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人類の未来 人類の覚醒と真実 健康の真実

コロナワクチンが接種「数年後」でも体に「明確な生物学的変化を引き起こす」可能性に言及した米国免疫学の権威が主導した米イェール大学の研究

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研究の筆頭者は日本人医学者

これまで 5人の米国大統領と 62人のノーベル賞受賞者を排出しているアメリカの名門中の名門と言え〜るイェール大学の(いいから)研究者たちが、

「 mRNA ワクチンが長期的な身体的問題を引き起こす可能性」

についてのプレプリント論文を発表していました。

この論文について、英デイリーメールが今日報じていまして、その記事をご紹介したいと思います。

プレプリント論文は以下にあります。

COVID-19 ワクチン接種後の慢性疾患に関連する免疫学的および抗原的特徴
Immunological and Antigenic Signatures Associated with Chronic Illnesses after COVID-19 Vaccination

ちなみに、筆頭研究者は、イェール大学の岩崎明子さんという方で、イェール大学医学部免疫生物学部門の教授である免疫学者です。イェール大学で最高の学術的名誉であるスターリング教授職というものを授与されている方でもあります。

また、アメリカ免疫学会の 2023年 - 2024年の会長を務められたというアメリカの免疫学の世界での大変な権威の方でもありますが、このような超専門家の方から、断定的ではないとはいえ、mRNA コロナワクチンに対しての一種否定的な概念が提出されるということの意味はなかなか大きいのではないかとも思います。

岩崎明子 博士 (写真は2013年4月)

yale.edu

この岩崎明子博士の経歴を Wikipedia を読んでいて興味深かったのは、以下の部分でした。

2024年、タイム誌の「世界で最も影響力のある100人」に選出され、アンソニー・ファウチ博士が選評を担当した。岩崎は、新型コロナウイルスの後遺症のメカニズム研究について科学的成果を上げており、その功績等が評価された

wikipedia.org

この「新型コロナウイルスの後遺症 (いわゆるロング・コビットと呼ばれる長期の後遺症を含む)のメカニズム研究」の流れの中で、コロナワクチンの問題かもしれないことを見出されたようです。

なお、論文を読んで、興味深かったのは、以下の点でした。

・ワクチン接種後症候群の患者とそうではない患者では、体内の免疫細胞の割合が異なっていた

・ヒトヘルペスウイルスのひとつであるエプスタイン・バーウイルスが再活性化していた

・ワクチン接種後症候群の患者からは、「ワクチン接種後 700日以上経過した人たち」からも、スパイクタンパク質が検出された

などです。

岩崎博士のチームが、ワクチン接種後症候群の人たちから血液を採取した期間は、2022年12月から 2023年11月となり、それぞれの接種した回数にもよるのでしょうが、最大で接種から 2年以上経っています

なのに、「まだ体内にスパイクタンパク質が残っていた」と。

ただ、これがワクチンによるスパイクタンパク質なのか、自然感染などによるスパイクタンパク質なのか、ということにはふれられていませんので、これに関して何とも言えない部分もあります。

これはきちんと調べれば、その区別はつくものでもあり、詳しく書くと難解なものですが、私たち一般人にとっては、

「ワクチン由来のスパイクタンパク質には、ヌクレオカプシドというものがない」

という認識でいいのだと思います。

ヌクレオカプシドとは、ウイルスの遺伝子を包む殻のようなもののことで、自然のウイルスにはこれがありますが、人工的に生成できないものなので、 mRNA ワクチン由来のものからは検出されません。

これについては、以下の記事の後半で少しふれています。

[衝撃]新型コロナのRNAが「2年も体内に残留している」ことを突きとめたカリフォルニア大学の研究。…それは自然由来なのか、それとも「人工」由来なのか
In Deep 2023年9月20日

自然の mRNA っていうのは、わりとあっという間に分解されてしまうものなのですが(サイエンス誌に掲載された論文によると、半減期の中央値が 2分間)、このカリフォルニア大学の研究では、

「最大で感染後 676日目の人からもコロナの mRNAが検出された」

のです。

ですので、この新型コロナの mRNA というのか、スパイクタンパク質というのか、それらには非常に複雑な側面がたくさんあるものではあります。

 

ヒトヘルペスウイルスの再活性化

今回の岩崎博士の研究では、エプスタイン・バーウイルス( EBウイルス)というヒトヘルペスウイルス4型が「再活性化している」可能性が述べられています。ヒトヘルペスウイルスの再活性化は、多くの場合、何らかの悪さをしますが、それと、いわゆるコロナ後遺症(あるいはワクチン後遺症)が関係しているとも言われます。

