抗がん剤の毒性の真実がネイチャー誌に掲載された研究で判明
最近、「化学療法に関する知られざる真実」という記事を読んだのですが、何だか難しそうな内容だったので、半分読んで放置してありました。
それはともかくとして、最近どうも比較的身近(あるいは、身近だった)ともいえるような人たちから、「がん」の報告を聞くのです。
それで、現状では仕方ないのかもしれないですが、その全員が、化学療法、つまり抗がん剤治療を受けていたりします。
そんなようなこともあり、「ちょっと読んでみるか」と読んでみましたら、化学療法の弊害は、これまで、たとえば私が思っていたようなこととは「違う」ようなのです。
私などは、単純に以下のように考えていました。
「抗がん剤は、がん細胞と共に健康な細胞も殺すから」
しかし、そうではなかったんですね。
記事の元になっているのは、ネイチャー誌の BJC リポートにある論文で「化学療法の毒性とその予防に関する新たな知見」という論文です。
その概要の次の部分が「化学療法がなぜ身体にダメージを与えるのか」の理由となっています。重要な部分は太字にしています。英語の略称で書かれているものは、すべて日本語にしています。
論文より
がん患者のほとんどが化学療法を受けている。残念ながら、化学療法には生命を脅かす可能性のある副作用が数多く伴う。
治療成果と生活の質を向上させるためには、化学毒性を軽減する必要がある。化学毒性は、化学療法薬による健康な細胞への全身的な DNA 損傷と炎症によって生じる。
従来、これらのプロセスは化学療法薬による正常細胞の直接的な死によって引き起こされると考えられてきた。しかし、新たな研究では、化学毒性は薬剤誘導性細胞死を受けた細胞からの遊離クロマチン粒子(cfChP)の放出に伴う二次的影響である可能性が示唆され、これまでの従来の定説に疑問が投げかけられている。
放出された遊離クロマチン粒子は、傍観している健康な細胞に自由に侵入し、二本鎖 DNA を切断し、炎症経路とアポトーシス経路を活性化しする。薬剤誘導性細胞死と遊離クロマチン粒子の放出は、化学毒性を増強し、長期化させる連鎖反応を引き起こす。
ここだけでも、やや難しいですが、つまり化学療法の毒性は、
「抗がん剤により死亡した細胞から放出される遊離クロマチン粒子というものによるダメージ」
のようなんです。
もう少しわかりやすい表現をした記事ですと以下のようになります。
ネイチャー誌に掲載された論文によれば、化学療法によって細胞が死滅すると、恐ろしい現象が起こる。死にゆく細胞は「細胞遊離クロマチン粒子」(cfChP)と呼ばれる危険な断片を血流中に放出する。通常の細胞死とは異なり、化学療法はこれらの毒性粒子の津波を作り出し、体内の浄化システムを圧倒するのだ。
このクロマチン粒子というものにより、抗がん剤を服用する多くの人が経験する副次的な作用が出現するようです。
なお、化学療法での副次的作用の割合は以下だと述べられています。
・特定の化学療法剤を投与された患者の最大 6.8%に二次性白血病が現れる。
・アントラサイクリン化学療法を受けている患者の最大 26%に心臓障害が発生する。
・プラチナ製剤ベースの化学療法を受けている患者の 30~ 40%に永続的な神経損傷がみられる。
・認知障害(ケモブレイン)は化学療法を受ける患者の最大 75%に影響を及ぼす。
ケモブレインとは、抗がん剤治療の間やその後に、記憶力、思考力、集中力が一時的に低下する症状で、化学療法後の認知障害です。75%ってのは多いですね。
論文には「毒性への対応」も書かれていますが
それで、ネイチャー誌の論文は最終的に「その毒性の予防」についてまでふれているのですけれど、平たくいえば、
「レスベラトロールと銅の組み合わせの栄養補助食品」
が、この毒性のある粒子を効果的に中和することを発見しました。
レスベラトロールとは、ブドウの皮、ブルーベリー、ラズベリー、ラッカセイ(ピスタチオなどを含む)とか、赤ワインにも豊富に含まれているポリフェノールです。
銅は銅です。
ご紹介する記事には、これらの方法論も載せられていますが、強く書いておきたいことは、
「これは、あくまでも、抗がん剤を服用している(あるいはこれから服用する)人に対しての提言」
だということです。
病気でも何でもない人が、レスベラトロールやら銅やらのサプリを飲むべきではないとも思います。
レスベラトロールと銅の組み合わせは、あくまで、毒性のある遊離クロマチン粒子を「中和する」というものであり、がんの予防などとはまったく関係がありません。
あくまで「抗がん剤の副作用に対抗する」ためのものです。
特に、銅とか…亜鉛なんかもそうでしょうが、金属系のサプリを平時に服用することには何となく拒絶感を感じます。食べ物からで十分です。
