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2026年からの世界 人類の未来 健康の真実 悪魔の輪郭

機能獲得研究により「非常に感染力の強い」ハンタウイルスが2018年に作られていたことが論文で判明。一方、そのワクチンプロジェクトも2024年に開始されていた

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ハンタウイルスの機能獲得研究とワクチン開発を主導しているのは同一の人物

なんとなく、話題も消えつつあるハンタウイルス騒動ですが、最近になって、いくつかの事実があることがわかってきています。

ひとつは、2018年に、

「機能獲得変異により非常に感染力の強いキメラ・ハンタウイルスが作られていた」

ことで、もうひとつは、

「2024年にアメリカ国立アレルギー感染症研究所が、110億円規模のハンタウイルス・ワクチン・プロジェクトをスタートさせていた」

ということでした。

それぞれを取りあげていたメディア記事をご紹介させていただこうと思いますが、特筆すべきは、どちらも主導したのは同一の人物だということです。

アメリカの名門アルバート・アインシュタイン医科大学のカルティック・チャンドラン博士という人で、2018年のハンタウイルスの機能獲得研究の主導者であり、また、国立アレルギー感染症研究所のワクチン・プロジェクトの主導者でもあります。

カルティック・チャンドラン博士

Kartik Chandran, Ph.D.

だからといって、今回のクルーズ船のことと何か関係があるということではないですが、ハンタウイルスの強毒化に執念を燃やしていた科学者というその存在は印象的ではあります。

コロナの時も、武漢ウイルス研究所で、コウモリのコロナウイルスの感染性を高める研究をしていた複数の科学者がいました。武漢ウイルス研究所でコウモリのコロナウイルスを「ヒトの気道に感染させることに成功した科学者」である石正麗さんなどです (当時の In Deep の記事)。

まずは、2018年の機能獲得研究に関する記事です。論文そのものは、こちらにあります。

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アメリカ国立衛生研究所(NIH)と国立アレルギー感染症研究所(NIAID)の資金提供を受けたハンタウイルスの機能獲得型変異により、2018年に「非常に感染力の強い」キメラウイルスが作製された

NIH/NIAID-Funded Hantavirus Gain-of-Function Mutations Created 'Highly Infectious' Chimera in 2018
Jon Fleetwood 2026/05/15

アメリカ国立衛生研究所(NIH)の資金提供を受け、2019年に発表された査読済みの研究によると、研究者らはハンタウイルスの糖タンパク質を意図的に変異させ、継代培養を繰り返して、研究論文自体が「非常に感染力の強い」組換えウイルスシステムと呼ぶものを作り出したという。

この事実が明らかになったのは、2026年4月にアルゼンチンを出港したクルーズ船 MV ホンディウス号に関連したハンタウイルス感染症の発生が疑われている最中のことだ。

今回再浮上した機能獲得研究は、アルバート・アインシュタイン医科大学において、数百万ドル規模の NIH / NIAID 助成金 AI132633によって資金提供を受けた (記録)。

アメリカ国立衛生研究所の記録によると、このプロジェクトは 2017年に開始され、論文に記載されている感染性を高める変異を生み出した 2018年の実験期間中も活動を続けていた。

mBio 誌に掲載されたこの研究によると、研究者らは野生型ハンターンウイルス(※ ハンタウイルスの一種 / HTNV)の糖タンパク質から研究を開始したが、組換え水疱性口内炎ウイルス(rVSV)系では、レスキューと複製が不十分であるとされていた (論文)。

論文の筆頭著者の一人であるカルティック・チャンドラン博士は、現在、アメリカ国立アレルギー感染症研究所が実施している 7000万ドル (約 111億円)規模のハンタウイルス感染症パンデミック対策プログラム「PROVIDENT」のプロジェクトリーダーも務めており、2026年の流行発生前に、アンデス山脈におけるハンタウイルスのマッピングとワクチンプラットフォームの開発という前例のない作業を完了したばかりだ。

(※ 訳者注) ここから先は、論文の内容の説明となるのですが、あまりにも専門用語が飛び交い難解ですので、一部割愛します。

 

