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本格的にミニ氷河期の予兆が地球各地に出現する中で、世界中に広がる「気候変動は国連による陰謀」だという主張

投稿日:2019年2月26日 更新日:

2019年2月23日時点の北極の海氷面積の過去の年との比較


NSIDC




予兆

以前は、北極や南極などの氷の量の推移のデータをよく見ていたのですけれど、最近はあまり見ていませんでした。

数日前、米国のウェブサイトの記事で、そのことが取りあげられていまして、それを見まして、やや驚きました。

それは、

「今現在、北極の海氷の面積が急激に拡大している」

のです。

冒頭に掲げましたグラフがそれを示すものです。

これは、氷雪圏の観測とデータの管理と配信をっているアメリカの研究機関 NSIDC (米国雪氷データセンター)のデータです。

このグラフは 2月1日から始まっているものですが、2月のたった二十数日のうちに、ものすごい速度で氷の面積が拡大していることがわかります。


NSIDC

他の年を見ますと、今の時期の 2月の終わり頃から海氷面積が減少に転じている年が多いのですが、今年は、

「海氷の面積が、いまだに拡大し続けている」

というのも特徴的かもしれません。

そして、上のグラフでわかりますのは、昨年 2018年と、一昨年の 2017年は、この同じ頃に「とても海氷が少なかった時」であることです。

2018年は、年間を通した世界の平均気温が、「観測史上 4番目の暑さ」だったと、先日報じられていましたが、その CNN によれば、昨年は、

北極と南極でも気温の上昇で海氷が解け、2018年の海氷面積は観測史上2番目に小さくなった。

ということだったのですが、どうも、今年、「反転」した感じがあります。

もちろん、一時的な状態なのかもしれないですが、今年 2019年2月の、この急激な海氷の増加ぶりは、何かを思わせるものがあります。

そして、この北極の海氷が急激に増加していた 2月は、世界各地で、やや奇妙ともいえる雪や寒波が相次ぎました。

たとえば、先日、アメリカのラスベガスに雪が降ったという珍しい出来事を、以下の記事で取りあげさせていただいたことがありました。

記録的な暴風雪により2億人のアメリカ人が雪と寒波の影響下に。ラスベガスにさえ雪が降り積もる
 アース・カタストロフ・レビュー 2019年2月24日

2019年2月21日 雪が降り積もった米ネバダ州ラスベガス


twitter

この日のラスベガスの積雪は 1.3cm と記録されています。

雪がちらつくだけではなく、ラスベガスに雪が積もったというのは珍しい光景だとは思うのですが、先ほどの記事を書いた時には、これがどのくらい珍しいことかがよくわかりませんでした。

その後、報道を読みましたら、

「ラスベガスに最後に雪が積もったのは、1937年のこと」

だとを知りました。

つまり、82年前から一度もラスベガスには雪が積もっていなかったのです。

生きているうちに一度経験できるかどうかというレベルのもので、相当珍しい出来事だったようです。

 

その数日前には、エジプトとサウジアラビアの砂漠が「雪や雹で覆われた」ということを以下の記事で取りあげさせていただきました。

サウジアラビアの砂漠に連日の雪。そして、エジプトも連日の雪と雹に見舞われる
 アース・カタストロフ・レビュー 2019年2月21日

2019年2月17日 雹で覆われたエジプトのダバー市


gamal sayed

エジプトの砂漠が、このように雹で覆い尽くされるというのも大変に珍しいことだとは思うのですが、こちらは記録をどう調べていいのかわからず、ものすごく珍しいと思われる、というように書くしかありません。

今年は、1月から、ヨーロッパやアメリカなどを中心に激しい大雪と寒波が続いていたのですが、2月の中旬を過ぎても、やや異様な光景が拡大しているというのは、もともと気温が極めて低いような場所ならともかく、アメリカの温暖地帯だとか中東などでは、あまりないことだと思われます。

