ブログ記事の引用・転載はすべて自由です。その際、ページのリンクを示していただけると嬉しいです。以下でキーワード記事検索ができます。

8月7日にメルマガ「子どもという存在の霊的意味。そして第四の転換が複雑化して進行している」を発行させていただきました。カード以外の決済を希望される方は、こちらでどうぞ。

2026年からの世界 人類の未来 悪魔の輪郭

「新しいアンソロピック社の広告は、AIが私たち全員を殺す可能性があることを示唆している」という記事を読みながら、他のAIにCMの感想をきいてみた

投稿日:

2026年7月に公開されたアンソロピック社の動画CMより

claudeai

 

AIへ対して人々が持つ最大の懸念は「人類の滅亡」なのか

対話型 AI である「Claude(クロード)」を主力製品とするアンソロピック社が、最近、動画広告の CM 公開して、その内容が話題となっています。

動画は X にも「難しい質問の中に希望がある」というタイトルで公開されていて、また、YouTube でも公開されています。

YouTube の場合は、設定で日本語字幕を表示することもできます。以下です。

約 90秒の動画の内容は簡単にいえば、

「世の人々が AI に対して持っている懸念をストレートに表したもの」

といえるもので、内容的には、

・夜の燃える家の映像から始まる

・顔認識による群衆の監視

・路上で眠るホームレス(AIによる失業の増加を示唆している模様)

・鉱山で働く労働者(AI関連機器の材料調達を示している模様)

・アメリカ国旗が立った無数の墓

などのモンタージュで作られています。

そこにさまざま人々の声が入り、たとえば、「 AI は信頼できるのか?」とか「誰が(AIの暴走に)ブレーキをかけられるのか?」とか「大多数の利益になるのか?」などの声が重ねられます。

鉱山で働く労働者を感じさせる画像

顔認識による監視を示唆するような画像

こういう内容であることもあり、CM が発表されたときには、かなりの批判が寄せられたという話でもあります。

科学メディアでありながら、AI に非常に批判的なフャーチャリズム誌が、この CM に対して「新しいアンソロピック社の広告は、AIが私たち全員を殺す可能性があることを示唆してい」というタイトルの「批判記事」を書いていました。まずはそれをご紹介します。

以下です。




 


新しいアンソロピック社の広告は、AIが私たち全員を殺す可能性があることを示唆している

New Anthropic Ad Implies AI Could Kill Us All
futurism.com 2026/07/14

アンソロピック社は、アンソロピックが最も得意とすること、つまり、業界の良き企業であると信じ込ませるために、最も真剣な顔を装う行いをしている。

先週、世界で最も価値の高い AI スタートアップ企業が、自社技術のプロモーションに型破りなアプローチを採用した新しい CM を公開した。明るい楽観主義にいきなり飛び込むのではなく、一連の暗い映像から始まり、様々なナレーターによる AI に関する鋭い問いかけが流れる。

まるで公共広告を見ているかのような錯覚に陥る人もいるだろう。冒頭は燃え盛る家から始まる --- これは決して良い兆候ではない。「 AI は信用できるのか?」という問いかけに対し、群衆の中の全員の顔を AI アルゴリズムがスキャンしている監視カメラ映像らしきものが映し出される

最も印象的な場面は、その直後に訪れる。

もしブレーキが必要になったら、誰が踏むんだ?」と別の声が言う。すると画面は、何百もの墓石が並ぶ墓地の映像に切り替わる

Claude に説明を求める必要はない。アンソロピック社は、AI が人類を滅ぼす可能性があるという恐怖を明確に認識している

しかし、これは実際には心温まる物語だ --- 少なくともアンソロピックの目にはそう映る。キャッチフレーズの「難しい問いの中にこそ希望がある」は、AI が雇用を奪ったり、思考能力を低下させたりする可能性など、AIに 対する視聴者の懸念はすべて正当なものであると安心させるだけでなく、さらに重要なことに、これらの問題こそがアンソロピックのリーダーたちが夜も眠れずに取り組んでいる問題なのだと伝えている。

「人々は AI について多くの難しい疑問を抱えています」と、同社は発表の中で述べている。「それらに答えることが私たちの仕事です」

週末に行われたワールドカップ準々決勝のアルゼンチン対スイス戦中に放映されたこの CM は、ネット上でたちまち批判を浴びた。

ある投稿は、この CM の意図を揶揄し、「危険なほど強力な超知能を阻止するという問題を提起する際に、300基のアメリカ人の墓石を 0.5秒間映し出す」と皮肉った。

OpenAI 社の CEO であるサム・アルトマン氏も批判の声を上げた。

「これは風刺だと思った」と、彼はいつものようにすべて小文字で書いた。

この広告は、アンソロピック社の本質を端的に表している。同社の神話の重要な要素は、安全な AI 開発に注力したいと考えた元 OpenAI の従業員によって設立されたという点だ。

CEO のダリオ・アモデイ氏は、ChatGPT を開発した OpenAI ではなく、自分が世界を変えるチャットボットをリリースできたかもしれないが、技術のリスクを懸念しすぎたため見送ったと主張している。

アモデイ氏は AI のリスクについても非常に率直に発言しており、AI によって初級レベルのホワイトカラー職の半分が消滅する可能性があると述べるとともに、自社の AI モデルがすでに意識を持っている可能性を示唆している