銅なんてのも、普通の食生活をしていれば、普通の量を摂取できます。
私はコロナ以来、次第にサプリを飲まない生活になっていて、今は、サプリも薬も健康食品系も、ほぼ飲みません。
今回、ご紹介する記事は、アメリカのもので、アメリカ人というのは、とにかくサプリメントをよく飲む人たちなんです。
データでは、
「アメリカ人の 75%が何らかのサプリを飲んでいる」
そうです。
その結果はどうなっているかというと、
> 主要10ヶ国のうち、最も平均寿命が短いのは男女ともにアメリカ合衆国で、男性は76.3歳、女性は81.4歳です。 (太陽生命)
さらには、健康状態に関しても、少し前の「欲にまみれたモンスター劇場と化しているアメリカの医療業界の現状に驚くばかり」という記事で取り上げましたが、
> アメリカは毎年約 5兆ドル (約717兆円)を医療費に費やしている。
という病的な大国となっています。
病気でも何でもない平時には、何も飲まないのが一番だと思います。
もちろん、病気になってしまったら、それはその都度で考えることでもあるかもしれないですが(たとえば、イベルメクチンだって、コロナやワクチンの後遺症がひどい人などにはよいかもしれなくとも、何でもない人が平時に飲むものではありません)、病気ではないときには、基本的に何もしないのがベストなんだと思います。
それを前提としてお読みいただければ幸いです。
しかし、抗がん剤治療を受けている方、あるいは受ける予定のある方には、有益な情報だと思います。
化学療法に関する知られざる真実:これらの「治療」は、細胞を殺す粒子と呼ばれる有毒な時限爆弾を体内に作り出す
The unspoken truth about chemotherapy: These “treatments” create toxic time bombs in your body called CELL-KILLING PARTICLES
naturalnews.com 2025/04/27
ハイライト
・化学療法は、治療終了後数年経っても健康な細胞を損傷する細胞殺傷粒子(cfChP / 遊離クロマチン粒子)の放出を引き起こし、心不全、神経変性疾患、がんの再発を引き起こす。
・新たな研究により、これらの粒子が、ケモブレイン、臓器不全、二次がんといった副作用の主犯であることが明らかになった。これらの副作用は患者の 25%を死に至らしめ、医師によって「説明できない」ままとなっている。
・レスベラトロールや銅などの天然化合物は毒性のある遊離クロマチン粒子を中和するが、主要ながんセンターは数十億ドルの化学療法の利益を守るためにこの科学を無視している。
「奇跡の」がん治療の裏にある有害な報酬
58歳の乳がん患者、ジェーン・ドウさんは化学療法を受けることを決めた時、「長期的な悪影響なしに」腫瘍と闘えるという腫瘍専門医の約束を信じていた。
4年後、マックグッドウィル病院で化学療法を生き延びた彼女は、ステージ3の心筋症、進行する認知機能低下、そして治療誘発性白血病という新たな診断を患っている。
この悲劇的な道のりは、何百万人もの人々の経験を映し出している。化学療法は単に「がん細胞を殺す」だけではない。患者自身の血流に潜む生物学的時限爆弾を解き放つのだ。
BJC リポート誌に掲載された画期的な研究は、化学療法の真の危険性はその副作用にあることを明らかにした。
化学療法薬は単に腫瘍を標的とするのではなく、死にゆく細胞(がん細胞と健常細胞の両方)から遊離クロマチン粒子(cfChP)の放出を促す。
これらの DNA とヒストン (染色体を構成するタンパク質)の断片は循環系に流れ込み、(がん部位から)離れた臓器に浸透し、炎症、DNA の断片化、そして細胞死を引き起こす。
化学療法の生存期間が長くなるほど、遅発性臓器不全のリスクが高まる。これは、体がまだ毒性のあるクロマチン粒子の残骸を浄化しているためだ。
隠された破壊の経路 - 化学療法の真の犠牲者は健康な細胞である
従来の腫瘍学では、化学療法の副作用は「急速に分裂する細胞を殺す」薬剤による副次的な損傷と捉えられてきた。遊離クロマチン粒子の発見は、この神話を打ち砕く。
実験室での研究では、化学療法で浸された死にかけているがん細胞は破片のように遊離クロマチン粒子を放出し、それが治療終了後も長期間にわたって患者の体に影響を及ぼすことに関して以下のことがわかっている。
・DNA 断片の侵入者:クロマチン粒子はアクチンフィラメント(細胞の伸展や収縮に関係するフィラメント)を介して健康な細胞に侵入し、DNA を分裂させ、直接的な薬剤曝露なしに自己破壊カスケードを引き起こす。
