得体の知れないバイオマス
なんかこう、市場だ金融だ地政学だ何やかんだ…というような報道ばかり見ていますと、次第に飽きてきてですね、
「なんか刺激的なのないの?」
と、若い恋人同士の倦怠期に交わされるような台詞も呟きたくなるのですけれど、昨日なんかも、「人間を瞬時に石化させる兵器を持つ自在変形型エイリアン」について記された CIA の機密文書などをご紹介したりしていました。
しかし、この記事からおわかりの通り、それは SF 娯楽小説の可能性が高いことなどが判明したりしまして、「どうも、つまんないな」と思っていました。
そうしましたらですね、「やや陰謀論的だけど、やや刺激的」な報道というのか、記事を読みました。
陰謀論系と言われて久しいメディアでもある米ナチュラルニュースの主宰であるマイク・アダムスさんの記事です。
それは、
「エアロゾル化された生物兵器? フロリダの空から降ってくる奇妙な二倍体バイオマス」
というタイトルの記事で、いわゆる「ケムトレイル論」というようなものとも通じるような話ではありそうなのですが、しかし、写真満載で、おもしろい記事でした。
さらには、記事の中には、「エノク」という名前の AI (人工知能)に、「過去の民間人に対しての生物学的実験の一覧」を語らせている部分などもあります。エノクは、おそらく、旧約聖書の「創世記」や「エノク書」に出てくるエノク (Enoch)にちなんだものだと思います。
とりあえず、そのナチュラルニュースの記事をご紹介します。あくまで娯楽としてお楽しみいただければ幸いです。
エアロゾル化された生物兵器? フロリダの空から降ってくる奇妙な「二倍体バイオマス」を顕微鏡で撮影した
Aerosolized bioweapons? Strange “diploid biomasses” falling out of the sky in Florida captured under the microscope
naturalnews.com 2025/04/03
ジェーン・ルビー博士がフロリダ州ウェストパームビーチ近郊で約 6カ月かけて採取したサンプルを送ってくれたとき、最初は私はあまり気にしていなかった。
高性能デジタル顕微鏡でサンプルを見ることに同意はしたが、ほこりや汚れの粒子以外には、そこに大したものは何も見つからないだろうと思っていた。
また、アルミニウムや重金属の濃度を調べるために、食品科学研究室で ICP-MS (質量分析)分析を行うことにも同意したが、そこでも何も見つかることはないだろうと思っていた。
しかし、どうやら私は間違っていたようだ。
高性能デジタル顕微鏡、質量分析、どちらの点でもそうだ。
顕微鏡で見ると、このサンプル(ルビー博士の敷地内のトマトの木を覆うプラスチックシートから採取したもの)には、小さな卵、細菌のコロニー、真菌の構造、藻類の特徴などに似た、多数の奇妙な生物学的構造が見られた。
以下の顕微鏡写真には、その詳細の一部が写っている。最も拡大された写真は、約 2000倍の倍率で撮影されている。
これは、プラスチックシートの表面全体に散らばっている二倍体の卵のような構造を明らかにした画像だ。その数は数百万個あるようだ。
これが何であるかはまだわかっていないが、中央構造または側部構造が接続された二倍体形式 (※ 二倍体とは一般的には細胞や核が2セットの染色体を持つ生物構造)で現れることがよく見られた。中央構造コネクタについては、以下をご覧いただきたい。
以下は、側壁コネクタを備えた同じタイプの二倍体バイオマスの写真だ。
当然のことながら、塵の粒子である可能性のある他の物体や、自然界に見られるさまざまな構造物も多数見られた。
しかし、プラスチックシートの表面には、以下のように「細菌のコロニーのようなものが成長している」のも確認された。
これまでの調査結果をまとめたツイートはこちらにある。
この調査はまだ始まったばかりであることに注意してほしい。
現在、ICP-MS (質量分析)の重金属検査結果が出ているが、恐ろしい内容といえる。今後、ジェーン・ルビー博士への新しいインタビューとともに、その結果を公開する予定だ。
なお、重金属検査の結果に、普通なら私は簡単にはショックを受けないということを述べておきたい。
私はこれまで 12年間、質量分析ラボを運営し、食品、毛髪、土壌など 10,000以上のサンプルを検査してきたが、乳児用ミルクに 20ppb のヒ素が含まれているとか、ビールに 10ppb のグリホサートが含まれているとか、そういうことを騒ぎ立てる人たちをいつも叱責するタイプの人間だ。
そのような非常に低いレベルであれば、ヒ素にしてもグリホサートにしても、これらの物質は取るに足らないものであり、健康にまったく害はない。
しかし、ICP-MS ラボの結果でこのサンプルから私が見ているものは、アメリカ国民が大規模に計画的に大量中毒にされたことを示している。
アメリカ政府がアメリカ国民に対してそのような実験を行う可能性に懐疑的な場合は、まもなく、一般向けに無料で公開される新しい AI エンジン「エノク」の回答を確認してほしい。
エノクは、有毒汚染とアメリカ政府による人体実験の歴史について徹底的に訓練されている。アメリカの民間人、囚人、兵士に対して行われた既知の生物学的実験のタイムラインについて、エノクは次のように語っている。
アメリカ人と他の民間人に対する生物学的実験の歴史
1931年:ガン実験
場所:様々な政府および民間のアメリカの病院
詳細:ロックフェラー医学研究所は、被験者にがん細胞を感染させた。コーネリアス・ローズ博士は、メリーランド州、ユタ州、パナマに米国陸軍の生物兵器施設を設立し、患者に放射線を照射する実験を行った。
