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2月7日にメルマガアトランティスを思い出し、死後に機能するDNAを思い出す死の時代を発行させていただきました。

人類の覚醒と真実

「意識」シリーズ その3:意識がいかにして高次元への扉を開くか

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トランプ氏による戦争の拡大の可能性を書いていたのですが…

本当は今回は、

「トランプ大統領の存在が、中東戦争もロシア-ウクライナ戦争もどちらも悪化させる可能性」

について書いていました。

中東に関しては、トランプ氏はもともと大のイスラエル支持派であることもあり、すべての事態を「イスラエルに有利に進める」ことは、特に不思議ではないのですが、最近立て続けに発令した大統領令や発言には、予想を超えるものがあります。

以下は、それぞれ「ガザ地区からパレスチナ人住民を全員追い出す」というトランプ氏の発言と、そして、米国政権がイスラエルに課していた唯一の制裁を「解除した」ことに関しての記事を抜粋要約しています。

トランプ氏が「ガザ地区のパレスチナ住民を一掃する計画」を示唆
BDW 2025年1月26日

トランプ氏が、イスラエル人の入植者に課していた制裁を「解除」。イスラエル右派は大喜び
BDW 2025年1月26日

これらは(ここまで極端で急速であること以外は)ある程度予想されていたものではありますが、問題はロシアへの対応です。

これについて、ルエル・F・ペパ博士という元哲学教授だった方の、「ウクライナ戦争終結に向けたトランプ大統領のアプローチが失敗する運命にある理由」という論文を最近読みまして、それを翻訳していたところでした。

 

ところが。

 

先ほど、米エポックタイムズを何となく眺めていましたら、昨年の秋に何度か取り上げさせていただいていた、

「意識の場所シリーズ」

の続きが出ていたのでした。

ユホン・ドン(Yuhong Dong)博士による寄稿文です。ユホン・ドン博士は、かつて、スイスのノバルティス本社で、長く医療顧問および医薬品安全性監視リーダーを務めていた科学者でもありますが、現在はその分野から離れ、細胞、遺伝子、全身レベルでの心と体と精神の深いつながりに関する現代科学的証拠の研究に専念しているのだそう。

ユホン・ドン博士

Epoch Times

新しい記事のタイトルは、「意識がいかにして高次元への扉を開くか」というもので、読み出したら、「こっちのほうがトランプ氏のことなんかよりはるかに面白いし、重要じゃねえか」と、つくづく思いまして、その記事をご紹介させていただこうと思います。興味深い過去の研究が次々と引用されます。

トランプ氏のロシアへの影響については後日、記事にさせていただきます。

なお、ユホン・ドン博士のこのシリーズを取り上げた過去の記事には、以下のようなものがあります。

脳がなくても意識は存在できる。あるいは、意識は物質と同様に不滅の法則に則っていると考える
In Deep 2024年10月27日

人間の「意識」は生きている間はどこをさまよい、そして「死後」はどこへ向かうのか
In Deep 2024年10月23日

これからは人がたくさん亡くなる時代となりますし、多くの人々が、あと 10年生きられるかどうかという瀬戸際にいるこの時代に、こういうことを生きているうちに考えることも悪くないなと。

今回ご紹介する記事で興味深かったのは、わりと後半の「生まれる前の記憶」というセクションで、日本の産婦人科医の方(池上明博士)の研究論文を引用したものでした。

そこに以下のような記述があったのですね。

「生まれる前の記憶」より

インタビューを受けた子どもの 33%が出産前に子宮の中にいたことを覚えており、20.7%が出産体験を思い出すことがわかった。

記憶がある子どものほとんどは 2~ 3歳で、時間の経過とともに記憶が薄れていくようで、6歳を過ぎるとほとんど記憶がないことが報告されている。

驚いたことに、その回想録の中で繰り返し語られていたのは、子どもたちが「色とりどりの雲の上」からやって来て、そこで天使や妖精たちと共存していたという話だった。

この「 3歳以前の子どもの記憶」と「 3歳以降の子どもの記憶」については、メルマガなどでたまに取り上げるテーマのひとつですが、私は、

「 3歳前と それ以降の記憶のシステムは異なっているのではないか」

と思っていました。

ここでいうシステムとは脳システムの話ではなく、「記憶の場所が違う」というような意味でしょうか。

そして、「(大人には)見えない友だち」あるいは「架空の友だち」(私にもいました)の体験をする多くが 3歳以前で、長くても 6歳までに、それらの「不思議な現実」は消えていくのです。