・炎症熱グラチュイメント(グラチュイメントの意味は不明): 遊離クロマチン粒子は TLR9 (細菌、ウイルスからの防御で働く自然免疫系分子の一つ)などの免疫受容体に結合し、慢性炎症を引き起こす。これが、化学療法の生存者が心臓病やパーキンソン病などの神経変性疾患のリスクが 2倍になる理由を説明している。
・がん再発の抜け穴:遊離クロマチン粒子は残存する腫瘍細胞の遺伝子を書き換え、遺伝的混乱と治療抵抗性のがんを助長する。つまり、化学療法は破壊しようとしている敵そのものを解き放つことになるのだ。
このメカニズムは、化学療法患者の 6.8%が放射線粒子による二次性白血病を発症し、また約 75%が治療終了から数ヶ月後に「ケモブレイン(化学療法脳)」を発症する理由を説明している。
しかし、FDA のガイドラインは変更されておらず、腫瘍専門医はこれらの結果を「避けられない副次的損傷」として片付けがちだ。
自然の解毒剤 - レスベラトロールと銅が大手製薬会社に無視される理由
この遊離クロマチン粒子の発見を支えた同じチームが、遊離クロマチン粒子を安全に分解する栄養素の組み合わせである「レスベラトロール + 銅」をすでにテストしている。
研究によると、次のことがわかっている。
・レスベラトロール + 銅は、酸素ラジカルを誘発し、遊離クロマチン粒子を「解凍」して DNA を無害化する。
・試験では、レスベラトロール + 銅は、化学療法誘発性の腸の炎症を 60%削減する。
・また、心臓のミトコンドリアへのダメージも大幅に軽減され、毒性による化学療法に伴う入院も 40%減少した。
これらの調査結果は交渉の余地がないものだが、患者はそれにアクセスする上で不可能な障害に直面している。
なぜ沈黙しているのか?
1500億ドル規模の世界規模の化学療法産業は、真実を隠蔽することで繁栄している。大手製薬会社の株価は高騰している。
では、レスベラトロールのサプリメント 300万個とタキソール(抗がん剤の一種)の売上高 10億ドルと比べれば大したことはないだろう。
この研究の筆頭著者である Zhao 博士は、「製薬大手はランダム化臨床試験を要求することで『エビデンス』の基準をコントロールしている。しかし、彼らは自社の利益を損なう研究への資金提供を拒否している」と指摘する。
2022年、メルク社は、遊離クロマチン粒子のメカニズムを「さらなる研究が必要な仮説」として軽視する「精密腫瘍学」レポートを作成した。これはタバコ業界が肺がんとの関連性を否定するために使ったのと同じ戦術だ。
否認するシステム - 科学がビジネスになると、患者が代償を払うことになる
腫瘍専門医は処方箋を出す者であり、利益を追求する者ではない。しかし、彼らのキャリアは服薬遵守にかかっている。
「惰性だの、貪欲だの、このシステムは現状を脅かす解決策を無視している」と、作家であり、がん患者支援活動家でもあるリンダ・チェン氏は言う。
「彼らは、ブロッコリースプラウトが患者の臓器損傷の半分を軽減できると認めるよりも、税金で賄われる化学療法に毎月 5,000ドルを支払うことを好むのです」
これは 1950年代のタバコ隠蔽工作と似ている。当時、業界が資金提供した「研究」によって、喫煙とがんの査読済み関連性が否定された。今日でも FDA は、遺伝子治療に 10年にも及ぶ承認プロセスを要求しながら、年間 6万ドル規模の医薬品をフェーズIIIのデータなしに承認している。
以下の積極的な措置を講じてほしい。
・プレケア:化学療法の 2週間前から、レスベラトロール(200mg)、ケルセチン(500mg)、NAC(600mg)を毎日摂取する。これによりグルタチオン(遊離クロマチン粒子の浄化システム)の濃度が 3倍に増加することが示されている。
・予防のためのうがい薬:治療の前後にクロルヘキシジン(抗菌剤)と少量のスピルリナを混ぜて、口腔微生物叢(化学療法後の主要な遊離クロマチン粒子の貯蔵庫)の細胞残骸を事前に中和する。
・治療後のスキャンを要求する:遊離クロマチン粒子に起因する変異を早期に発見するために、心臓 MRI とゲノムパネルの検査を要求する。
化学療法における遊離クロマチン粒子の時限爆弾は、臨床試験を重ねるごとにその威力を高めている。
シャーロット・ガーソン研究所は 37年間にわたり、デトックスと植物性食品中心の食事療法によって、がんを治癒した数百人の患者を記録してきた。今、科学は彼らの方法が正しかったことを証明している。
これはサプリメントだけの問題ではない。診断後も健やかに生きるあなたの権利に関わる問題だ。
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