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アメリカの憂鬱 人類の覚醒と真実 日本の未来

ジ・エンド・オブ… : アメリカの若者たちにのしかかる「絶望の米国社会システム」。しかしそれは日本も同じだということもまたわかっていて

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fortune.com




 

先日、アメリカでの薬物危機が制御不能なところにまで来ているということを以下の記事で取りあげさせていただきました。

「地獄の完成」 : アメリカ人の薬物での死者数の増加は究極的な段階に。その中でアメリカ当局は「モルヒネの1000倍強力な鎮痛剤」を承認するという地獄の上塗りも

このことについて、私はこの記事で、人々がこういう状態(自死も含めて)に向かう理由は、

「現実を否認するため」

と書いたのですけれど、

「なぜ、アメリカ人の特に若い人たちは《現実を否認》しなければならない方向に進んでいるのか」

ということについて、その理由の……まあ一部でしかないかもしれないですが、しかし場合よっては「根本的な理由」かもしれないというようなことを書いてあるアメリカのブログ記事を昨日見つけました。「アメリカが自国の若者たちにおこなってきた恐ろしいほどひどいことの数々」というタイトルの記事です。

今回はその記事をご紹介したいと思いますが、これは、「アメリカはそうなっている」ということをご紹介したいのではありません

この記事を読めば読むほど、

「日本も同じだ」

と思うのです。

なお、このブログ記事には、「進歩的な考えの否定」の部分が多く出てくるために、拒否感のある方もあるかもしれないですが、それでも、私自身ここに書かれてあることの一部は、日本のこの数十年の社会の進み方の中で感じていたことです。

たとえば、赤ちゃんを含めた小さな子どもたちが母親と一緒にずっといられないのがわりと普通になっていることなどもそうです。

確かに……生活などいろいろなことがあるにしても、「生まれてから比較的すぐに赤ちゃんが日中は毎日知らない人に育てられる」というようなことは、精神的な成長からどうなんだろうと思う部分はあります。

私は以前、

「革命」(3) - 革命的行動の最上位は「子どもたちへの無条件の愛」を獲得した社会に戻すこと
 In Deep 2015年07月12日

という記事で、このタイトル通りですが、社会を少しでも良くするには、子どもたちへの無条件の愛を根底にした社会を目指すべきだという考えを書いたことがあります。

今でも同じように考えていますが、現実の社会はさらにどんどん「真逆」に進んでいます。

人間には肉体と精神がありますけれど、一義的には人間は物理的な存在でもあります。たとえば、少なくとも赤ちゃんは、「母親からふれられる」とか「話しかけられる」という「物理的な刺激」で成長することが最近わかっています。

最近、英ロンドン大学では、「赤ちゃんは親から顔にふれられることによって、脳が成長していく」ということがわかったことが論文で発表されていました。

陳腐な言い方かもしれないですが、少なくとも赤ちゃんのうちは、「できるかぎり母と子は一緒にいたほうがいい」とは思うのですけれど……。

 

とはいっても、今は結局、「それでは多くの人たちは生きられない世の中」になってしまったのですから、もはや、それが良いとか悪いとかは言えない世です。

なので、それが良い方に行くのか悪い方に行くのかは私には言えませんが、私たちは今後、

「日本という国家と共にその結果をこれから受ける」

のだと思います。

仮に現在、アメリカ社会が「若者たちの崩壊」から始まる社会そのものの崩壊に向かっているとするならば、「それと似た社会」を目指してきた多くの国もまた根底から崩壊するのだと思っています。今の日本や韓国を見れば少し感じるように、その時期はそんなに遠くはないのかもしれません。

それを打破するには、私たちのような人生の後のない大人ではなく、若者たち本人の各々が「目覚める」必要があるのですが……。

私たちは西洋人ではなく日本人であり……つまり、ずっと大昔、本当に幸せな家庭像と人生観を持っていた人たちなのですから、できないことではないと思うのです。

では、ここから記事です。


What America Has Done To its Young People is Appalling
lewrockwell.com 2018/12/03

アメリカが自国の若者たちにしてきた恐ろしいほどひどいことの数々

アメリカの現在の若者について判断を下すのはまだ早すぎるのかもしれないが、そこには、肥満の蔓延、薬物過剰摂取の増加があり、また、低下し続ける大学進学適性試験(SATスコア)やスマートフォンへの依存、外観の奇妙な変化、そして、高い精神系疾患の割合が現実として存在する。

