2020年に始まった「最初の過誤」
2021年以来、世界中で小さな子どもたちの健康状態の悪さが目立っていましたが、2024年の現在に至っても、それはまったく改善していない感じがします。
ヨーロッパなどは、今でも 2020年の基準と比較すると大幅な子どもの超過死亡が記録されています。
ヨーロッパ(EU)の 0歳から14歳の過剰死亡数の推移の比較
euromomo.eu
これが 5歳以上などの子どもや若者の場合、コロナワクチンの影響を無視することはできないとは思います。たとえば先ほど地球の記録に投稿した以下の記事などにありますように、わりと顕著な差は見られます。
(記事)イギリス国家統計局のデータによると「コロナワクチン接種を受けた子どもは未接種の子どもより死亡率が4423%高い」
地球の記録 2024年7月9日
しかし、5歳以下の子どもなどで、ワクチン接種の関係のなかった世代でも、主要国全体で過去にないような健康状態の状況が示されます。
深刻なのは、時間が進むにつれて事態が悪化している気配が強いことです。
そりゃまあ、2020年を起点として考えれば、いろいろと原因として思いあたることはあるのですけれど、「結局、全部なのかな」とも思います。
以下は 3年ほど前の「過剰な消毒がどのように小さな子たちを殺していくか」という記事に書いたものです。
2021年10月21日の In Deep より
…常識的に考えればわかることなのですが、この「コロナ対策」というのは、すべての「常識」が否定されているわけです。
小さな子どものマスクも、過剰な消毒も、あるいは妊婦さんへのワクチンも、そんなこと「常識」で考えてみれば、「していいことなのかどうか」はわかるはずです。
あるいは、「小さな子どもへのコロナワクチン接種」というのも「スパイクタンパク質という病因である毒素を産生する遺伝子を、まだ免疫が不発達な小さな子どもの体内に入れ込む」ということがいいか悪いかなどは、常識で考えればわかります。
しかし、それがもはや通じない。
こういう過剰な消毒とマスクの事実上の義務の状況が 2020年から続いたわけで、その中で、当時、赤ちゃんだった子どもたちは、今、4歳とか 5歳とかになっている。
その間、たとえば保育園や幼稚園などに通っていた子どもたちは、ほぼ毎日ずっと、手や指を消毒され続けていたわけです。神経質なお母さんなら、家の中もずっと消毒し続けていたかもしれない。そんな環境で、小さな子どもがまともに育つわけがないですよ。
フィンランドなんて、2023年になって以下のような異常な事態も現出しているのですが、こういうことが、日本でも起きていないとは限らないはずです。
フィンランドで先天奇形で生まれた赤ちゃんの数の推移(2018年-2023年10月)
Ilkka Rauvola
子どもの感染症に関しては、英国のデータが顕著です。
2023年2月からの英国の百日咳の症例の推移
indeep.jp
どちらも原因はいろいろでしょうが、先天異常に関しては、その可能性のひとつとして、上のフィンランドのデータが出るずいぶん前ですが、以下で書いたことがあります。
(記事)消毒剤に使われる第四級アンモニウム塩は、通常の使用でも「先天性異常と神経の欠損」を誘発する。実験では異常は二世代にわたり続いた
In Deep 2023年5月16日
メジャーな消毒剤である第四級アンモニウム塩の話です。
ここでご紹介させていただいた記事には、研究の内容として、以下のように書かれてありました。
> 場合によっては、化学薬品が置いてある同じ部屋にいるだけで、マウスの先天異常が増加するのに十分だった。
>
> …研究では、マウスに直接投与する必要さえなかった。部屋で消毒剤を使用しただけで、先天性欠損率の増加につながった。
とあり、第四級アンモニウム塩がどれだけ強烈な毒性を持つかが示されていた研究でした。
こんなものに、赤ちゃんや乳幼児が毎日毎日暴露していたのなら、体内にどんな影響が起きても不思議ではないです。
そして、同時にこれらの消毒剤は、体内の常在菌のかなりを殺してしまう可能性があるはずです。消毒剤は、どういう使い方をしても、使っている限り、「吸引」しちゃうんですよ。2021年の三重大学の今井奈妙教授の論文には以下のようにあります。
…病院では、布製品等の除菌を目的として噴霧式の消臭・除菌剤が使用されていたり、除菌クロスを用いて家具やパソコン類を拭いていたりする。これらの製品には、第 4 級アンモニウム塩が使用され、除菌クロスで室内を清掃すれば、第4級アンモニウム塩が揮発して室内に充満する。
