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11月29日にメルマガ第三次世界大戦が迫っているかもしれない中で「体に良い食生活とは何か」と考え込むを発行させていただきました。

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外来DNAは「魂」と「記憶」をコントロールできるのか

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記憶と魂が現実的に伝播していく光景

今回は、マレーシアの科学者であり地政学等の専門家であるマシュー・マーヴァク博士という方の寄稿文をご紹介したいと思います。

結構長いものなのですが、話としては、心臓などの「臓器移植」の後、レシピエント(提供を受けた側)の性質的特性や「記憶」が、ドナー(臓器を提供した側 ← 心臓の場合は死者ということになります)と似てくる事例がとても多いことについての論文の引用の話から始まります。

記事のタイトルは、「外来 DNA はあなたの魂をコントロールできるか」というものです。

そして、後半、話の内容は「医療的な遺伝子介入はどうなのか?」ということに移行していきます。

 

この記事をご紹介したいと思った理由としては、5年くらい前、

「骨髄移植を受けた人の DNA がすべてドナーのものに変わっていた」

ということについての米ニューヨークタイムズの記事をご紹介したことがあり、これにかなりショックを受けたことがあるからです。

以下の記事です。

(記事)「本人」とは? : 骨髄移植の後、移植を受けた人の血液のDNAがドナーのDNAに完全に置換されることが判明。特に「精子」は100パーセントがドナーの遺伝子となっていた
In Deep 2019年12月24日

タイトルに「精子は 100パーセントがドナーの遺伝子となっていた」とありますが、そうなんですよ。

つまり、理屈でいえば、「レシピエントの DNA の遺伝子の連続性は、そこで消えた」わけです。

仮に、その後、この人から子どもが生まれたとしても、

「遺伝的には彼の子どもではない」

のです。

父親の DNA をいっさい持たない子どもが生まれるわけで、そして、その子どもが持つ遺伝子は「ドナーのもの」となるのです。

父親本人の姿形も、おそらくは性格などもそれほど以前とは変わらないのに、「すでに彼は本人ではない」という現実がもたらされることにショックを受けたのでした。

これは、骨髄の移植の事例であり、つまり骨髄は、血液細胞(白血球、赤血球、血小板)をつくる組織ですから、血液が作られるたびに、ドナーの DNA が圧倒していき、時間の経過と共に「すべてがドナーの DNA となる」ようです。

 

しかし、今回ご紹介する記事で引用されていた論文を読みますと、骨髄ではなくとも、「性格や気質、身体上の変化」があるようです。

以下は米コロラド大学の研究者たちの論文からです。

> 移植を受けた全患者の 89.3% が臓器移植後に性格の変化を経験したと報告しているmdpi.com

このようにあり、移植の中でも「身体的特徴の変化」については、心臓移植が最も変化と関係していることがわかりました。

> 心臓移植患者では、身体的特徴の変化が最も多く報告されており、他の臓器移植患者では 54.2% であったのに対し、心臓移植患者では 95.7% が変化を報告している。mdpi.com

 

しかし、疑問に思うのは、「何がドナーから受け継がれているのだろう」ということでした。

たとえば、DNA が遺伝的な特徴や気質と関係することはわかるにしても、たとえば、

「記憶」

なんてものはどうなんだろうと。

たとえば、今回ご紹介する記事には、以下の例が挙げられています。

自殺した犠牲者の心臓がレシピエントをドナーの未亡人に引き寄せ、後に結婚させた経緯を博士は詳しく語った。レシピエントは最終的に、ドナーとまったく同じ方法で自殺した

さらに別のケースでは、殺人事件で被害者となった 10歳の女性の心臓を移植された 8歳の少女が、ドナーの殺人に関する劇的な悪夢を術後見るようになり、精神科医によるさらなる調査の結果、殺人犯が特定され、犯人は逮捕された。

これって… 遺伝的な要素とは違う「記憶」ですよね。

DNA は「記憶の集積場」である可能性があるのかなあとか…。

この臓器や遺伝子の記憶に関しては、昨年の以下の記事でも書いたことがあります。 RNA にも記憶があるようなんですよ。

(記事)心臓には記憶がある。そしてRNAには記憶がある…ことから思う、これからの人類のDNA
In Deep 2023年8月17日

 

