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12月06日にメルマガ免疫と戦争とパンデミックと5Gを発行させていただきました。

2019年からの世界 人類の未来 地球という場所の真実

ホルムズ海峡のイラン側に「血の海」が出現。そして聖書の災いの光景が着実に出現し続ける中東の各地。このような中で次には何が起きる?

投稿日:

2019年5月16日 ホルムズ海峡にあるイランのホルムズ島の海域の水が真っ赤に


Rodrigo Contreras Lopez




 

原因は不明

5月16日に、イランのホルムズ島という島周辺の海域の水が「赤く染まる」という出来事が起きていたことが、複数の SNS などへの投稿でわかりました。

どの投稿も、非常に驚きが込められた表現となっています。

5月16日のイランからの投稿より


twitter

このホルムズ島は、その名称が示すように、「ホルムズ海峡」のイラン側にある島です。ホルムズ海峡は、世界全体の原油の海上輸送の 3分の 1が通過する場所でもあります。

イラン・ホルムズ島の場所

Google Map

この「赤の状態」はかなり濃いもののようで、以下は、ホルムズ島の海岸で、海水を手でかき混ぜている様子ですが、「手に付着する」ほど濃いようなのです。

ホルムズ島の海岸の赤い水の状態

Rodrigo Contreras Lopez

下の動画は、5月16日のホルムズ島の海岸を遠くから撮影したもののようで、かなり広い範囲で海が赤く染まっていたようです。

https://youtu.be/1FaQwzIuvM0

原因は今のところ不明だそう。

 

このことを今日知りまして、「今、ホルムズ海峡あたりって何か起きてるんだっけ?」と思い、ニュースで「ホルムズ海峡」を検索してみますと、ズラッと物々しい報道が並んでいました。この数日のニュースの見出しを少し並べますと、以下のような感じでホルムズ海峡という名称が出てきます。

ホルムズ海峡の米商船に警戒呼びかけ、イランから攻撃の可能性 (ロイター 2019/05/11)

ホルムズ海峡のそばで石油タンカーに攻撃 (Newsweek 2019/05/14)

イラン情勢 河野外相 「ホルムズ海峡封鎖も想定し対応検討」 (NHK 2019/05/14)

私は、自分の関心のある報道以外は、あまり見ないほうなので、今、イランとアメリカで何か起きているのかよく知りませんでした。

というより、中東には昔も今もとても興味があるのですが、私個人は最近、「アメリカに興味がなくなっている」部分が強いです。コブフェフェ大統領の存在に疲れている部分もあるのかもしれません。

そのイランとアメリカの今の状況は、今日のニューズウィークの以下の報道のタイトルで大体見当がつきます。下はその冒頭部分からの抜粋です。

イランも臨戦態勢に──戦争を避ける最後のチャンス

Newsweeek 2019/05/17

アメリカとイラン、どちらも「戦争は避けたい」と言うが、準備は着々と進んでいる

イランの精鋭部隊「革命防衛隊」のトップが、アメリカとの軍事衝突が迫っている、と警鐘を鳴らした。同時に、どのような展開になってもイランが最終的に勝利すると鼓舞した。

イラン政権に近いタスニム通信の報道によると、革命防衛隊の副司令官から新司令官に先月任命されたばかりのホセイン・サラミは、5月15日に出席した式典でイランが「敵国との全面対決」に近づいていると警告した。

今月アメリカは、イランの脅威が高まっているとして空母エイブラハム・リンカーンを中心とする打撃群と、核搭載可能な戦略爆撃機による部隊を中東に派遣した。さらに、イランの隣国イラクから、緊急要員以外の大使館職員らの退避を命じた。

 

いろいろと緊迫しているようですが、まあしかし、イランの最高指導者ハメネイ師は、「戦争にはならない」と述べているようですので、回避される可能性も高いのかもしれませんけれど、何とも言えない状況のようでもあります。

いずれにしましても、イランがこういう状況にあることを知りまして、「こういう中で、ホルムズ海峡が血の色に染まるというのは、なかなかやるねえ」と、誰に対して「やるねえ」と言っているのかは自分でもよくわからないですが、興味深くは感じます。