これについては、同じヘルペスウイルスに属するヒトヘルペスウイル6型(HHV6)が、スパイクタンパク質によって再活性化され、さまざまな問題を引き起こすことが、4年近く前にわかっています。

その再活性化が帯状疱疹やうつ病の増加と関係する可能性を以下で書いています。

うつ病……帯状疱疹……
In Deep 2021年9月8日

この 2021年の時に、「今後、帯状疱疹やうつ病が著しく増えるのではないか」とは予測していましたが、実際に、その後の 4年間でどの程度増えているのかは不明です。

また、ヒトヘルペスウイルス6型の再活性化が、双極性障害、大うつ病性障害、統合失調症、アルツハイマー病などを引き起こすことについては、2021年9月のこちらの記事で書いています。

もっといえば、

「スパイクタンパク質は、ほとんどの種類のヒトヘルペスウイルスを再活性化させる」

というスペインの研究を以下でご紹介したこともあります。

ワクチンスパイクタンパクは「ほぼすべての種類のヒトヘルペスウイルスを再活性化させる」ことを示した論文をもう一度読んで気づいたファイザーワクチンの怪…
In Deep 2023年3月18日

これは、mRNA タイプのワクチンに特化した話ではなく、スパイクタンパク質を生産するものなら、どんなワクチンでも当てはまるわけで、もちろん、自然感染のスパイクタンパク質も当てはまります。

ただ、以前から書くこともありますが、自然の新型コロナウイルスのスパイクタンパク質と、ワクチンが生成するスパイクタンパク質では強度や数がまるで異なるのです(ワクチン由来のスパイクタンパク質は頑丈で分解されにくい)。なので、自然のコロナウイルスのスパイクタンパク質より、ワクチン由来のスパイクタンパク質の方が長く体内に残存しやすいと考えられます。

ともかく、アメリカの免疫学の権威中の権威といえる科学者である岩崎明子博士のような方が、このような研究を開始してくれたことは、ひとつの大きな転換点だとも思います。




 


米イェール大学の科学者たちは、新型コロナワクチンが体に「明確な生物学的変化」を引き起こす新たな憂慮すべき症候群に関係していると考えている

Yale scientists link Covid vaccines to alarming new syndrome causing 'distinct biological changes' to body
dailymail.co.uk 2025/02/20

イェール大学の専門家たちは、mRNA 新型コロナワクチンに関連した憂慮すべき症候群を発見した。

研究によると、「ワクチン接種後症候群」と呼ばれる、これまで知られていなかったこの症状は、脳の混乱、めまい、耳鳴り、運動不耐性を引き起こすと思われる。

感染者の中には、ワクチン接種から数年後に免疫細胞の変化や血液中のコロナウイルスタンパク質の存在など、明らかな生物学的変化が見られる人たちもいる。

この病気は、体内で休眠中のエプスタイン・バーウイルス (ヒトヘルペスウイルス4型)を再活性化させるようで、インフルエンザのような症状、リンパ節の腫れ、神経障害を引き起こす可能性がある。

この小規模な研究の完全な結果はまだ公表されておらず、イェール大学の専門家たちは、この結果は「まだ研究途中である」と強調した。

しかし、評価の高い研究機関によるこの研究結果は、ワクチン接種後症候群に関するさらなる研究が必要であることを示唆していると、独立した専門家たちは述べている。

研究の次の段階では、この症状がどの程度広がっているのか、そして誰が最も危険にさらされているのかを突き止めることになる。

2021年にワクチン接種が開始されて以来、何千人もの人々がコロナワクチン接種によって被害を受けたと述べている。

しかし、米国の医療制度は断片化されているため、まれな副作用を特定するのは困難だ。

より大規模な研究では、コロナワクチン接種後に生じた症状と、接種の有無にかかわらず発生したであろう無関係の病気を区別することができなかった。

研究論文の著者でイェール大学の免疫学者である岩崎明子博士は、「この研究はまだ初期段階であり、これらの研究結果を検証する必要があります」と述べた。

「しかし、これは将来 PVS (ワクチン接種後症候群)の診断と治療に使えるものがあるかもしれないという希望を与えてくれます」

新たな研究では、岩崎氏のチームは 2022年12月から 2023年11月の間にワクチン接種後症候群の患者 42人と非患者 22人から血液サンプルを採取した。

患者の免疫システムを分析したところ、ワクチン接種後症候群患者は一部の免疫細胞の割合が異なっていた。研究者たちはこれらの違いを特定の症状と結び付けることができなかったため、これらの違いが何を意味するのかは不明だ。