頻繁に私たちを困惑させる若者たちと遭遇するのは日常だ。

しかし私たちは、アメリカ政府やアメリカ社会そしてその文化がこれらの若者たちに「何をしてきたか」を考慮せずに、狂気的な行動を見せる若者たちを非難するということをしてはいけない。

ひとつひとつ「アメリカは若者たちに何をしてきたか」を見てみよう。

まず、今のアメリカ人の 40%は結婚状態「ではない」ところで生まれる。

アメリカでは、母親か父親だけの家庭は、長い間、深刻な社会的問題と関連づけられてきた。以下は、1994年の報告書「アメリカの展望( American Prospect)」にある記述だ。

ひとりの親(多くの場合、母親)の環境で育った子どもたちについては、幅広い分野で統計的な数字が出されている。

彼ら彼女たちは、高校を退学する割合が通常の 2倍、また、女子の場合、十代の母親になる率が 通常の 2倍だ。そして、学校も辞め仕事もしない状態になる率が通常の 1.4倍だった。他に、成績ポイント平均が低く、大学の志望が低く、出席記録も悪い。また、大人になった際にも、彼ら彼女たちの離婚率が高い。

これらの統計的傾向は、人種、親による教育状況、兄弟姉妹の数、居住地の違い等を調整した後でも同じように示される。

そして、現在のアメリカでは、多数の結婚が失敗する。

子どもたちの 60%近くが、古典的な核家族の中で成長していくことがない。

皮肉な話だが、アメリカ政府による政策の変更により、片親家族への政府補助金が増えると、それに従って、片親の世帯が増えていき、伝統的な家族の形態は減少し続けている。

この助成金の点でもだが、政府という存在は、実は「文化を変えられる」のだ。今や伝統的な家族形態は縮小していく一方だ。

今は女性たちが積極的に家庭裁判所に赴く傾向があり、離婚の増加は、時間の経過とともに社会的に受け入れられるようになった。

1950年代の牧歌的な状態のアメリカの各家庭では、典型的には、母親は家庭に留まり、自分の子どもの世話をするために家にいた。

最近の典型的なアメリカの家族では、両親がともにフルタイムで働くため、非常に多くの割合の子どもたちがデイケア託児所に預けられる。

私は、1960年代に子ども時代を過ごしたが、その頃にはデイケアという概念はなかった。私が育ったニューヨークの労働者階級の人たちが暮らしていたサウスバッファロー通りでは、小さな子どもを持つ母親でフルタイムで働く女性はいなかったはずだ。

圧倒的多数は専業主婦だった。そして、子どもたちは学校に通い始めると、アルバイトを始める。

統計の数値もこれを裏付けている。

子どもを託児所やデイケア施設に預けることは、かつては中産階級にとって珍しいものであったが、しかし、非営利組織「アメリカ進歩センター (Center for American Progress)」のデータによれば、現在は、アメリカの 3分の2以上の子どもたちの親がフルタイムで働いていて、常に家にいる親はいない状態だ。

そして、実は、子どもを預ける保育には、その子どもたちの成長において望ましくない結果が出ることを示しているデータがある。

2004年に出版された「ホームアローン・アメリカ(Home-Alone America / 自宅でひとり)」には、そのような子どもたちの、より精神的な問題、そして行動的な問題、精神的な薬物への依存、より多くの性感染症の罹患、あらゆる年齢での肥満の過多、そして不幸感を強く持つ子どもたちについて書かれている。

この「ホームアローン・アメリカ」は、当時、その内容が社会的に広く無視されていたが、しかし、現在これは統計に裏付けられているといえる。

いずれにしても、生まれてから最初の 5年間を、ほとんどのアメリカ人の子どもが「母親と一緒に家庭で育つ」という機会を失っているのだ。

母親と共に家族の中で成長するということに大きな利点でがあることは、感情的なものではなく、先ほどのようないくつかの統計が示している。

私たちの世代は、就学するまでは子どもが母親と共に家庭で成長するということを当然と考えていた。

しかしその世界は風と共に消えてしまった。

なぜなのだろう?