これは、5年ほど前のメルマガの一部をこちらの記事で抜粋しています。架空の友だちやこどもの失踪事例についていくつか事例を挙げています。

この子どもの記憶について書くと長くなりますので、今回はふれないですが、「乳幼児の記憶」という概念にふれることができたのも、この記事の良さでした。

なお、このユホン・ドン博士のシリーズはいつも相当長く、今回も非常に長いものなのですので、そろそろ本題に入ります。

ここからです。




 


意識がいかにして高次元への扉を開くか

How Consciousness Opens Doors to Higher Dimensions
Epoch Times 2025/01/23

エベン・アレクサンダー博士は、当時、脳神経外科医としてキャリアの絶頂期にあった。米デューク大学で医学博士号を取得し、ハーバード大学で研修医を務めた彼は、意識と脳について理解していると信じていた。

しかし、2008年11月10日、まれで重篤な細菌感染症が彼の脳を襲い、彼が知っていると思っていたすべてのことが揺らいだ。

彼は昏睡状態に陥り、7​​日後に目覚めたときには完全に回復していた。

しかし、眠っている間も彼の心は休んでいなかった。彼は、自分の意識が別の次元、つまり雲や、きらめく生き物、そして幻想的な風景に満ちた場所へ行ってしまっていたことを思い出したのだ。

「私は雲の場所にいた。大きくふわふわした、ピンクがかった白い雲が、深い青黒い空を背景にくっきりと浮かび上がっていた。雲よりもずっと高く、計り知れないほど高く、透明な球体の群れが空を横切って弧を描き、その後ろに長い、吹き流しのような線を残していた」とアレクサンダー氏は著書『天国の証明』に記している。

「私はその領域の荘厳さをすべて目撃しました」とアレクサンダー氏はエポックタイムズのインタビューで語った。

「自分がどこにいるのか、あるいは自分が何なのかさえ分かりませんでしたが、一つだけ確信がありました。突然自分がいるこの場所は完全に現実だったのです」と彼は語った。

同様に、医師で研究者のサム・パルニア博士は、蘇生した患者の 7%が臨死体験(NDE)中にこの世のものとは思えない次元を訪れたことを語ったことを観察した。

臨死体験とは、死の淵で人が経験し、回復後に思い出すことがある体験だ。さらに、オランダの心臓専門医ピム・ファン・ロンメル博士は、臨死体験をした人の 29%が、私たちの物理的な現実を超えた広大で美しい世界に入ったと述べていると報告した。

これらの共通要素から、専門家たちは意識の起源について議論するようになった。

私たちの意識はつながって、人間の目には見えない次元まで移動できるのだろうか。信仰深い人々は答えを知っていると言うが、医師たちはまだ調査中であり、そして、物理学者たちは答えを見つけるのに近づいていると主張している。

 

複数の次元

物理学者たちは、無数の次元が存在する可能性があることを認識している。現代物理学は、多次元空間と並行宇宙の概念を真剣な科学的アイデアとして受け入れている。

主要な理論には、弦理論と M理論がある。

弦理論では、宇宙の基本的な構成要素は単なる粒子ではなく、振動する小さなフィラメント、つまり「弦」であると仮定している。

リンゴを分析するところを想像してほしい。

拡大すると、細胞、分子、原子に至るまでの構造の層が見つかる。従来の理論は、通常、素粒子で止まる。弦理論では、極小の素粒子は、バイオリンの弦のように、実際にはさまざまなパターンで振動するエネルギーの糸であると仮定している。それぞれの異なる振動が独自の粒子を生み出し、すべての物質を構成する宇宙のシンフォニーを生み出す。

弦理論は、重力、電磁力、核力といった自然界の基本的な力を 1つの一貫した理論に統合する枠組みを提供するため、信頼されている。弦理論では少なくとも 10次元の宇宙を想定しており(NASAのページ)、これが理論の定式化と数学的一貫性には不可欠となる。

