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太陽活動の極小期が予測より2年も早く到来。これは「次のマウンダー極小期」、あるいはミニ氷河期突入への徴候だったりするのかしないのか

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9月2日の英国エクスブレスの記事より


express.co.uk

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この原稿は 9月4日の午後3時頃から書き始めたのですが、SNS などを見ますと、場所によって台風の影響がとんでもないことになっているようで、方々で電柱がなぎ倒されたり、車が風で吹き飛ばされたり、窓ガラスが割れたりといったことが報告されています。

多少なりとも穏やかに過ぎていってくれればいいのですが。

こんなような、日本が荒れた天候に見舞われている中ですけれど、今日は冒頭に英国メディアの「太陽に関する記事」を載せさせていただいていますが、私自身も、そろそろ現在の太陽活動について取りあげさせていただこうと思っていたところでしたので、冒頭のエクスプレスの記事をご紹介すると共に、現在の太陽の状況をお知らせしたいと思います。

ところで、エクスブレスの記事のタイトルに、

> 太陽は「黒点のない状態」が大半を占めるようになっており

とありますが、これはどういうことかと言いますと、この記事が出た 9月2日は今年に入って 241日目なのですが、

「太陽に黒点の出ていない日が今年になって 133日目となり、黒点の出ている日を上回った」

のです。

「黒点ゼロ」の日が優勢となり、いよいよ太陽活動極小期に本格的に突入したといえる状態となっています。

このように、太陽に黒点のない日のほうが多いが多い年は 2009年まで遡る必要がありますが、それ以来となります。

なお、太陽活動のサイクルはおよそ 11年ですが、2007年から 11年間の 1年間に「太陽黒点が出なかった日(黒点ゼロだった日)」の推移は以下のようになります。

2007年から2017年までの「黒点ゼロの日の数」の推移

2007年 太陽黒点ゼロの日の数:152日 (全体の42%)
2008年 太陽黒点ゼロの日の数:268日 (全体の73%)
2009年 太陽黒点ゼロの日の数:260日 (全体の71%)
2010年 太陽黒点ゼロの日の数:51日  (全体の14%)
2011年 太陽黒点ゼロの日の数:2日    (全体の1%以下)
2012年 太陽黒点ゼロの日の数:0日   (全体の0%)
2013年 太陽黒点ゼロの日の数:0日   (全体の42%)
2014年 太陽黒点ゼロの日の数:1日   (全体の1%以下)
2015年 太陽黒点ゼロの日の数:0日  (全体の0%)
2016年 太陽黒点ゼロの日の数:32日   (全体の9%)
2017年 太陽黒点ゼロの日の数:104日 (全体の28%)

今年はまだ途中ですが、以下のようになります。

2018年 太陽黒点ゼロの日の数:136日 (全体の55%)

これを見ますと、太陽活動の最大期と極小期の差がはっきりと出ていて、「2012年から2015年の 4年間は、ほぼ毎日、黒点が出ていた」ことがわかります。

そして今現在、「黒点の出ない日が多い」ということになってきているのですが、この動き自体は普通のことなのです。

太陽は基本的に、およそ 11年の周期で、黒点の多い時期と少ない時期を繰り返すので、それ自体は問題のあることではないのですが、ただ今の状況は、

「やや早すぎる」

のです。

専門家たちは、太陽に黒点がほとんど出なくなる時期に到達する「太陽活動の極小期」といわれる時期の到来を「 2020年」と予測していました。

ところが、2018年の現時点で、すでに黒点ゼロの状態が優勢になり、そして今後の予測を見ますと、

「完全に太陽活動極小期に入ったと思われる」

といえる状態なのです。

たとえば、下の表は、ベルギー王立天文台が発表している今後 1年間の「1ヶ月の黒点の平均数の予測」です。


swc-legacy.nict.go.jp

今年 9月に「黒点の平均数 1」とある先は、ずっと「ゼロ」の予測です。

その先に太陽活動が復活してくるということはないですので、つまり、

「太陽は今、活動の極小期に入ったと断定できる」

のです。

予測より2年も早く。

だからといって、冒頭の英国の報道の「それは地球が激しい寒冷化に向かうことを意味する」というのは、先走り過ぎですけれど、以前から In Deep で取りあげていた、この 11〜12年間の異様に弱い太陽活動から考えまして、