ここには、フェミニズムと進歩的な大きな政府という 2つの主な理由がある。

フェミニズムは、女性たちが家から外に出ていくことを推奨した。その主張では、男性は、女性を金銭的に支配していたとされており、女性はその夫の支配から放たれるべきだと。

そして、次第に、伝統的な(専業主婦として家で子どもを育てているような)母親たちは、「ベビーファクトリー(子どもを産む機会)」というような言い方で嘲笑されるようになっていった。

第二には、1916年頃からの「進歩主義時代」から始まった、アメリカの、より大きく、より侵略的な大きな政府へ向かう傾向があった。

1950年代と 1960年代には、家族を支えるために共働きの所得が必要とされる程に経済状況は悪化していなかった。

アメリカ政府は進歩的なイデオロギーの下で着実に成長し続けたが、「偉大な社会(Great Society)」 とベトナム戦争の双子のショックの後に、1970年代のスタグフレーションが始まり、ひとりだけの収入で家庭を維持することは困難になった家庭が増えていく。

こうなると、結婚した女性は、その人がフェミニストのイデオロギーに影響を受けていても受けていないにしても、外に働きに行くという選択をするしかなくなった。

家族が支払わなければならない数十の税金を払うために、彼女たちは労働市場に押し込まれた。

多くの女性たちの立場は、「ベビーファクトリー」から「フルタイム労働奴隷」に転換された。

社会はどんどんひどくなった。

生まれてすぐにアメリカの子どもたちは、毎日、見知らぬ人に預けて育てられ、母性のケアを奪われて就学までの 5年を過ごす。

アメリカでは、若者たちの 90%が 12-13年間、公立学校に通うことを余儀なくされている。

しかし、アメリカの公立学校は子どもたちにとって良い場所とはいえない。公立学校は、犯罪、薬、放蕩、平凡な教育と政治宣伝に満ちている。

そして、アメリカ人の約 70%が大学に入学する。

多くの若者たちが大学で一見すると華やかに過ごすが、同時に、その人たちの多くが、巨額の借金を負って卒業する。しかも、就職の見通しも悪い。

さらに大学では、人生の成功に適さない難しい左翼イデオロギーを持って卒業する人たちが多い。

左翼主義は「怒り」を教え、犠牲者の心理(被害者意識)を教え、自分たちの肌の色を憎むように教える。それと同時に、他人の肌の色を人生の中で直面する難しさを自分に責めることを教えられる。

左翼主義が教えることは、成功した人々の特徴である「逆境に直面しても肯定的に考え、イニシアチブを持ち、仕事の倫理を考え、あるいは忍耐を教える」ものとは程遠い。

最後に、この恵まれないアメリカ人の若者たちは非常に敵対的な雇用市場に送られることになる。

ここでは、進歩的な政治家の不正なキャンペーンの約束の保証人として、政府債務をひとりずつシェアすることを勧められる。

この額は、おそらく年間 2,000ドル(22万円)ほどだ。

その次には、大学でのローンの債務の返済がある。これは、進歩的な左派の教授や経営者に利益をもたらす進歩的な政治家たちの工作だ。

この返済額は、年間 2,000ドル(22万円)程度となる可能性がある。

進歩的な州では、税金や規制の問題により事業を開始することが非常に困難になったために、若者たちは容易に雇用市場に入ることができなくなっている。

かつて、自由市場の下で、数日ほどで入ることができた雇用の問題は、今は数カ月以上かかる。多くの雇用には政府の許可が必要だ。また、雇用主たちは、多額の費用のかかる差別訴訟を避けるために従業員をより慎重に監視する必要がある。

若い労働者たちの生産性は、無数の直接的あるいは間接的な影響と税金や規制によって大きく奪われ、多くの場合、若い労働者たちは十分な賃金を得られず、将来を見通したり、あるいは家庭を持ったりといったことが難しい。

その結果、現在のアメリカでは、記録的な数の若者たちが両親の元に戻り、一緒に暮らす。

私が伝えたいメッセージがおわかりだろうか。

現代のアメリカでは、人々は、生まれてからの幼い時から、青少年の時代、そして大人になるまで「ずっとイヤな思いを持ち続けて育つ」のだ。

これは主に、多数の破壊的な進歩的政策の直接的および間接的影響によるものだと私は考えている。多くのアメリカの若者たちが抱えている多くの問題がこれにより説明できる。

彼ら若者たちには怒る権利があるとは思うが、それよりも、これらの問題の背景にある圧倒的な真の原因に焦点を当てる必要があるのではないかと思う。

アメリカの若者たちに私はこう言いたい。

「怒りを抱くのではなく、真実を知る努力をしなさい」

あなたたちに子どもができた時に、少なくとも、その子どもたちが今より良い状況の中で育つことを願って。





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