M理論は物理学の概念で、宇宙の構造を構成すると考えられている小さなひもに関するさまざまな理論を組み合わせたもだ。

この理論では、私たちが経験する 4つの次元(幅、高さ、奥行きの 3つの空間次元と時間の 1つの次元)ではなく、 11の次元が提案されている(ケンブリッジ大学のページ)。

M理論は、重力を含む自然の力が単一のフレームワークでどのように連携して機能するかを説明することを目的としており、潜在的な「万物の理論」となっている。

弦理論と M理論は、素粒子物理学と重力の特定の側面を説明するのに役立つ数学的に豊かで洗練された枠組みだが、経験的に検証可能な予測はない。

しかし、全体として、これらの現象は多次元についての考えへの扉を開く。目に見えない他の次元が、私たちの中に同時に存在するかもしれないのだ。

 

「絵画」から

工学の学位を持ち、臨死体験に関する複数の著書を執筆したジョン・バーク氏は、次のような例え話を披露した。

「私たちが平面の二次元白黒絵画の中に生きていると想像してください。そのような状況では、私たちは長さと幅、つまり上下左右しか感じず、奥行きは感じません」

バーク氏は、臨死体験は、私たちの二次元意識が平面の絵画から剥がれ落ち、三次元の世界、つまり私たちの知覚を超えた領域に侵入するようなものであるかもしれないと示唆した。

この新しい視点から、私たちは平面の世界を振り返り、それをより高次元の現実の一部として理解することができる。

ハーバード大学で物性物理学の博士号を取得し、ネバダ大学ラスベガス校の教授でもあるマイケル・プラヴィカ氏は、私たちの意識が肉体を離れると、こうしたより広い多次元空間に入る可能性が高いとエポックタイムズに語った。

 

トンネル

臨死体験をした人は、異次元に入る前に、端に光があるトンネルのような空間を通り抜けたとよく述べる。

国際臨死研究協会の元理事、ネッド・ドハティ氏は、著書『天国への高速車線』の中で、自身のトンネル体験について書いている。その中で、彼は、肉体の意識を失った後、巨大なトンネルに引き寄せられたと説明している 。

そして、トンネルの遠くの入り口で、彼は別の宇宙を見た。

「トンネルの目的について考えてみた。トンネルは地球から宇宙まで、光年単位の距離にわたって伸びているように思えた」とダハティ氏は書いている。

興味深いことに、臨死体験をした人々が語るトンネルは、 異なる次元をワームホールでつなぐという弦理論で研究されている概念と驚くほど似ている。

さらに、このシリーズの第 1部(※ こちらの記事で翻訳しています)で説明したように 、物理学者のロジャー・ペンローズ氏と麻酔科医のスチュアート・ハメロフ氏は、脳内の微小管が意識の量子受信機として機能する可能性があると提唱した。これらの微小管も、トンネルのような物体に似た独特の構造を持っている。

2022年に、ニューヨーク科学アカデミー紀要に掲載された研究で、サム・パルニア氏と著名な大学の医療専門家チームが、臨死体験の存在を文書化した初めての包括的な医学的コンセンサスを提示した(論文)。

注目すべきことに、研究チームはトンネル体験を臨死体験の主な特徴の 1つとして特定した。

研究によると、このトンネルは別の次元とつながっているようで、人々はそこで壮麗で光り輝く存在を見たり、時間に縛られない形で人生全体を追体験したりすると報告している。これは「人生の回想」と呼ばれる現象だ。

 

時代を超えた「生涯」

臨死体験研究財団が収集した 617件の臨死体験について 2014年に発表された研究によると、臨死体験者の 14%が人生の振り返りを経験した (論文)。

この体験は、自分の人生を立体的に映し出した映画を見ているかのようだという。

全体として、1976年の唐山地震で臨死体験をした生存者の 50%が、 人生を振り返る体験をしたと報告されている(論文)。

ロンドン大学クイーン・メアリー校の数学と天文学の名誉教授であるバーナード・カー氏によると、トンネル現象、強烈な光、人生の回想など、臨死体験の多くの要素は、高次元への移行や高次元との相互作用という考えと一致している。

彼はこれらの体験を幻覚や脳が作り出した現象ではなく、現実の真の多次元性を垣間見るものとして解釈している。

放射線腫瘍医であり、25年以上にわたって臨死体験を研究してきた研究者であるジェフリー・ロング博士は、著書『死後の世界の証拠』の中で、ケベック市から帰る途中、自動車事故で体外離脱を経験したロジャーという男性の事例を記録している。

