定期的に落とされるトリック
脂質ナノ粒子の専門家であるクリスティ・ローラ・グレースさんが、今日の X への投稿で、最近出てきた話題について「憤慨」されていました。
クリスティ・ローラ・グレースさんは、昨年でしたか「コロナワクチンから酸化グラフェンが見出された」とする報道を「写真を見て、これはグラフェンではない」と一発で見破った方です。
以下の記事で取り上げたことがあります。
(記事)酸化グラフェン含有の明確な否定根拠を読み、この3年間、数々なトリックの攻撃を受け続けていたことを再認識する
In Deep 2023年12月24日
このタイトルにあります「数々なトリックの攻撃」というのは、酸化グラフェンのこともそうですが、コロナワクチンをめぐるさまざまな「新しい情報」が、2021年以来、何度も何度も出されてきたことを指します。
それらの何が悪いのか。
仮に、酸化グラフェンのようなものが混入していたとして(混入していないですが)、そちらが有害性の主軸となってしまうと、
「コロナワクチンの影響の決定的な部分を見失ってしまう」
からです。
一番の問題は、あくまで、
「それ自体に強い有害性があるスパイクタンパク質を抗原として使っている」(しかも自然より数百倍などの生産を行う)
ことであり、そして、後になって出てきた問題として、「 DNA の混入が避けられない」ということ、そして、現在も今後もワクチンに使用され続けると思われるポリエチレングリコールやポリソルベート80などの脂質ナノ粒子の有害性です(脂質ナノ粒子の有害性は遺伝します)。
酸化グラフェンなどが仮に混入していようが(混入していないですが)、有害性は知れています。
ですので、いろいろな話が出るたびに、「本質を隠そうとしている」という動きに見えて仕方なかったのですね。
今回、クリスティ・ローラ・グレースさんが憤っていた「最近の話題」とは、
「コロナワクチンにナノテクノロジーが見出されたという論文」
が、SNS 上で、またたく間に世界中に広がったことについてでした。論文はこちらにあります。
もちろん、広めている人たちに悪意はまったくないのですが、「しかし間違っているものは間違っている」という憤りです。
またもナノテク話の登場により脅威の本質がかき消されていく
クリスティ・ローラ・グレースさんのその投稿には、科学的な記述はないですが、以下のように書かれています。
「この主要なインフルエンサーは…」というのは、キム・ドットコムという人のアカウントと、その投稿を指していると思われます。
9月9日のクリスティ・ローラ・グレースさんの投稿
確かにこれらのもの(※ ワクチン)は人々を傷つけました。しかし、このナノに関しての発言は誤りです。
この主要なインフルエンサーは、ちょうど別のインフルエンサーにツイートしました。そして、この 1日かそこらで、複数の人のこのこと(ナノテクのこと)のツイートが何百万回も閲覧されました。
最初の投稿を見たときは、こうなるだろうとわかっていたので、苛立ちました。今では、オーストラリアや他の場所の、ワクチンの被害者を代理する弁護士でさえ、これが真実だとツイートしているのを見ます。
確かに、言論とはそういうもので、ある程度までは、私たちには言論の自由があります。
米国には、他の国々が大切にし、望んでいる言論の自由がありますが、これには責任と結果が伴います。(米国連邦法典:18 USC 1038、18 USC 1001)
彼らは文字通り、恐怖と混乱に陥った国民に、人間の体内にナノ構造が存在することを伝えているのです。
そうではありません。これらは、正電荷と負電荷の電荷に基づく反応です。ゼータ電位と呼ばれるものでもありますが、今のところ、どの医師もこれを正確に説明していません。
それ(ナノテク)はそのようには働きません。
とにかく、このナンセンスはやめてほしい。
キム・ドットコムという人が引用して投稿した論文は、実は 7月の時点で知っていたんですよ。しかし、その概要を読んで、クリスティさんのおっしゃる「ゼータ電位」のことを思い出し、「そうはならない」という可能性も思い出したのです。
その論文の概要には以下のようにあります。
2024年7月18日に公開された論文より
COVID-19注射剤の内容物は、最大400倍の倍率の実体顕微鏡で検査された。
…約1~100 µm以上のさまざまな形状の目に見える人工的な自己組織化体が多数存在することが分かった。動く虫のような体、円盤、鎖、らせん、チューブ、内部に他の人工体を含む直角構造などがあった。
これらはすべて、COVID-19注射剤の汚染の予想レベルや許容レベルをはるかに超えており、培養研究では多くの人工構造物の自己組織化が進行していることが明らかになった。
培養中に時間が経つにつれ、2~3週間かけて単純な 1次元および 2次元構造が形状とサイズがより複雑になり、3次元で立体的に見える存在に成長した。