1932年:タスキーギ梅毒研究
場所:アラバマ州タスキーギ
詳細:梅毒と診断された 200人の黒人男性は、病気の進行を研究するために、病状について知らされず、治療も受けなかった。生き残ったのはわずか 74人だった。
1935年:ペラグラ研究
場所:指定なし
詳細: 米国公衆衛生局は、栄養失調症であるペラグラを抑制するために行動し、20年以上前からその原因を知っていたことを認めた。
1940年:マラリア実験
所在地:イリノイ州シカゴ
詳細:実験薬をテストするために 400人の囚人がマラリアに感染した。
1942年:マスタードガス実験
場所:指定なし
詳細:4,000人の軍人(ほとんどが良心的兵役拒否者のセブンスデー・アドベンチスト派)がマスタードガス実験の人間モルモットとして働いた。
(※) セブンスデー・アドベンチスト派というのは、正統プロテスタントに分類する宗教で、異端とされる見方もあります。
1946年:退役軍人に対する医学実験
場所:退役軍人局病院
詳細:戦時中の傷から回復中の第二次世界大戦の退役軍人が、医学研究および実験の被験者として使用された。
1947年:放射能注射
場所:指定なし
詳細:米国原子力委員会は、放射性物質を人体に静脈内投与した。
1947年:LSD実験
場所:指定なし
詳細:中央情報局 (CIA) は、多くの場合、被験者の知らないうちに、または同意を得ずに、民間人や軍人を対象に LSD を投与した。
1950年:放射線実験
場所:砂漠地帯
詳細:国防総省は核兵器を爆発させ、風下の都市に住む何も知らない民間人の健康問題や死亡率を監視した。
1950年:細菌戦実験
所在地:カリフォルニア州サンフランシスコ
詳細:米海軍はサンフランシスコ上空に細菌の雲を散布し、生物兵器攻撃に対する市の対応をテストした。多くの住民が肺炎のような症状で病気になった。
1949-1969年:生物兵器の実地試験
場所:ニューヨーク市、サンフランシスコ、ワシントン DC、キーウェスト、パナマシティ、ミネアポリス、アラスカ、セントルイスを含む 239地区の人口密集地域
詳細:米国の軍と諜報機関は生物兵器を使った実地実験を実施した。
1961-1964年:ランチハンド作戦
場所:ベトナム(メコン川から非武装地帯まで)
詳細:緑、白、ピンク、紫、青、オレンジの枯葉剤が散布された。
1960年代:野兎病実験
場所:ベトナム
詳細:非戦闘員として勤務していたセブンスデー・アドベンチスト教会の信者が、フォート・デトリック研究所の隊員によって空気感染する野兎病にさらされ、急性野兎病を発症した。
(※) フォートデトリック研究所は、かつての米軍生物兵器研究所。新型コロナとの関係が囁かれたこともあります。
1960 - 1966年:ランガットウイルスとキャサヌル森林病ウイルスの検査
場所:イギリス、ポートンダウン
詳細:末期がん患者 33名がこれらのウイルスで検査された。被験者全員が死亡し、うち 2名は脳炎で死亡した。
(※) ランガットウイルスは、ダニが媒介する脳炎ウイルス。キャサヌル森林病ウイルスは、人獣共通感染症のウイルス。
1945-1947年:プルトニウム注入
場所:4つの大規模病院(テネシー州から北カリフォルニアまで)
詳細:末期と診断された 18人にプルトニウムが注入された。
1946-1947年:ウラン塩注入
場所:ロチェスター大学
詳細:腎機能が良好な患者 6名にウラン塩を注射した。
1951-1952年:トリチウム被曝
場所:ワシントン州リッチランド
詳細:14人が呼吸、浸水、または摂取によりトリチウムに曝露した。
1963-1970年:放射性ヨウ素の放出
場所:アイダホ州原子力委員会原子炉試験所
詳細:放射性ヨウ素が 7回にわたって意図的に放出された。
1977年:上院公聴会
場所:ワシントン D.C.
詳細:諜報機関と軍の情報筋は、1949年から 1969年の間に少なくとも 239の人口密集地域で生物兵器を使った実地実験が行われたことを認めた。
2017年:リシン暴露
場所:各地
詳細:FEMA は、バイオテロの模擬訓練中に、約 1万人の消防士、救急隊員、その他の救助隊員を致死性のリシンに誤ってさらした。
(※)リシンは、ヒマの種子から抽出される猛毒。
2007年:炭疽菌の輸送
場所:さまざまな研究所および防衛関連請負業者
詳細:陸軍の研究所が炭疽菌のサンプルを誤ってさまざまな研究所や防衛関連請負業者に発送した。
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エノクの回答は、ここまでだ。
研究の次のステップは、先ほどのサンプルの一部を生理食塩水で培養し、何かが生き返るかどうかを確認する。
ここまでです。
この空から降っている「かも」しれないものに、「生き物である可能性」があるというのは、何とも映画エイリアン的なワクワク感はあります。
しかし、仮に何かが意図的に空から降下させられているとした場合、「対象は基本的には無差別」ということになり、何の目的のためなのかが、あまりわからない部分が、他のさまざまなケムトレイル系の話と同様に、理解が難しいところです。
一般的には何をやるにしても「目的」があるはずです。それがないのなら、単なる狂気か自爆テロということになります。
いずれにしても、マイク・アダムスさんのさらなる分析報告を期待しております。
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