 

この「水が赤く染まる」という事象は、In Deep と、ブログ地球の記録において、長く取り上げてきたことでもあります。

そのあたりの理由としては、広大な面積の水が赤くなるというのは、とにかく心象的に大きく響く部分があるものなのですよ。

事例の中には、「本当に血のような色に染まる」ことも多く、川や湖が「血の池のようになる」という光景は、印象に強く残ります。

血のような色に染まったガーナの川 2017年10月


アフリカのガーナで川が突然「血の赤」に染まり、住民たちが大騒ぎ

 

私がブログを書き始めてから 10年くらい経ちますけれど、「水が赤くなる」という現象は、2012年頃から比較的頻繁に出現し始めたと記憶しています。

特に、2012年は、ユーラシア大陸で最も長い河川である中国の「長江」が広大な範囲で赤く染まったという出来事があり、これは当時、「ミステリー」として各国で大きく報じられました。

2012年9月7日 中国の長江が赤く染まったことを伝える米ABCニュース


Yangtze River Turns Red and Turns Up a Mystery

このことは、以下の記事などで取りあげていますが、水が赤くなった原因は不明です。

赤く染まるユーラシア大陸最大の川と、カリフォルニアの周囲 100キロに漂う「 9月11日の腐臭」
 In Deep 2012年09月12日

その後、水が赤くなる事例は、2017年から一気に増えました。こちらに記事へのリンクがあります。

 

ただ、今回のホルムズ海峡は海で起きた事象ですが、実は、

「海の水が赤くなったという事象を聞いたのは、私自身これが初めて」

なのです。

これまでは、川、湖などの淡水で起きたものばかりで、「ついに海か」と、今回の出来事で思った次第です。

 

この「水が赤く染まる」というのは、旧約聖書の出エジプト記などに出てきます「十の災い」の最初の項目だということも印象を強くしている部分です。

十の災い

1. ナイル川の水を血に変える (出エジプト記 7章)
2. 蛙を放つ (8章)
3. ぶよを放つ (8章)
4. 虻を放つ (8章)
5. 家畜に疫病を流行らせる (9章)
6. 腫れ物を生じさせる (9章)
7. 雹を降らせる (9章)
8. イナゴを放つ (10章)
9. 暗闇でエジプトを覆う (10章)
10.長子を皆殺しする (11章、12章)

この十の災いは、1の「川の水を血に変える」という後は、カエルさん、ぶよさん、アブさん、などとインパクトが弱い災いが続くせいか、特に1が目立つこともあります。

それにしても、改めて、この十の災いを見ていますと、「今の時期を語っているなあ」という風に思います。

5の「家畜に疫病を流行らせる」なんてのは、今の豚コレラの状況のすさまじさは、おそらく、近代文明史上で最悪なのではないでしょうか。

これまでに、すでに 100万頭を大きく超える豚が殺処分になっています。

しかし、昨日のビジネス・インサイダーの以下の記事では、今年、中国で、2億頭の豚が殺処分されるだろうと、オランダの銀行が予測していることについてなどを掲載していました。

世界の豚肉価格が跳ね上がる? 中国、アフリカ豚コレラの影響で約2億頭を処分へ
 Business Insider 2019/05/17

2億頭という数字は、ものすごいものだと思います。

ちなみに、アメリカでの 1年間の豚肉の生産量は 1億3000万頭ほどだそうですので、アメリカ一国での生産数をはるかに上回る数が「殺処分」されるようです(それにしても、通常はこんなにたくさんの豚が食用になっているのですね)。

ちなみに、AGARA の報道によれば、

> アフリカ豚コレラに、承認済みのワクチンはなく

とのことで、打つ手なしという状況のようです。

日本でも、NHKによれば、これまでに 10万頭の豚が殺処分されているのだそう。今日も愛知県で 4200頭の豚が殺処分されたことが報じられていました。

その NHK の報道のタイトルは「豚コレラで殺処分の対象 50施設に拡大」というものでして、つまり今現在も「拡大している」ということになりそうです。

そして、これは「世界的に拡大している」ということを意味していることにもなりそうです。

こういう状況を見ていますと、「家畜に疫病を流行らせる」という災いも、ここまでの規模となりますと、本当に大きな厄災だなと感じます。

 