研究チームはまた、ワクチン接種後症候群の症状が重複するロングコビッド(長期のコロナウイルス後遺症)患者 134人と、健康なワクチン接種者 134人についても調査した。

その結果、ロングコビッド患者とワクチン接種後症候群患者は両方ともエプスタイン・バー症候群が再活性化していたと見られた。

成人 10人中 9人以上が、人生のある時点でエプスタイン・バーウイルス感染症にかかったことがある。エプスタイン・バーウイルス感染症は、唾液や精液などの体液を介して広がる一般的な感染症だ。

倦怠感、発熱、発疹などの症状を引き起こし、症状が消えてもウイルスは体内に潜伏したままとなり、免疫力が低下したときに再活性化する可能性がある。

ワクチン接種後症候群の患者では、スパイクタンパク質のレベルも上昇していた。

ワクチン接種後症候群患者のレベルは、ウイルス自体に関連する同様の症状を伴うロングコビッド患者のレベルよりもさらに高かった。

体内に持続的に存在するスパイクタンパク質が、体を常に炎症状態に保ち、ロングコビッドの症状の一部を引き起こすと考えられている。

これは、36日から 709日前にワクチン接種を受けた患者に当てはまった。

岩崎博士は次のように述べた。

「こんなに(接種から)時間が経過した時期に血液中にスパイクタンパク質が見つかったのは驚きでした」

「スパイクタンパク質のレベルが慢性的な症状を引き起こしているかどうかは分かりません。なぜなら、PVS を患っている他の参加者の中には、測定可能なスパイクタンパク質がなかった人もいたからです」

「しかし、それがこの症候群の根底にあるメカニズムの一つである可能性はあります」

 

この研究の主な限界は、研究規模の小ささだと、雑誌「ワクチン」の名誉編集者でアトリア研究所所長のグレゴリー・ポーランド博士はニューヨーク・タイムズ紙に語った。

しかし、彼はこう付け加えた。

「これらの限界にもかかわらず、彼らはさらなる研究が必要な興味深いデータを発見しました」

「しかし、非常に慎重に定義され、遺伝子分析された個体を対象とした、より大規模な研究を行う必要があります」


神経科学の博士号を持つミシェル・ジマーマンさん(37歳)は、
ワクチン接種後に脳損傷と診断され、実家に戻らざるを得なくなった


オハイオ州のダニエル・ベイカーさん(おそらく左の女性)は、看護師の仕事を続けるためにワクチン接種に同意したとき、
これまでで最も「健康」だった。しかし、2回目の接種から数時間後、背中に激痛が走り、動けなくなった。
現在、彼女は心肺機能不全に陥っている。

 

共同主任研究著者でイェール大学医学部のハロルド・H・ハインズ・ジュニア教授であるハーラン・クルムホルツ博士は以下のように述べた。

「ワクチン接種後に重大な問題を経験している人たちがいるのは明らかなことです」

「科学者や臨床医としての私たちの責任は、彼らの経験に耳を傾け、根本的な原因を厳密に調査し、助ける方法を探すことです」

ペンシルベニア大学免疫学研究所所長で、この研究には関わっていないジョン・ウェリー博士は、データについて注意を促し、過剰なスパイクタンパク質の一部は検出されていない(自然感染の)新型コロナウイルス感染によるものである可能性があると述べた。

彼はニューヨーク・タイムズ紙にこう語った。

「このテーマに関するデータをもっと見たいです」

モデルナ社とファイザー社が製造した mRNA ワクチンは、 米国で 300万人を含む世界中で数千万人の命を救ったと推定されている。

米国の新型コロナワクチン被害補償プログラムのデータによると、 2024年12月の時点で、ワクチンを少なくとも 1回接種した 2億7000万人の米国人のうち、1万4000人が新型コロナワクチンが原因だと主張する傷害または死亡の賠償請求を起こしていることが示唆されている。


医学誌「ワクチン」の編集長グレゴリー・ポーランド博士はワクチン接種以来耳鳴りに悩まされている。

 

一方、フィラデルフィア小児病院のワクチン専門家であるポール・オフィット博士は、このことは、コロナワクチンが危険であるということを示してはいないと語った。

同氏は「現時点でワクチンは数十億人に接種されており、大規模な前向きプラセボ対照試験ではこうした効果は示されませんでした」と述べている。

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