研究者たちはその後、意図的にそれらの変異を組換えウイルス構造体に組み込んだ。

論文には次のように書かれている。

我々は、各変異を個別に、そして組み合わせて組み込むことで、cDNAからrVSV-HTNV Gn/Gcウイルスを回収しようと試みた。

その結果生じた二重変異キメラ病原体は、感染力と拡散力が劇的に向上した

同論文には以下のように記されている。

Gn/Gc二重変異ウイルス(I532K/S1094L)は、いずれの単一変異ウイルスよりも急速に増殖・拡散した。

この論文は、NIH / NIAID の資金提供を受けたプロジェクトの下で、連続継代選択とそれに続く意図的な突然変異誘発によって、感染力が大幅に向上した組換えハンタウイルス関連キメラが生成されたことを公に記録している

2022年に医学誌に掲載されたレビューによると、次のとおりだ (論文)。

ウイルスの機能獲得研究は、ウイルスのメカニズムを解明し、動物モデルを作成・分析し、医薬品やワクチンの開発を加速させ、パンデミックへの備えを向上させるために、ウイルスの伝染性、複製能力、病原性、宿主範囲、免疫回避、薬剤耐性、ワクチン耐性などを強化するものだ

mBio 誌の研究は、研究者らが継代培養と意図的な糖タンパク質変異を用いて、感染性、複製効率、細胞間伝播性が向上した組換えハンタウイルス関連キメラを作製したため、この定義に合致する。

 

結論

この論文は、連邦政府の資金援助を受けた研究者たちが、ハンタウイルスの糖タンパク質の変異を意図的に選択・操作し、本来は弱いはずの組換えシステムを、研究論文自体が繰り返し「非常に感染力の強い」と表現するウイルスキメラに変えてきたことを示している。


 

ここまでです。

アメリカ国立衛生研究所の資金提供記録を見ますと、2017年から 6度にわたり、同じテーマの研究で資金提供を受けていたことが示されています。

国立衛生研究所の資金提供記録

NIH RePORTER

全体で 7000万ドルの資金提供というのは、なかなか大きな規模の研究ですが、ともかく、この「感染力の強化実験」に成功した後、今度は、このカルティック・チャンドラン博士は、アメリカ国立アレルギー感染症研究所が資金提供する、

「多様な新興感染症の脅威に対するワクチンおよび免疫療法の最適化戦略の事前配置 (通称:プロジェクト・プロビデント)」

の主導者となるのでした。

このプロビデント (Provident)という英単語は、「将来に備える」、「先見の明がある」などを意味する英語です。

なお、この「機能獲得 → ワクチン開発」の流れに関して、ワクチン安全性研究財団(VSRF)は、X に以下のように投稿していました。

ワクチン安全性研究財団は、コロナワクチンへの否定的な見識を主張し続けていたテクノロジー起業家のスティーブ・キルシュ氏が設立した団体です。

ワクチン安全性研究財団の2026年5月14日の投稿より

いやはや、ここで何があるんだ? 米国政府が「アンデスハンタウイルス」研究に 7000万ドルを助成…そしてその直後に MV ホンディウス客船でアウトブレイクが発生…?

2024年9月:NIH と NIAID がプロジェクト・プロビデントを立ち上げ、納税者負担の 7000万ドルプログラムで、アンデスハンタウイルス(人から人への感染性が高い株)向けにワクチンと「プラグアンドプレイ」プラットフォームを開発。

2026年4月:MV ホンディウス客船で致死的なアンデス株のクラスターが発生。多数の死者、全世界的なパニック、そして 23カ国が検疫状態。偶然か? それとも「備え」が再び脅威を具現化したのか? この映画は見たことがある。

この機能獲得の狂気は終わらせなければならず、これらのアウトブレイクの責任を負う狂気の科学者たちは訴追されなければならない! 私たちは団結して答えを求めるべきだ!