あと、やはり温暖なことで知られるアメリカのアリゾナ州にあるフェニックスでも、同じ頃、「過去 122年間で最も低い気温を記録した」と報じられていました。

2019年2月22日のアメリカの報道より


azcentral.com

また、やはり温暖なギリシャでも、この 2月は 2度も大雪が降っています。こちらも雪がちらつくだけではなく、交通渋滞などを発生させた大雪でした。

2月23日 エーゲ海に面するギリシャ・テッサロニキも一面の雪に


greekreporter.com

他にもいろいろとあるのですけれど、3月も近い時期に、このような事象を数多く見ていますと、

「いつもと違う春に向かっている?」

というようなニュアンスが、やや漂っているような、いないような。

日本は、地域にもよりますでしょうけれど、比較的穏やかな気候が続いていますけれど、アメリカとヨーロッパと中東の気候は何だかすごいです。

 

そんなような「気候変動」というような話から、ふと思い出しだしたのが、現在、インターネット上で話題となっている概念で、やや陰謀論寄りのような話なんですが、以下のようなものです。

気候変動という概念は、国連が新世界秩序を獲得し、世界を支配するために作り出した捏造

地球温暖化を飛び越えて、「気候変動」という概念自体がウソだというような概念なんですが、これを最初に言ったのは、オーストラリアの元首相トニー・アボットさんの首相時代に顧問を務めていたモーリス・ニューマンという人が 2015年に述べたことらしいのです。

それがどうして今になって大きく拡散しているのかはよくわからないですが、この数日、世界中のメディアが報じています。

せっかくですから、その中のロシアのメディアの記事をご紹介させていただきたいと思います。


earth-chronicles.ru 2019/02/25

オーストラリアの当局者 : 気候変動という概念は新世界秩序を確立するために国連主導でおこなわれた陰謀だった

気候変動に関する議論は増え続けており、気候変動および地球温暖化に懐疑的な人たちの声が各所で上がっている。

元オーストラリア首相トニー・アボット氏の首相補佐官であったモーリス・ニューマン氏は、地球温暖化は国連への渇望力によって推進されている陰謀であると述べた。

ニューマン氏は、地球の気候に対して地球温暖化という概念は関係のないものであり、気候変動という概念は、国連が権威主義体制としての地位を確立するという事実に関連していると述べる。

これまでは、気候変動に懐疑的な科学者たちは、科学的な慣習に反抗することにより、周囲からの侮辱と嘲笑に対面した。

しかし、その後、気候変動の神話を払拭する、気象変動を否定する科学的証拠が増えてきていることから、懐疑論が正当化される以上のものであることが明らかになってきている。

ニューマン氏は、気象のデータが何を示していようとも、国連がその影響を拡大する手段として気候変動を利用していることが、今ではますます明らかになっていると述べている。

「これは国連の支配下にある新世界秩序の問題でもあるのです」とニューマン氏は宣言した。

ニューマン氏はまた、CO2排出量と気候変動との関連を「証明する」という大多数の研究が今では誤っていることが知られていると述べている。

20年間にわたる気候の安定性は、私たちが聞いたことのある気候変動が実際には起こっていないという十分な証拠であるはずだ。

ニューマン氏は以下のように語る。

「真の課題は政治的権力の集中です。地球温暖化は、そのためのトリックです。 地球温暖化についてのおとぎ話は国連によって普及し、非常に多くの資金を供給されています。 彼らはホワイトハウスに非常に強い味方を持っているのです」


 

ここまでです。

まあ、こういうような説の真偽は別として、このような観点からは結局、「誰々が悪い」というような話にもなっていってしまうのですが、気候に関しては、誰が悪いとか良いとかということはどうでもいいことだと思います。

そうではなく、冷静に地球の科学データを見てみれば、人為的な地球温暖化という概念が作られた神話であることは今では確かに明らかで、それを個人個人が理解すれば、それでいいのではないのかなと。

そして、いつ頃から突入するかはまだわからないにしても、ミニ氷河期の徴候は地球のいたるところに出ているように感じます。

とはいっても、今の地球の気象に通じる特徴は「極端」というキーワードですから、寒冷化だとか温暖化だとか、この先の数年はそんなように単純にはいかないものだとも思います。まだまだ極端が続いていくのではないでしょうか。





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