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ミニ氷河期のささやかな予兆? 4月の終わりに世界各地で大雪。米国シカゴでは観測史上の記録を作る

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シカゴの記録的な春の雪を伝える2019年4月28日の英国デイリーメールより


dailymail.co.uk

4月の終わりのスペインの雪を伝える欧州気象サイト


skymetweather.com




 

異様な春に

北半球の多くは、本来なら「春真っ盛り」というような時期を迎えているのですけれど、今年の春はどうも少しいつもと違うようです。

冒頭にありますように、アメリカのシカゴでは、4月も終わろうとしている 4月27日に「暴風雪」に見舞われたことが報じられています。

この日のシカゴの積雪量は、最大で 9.7センチだったということで、結構な積雪となったようです。

SNSに投稿された4月27日のシカゴの様子


April 27, 2019 - Chicago IL Snow

シカゴにおいて、 4月の終わりに、このような積雪があるということ自体が記録的なことのようで、アメリカ国立気象局のデータによれば、以下のようになっていました。

シカゴの観測史上での4月終わりの降雪の3例

・2019年4月27日 降雪量 9.3 cm

・1967年4月23日 降雪量 9.6 cm

・1910年4月23日 降雪量 5 cm

このようになっていて、今回の雪は、時期としては観測史上最も遅く、積雪としても、1967年の記録と並ぶほどのものとなっています。

もちろん、シカゴだけがこのような状況というわけではなく、アメリカ、あるいはカナダの広い範囲で、時期としては非常に低い気温と荒れた天候が続いているようです。

下の図は、NOAA (アメリカ海洋大気庁)の 4月28日のアメリカの気温の分布です。「赤やオレンジは気温の高い場所」で、「濃いブルーや紫色の地点は、とても気温が低い場所」です。

2019年4月28日のアメリカの気温の分布


NOAA

アメリカの半分以上が、かなりの低温に見舞われていたことがわかります。

また、寒いのも寒いようなのですけれど、今後のシカゴの天気予報を見ますと、「とにかく天気が悪い」のです。

以下は、4月28日から 5月12日のシカゴの天気予報ですが、予報では、全然、太陽が出ないのですよ。

2019年4-5月のシカゴの天気予報


weather.com

現実にこんなに曇と雨マークが続くと、何となく気分も萎えそうですけれど、春といえば、北半球なら大体どこの国でも「春の陽射し」というような概念があって、そういうものが心地良いものですけれど、これだと、それは望めない感じです。アメリカのわりと広範囲がこのような気象となる見込みのようです。

 

冒頭には、スペインでも 4月終わりに雪が降っていることが報じられているニュースをご紹介しましたけれど、この 4月の終わりの北半球は、

「いろいろな場所で雪が降っている」

のです。

このようなことが、少しずつ近づいているミニ氷河期というようなことと関係しているかどうかはともかく、やや異様な春となっていることは確かです。

今年 2月には、以下の記事で、北極の海氷が急増していることや、これまで雪が降らないような場所で雪が観測されていることなどをご紹介したことがありました。

本格的にミニ氷河期の予兆が地球各地に出現する中で、世界中に広がる「気候変動は国連による陰謀」だという主張

現在も、基本的には、この時の状況が継続している地域が多いようです。

この 4月の終わりの数日間に「春の雪」が記録されたいくつかの場所の様子をご紹介して締めさせていただきたいと思います。

 

2019年の4月の終わりに

4月28日 イタリアのベッルーノ市


Gruppo Comunale di Protezione Civile

4月28日 オーストリアのレーザッハタール


Jan Salcher

4月28日 スロベニアのボーヒニ市


Vremenska prognoza za Zapadni Balkan

4月29日 ロシア・クラスノヤルスク


fobosplanet

4月29日 イタリアのゾッペ・ディ・カドーレ


cafetv24

4月28日 ロシア・エカテリンブルク


fobosplanet

4月28日 イタリアのマルモラーダ山


Rifugio Pian dei Fiacconi

 

このような傾向が今後も続くのかどうかはわかりませんが、昨年から今年の気候の流れを思い出しますと、気温が高い低いを別としましても、今後も不安定な気象状況が続いていくことにはなりそうです。

そして、もしかすると、その不安定な状況が繰り返される中で、年を経るごとに、少しずつミニ氷河期的な様相が強まってくることになるのかもしれません。





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