「それから、幼少期から大人になるまでの私の人生全体が、スクリーンに映し出された映画のように目の前で展開していくのが見え始めました。とてもリアルでした」とロジャーは回想した。

彼は、この体験は 3D映画よりもリアルで、長年にわたって交流してきた人々の気持ちや、自分が彼らに感じさせた良い感情や悪い感情を感じることができたと語った。

臨死体験中に人生を振り返る人は、しばしば深い現実感をもってそれを語る。これには、長い間忘れられていた出来事(実際に起こったと確認されることも多い)の再体験や、過去の交流における他人の考えや感情に対する深い理解が含まれる。

ミズーリ・メディシン誌に掲載された研究によると 、こうした人生の回想は一貫して正確である(論文)。

人生の回顧は、すべての出来事が完全に記録され、時間の流れが異なる次元にアクセスするように見える。これにより、人は自分の人生全体を瞬時に振り返ることができる。

臨死体験に関する論文を 100本近く発表したコネチカット大学心理学名誉教授ケネス・リング氏が共著した書籍『光からの教訓』には、22年間の人生で起こったあらゆる出来事を再体験したと報告した男性の事例が記録されている。

「その輝きは、ほんの一瞬のように思える時間の中で、長年のあらゆる瞬間を精緻に映し出してくれた」と彼は語った。

「これは出来事を思い出すだけではなく、出来事を追体験することです」とアレクサンダー氏は言う。彼は、人生を振り返る際、人生の中で他人に対して利己的な行動をとっていた場合、その出来事を再び経験することになるが、今度はその苦しみを経験した人々の視点から経験することになる、と説明する。

彼が考える「地獄」という概念はここから生まれた。

人生で苦痛や苦悩を与えた者は、人生を振り返る際に同じ苦痛に直面し、それを経験しなければならないのだ。これは人々に「私たちはみんな同じ境遇にあり、お互いを気遣い、仲良くやっていく必要がある」と気づかせるはずだと彼は語った。

 

生まれる前の記憶

臨死体験が異次元の存在の証拠を示唆するのと同様に、出生前の記憶に関する研究も興味深い洞察をもたらしている。

池川明博士は日本の産婦人科医だ。2002年から2003年にかけて、池川博士は長野県で 3,061組の親子を調査した (論文)。

※ 訳者注 / この池川明さんという方は、妊娠中の記憶について「胎内記憶」という表現を使われているようで、数多くの著作も出されているようです。アマゾンに池川さんの著作の一覧があります。また、今でも現役で産婦人科で診療なさっているようです。

出生前の記憶に関する研究は、出生前のケアと教育のガイドラインを提供することを目的としていた。

調査中、池川博士は日本全国の多くの子どもと親にインタビューし、出産前の記憶の報告を集めた。

インタビューを受けた子どもの 33%が出産前に子宮の中にいたことを覚えており、20.7%が出産体験を思い出すことがわかった。

記憶がある子どものほとんどは 2~ 3歳で、時間の経過とともに記憶が薄れていくようで、6歳を過ぎるとほとんど記憶がないことが報告されている。

驚いたことに、その回想録の中で繰り返し語られていたのは、子どもたちが「色とりどりの雲の上」からやって来て、そこで天使や妖精たちと共存していたという話だった。

池川氏はこれらの発見を「雲の上の母に会うとき」などの研究書に記録した。

何人かの子どもたちは、高次元の雲の上にいて、天使や妖精たちと共存していたことを思い出した。そして、母親を見つけると、雲を離れて母親の子宮に飛び込んだ。

例えば、ユウイチ君という男の子は 3歳のとき、両親の結婚式の写真をじっと見つめて、お母さんに「空から見ていたよ」と言った。

少年は、そのとき両親がビーチで過ごしているのを見たと付け加えた。母親は、結婚式の後、両親がビーチに行ったことを確認した。

ナツミちゃんという名の少女は、生まれる前は雲の上を飛んで将来の母親を探す天使のような賢者の一人だった、と語った。

「私を含めて 6人いました」と彼女は言った。

「その時私が見たお母さんは、紺色の背景に白い水滴模様のドレスを着て歩道を歩いていました」

ナツミちゃんのお母さんは、その柄と色のマタニティドレスを持っていたことを認めた。

 

