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DNAと黄金比
何だか、昨日今日はニュースが全然面白くないので、米エポックタイムズのコラム記事を見ていましたら、「あなたの脳は美を渇望する」というタイトルの記事がありました。
内容そのものは特に突飛なものではなく、たとえば、古典絵画などや植物などの自然の「形」に見られる、いわゆる「美しい」とされる存在が、脳にどのような作用を与えているかということを、論文や資料から書いているものです。
ただ、この観点でいえば、実際には、
「何を美しいかと感じるかは、人により違いすぎる」
ということはあります。
マグロの切り身が美しいと思う人もいれば、イワシの刺身が美しいという人もいるし、カジキの切り身が(魚ばっかりかよ)……いや、つまり具体例を挙げてもキリがないほど、人間のあまりに多様な美への価値観からは「美」という特定の観念は想定できるものではないですが、それでも、大雑把な共通意識としての美はあるかとも思います。
その記事の中で、初めて知ったことであり、また注目した部分は、
「 DNA の二重らせん構造は黄金比とほぼ同じ」
ということでした。
この「黄金比」というのは、最も美しいとされる比率の一つで、説明では以下のようになります。
黄金比は、約1:1.618の比率で、最も美しいとされる比率の一つです。
古代ギリシャから、自然界や芸術作品、建築物など、様々なものに見られる比率として知られています。この比率を取り入れることで、バランスの取れた、調和のとれた印象を与えることができるため、デザインやアートの世界で広く活用されています。 Google AI
それで、人間の DNA の構造も、ほぼこの比率に近い(DNA は、1.619)のだそう。以下の図が示されていました。
そのセクションには、このように書かれています。
DNAに浸透する
2024年の論文では、美しさとの関わりが分子レベルでも身体に影響を及ぼす可能性があると提唱された。
著者らは、芸術や音楽などの美しいものに触れることで、遺伝子活動の調整を助ける生化学的プロセスである DNA のメチル化が変化する可能性があると仮説を立てた。
この考えはまだ推測の域を出ないが、ある意味では、美しさと DNA は近い兄弟分ともいえる。
DNA の二重らせん構造の完全な周期は、長さ 34オングストローム(※ オングストロームは長さの単位 / 1オングストローム= 0.1ナノメートル)、幅 21オングストロームだ。
この 34と 21という数字は、黄金比と同じ数列であるフィボナッチ数列を構成している。DNA の寸法比をプロットすると、 1.619 となり、黄金比である 1.618 に驚くほど近づく。
偶然かどうかは別として、これは、美しさ、対称性、バランスが人生そのもの、さらには私たちを私たちたらしめる分子の中にさえ織り込まれているかもしれないということを詩的に思い出させてくれる。
この「フィボナッチ数列」は、説明が難しいのですが、簡単にいえば、以下のようなものです。
(理解できていないものを適当に貼るのはよせ)
黄金比については以下のようになります。
(だから、理解してないものを貼るのはよせって言ってるだろ!)
本当に面倒くさい話ですが(自分で話を面倒くさくしてるだけだろ)、ともかく、DNA の構造は「黄金比に限りなく近い」そうです。
なお、銀河系の形なども黄金比に近いとされています。
天の川銀河
My Art Relay
DNA の構造から銀河系まで広くこの世をおおっている黄金比のようですが、他には……。
2012年の「修復キリスト像」なんかはどうですかね。
(これは違う)
これ懐かしいですね(笑)。2012年8月の「2012年にスペインで生まれた「新しいキリスト像」の価値観が瞬く間に世界を席巻」という記事に詳細があります。
しかしまあ、やはり、黄金比を美しいと思うかどうかも、また人により基準は異なるとは思います。
カタツムリなんかの一部も形に黄金比を持っていますが、そんなに美しいとは思わない人のほうが多そうですし。
美は集約されないほうが健全
先ほどのエポックタイムズに、
> 著者らは、芸術や音楽などの美しいものに触れることで…
とありましたけれど、この「音楽」というのも、どこに価値観を求めるかは、まったくバラバラです。
私などは、Grok に「ノイズやハードコアパンクと、ドーパミン放出の仕組み」を質問しているような戯け者ですが(Grok の回答全文)、ドーパミンは、脳内の神経伝達物質で、快感、意欲、運動調節などに関与しているとされているものです。
一般的な意味で美しいといわれるような音楽でも、ドーパミンは放出されるのでしょうけれど、そうではない音楽でも、脳の報酬系の作用により、快感や爽快感を作り出す物質が出ることには出るようなのです。
人間の趣味嗜好や美的感覚はなかなか一筋縄にはいかないものですが、バラバラの価値観の方向の中で、その多くの結果としての「生体反応の同一性」というものが存在するということは、ある程度興味深くはあります。
結局……。
結局何を書きたいのだかわからなくなってきましたが、先ほどのエポックタイムズの記事の最終セクションを抜粋して締めさせていただきます。
セクションのタイトルは「美しいものを発見する」ですが、これもまた個々の独自の美しいものの発見に努めることがいいのではないかと。
黄金比を採用した美しい絵画なら AI にも描けますが、それを大きく逸脱したようなアートを AI が作り出すことはなかなかありません。
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あなたの脳は美を渇望する – 美しいものを発見する
Discover the Beautiful
Epoch Times
システィーナ礼拝堂 (バチカンにある礼拝堂)は、普遍的に称賛される美の一つに過ぎない。毎年何百万人もの人々が、その高い天井に畏敬の念を抱きながら見上げている。
ペンシルベニア大学神経美学センター所長のアンジャン・チャタジー氏によると、このような畏敬の念を抱かせる出会いは稀で、見つけるには努力を要することもあるという。
チャタジー氏は、日常の美はしばしばありふれた光景の中に隠れているが、それを見つけるには、ペースを落とし、心の忙しさを静める必要があると指摘する。「私たちは、取引的な存在のモードから、今この瞬間に存在できるモードへとシフトする必要があります」と、チャタジー氏は語った。
花、色、模様、音など、何かに心を奪われたら、立ち止まってその魅力にとらわれてほしい。美しさはしばしば大声で叫ぶようなものではなく、より洗練されていて、静かに姿を現すことが多いのだ。
美しいものを探すときは、意識的に行動したい。
『環境心理学ジャーナル』に掲載された研究によると、周囲の環境を意識的に大切にしている人は、自然の中で過ごすことで人生の満足度が最大 25%向上することがわかった (論文:自然の美しさとの関わりは、自然とのつながりと心理的幸福との間の肯定的な関係を緩和する)。一方、自然をあまり意識しない人、つまり自然を気にせずに散歩している人には、その効果はほぼ無視できるほどだった。
それにもかかわらず、自然であれ芸術であれ、壮大であれ静かであっても、美の現れは人々の心の奥底を高揚させ、より高次の何かを思い出させる。
臨床現場での美の活用を提唱するエンツォ・グロッシ氏によると、プラトンは 2000年以上前に『パイドロス』 (プラトンの対話篇の一つ)の中で美の役割について説いたという。
プラトンは、私たちが地上 — 自然や人間の創造物 — に美を見るとき、それは私たちを超越した何かを思い出させ、私たちの視線を上へと向けさせると記している。そのような瞬間、「私たちはまるで翼をつけてより高く飛ぶように感じる」とグロッシ氏は述べた。
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