この早い極小期の到来も、太陽の異変のひとつ

だと考えています。

まずは、ややタイトルが大げさとはいえ、冒頭の英国テレグラフの記事をご紹介します。そして、その後に、過去の太陽に関する記事などから「今後の予測」と、その地球への影響について考えてみたいと思います。

ここから英国エクスブレスの記事です。


Earth is set for BIG FREEZE as sun goes BLANK for majority of 2018
Express 2018/09/02

2018年の今、太陽は「黒点のない状態」が大半を占めるようになっており、それは地球が激しい寒冷化に向かうことを意味する

太陽が、半分以上の期間、黒点が出ない状態となったことで、科学者たちは、地球が非常に巨大な寒波に突入する可能性があると確信している。

太陽は、9月2日の時点で、今年黒点が出ない日が 133日間となった。

2018年は 241日しか経過していないため、今の時点では、黒点の出ない日のほうが黒点の出ている日よりも優勢となったのだ。

専門家たちは、これ太陽の活動極小期が進行中である兆候であると以下のように警告している。

「現在と同じように太陽黒点の少ない年を見つけるには、21世紀で最も黒点が少なかった 2009年に戻らなければならない」

「太陽活動の極小期が戻ってきたことにより、宇宙線は異常に増加し、太陽のコロナホールが長く出現し続けるようになった。そして奇妙なピンクのオーロラが観測されている」

太陽はおよそ 11年間の周期に従って、黒点活動の最大期(極大期)と最小期(極小期)の間を移行している。最大期の間、太陽はより多くの黒点を作り出し、多くの熱とエネルギーの放出をおこなう。最小期には、太陽からの磁気の減少により、熱が減少する。

科学者たちは、太陽が次の最小期に入るのは 2020年頃だと予測していた。このように早く太陽活動の最小期に入るとは誰も予測していなかったが、これは悪いニュースかもしれないと考える専門家たちもいる。

かつて、この太陽活動の最小期が長く続いた時代があった。それは、マウンダー極小期として知られており、約 70年間、太陽活動の最小期が続いたのだ。

このマウンダー極小期は、地球の「ミニ氷河期」につながり、その状態は約 70年間続いた。

1645年から始まり 1715年まで続いた寒冷期だったマウンダー極小期は、その 70年間、太陽にほぼ黒点が出現しなかった。

この期間、気温は世界的に 1.3℃低下し、温暖な季節が短くなることにより、最終的には多くの場所での食糧不足の発生に繋がった。

太陽活動の低下は、地球の気象と気候に影響を与えることが知られており、それと共に、大気の上部に到達する宇宙線が増加することもわかっている。

早い最小期の到来は、次のマウンダー極小期のような状態が近づいている徴候なのかもしれない。そして、そうではなくとも、今後数年間は、太陽に黒点がない状態が続く。


 

ここまでです。

何となく、支離滅裂な部分もないではない記事ですが、どの部分かといいますと、「通常の太陽活動の最小期(極小期)と、マウンダー極小期のような特別な期間を混同している雰囲気がある」からですが、単に太陽活動が最小期になったことが寒冷期につながるわけではないはずです。

しかし、ある程度の期間の中で、

「太陽活動と地球の気温には関係がある」

ということは、ほとんど疑いの余地のないところで、たとえば、2017年12月に下の記事で、「太陽活動と地球寒冷化の関係についての科学論文」が 2017年には 100本以上あったことをお伝えしました。そのほとんどすべてが「太陽活動と地球の気温の関係」に関しての研究についてのものです。

