dk

こちらも 12歳から15歳の最も若い世代のブレイクスルー感染の発生率が最も大きくなっています。

 

これらを見て、ふと、元ゲイツ財団のワクチン開発上級役員だったボッシュ博士が、今年オランダのメディアからのインタビューで、

「ADE (抗体依存性増強)では主に子どもが犠牲となる可能性が高い」

と述べていたことを思い出しました。

以下の記事で少しふれています。

[記事]オミクロン後の「世界の終わりの始まり」を回避するには…。歴史上、人類は一度も人為的に感染症を征圧したことがないという自然の法を思うべき
 In Deep 2022年1月30日

実際には、インタビューにボッシュ博士は以下のように述べていました。

 

(ボッシュ博士の言葉より)

> ワクチン接種を受けた人々のオミクロン後のウイルスによる感染の臨床像を正確に予測することはできませんが、もはや基礎疾患を持つ高齢者たちがオミクロン後の主な標的になるのではなく、 ADE (抗体依存性増強)の発生は、主に子どもたちに影響を与えることが懸念されます。

> 死亡率は、(いずれ)おそらく数十パーセントに達するでしょう。

> 元の武漢型がこれまでに引き起こした被害よりも、はるかに多くの無数の犠牲者を引き起こすと見られます。もちろん、そのようなことが現実にならないことを私は願っています。De wereld na Omicron

 

ここでボッシュ博士が述べていますのは、あくまで「オミクロン後」の話であり、現状のオミクロン(の新しい変異体)でのことではないです。

しかし、デンマークの先ほどのような「若い人たちの入院、ブレイクスルー感染」の圧倒的な数を見ていますと、

「オミクロンは、若い世代をターゲットにしている」

ことがわかります。

武漢型コロナとは真逆です。

 

そして、その「オミクロン後の強力な変異株はいつ頃出てくるか」ということも、デンマーク国家血清研究所のデータから推測できます。

わりとすぐ出てくると思われます。

以下は、2021年の第26週から 2022年の第5週まで、つまり、昨年の夏からこの 2月最初までの「デンマークにおける変異種の占有率」です。報告書の20ページにあります。

デルタ株の流行期とオミクロンが登場してからの変異種の占有率

files.ssi.dk

ちょっとわかりづくなってしまったかもしれないですが、昨年 11月にオミクロンが出るまでは、「色の変化の推移が急激ではない」ことがおわかりになるかと思います。

つまり、わりと長い期間、同じ変異種の流行が同時期に続いていたことになりますが、

「オミクロンが登場してからは、少し前のものがあっという間に駆逐されている」

のです。

まだ登場して間もない最初のオミクロン株(の色)は、すでに全体の 10%程度で、このペースで減少すれば、2週間後くらい先にはほぼ消えているでしょう。

現在は、オミクロンの最初の亜種である BA.2 (の色)が主流ですが、その後に出てきた BA.2_H78Y という最新の亜種(の色)の占有率が上昇しています。

例外はあるでしょうけれど、一般的には感染症の変異体は後から出てきたものの方が「免疫回避の能力など多様な感染性を持っている」ものですので、つまり「前のより強い」ことが多く、近いうちに 2番目の亜種も駆逐されるかもしれません。

 

それどころか、変異種の出現のスピードからは「またすぐに次の変異種が出てくる」と見られます。

このように変異のスピードがどんどん上がっている原因は、当然ですが「ワクチンの大量接種」です。

感染者数以上にワクチン抗体を持つ人が何十億人にも膨らめば、どんなウイルスでも、免疫回避の能力を高める変異をします。ウイルスは、まあ厳密には生物ではないですが、「生き残ろうと進化する」意味では生物と同じです。

そして、あまり弱毒化していない。一般的には、感染症の病原体は、感染力が上昇すると弱毒化していき、そして消えていくものですが、先ほどのデンマークの死亡率を見ましても、感染力も死亡率も上昇している。

先ほども出てきたボッシュ博士が昨年の夏に述べていた、

「モンスターウイルス」

の登場も近いような気もしてきました。

以下の記事に、昨年ボッシュ博士が専門家たちにあてた公開書簡があります。

[記事]大量のワクチン接種が抑制できないモンスターウイルスを生み出す理由。そして、世界的にさらに壊滅的な事態が発生する前兆はすでに起きている
 In Deep 2021年7月12日