ある程度の年齢の若者や大人の影響は、それほど大したものではないとはいえ(ただ、消毒剤の過度の使用では、COPD になりやすくなります)、保育園や幼稚園に通うような年の子どもたちの体にとっては甚大な影響を与えるはずです。
しかも、それが「何年も」続けられた。
もともと、コロナの最初の頃、第四級アンモニウム塩は公式に推奨されていました。以下は、2020年4月の時事通信の記事からです。
…消毒効果が分かったのは界面活性剤のほか、塩酸や食塩水を専用機器で電気分解して作る「次亜塩素酸水」とウエットティッシュに含まれる「第4級アンモニウム塩」。いずれもドアノブなど物品の消毒に有効で、第4級アンモニウム塩は手指にも使える。 (時事通信 2020/04/15)
それで、この「手指にも使える」と推奨された第四級アンモニウム塩は、先ほどリンクしました記事にありますように、
「先天性異常と神経の欠損を誘発する」
わけです。
そういうのを毎日、手に塗りつけられて(そのうちの何パーセントは必ず吸入されて肺にいきます)身体にまったく影響が出ない子どもは実際にはいないと思われます。
そもそもウイルスの防御壁を壊している
実際、消毒という行為の愚かさの理由のひとつとして「ウイルスから身体を保護する最初のバリアは常在菌」なんです。
角質層にはもうひとつ大きな役割があります。それは太陽光やウイルス、細菌などの外敵から身を守る「皮膚バリヤー」としての機能です。
「皮膚バリアー」の正体は、実は常在菌という細菌です。
マラセチュアやブドウ球菌、アクネ桿菌など 20〜 30種類の常在菌が生息しています。ただし、その常在菌のほとんどは善玉菌で、汗や皮脂を食べて分解し、天然のクリームとして皮膚を弱酸性(PH4〜6)の健康な皮膚を保つ役割を果たしています。(経皮毒ハンドブック)
この「バリア」をすべて消毒(破壊)してしまうと、「ウイルスからの最初の保護が消える」ことになるのです。
ちなみに、単なる石けんでも過剰に使用すれば、一時的ですが、これらの常在菌は消えます。常在菌が復活する前にさらに消毒、手洗いを行うと、常在菌が復活する機会を失ってしまう可能性が高いです(パンデミック中の子どもたちはずっとこの状態だったはずです)。
いずれにしても、過剰な消毒には何の益もなく、害の局面しか見当たらないものです。もちろん、これらの影響は即時的に出るものではないでしょうが、何らかの先天異常や、何らかの免疫の異常は今後も露骨になっていくのではないでしょうか。
それは「次に何らかの感染症が大流行すればわかる」ことでもあります。…しかしまあ、今でもすでに、たとえば以下は埼玉県の「手足口病」の報告数の推移ですが、2024年の現時点がダントツになっています。
手足口病にかかるのは、ほとんどが 5歳未満の乳幼児です。
この手足口病の予防にしても、厚生労働省は、「職員とこども達が、しっかりと手洗いをすることが大切です」などと書いています。
「そんなこと、どの施設でもすでに十分にやってるだろ」と言わざるを得ないですが、それで上の惨状です。
しかし、手足口病などの感染症ならともかく、今後「致死性を伴う何か大きな流行」があった場合、子どもたちの間に本当の惨状がもたらされる可能性を排除することは難しいです。
世に定着してしまった「感染症の流行にはマスクと消毒で対処」という概念が続く限り、今後の子どもたちの被害はさらに拡大していくはずです。
先日、「現人類の絶滅」というような物騒な話を書きましたけれど、現在の子どもたちの「異常に弱くなった免疫と神経系」も、そこと関係していくるものです。
簡単にいえば、この 3年、4年に生まれた、あるいは育った小さな子どもたちは、寿命そのものが大変に短くなる可能性があると思っているからです。
幼少期に神経系と免疫系の発達が損なわれた場合、どうしてもそうならざるを得ません。
なお、日本の寿命が20世紀に大きく伸びた理由は、高齢者が長生きするようになった、というより、主には「乳幼児の死亡率が劇的に下がった」ことによります。
寿命が伸びた理由には、他にも栄養状態や衛生状態の著しい改善もあったでしょうが、とにかく、20世紀後半になり、小さな子どもが死亡しなくなったことが平均寿命を大きく押し上げました。
今後はどうでしょう。
2020年に過剰な消毒と実質的なマスク強要が始まったときに、「子ども社会の壊滅的な崩壊」は予想されていたわけですが、日々、それが現実になっていく様相を見ることになっています。
これで、いつの日か、何らかの強力なウイルスの流行やパンデミックが起きた場合、どんなことが起きてしまうのか。
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