多くの人たちに RNA が注入されたこの時代、多くの人たちに「何らかの記憶と性質が干渉している」可能性はあるのかもしれません。逆転写という概念を適用しますと、それはさらに恒常的なものになり得ます。

なお、ニューヨークタイムズの骨髄移植の記事に出てきた男性の場合、 DNA がすべてドナーのものと置き換わったのは「 4年後」でした。

前置きが長くなりましたが、ここから記事をご紹介します。




 


外来 DNA はあなたの魂をコントロールできるか? Part.1

Can foreign DNA control your soul? - Part 1
Dr. Mathew Maavak

 

バイオテクノロジーは人間の行動を制御できるか? これは、ガイ・ハッチャード博士(バイオテクノロジー実験を禁止する世界的立法キャンペーンを運営している科学者 / リンクが、最近ブラウンストーン研究所に書いた、考えさせられる記事のタイトルだ。

この記事は、トランスプラントロジー誌に掲載された論文に一部基づいており、その論文では「心臓、腎臓、肝臓、肺など、さまざまな臓器移植提供を受けた人々の経験」が記録されている。米コロラド大学の研究には以下のようにある論文

被験者の 87%が、行動、アイデンティティ感覚、個人の好みに影響を及ぼす顕著な異常な変化を経験した。本人の報告と臓器提供者の家族からの証拠により、これらの影響の一部には、臓器提供者から臓器の受容者への食べ物や行動の好みなどの性格特性の移行が関係していることが確認されている。たとえば、肉を熱心に食べる人が、皿の上の肉を我慢できないベジタリアンになる場合がある。

これは従来の考え方に疑問を投げかける予想外の結果だ。

この研究は、 記憶が生理学全体に分散していること、そしてさまざまな器官系と密接に関連していることを指摘している。これは、生命科学が意識と物質のインターフェースについていかに理解が乏しいかを十分に示している。

しかし、この現象は、少なくとも相関関係の点では、決定的に確立されているのだろうか。 トランスプラントロジー誌の論文では、47人の参加者 (心臓移植患者 23人、その他の臓器移植患者 24人) を対象に横断的研究が実施された。これは確かにサンプル数は少ないが、その観察結果は他の研究でも反映されている。

 

魂の貯蔵庫なのか?

心臓電気生理学者のジェームズ・ネラー博士は、移植患者の臓器、特に心臓が「ドナーから特定の性格特性や、さらには好みまでも借りる可能性がある」と説明している。

「移植された心臓にはドナーの心と魂が宿り、それが移植患者に表現されるかのように見える。つまり、心臓移植は移植患者の寿命を延ばすと同時に、ドナーにも新しい命を与える

ネラー氏の簡潔な YouTube プレゼンテーションには、いくつかの驚くべき例が含まれていた。

彼は、亡くなった自転車選手の心臓が、移植を受けた人の趣味に対する新たな情熱を刺激した様子や、亡くなったスタントマンの心臓が、スポーツにまったく興味のなかった重役に新たなスポーツへの熱狂を巻き起こし、亡くなったドナーがかつて崇拝していた特定の歌手に対する不思議な傾向をもたらした様子を説明した。

同様に、バイク事故で亡くなった 10代の少年の心臓を移植された 47歳の女性は、移植後すぐにビール、スニッカーズ、ケンタッキー・フライドチキンを渇望するようになった。

彼女はより攻撃的になり、自己主張が強くなり、より強く、より健康になったと感じ始めた。歩き方もより男らしくなり、ついにこの女性は、彼氏を作りたいという欲求も失った。

これまで挙げた例のほとんどは「興味深い」と言えるが、中には明らかに不安をかき立てるものもあった。

ある特定のケースでは、亡くなったドナーがレシピエントの夢に現れ、「決して離れない」と約束した。ネラー博士は、自殺した犠牲者の心臓がレシピエントをドナーの未亡人に引き寄せ、後に結婚させた経緯を詳しく語った。

