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2018年からの世界 地球という場所の真実 拡大する自然災害

私たちは、もはや昔とは違う地球に住んでいる : 西暦1900年と現在とを比較すると「地震の増加率は約2000パーセント」にも達していることがアメリカ地質調査所のデータで判明

投稿日:

アメリカ地質調査所のデータを比較して判明した「地震の増加」の状況


Almost a 2,000% increase in major quakes since 1900!




 

21世紀に入ってからに関していえば、マグニチュード 6以上の大きな地震は確実に増えていまして、そのことを記事でふれることも多いですが、「もっと長い単位で見て、地震は本当に増えているのだろうか」とは私も思っていました。

それに関してのデータを見たことがなかったのです。

というより、地震に関しての「 100年以上前の正確なデータ」などは存在しないと思っていたのですが、アメリカ地質調査所(USGS)のデータには、何と、

「西暦 1900年から現在までの地震のデータ」

が収められていることを知りました。

しかも、それを知ったのは、冒頭のように、「西暦 1900年の頃と比べて、大地震の発生数は 2,000パーセント増えていた」という記事で知ったのです。

「 2,000パーセント?」と思いまして、私自身でアメリカ地質調査所そのデータページを見てみましたら、それは本当でした。

まずは、

西暦 1900年のマグニチュード6.0以上の地震の発生数

と、

西暦 2000年のマグニチュード6.0以上の地震の発生数

を比べてみますと、以下のようになっていました。


USGS


USGS

西暦 1900年の 1年間でマグニチュード 6以上が観測されたのは以下の3つの地震だけでした。

1900年に発生した大地震
・07月29日 M 7.6 サンタクルーズ諸島
・10月09日 M 7.7 アラスカ南東部
・10月29日 M 7.7 ベネズエラ

しかし、その 100年後の西暦 2000年には 1年間の間に 160回ものマグニチュード 6以上の地震が起きているのでした。

上の USGS の地図では、日本は震源マークで国土が完全に隠れてしまうという状態となっています。

そして、今は 2018年ですが、その同じ区間の区切り、つまり、

西暦 1900年-1918年の間に起きたマグニチュード6.0以上の地震

と、

西暦 2000年-2018年の間に起きたマグニチュード6.0以上の地震

の数を比較しますと以下のようになります。

1900-1918年


thebigwobble.org

2000-2018年


thebigwobble.org

 

もはや、2倍、3倍の世界ではなかったということになっているのです。

それにしても、この、

「同じ期間で 147 回と 2911 回」

というのは非常に大きな差ではあります。

ただ、ふと思ったのは、この 100年間の間では、アメリカ地質調査所の地震計の設置数なども変化しているとは思いますので、完全に純粋な比較といえるのかどうかはわからないですが、ただ、過去記事でご紹介しました、

「過去 115年ほどの間の《自然災害による経済的損失》の推移」

のグラフもまた、この 100年あまりの間に地震による被害が夥しく増加していることを示しています。

下のグラフがそれで、ドイツのカールスルーエ工科大学が集計した「西暦 1900年から 2015年までの自然災害での経済的損失」の推移です。

グラフの緑の部分が地震です。

1900年から 2015年までの自然災害での経済的損失の推移

KIT

自然災害の被害では、あらゆるものが増加していますが、地震と洪水、そして山火事による経済的損失の増加が顕著です。

これは 2016年の過去記事、

自然災害は予想以上の驚異的な勢いで地球の文明を崩壊させ続けている : ドイツの大学が発表した西暦1900年以降の災害損失データベースが示すこと

でご紹介したもので、その記事の中で、

西暦 1900年から 1920年までの自然災害による経済的損失

と、

西暦 2000年から 2015年までの自然災害による経済的損失

を比較していますが、それは、先ほどのアメリカ地質調査所のデータの比較ともわりと一致するものでもあります。下がその図です。


KIT

これを見た時には、

「 100年前と今では、私たちは違う地球に住んでいる」

という実感を持ちましたが、今回のアメリカ地質調査所のデータも同じ思いを抱かせるものです。

地震は、過去 50年の推移に関して、下のようなグラフもあります。


Increase of Earthquakes in the last decade

このグラフに書いてありますが、21世紀という今の時代は、過去のどんな時代より「自然災害の頂点に向かおうとしている」と少なくとも今のところは言えます。

これに関しては、2016年4月に「毎日のようにマグニチュード 6以上の地震が発生していた」時期がありまして、そのときに書きました以下の記事でふれています。

M6以上の地震が毎日起きている世界を迎えた中、シュタイナー学派の「21世紀前半から悪魔的存在が活動を開始した」とする見解を思い出してみる

「1世紀単位で見れば、地震はかなり増えているのだろうなあ」とは思ってはいましたけれど、実際に、この 100年くらいの間の数値を比較して、こんなに大規模地震の数が多くなっていたということを知りました。

そして、どの程度で高止まるのかはわからないにしても、どうやら今後も地震は増加していくことが確実な状況となっています。

それに加えて、今年は、洪水と山火事の発生数も記録的なことになっているはずで、「悪魔の時代の象徴」として君臨する可能性のある 21世紀らしい様相を見せているともいえるのかもしれません。





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