@VacSafety

しかし、何はともあれ、プロジェクト・プロビデントはすでに動き始めています。

以下、プロジェクト・プロビデントに関してのメディア記事です。





プロビデント:アメリカ国立アレルギー感染症研究所のアンデスウイルス研究プロジェクトが2024年に開始

PROVIDENT: NIAID's Andes Virus Research Project Launched in 2024
John Leake 2026/05/16

ワクチン安全性研究財団による X へのポストを見て、プロジェクト・プロビデントについて考えさせられた。

少し調べてみたところ、公式に発行された資料に、このプログラムに関する以下の説明が見つかった。

プロジェクト・プロビデント(正式名称は「多様な新興感染症の脅威に対するワクチンおよび免疫療法の最適化戦略の事前配置」)は、アメリカ国立アレルギー感染症研究所(NIAID)が資金提供する主要なイニシアチブであり、より広範な ReVAMPP (パンデミック対策のためのワクチンおよびモノクローナル抗体の研究開発)ネットワークの一環として、2024年9月に開始された。

本プロジェクトは、アルバート・アインシュタイン医科大学のカルティック・チャンドラン博士が主導し、テキサス大学オースティン校、ニューメキシコ大学、アメリカ陸軍感染症医学研究所(USAMRIID)、ヒューストン・メソジスト病院など、13の学術機関、政府機関、企業パートナーと協力して実施されている。

本プロジェクトは、今後 5年間(2029年6月まで)で約 7,000万ドル (約 111億円)の資金提供を受けている。その使命は、パンデミックの可能性のある優先度の高いRNAウイルス科(ナイロウイルス科、ハンタウイルス科、パラミクソウイルス科)を標的としたワクチンおよびモノクローナル抗体療法のための、迅速かつ汎用性の高い「プラグアンドプレイ」プラットフォームを開発することだ。

プロジェクト・プロビデントの主な焦点はハンタウイルスの研究であり、ハンタウイルス科の代表的な病原体であるアンデスウイルスを主要なモデルとして用いている。

南米に固有のウイルスであるアンデスウイルは、人から人へ感染するとされる唯一のハンタウイルスとして知られ、致死率の高いハンタウイルス肺症候群を引き起こし、特有のアウトブレイクリスクをもたらす。

このプロジェクトがアンデスウイルスに重点を置いているのは、そのパンデミックの可能性と、既存の対策における欠陥に起因するとされている。

アンデスウイルスが世界的に注目を集める以前から、プロビデント・チームは、対策開発を加速させるため、糖タンパク質の研究を含む、ウイルスのこれまでにない高解像度構造マッピングを既に進めていると主張していた。

このプロジェクトの目的は「積極的かつプラットフォーム指向」であると特徴づけられており、すなわち、ウイルスと宿主の基本的な相互作用と病原性メカニズムを解明すること、最適化された広範囲に防御効果のあるワクチン抗原を設計すること、強力で持続的な免疫を獲得するための次世代 RNA ワクチン技術(mRNA や自己増幅型 RNA プラットフォームなど)を強化すること、そしてウイルスの変異株を中和できるヒト由来モノクローナル抗体を発見・開発するための拡張可能なパイプラインを構築することだ。

プロジェクト・プロビデントは、「世界の健康安全保障に対する将来を見据えた投資」として宣伝されており、アンデスウイルスなどのハンタウイルスに特化した基礎知識、モジュール式技術、前臨床開発パイプラインを構築することを目的としている。

プロジェクト・プロビデントは、「スプリント」方式を採用しており、様々なハンタウイルス株に対するワクチンプラットフォームを迅速にテストすることで、汎用性の高いワクチン設計図を作成することを目的としている。

代替的な取り組み:プロビデント試験が進展する一方で、モデルナ社は高麗大学と共同で mRNA ハンタウイルスワクチンの開発にも取り組んでおり、他の研究では、プレフュージョン安定化糖タンパク質 mRNA-LNP ワクチンの検討も行われている。


 

ここまでです。

結局、行き着くところは「 mRNA ワクチン、あるいは、自己増幅型 RNA ワクチン」となるようで、仮に、ハンタウイルスによる緊急事態宣言やパンデミック宣言が行われたとした場合、これらが登場してくるということになるのだと思われます。

自己増幅型のハンタウイルス・ワクチンというのだけは勘弁してほしいところですが、事態はどんどん進行しているようです。

今回のハンタウイルス騒動が不発に終わったとしても、いつかは再びまた表に出てくるものかもしれません。

2020年以来、世界は変わりました。




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