このレシピエントは最終的に、ドナーとまったく同じ方法で自殺した。

さらに別のケースでは、殺人事件で被害者となった 10歳の女性の心臓を移植された 8歳の少女が、ドナーの殺人に関する劇的な悪夢を手術後に見るようになり、精神科医によるさらなる調査の結果、殺人犯が特定され、犯人は逮捕された。

ネラー博士は、心臓の隠れた力学を過小評価しないように警告した。同氏は、心臓を機械装置に置き換えた人工心臓を移植された人は、「感情、温かさ、共感」の感覚を完全に失う可能性があると指摘した。

人間の心臓以外にも、移植された肝臓も同様の行動効果を引き起こす可能性がある。興味深いことに、マレー語で比喩的な心臓や魂を表す言葉は「ハティ (hati)」だが、この文字そのものは肝臓を指す。分散した生理学的記憶に関するこれらの知識は古代人に知られていたのだろうか?

聖書による説明と並行して、ネラー博士はこの現象について科学的な理論を提示した。

脳と心臓はともに「電気器官」であり、互いに共生して機能している。「心臓の電気密度は脳の 5,000倍強いと言われている」ため、人の周囲半径 10メートルに及ぶ電磁オーラを発生させる。

人々の電磁オーラが重なり合うと何が起こるか想像してみてほしい。

混雑した社交環境は、たとえ会話などの活発な交流がない場合でも、人々にさまざまな影響を与える。手を握るなど、人と人との密接な身体的接触も、心拍を同期させる可能性がある。

このような場合、人の脳波(EEG で測定)が他の人の心拍(ECG で測定)を反映し始めることがある。非常に親密な肉体関係が伴う場合、共鳴のレベルはより強くなるはずだ。また、愛するペットとその飼い主の間でも心拍の同期が起こることがある。

心臓、脳脊髄液、脳の相互作用は複雑で、それぞれが常に全体に影響を与えようとするが、これは医学的に必要なことだ。

なぜなら、生物学的システムは、運動、親密な関係、仕事、突然の怪我、特定の食品、毒素、微生物の摂取など、新しい生理学的および心理的状況に対処するために継続的に適応する必要があるからだ。

これらの調整は、24時間 365日行われている。人体は究極の複雑適応システム(CAS)であり、デカルト的な方法で分解することはほぼ不可能だ。

 

マイクロキメリズム

移植された心臓は、新しい趣味や嗜好、さらには新たな殺人願望を生み出すこともある。臓器移植を受けた人がドナーの特徴を受け継ぐという現象は、興味深くも議論の多い研究分野だ。

移植によって生理的および心理的な刷り込みが生じる可能性があると主張する科学者もいる。その結果、この不可解な現象を説明するために、次のようないくつかの用語が造られた。

1. 細胞記憶: この仮説によると、臓器内の細胞はドナーの「記憶」または特性を保持し、それがレシピエントに伝達される可能性がある。細胞記憶は経験的証拠が不足しているため科学界で広く受け入れられていないが、移植後のレシピエントの変化に関する議論でよく使用される用語だ。

2. ドナー由来の特性: これは、移植後にレシピエントに現れ、ドナーに起因すると思われる特性や行動を指す、より一般的な用語だ。これらの特性は、好みや習慣の変化から性格の変化まで多岐にわたる。

3. 移植により獲得した特性: ドナー由来の特性と同様に、この用語は、移植を受けた後にレシピエントが獲得する新しい特性または変化を指し、ドナーの特性と関連している可能性がある。

4. 心理社会的変化: この用語は、臓器移植後の患者の心理状態や社会的行動の変化を説明するために、より広義に使用される。これらの変化は、大きな医療処置に伴うストレスや感情的影響によって影響を受ける可能性がある。

上で説明したすべての状態は、同じ根本的な現象を説明する微妙な用語のように見える。これらは、一部の研究者たちが「システム記憶仮説」と呼ぶものの一部であり、生物システム内の細胞、組織、または生物全体が、過去の経験に基づいて環境刺激やストレス要因への反応に影響を与える一種の「記憶」を持っていることを示唆している。