それらはカーボンナノチューブのフィラメント、リボン、テープに似ており、透明で薄い平らな膜のように見えるものもあれば、立体的な螺旋やビーズの鎖のように見えるものもあった。
これらのいくつかは、時間の経過とともに現れては消えていくようだった。私たちの観察は、COVID-19の注射剤に何らかのナノテクノロジーが存在することを示唆している。
ここに、
> 動く虫のような体、円盤、鎖、らせん、チューブ、内部に他の人工体を含む直角構造などがあった。
とありますが、少なくとも酸化グラフェンでは、こういう状態にはならない。「人工的な自己組織化体」はできない(均質に分布する)。これがナノテクだとどうかというのはわかりませんけれど、酸化グラフェン・ベースのようなものであれば、理屈は同じかと思います。
私の知識では、これ以上わかりようがないですが、ともかく、クリスティ・ローラ・グレースさんは、今回の論文の内容を一蹴しています。
というか、
「こういうことを広めてはいけない」
と述べています。
では、100歩譲って、「ナノテクが含まれていた」として、
「それによって、コロナワクチンの主要な脅威は消えるのか?」
という話もあります。
ナノテクは、スパイクタンパク質より脅威なのか、混入 DNA より脅威なのか、あるいは脂質ナノ粒子より脅威なのかという話です。
そうはなり得ません。
多くの方々が、「スパイクタンパク質の脅威は終わった」かのように感じられているのかもしれないですが、それは違います。
私は、スパイクタンパク質と抗原原罪との「組み合わせ」により、その脅威は、その人が生きている一生続くと考えています。これについては、少し前の以下の記事を合わせてお読みいただくとわかりやすいかもしれません。
(記事)この夏の世界的な「軽症のコロナ」の大流行のもとで多くの人々の免疫システムに起きていること。そして、今後も繰り返し起こること
In Deep 2024年8月21日
抗原原罪というのは、同じ抗原を繰り返し接種することにより、「あらゆる変異種に対する免疫が働かなくなる」ことですが、免疫反応とはすなわち症状のことですので、
「どれだけスパイクタンパク質に感染しても症状が出ない」
ので、感染しても本人はわからないわけですが、しかし、「どんどんオールフリーでスパイクタンパク質は身体内に入り続ける」わけです。
新しい流行波が起きるたびにこれが起きます。この夏も起きていたと思います(今になって希有な顔面麻痺が出た方などもその例です)。
スパイクタンパク質は、単体で、血液脳関門を突破して脳にも行くし、あるいは卵巣などのどこへでも入り込む能力を持っています。
そして、行く先々で微細な血管や組織を破壊します。
それが「本人がまったく気づかないまま新たなコロナの流行のたびに起きる」ということです。新たな流行のたびに新たな生殖器官へのダメージが加わり、妊娠率もさらに下がっていく(出生率ではなく、純粋な妊娠率です)。
次のレプリコンのときにも起きるでしょう。
それが何年も何十年もずっと続く。
コロナウイルスが地上から消える日がないことは明白で、つまり一生続くのです。
しかし、もはや止めようがない。
このあたりのことが当面の最も大きな問題であり、他のことはワクチンに関しては些細なことでしかありません(将来的な意味では混入 DNA の意味は大きいですが)。
このふたつが人類存亡に直結した問題となっています。
ナノボットやグラフェンで人類が絶滅することはありませんが、スパイクタンパク質と抗原原罪の組み合わせではあり得ることです(特に多数が複数回接種している日本などでは)。
このようなことを、たとえば世界経済フォーラムの人たちなどが知ると驚くと思われます(彼らのほとんどはコロナワクチンに関して何の知識もないので、ほとんど誰も何も知らないはず)。
少なくとも抗原原罪とスパイクタンパク質の組み合わせがもたらす脅威をグローバリストたちは誰も知らない。
グローバリストたちがいかに計画性がなく無能かということを示すのは、最近のヨーロッパの「生体認証による入国制度」を唐突に導入したことでもわかります。以下公式の声明があります。
(記事)今年11月から、ほぼ全ヨーロッパへの入国に指紋や生体認証登録を含む新しいデジタル入国・出国システムが「義務化」されることをEUが唐突に発表
地球の記録 2024年9月7日
本来ならコロナのパンデミックの中で段階的に行われるはずだった生態認証による入国制度が、「ここまでうまくいかなかったから、唐突に実行しちゃえ」ということになっている。
今の世の中で怖いのは、こういうような、耳から脳ミソを落としながら生きているグローバリストたちのような存在ではありません。
脅迫観念と被害者意識と共に育まれる正体不明で曖昧な恐怖が増長していくことが最も怖いことです。
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