 

最近、フランスのリュック・モンタニエ博士が亡くなりましたが、モンタニエ博士もまた、「変異を促進させているのは大量ワクチン接種」だと述べていました。

[記事] ノーベル賞学者のリュック・モンタニエ氏が「変異種も感染拡大もコロナワクチンそのものが作り出している」とメディアに語る
 In Deep 2021年5月22日

 

なお、このリュック・モンタニエ博士は、後年はこのようにコロナの騒動に巻き込まれてしまいましたが、実際には、コロナ前まで続けていたモンタニエ博士の研究は、

「人類全体を救うかもしれない」

ような重大なものでした。

昨日と一昨日は、モンタニエ博士の研究を振り返って調べたりしていまして、それでブログは更新できなかったのですが、モンタニエ博士は、

「光学生物物理学」

という「生体から発する微弱な光(バイオフォトン)の磁場と宇宙の関係」の研究を進めていて、それは「人間のすべての健康に貢献できる」可能性のあるものでもありました。

この「光学生物物理学」という学問は、近代細菌学の開祖とされているルイ・パスツールから始まり(パスツールの初期の研究対象は、生物の光学的性質でした)、ロシア宇宙主義の開祖であるウラジーミル・ヴェルナツキー博士や、「水の記憶」を主張したホメオパシーに関する研究の第一人者だったジャック・バンヴェニスト博士など、さまざまな科学者がおこなってきた「道」があり、それらの集大成とも言える研究をリュック・モンタニエ博士は続けていたのですね。

なお、モンタニエ博士はコロナ以前から製薬企業に嫌われていました。

なにしろ「生物の光で病気を治す」ことも含まれる研究でしたので。

まあ、89歳でしたし、亡くなることは仕方ないとはいえ、この光学生物物理学が止まってしまうかもしれないのだなと思うと、何となく残念です。

モンタニエ博士の研究については内容が難しいですので、私には書けないかもしれないですが、多少でもまとまりましたら記事にしたいとは思います。

 

話が逸れましたけれど、デンマークのデータが示すことは、おおむね以下の通りでした。

 

・オミクロン亜種は死亡率が高い

・オミクロン亜種は若い人ほど感染率、入院率が高い

・オミクロン亜種はコロナ再感染とブレイクスルー感染の事例が非常に多い

 

そして、

 

・コロナの変異種の変異のスピードがどんどん上がってきている

 

ということもあり、今後は特に若い人たちに注意を向ける時なのかもしれません。

特に二回のワクチン接種をした人の場合は、ADE (抗体依存性感染増強)を誘発する抗体を多く持っているために、感染しやすく重症化しやすい可能性があります。

フィリピンで、デング熱ワクチンでの ADE により数百人が亡くなった際には、子どもたちが中心でしたので、二度のワクチンを接種した若い人たちは、十分に気をつける必要があるのかもしれません。

「気をつける」とはいっても、今の世の中での、マスクだの消毒だの自粛だのの気の違ったような感染対策のことではないです。

長くなりますので、今回はふれませんけれど、2020年から書いている「健康的な生活と精神性」が最も大事で、そこにビタミンDなどの重要な要素を加えていくことです。

ビタミンDについては、最近は一般の報道でも見られるようになりました。以下は、フォーブス日本語版の記事です。

ビタミンD欠乏、コロナ重症化リスク14倍に(Forbes 2022/02/12)

以下の記事では、このイスラエルの研究について取りあげています。論文のリンクもここにあります。

[記事]イスラエルの研究者が「ビタミンDに強力なコロナ重症化予防効果がある」ことを世界で初めて具体的なデータで示す。査読済み論文として発表
 地球の記録 2022年2月8日

あと、お茶とかいろいろとありますが、最も重要なのは「心の状態」だとも思います。メンタルが悪いと、どうしても感染症にも弱くなってしまいます。

ですので、できるだけメンタルを楽しく保つことが大切ですが、社会情勢なども含めて今後はそれもなかなか難しい局面もあるのかもしれません。

しかしまあ、備えあれば何とかという言葉もありますし、厳しくなっていくとみられる今後の数年を何とか過ごしていきたいですね。

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