しかし、移植後の形質の変化をより広範囲に説明する別の仮説が存在する。

5. マイクロキメリズム: これは、遺伝的に異なる個人に由来する細胞が、個人内に少数存在することを意味する。臓器移植後に発生する可能性のあるこの状態は、ドナーの特徴の一部が伝達される生物学的根拠となる可能性がある。

マイクロキメリズム仮説は、ドナー特性の伝達という文脈で最も説得力があるようだ。人間のすべての臓器に共通する要素は、その人固有の DNA だ。

特定の特性がこの部分に微妙にコード化されているのだろうか。DNA は「魂の貯蔵庫」、または少なくともその延長なのだろうか。そうであれば、魂を操作するための究極の入り口にもなり得る。

この場合、「遺伝子刷り込み」と「マイクロキメリズム」を区別することは重要なことだ。

どちらも自然に発生するが、バイオテクノロジー、特に CRISPR-Cas9 (クリスパー / 現在最も一般的な遺伝子編集ツール)法の進歩により、この遺伝子刷り込みとマイクロキメリズムの 2つの違いはやや曖昧になっている。

まず、実験的な遺伝子治療、別名「ワクチン」について考えてみよう。これは、遺伝子刷り込みとマイクロキメリズムの両方を引き起こすと言われている。

自然な遺伝子刷り込みでは、どちらかの親から受け継いだ特定の遺伝子がサイレンシング(特定の遺伝子の機能が抑制されること)される。このような刷り込みは、受胎時に欠陥遺伝子を抑制するために重要だ。

一方、自然なマイクロキメリズムでは、遺伝的に異なる別の人物に由来する細胞が少数存在する。これは、妊娠中に胎児の細胞が母親の体内に移行したり、その逆が行われたりするなど、自然に発生することがある。

胎児の細胞は妊娠後数十年間母親の体内に残ることがあり、マイクロキメリズムはさまざまな自己免疫疾患やその他の症状に関係していると考えられている。また、臓器移植や輸血の際にも発生することがある。

しかし、 人工遺伝子刷り込みとマイクロキメリズムについてはどうだろうか? 遺伝子編集されたキメリズムに関連する危険性のいくつかについては、以前の記事でふれている。

それは、憂鬱なジュラシックパークの脚本のような話だ。

さて、人間の臓器提供者が移植した臓器が、移植を受けた人に良い変化、悪い変化を誘発できるのであれば、遺伝子組み換えされた豚から心臓を移植したらどうなるかを想像してみてほしい。

そのような移植を受けた 2人は 60日以上生きられなかったが、それでも医療研究者は最先端の技術を「完成」させることを止めていない。

豚から人への心臓移植の動画を見た後、私は マルコによる福音書 5章1-13節にある、大群の悪魔に取り憑かれた男の聖書の記述を思い出した。その記述は、終末の時代の特異な危険を警告するために聖書に含まれていたのだろうか?

(※ 注) これは、レギオンが出るくだりです。8-13節は以下のようになっています。

マルコによる福音書/ 05章 08 - 13節

それは、イエスが、「けがれた霊よ、この人から出て行け」と言われたからである。

また彼に、「なんという名前か」と尋ねられると、「レギオンと言います。大ぜいなのですから」と答えた。

そして、自分たちをこの土地から追い出さないようにと、しきりに願いつづけた。

さて、そこの山の中腹に、豚の大群が飼ってあった。

霊はイエスに願って言った、「わたしどもを、豚にはいらせてください。その中へ送ってください」。

イエスがお許しになったので、けがれた霊どもは出て行って、豚の中へはいり込んだ。すると、その群れは二千匹ばかりであったが、がけから海へなだれを打って駆け下り、海の中でおぼれ死んでしまった。

最後に、私は、新しい臓器や輸血を受ける前または後に、それぞれの信者の方の知恵に従って表現される特定の祈りを強く勧めたい。また、読者の皆さんが、この主題について聖書が他に何と言っているか教えてくだされば幸いだ。


 

ここまでです。

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