高次元

ベイラー大学医療センターのピーター・T・ウォーリング博士は、人間の意識を本当に理解するためには、「より高次元を考慮する必要があります」とエポックタイムズに語った (論文)。

同様に、プラヴィカ氏も、高次元を考慮することが意識を理解するための合理的な方法であるという考えを支持している。

「意識という例外を除いて、この宇宙のほとんどすべてを説明できます」として、彼は、物理的な原理は私たちの現実の多くを説明できるが、過去、現在、未来を同時に認識する能力は説明できないと詳しく述べた。

プラヴィカ氏によれば、別のアプローチを通じて多次元性を理解することもできるという。

「心は無限の遊び場です」とプラヴィカ氏は語った。

「私たちが経験する 4次元を超えて、より高い次元を概念化する能力は、それらの存在を示唆しています。私たちがこれらの次元について考えることができるなら、たとえ直接知覚できなくても、それらは現実に根ざしている可能性が高いのです」

プラヴィカ氏は、数学、哲学、熟考などの学際的なアプローチを通じて、多次元性について既成概念にとらわれずに考えることができると主張している。

この議論は純粋に哲学的なもののように聞こえるかもしれないが、特定の種類の経験的脳測定は、意識と高次元の間につながりがあることを示唆している。

 

ガンマ波

人間の脳波(EEG)には 5つの一般的な波の種類があり、そのうちガンマ波は周波数が最も高く(最大 32~100 Hz)、振幅が最も小さくなる。

ガンマ波は、知覚、問題解決、意識などの高次の認知機能と関連している。ガンマ波は、人が深い精神的平和と静けさの高度に集中した状態にあるときによく現れる。

ミシガン大学医学部神経学科の准教授ジモ・ボルジギン氏が PNAS に発表した研究によると、2人の患者の死にゆく脳内で、人工呼吸器のサポートが中止された後に起こった予期せぬガンマ波の急増が報告された(論文)。

注目すべきことに、両患者とも脳の後部の特定の領域で異なる周波数範囲の脳活動のバーストを示しており、これは私たちの意識認識に不可欠であると考えられている。

しかし、患者の体は死にかけており、脳は低酸素状態、つまり酸素不足であったため、これらのガンマ波の発生源は脳の活動では説明できないのだ。

アレクサンダー氏の見解では、脳は「トランシーバーとして機能」し、意識がつながっている別の次元から信号を受信する。

人が死にゆくときに見られるガンマ波の急増は、意識がつながっている次元の変化を示していると考えるのが妥当だろう。

ガンマ波は、才能あるミュージシャン、トップアスリート、その他の優秀な人々によく見られる。また、長期間瞑想を続ける人は、 脳波の測定値でガンマ波が著しく優勢になることも研究でわかっている。

しかし、ハメロフの微小管理論によれば、意識に関する情報はガンマ線よりもはるかに高い周波数の量子領域から伝達されるシリーズ第1の翻訳にあります)

 

天国の「家」

このシリーズの前の 3つの記事では、最小限の脳物質、臨死体験、 前世の記憶を持って生きている人々に関する現代の生物医学研究を大量に提供し、脳は意識の前提条件ではなく、意識は非局所的、非物理的、かつ連続的であることを示唆した。

これらすべての報告と研究は、より高次の目的と複雑に結びついていると思われる意識の起源に関する貴重な洞察を提供する。

ニューヨーク科学アカデミー紀要に 2022年に発表された研究では、トンネルと人生の回想に加えて、臨死体験をした多くの人々が「家 (home)」に戻ったと報告している。「家」とは、天国のような存在や天上の風景があるとよく言われる場所だ。

「自分の原点、そしてすべてのものの原点に戻ろうとしていた」と研究の参加者たちは報告した。


 

ここまでです。

こういうのを読んでいると、つくづく「死ぬときが楽しみだなあ」と思えますが(感想としては何か違う気もするが)、その一方で、「産まれるのも楽しみだなあ」とも思えます。

死亡と生誕のどちらが先なのかは定かではないですが、その永遠の繰り返しの中で現在があるということでしょうか。

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