最近では、 AI技術が人間の制御を逸脱する恐れがあるとして、世界的な AI 開発の「一時停止」を呼びかけたことさえある。(同社はまた、 AI による人類絶滅のリスクが 33%であれば許容範囲内だと主張する経済学者を雇った)

世界で最も広く使われているチャットボットの開発者が言うには、これらは逆効果のように思えるかもしれない。

しかし、これらはすべて非常に意図的な目的を果たしている。AI の将来について最も悲観的な見解を示すことで、アンソロピック社は AI 開発を任せられる唯一の企業として自らをアピールできるのだ。

実際の実績はそれとは異なる。2月には、適切な安全対策が講じられていることを保証できない場合は AI システムの訓練を中止するという重要な安全対策を撤回した。また、国防総省と自社技術が大規模監視や自律型兵器に使用されることに反対していた一方で、同社のAI「 Claude 」がイランでの攻撃目標選定に使用されていたことが明らかになった

同社の広告に反応したある人物が、まさに的確な表現でこう述べた。

「アンソロピック社は信用できるのだろうか?」


 

ここまでです。

記事中の「アンソロピック社 AI による人類絶滅のリスクが 33%であれば許容範囲内だと主張する経済学者を雇った」という下りはなかなか衝撃的ですが、まあしかし、実際に CM 見ると、全体のイメージは暗いですが、それほど批判するべきものかどうかはわかりません。

そこで、

「別の AI にこの CM についての感想を聞いてみよう」

と思いまして、 Grok に聞いてみました。


 

Grok への質問:このアンソロピック社の広告には「人々が監視カメラのようなもので監視されている」ことを想像させる画像や、「アメリカの国旗が立てられた無数のお墓」のようなものが示されていますが、意図はどんなところにあると思いますか?

--

Grok の回答:

この広告の意図は、「AIのリスクや人々の本当の懸念を直視し、責任ある姿勢を示すことで信頼を築く」ことにあります。アンソロピック(Claudeの開発元)が2026年7月に公開したこの動画広告「難しい質問の中に希望がある」は、単なるプロモーションではなく、同社の「Hard Questions」イニシアチブ(公衆から AI に関する最も難しい質問を募り、対応を透明に報告する取り組み)の一部です。

 

動画の内容と使われているイメージ

動画は約90秒で、以下のような流れです:

・夜の燃える家から始まる不穏な映像。

・その後、顔認識による群衆の監視(あなたが指摘した「監視カメラのようなもの」)、路上で眠るホームレス、鉱山で働く労働者(おそらくAI関連機器の材料調達に関連)、アメリカ国旗が立った無数の墓(アーリントン国立墓地を思わせるシーン)などのモンタージュ。

これらに重ねて、実在の人々の声で「AIは信頼できるか?」「誰がブレーキをかけられるのか?」「大多数の利益になるのか?」といった質問が投げかけられます。

最後に「There’s hope in hard questions.(難しい質問の中に希望がある)」というメッセージと、同社ページへの誘導。

これらはすべて人々が実際に抱いている懸念を視覚化したものです。アンソロピック社は事前に数万〜数十万人規模の調査やインタビューを行い、その声を基に制作しています。

 

意図はどこにあるか(私の分析)

1. 「怖い現実」を隠さず見せることで誠実さをアピール

2. 「難しい質問」に希望を見出すというポジティブな転換

3. Public Benefit Corporation (※ 公益法人)としてのミッションの体現

4. 議論を喚起し、エンゲージメントを高める

 

少し裏目に出た部分もある

ただ、映像がかなりダークでストレートすぎたため、「AIを怖がらせるための広告?」「自社を不利にしている」と感じる人も少なくありませんでした。意図は「誠実なリスク認識」ですが、表現が強すぎて一部で「恐怖を煽っている」と受け取られてしまったようです。

まとめると、この広告の核心的な意図は「AIの暗い可能性を真正面から見つめ、そこで人々と対話することで、より良い未来を築きたい」という、アンソロピック社らしい安全志向・透明性重視の姿勢を強く打ち出すことです。

あなたが感じた「監視」と「墓」のイメージは、まさに彼らが意図的に入れた「人々が一番心配していること」の象徴です。


 

ここまでです。

まあ…AI が人類を滅亡させるかどうかはともかくとして、AI が社会に拡大していくことに不安を感じる人たちは確かに多く、私などは、特に「子どもや若い人たちの AI 依存」が、若い人たちの思考能力を削ぎ続けるのではないかという懸念が最も大きいです。

(参考記事)デジタル教育に移行した国々の学力の惨状と、デジタルをやめて紙と鉛筆に戻した教育現場の勝利から見る日本のこれから
In Deep 2026年7月6日

そこで失われた思考能力や分析能力は、後から取り戻そうと思っても、なかなかできないことだからです。

それが最終的には文明の衰退や滅亡ということにつながる可能性はないではないのかもしれません。

世界は、AI やロボットだけでは成り立ちませんから。考える人間がいてはじめて成立するものです。




>> In Deep メルマガのご案内
In Deepではメルマガも発行しています。ブログではあまりふれにくいことなどを含めて、毎週金曜日に配信させていたただいています。お試し月は無料で、その期間中におやめになることもできますので、お試し下されば幸いです。こちらをクリックされるか以下からご登録できます。
ご登録へ進む





  • この記事を書いた人

Oka In Deep

世界で起き続ける様々なことをお伝えさせていただいています。

-2026年からの世界, 人類の未来, 悪魔の輪郭
-, , , , , ,

Copyright© In Deep , 2026 All Rights Reserved.