「7. 雹を降らせる」というのも、これは確実に「現在の災い」となっています。

少し前の以下の記事で、「雹災害は、21世紀になって顕著になった」ことをとりあげていますが、雹とはそういうものだと最近知ります。

全世界で一斉に激しい雹が降り落ちた黙示録的な三日間から知る「雹被害は21世紀になってから始まった災害」だということ

2日ほど前には、砂漠の国サウジアラビアで、これまで同国では起きたことがないであろう雹嵐が発生したことを、以下の記事で記しました。

サウジアラビア中部で同国では前例のないような激しい雹嵐が発生

上の記事に乗せました動画では、雹が成人男性の膝くらいの高さにまで降り積もっていることがわかります。

なお、これまで降った雹の中で、計測された中で「史上最大の雹」もまた 21世紀に降ったもので、2010年7月23日に、米サウスダコタ州のビビアンという街に降った「直径 20.5センチメートル」のものです。

もちろん、計測されていないもので、もっと大きな雹はあるでしょうけれど、実際には、この位の大きさが「自然の中で形成される雹の大きさの限界」のようです。

最近は、荒れた天候の状態によるものなのか、一般的な雹のサイズが大きくなっている傾向がありますので、サウスダコタの雹の大きさを超える雹が空から落ちてくることもあり得るかもしれません。

先ほどリンクしました記事で、アメリカでの1年間の雹による経済敵な被害(保険会社が支払った額)が、

> 220億ドル (2兆4000億円)

だという事実を考えても、雹は十分に大きな災いだと思われます。

 

「8. イナゴを放つ」も、今年の春の中東は、ずっとイナゴの大群に選挙される報道が続いていまして、イラン、サウジアラビア、イスラエルなど、広い範囲で、平年では見られないようなイナゴの被害に遭っています。

2019年5月2日のイスラエルの報道


SWARM OF LOCUSTS DARKENS SKIES OF SAUDIA ARABIA

今年の中東の異様な数のイナゴは、中東の各地で大雨や洪水が繰り返されたことと関係していまして、雨は土壌に潤いをもたらす一方で、イナゴが繁殖しやすい環境となっているようです。

 

いずれにしましても、十の災いの多くの項目が、

「まさに今の時期」

を象徴していると感じざるを得ません。

先ほど、私自身は、「アメリカに興味がなくなっている」というように書いたのですけれど、アメリカが発端の場所のひとつとなるかもしれない「食糧危機の予兆」には興味が多少あります。アメリカ中西部で、洪水の状況が収まっていない状態で、ある意味でアメリカはすでに黙示録的な渦中に入ろうとしている気配を持っているのです。

先ほどの「中国のすさまじい数の殺処分」と、アメリカやヨーロッパの気象による農作の極端な不振は、数カ月先には、食糧の価格と、そして食糧の供給そのものに反映されてくるかもしれません。肉なら食べなければいいだけかもしれないですが、穀物等に及ぶと厳しいものがあります。

そもそも、先ほどご紹介した報道に「ホルムズ海峡封鎖も想定し対応検討」などとあるように、問題の根と葉は拾いです。ホルムズ海峡が閉鎖されると、世界の石油の輸送量が極端に下がるわけですし、そのあたりも加えて、いろいろです。

食糧危機という言葉にも含まれますけれど、この「危機」という言葉が、今後いろいろなところから出てくるのではないでしょうかね。

そういう、十の災いという聖書的な示唆の中で、先日の以下の記事のように、世界中の空に「イエス・キリストのシルエット」が出現しているというのも感慨深いものといえるのかもしれません。

世界中のイエス・キリストたちよ。貴君が示唆するのは遠い未来の弥勒の世界の到来なのか、あるいは唯物世界での錯覚のすさまじい増加というだけなのか

2020年が終わる頃までに、世界はどのようになっていますかね。





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Oka In Deep

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