そして、その多くが、今後の太陽活動の低下による地球の気温の低下を予測しています。

ミニ氷河期の到来が確定的な中で、「太陽活動と地球寒冷化の関係」についての科学論文の掲載数が2017年だけで100本を超えていた

たとえば、下のグラフは、その論文の中のひとつのものですが、

「 2040年頃までに再びマウンダー極小期のような状態になる可能性」

を示した学説からのものです。

2012年5月に発表された「地球寒冷化の予測」に関しての論文より


link.springer.com

 

マウンダー極小期とは、先ほどのエクスブレスの記事にも出てきました、1645年から 1715年頃まで「70年間、黒点がほとんど出なかった時期」のことです。上の論文では、今後、またその状態と同じような時期が来る可能性があることが示されています。

また、アメリカの全米研究評議会(NRC)という国家的評議会は、2013年に「地球の気候変動に太陽変動が及ぼす影響」というタイトルで、太陽が地球の気温と気象に与える影響を文書にまとめ、2013年に報告書として発表しています。

これは、以下の記事でご紹介しています。

太陽活動はさらに沈静化し、世界中でミニ氷河期的状況の拡大が進む中で、「太陽の変動が地球の気候に与える影響について」のアメリカ国家レベルの大会議の記録を読む

太陽からの影響の大きさというのは莫大なもので、たとえば上の記事に、コロラド大学大気宇宙物理研究室の科学者の以下の発言があります。

「太陽の放射照度の 0.1%だけの短期間の変動であっても、地球に存在する他のすべてのエネルギー源(地球内部の自然放射能など)を超えるのです」

 (コロラド大学 大気宇宙物理研究室のグレッグ・コップ / Greg Kopp 氏)

 

つまり、0.1%などという「ほんのちょっとの太陽の変動」だけでも、

> 地球に存在する他のすべてのエネルギー源を超える

というのです。これが、マウンダー極小期のような数十年にわたる大きな変化が太陽に起きれば、地球が大きな影響を受けるのは当然なのかもしれません。

太陽の変動は、いろいろなものに影響を与えるでしょうけれど、やはり通常の生活に最も影響を与えるのは「気温」かもしれません。

その「気温」が、どれだけ太陽黒点数と関係しているかというと、下のグラフなどでも、ある程度わかるような気がします。

1850年からの黒点数と地球の気温の相関関係


woodfortrees.org

この数年の地球は、「過去最高の気温」を記録していますが、それが「人為的な原因による地球温暖化によるもの」というよりは、これを見ますと、「地球の気温は、太陽活動との相関の中での長い歴史を示している」というほうが妥当なような気がすることがおわかりかと思います。

これについては、以下の記事で説明させていただいています。

地球は「4000年間の温暖化」を終了し、これから長い寒冷期へ。そして、「地球の気候変動の原因は太陽活動にある」という内容を持つ科学論文の数が2016年には130件以上に及び過去最高に

この記事では、科学者たちの中に「今後寒冷期に入る」という主張をする人たちがとても多いことを記しています。

その具体的な時期」に関しては様々ですが、最も多い主張としては、

「地球は 2025年から 2040年頃までには次の寒冷期(ミニ氷河期)に入る」

とするようなものです。

まだ早くても数年、長ければ、まだ 20年くらい先の話なのですけれど、いろいろな論文を眺めていますと、「来るものは来る」としか言えない部分はあります。

今年の夏は大変暑かったですし、来年もまたとても暑いのかもしれません。

しかし、その一方で、異様な寒波が季節とは無関係に出現することが多くもなっていて、統計と発表が正しいものならば、この先の数年のうちには、これまで史上最高などを記録し続けてきた気温のグラフが反転していくと思われます。

その先に、本当に寒冷期が来るかどうかはわからないですが、異例の弱い太陽活動を 10年ほど続けた今の太陽が、予想を上回る速さで活動の最小期に突入したということは、確かに「徴候」である可能性はあります。


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