2016年12月25日 理由不明ながら真っ赤に染まったブラジル・サンパウロの空
100大ニュース……。自分でタイトルを書きながら苦笑しましたが、何のことかといいますと、このブログでは時事をご紹介することもありますし、それがない時もありますけれど、いずれにしても、1度にご紹介できる出来事は限られています。
記事を書くのは私ひとりですし、記事を書く手も3本しかありません(何かこわいな、おい)。腕はともかく、そんなわけで、最初に見た時に「へえ、おもしろそう」と思った話題や報道でも、結局ご紹介できないものがたくさんあります。
中には、おそらく私自身が選んだものよりもニュース性としては貴重なものがたくさんありそうな気もするのですが、毎日毎日新しい話題やニュースが出てくる中で、遠い過去へと去っていってしまうものが多いです。
それで、今年 2016年は、そういうニュースのリンクと概要くらいはご紹介して終えたいなと思っていました。そして、そういうニュースの数は 100くらいはあるのではないかな・・・という非常に曖昧な基準で、タイトルに「 100大ニュース」とつけてみました。
それで今、少しずつメモなどを振り返っています。量があるだけに、今日のアップには間に合いそうもないのですけれど、一応今年はそういうもので今年を振り返っておきたいと。
冒頭の「クリスマスの赤い空」は、おそらく夕陽関係の現象だと思うのですが、投稿元に理由が書かれていないので、何だかわかりません。しかし、とても印象的な赤でしたので、載せさせていただきました。
オリジナルは動画で、下のようなものです。
Sponsored Link
そういえば、今は一応、年末に近いのですけれど、例年通りなら、この時期は「アメリカでたくさん人が自然死する時」でもあります。
これは、今年 1月のウォールストリートジャーナルに「なぜ米国の死者数は年末年始に急増するのか」という記事があり、それで知ったことでした。そこには以下のグラフが掲載されてました(日本語はこちらで入れています)。
アメリカでは、「元旦に向かって、死者数が増加する」のです。これは事故や殺人などではなく、あくまで病気を含む、自然死です。
このグラフのオリジナルには、「冬の憤怒(Winters Wrath)」というタイトルがつけられていて、つまり、「アメリカでは、年末年始にたくさん人が、病気などで亡くなる」という事実があるらしいのです。原因は「不明」ですが、1979年から 2004年の平均値ですので、その傾向は毎年のように繰り返されているといえるもののようです。
ウォールストリートジャーナルには下のように書かれてあります。
WSJ「なぜ米国の死者数は年末年始に急増するのか」より
休暇シーズンを祝うため人々が集まる冬には奇妙な現象が繰り返される。それは「死者数の急増」だ。
特に2015年初頭には死者数が極端に増え、元日から2週間以内に死亡した高齢者の数は通常よりも3割ほど多かった。
冬に死者数が増えることは、しばらく前から研究者に知られていた。だが予想される増加分を調整した後でさえ12月からの膨張分は残る。
専門家は原因を特定できていないが、ほぼあらゆる年齢層、そして同様の病気を抱えるあらゆる集団に影響が及んでいる。これは男性にも女性にも当てはまる。
興味深いことに、自然死が特に多くなるのは12月25日、26日、1月1日であることが判明した。
ということで、明確な原因はわからないようですが、アメリカは今現在そのような状態の最中ということになっている可能性も高いです。
アメリカといえば、今年の6月に、
・中国の北京が毎年10センチメートルずつの急激な地盤沈下を起こし続けていることが最新の研究で判明。今のままでは30年後には完全な廃墟に
2016/06/29
という記事で、中国の北京のほぼ全域が、深刻な地盤沈下を起こし続けていることをご紹介しました。
中国で強い地盤沈下を起こしている大体のエリア
そして、これ(建物がある場所で深刻な地盤沈下が起きていること)がアメリカでも起きていることがわかったのも今年でした。今年 6月に、アメリカのサンフランシスコにある 60階建ての超高層マンション「ミレニアムタワー」が地盤沈下で傾き続けていることが報道されたのです。この地盤沈下と、ビルの傾斜は人工衛星からも確認されています。
これらのような記事を見ていますと、北京だとかサンフランシスコだとかの個別の問題がどうだということよりも、たとえば、北京の場合だと、今のまま地盤沈下が進めば、数十年後には都市機能が立ち行かなくなる可能性があるわけですけれど、そういうような状態が「世界中に」あるのではないかな、と最近思うことがあるのです。
今年 11月には、福岡に巨大なシンクホール事象が発生したことがありましたが(関連記事)、あの原因が何であろうと、「都市部で現実にああいうことが起こった」ということのに意味がありそうです。
あのシンクホールの位置が 30メートル違ったら、どのようなことになっていたかは想像がつくところです。
福岡では、昨日 12月27日にも小さなシンクホール事象が起きていました。
福岡・久留米で市道陥没、車が転落 水道管の水漏れ
朝日新聞 2016/12/27
27日午前5時50分ごろ、福岡県久留米市通外町の市道で、市内の自営業男性の軽乗用車が道路の陥没でできた穴に落ちた。車の前半分が穴にたまった水に沈んだが、男性にけがはなかった。
久留米署によると、穴は長さ3メートル、幅2メートル、深さ70センチほど。
それぞれの原因はともかく、最近は、世界中でとにかくシンクホール現象が数多く起きていて、都市部でも多いです。
先ほどリンクした記事「福岡のシンクホール事象からも思い浮かばずにはいられない…」の中で、イスラエルのメディアの記事をご紹介しています。
そこに下のようにありました。
地球の大地が突然開き、その穴が悪徒たちを飲み込むということは、神の報復について記されている聖書の概念を具現化したビジョンでもある。
私自身はこのような考えを持ちません。しかし、
「地球の環境には今の形の都市インフラは合わないということが今後さらに明らかになっていくのではないか」
とは思っています。
日本などを含めた多くの国に築かれている現代文明の形は、地球本来の環境と根本的に合わないのだと私は今は思っています。
21世紀になり、異常に増加している、そして、おそらくは来年も数多く起きるであろう自然災害による「文明の破壊」は、そのことを示し続けているのかもしれないとも思います。
「なら、どのように暮らしていくのがいいのかな」
とは、よく思うのですけれど、まったく答えは出ません。
今生に出るような答えではなさそうですので、肉体の死を経て、あるいはやっと気づくことができるものなのかもしれません。
それでは、明日には 100大ニュース(やっぱり苦笑)をアップできると思います。