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本当に自由?
毎年、「自由度ランキング」というようなものが発表されていて、こういうのはいろいろな組織が発行しているものでもありますけれど、そのひとつである「攻撃を受ける人民の力」報告書 (People Power Under Attack report)という物々しい名称の自由度ランキングがありまして、それを見ますと、どういう評価なのかは詳細は不明にしても、マップには以下のように記されています。
年次報告書「攻撃を受ける人々の力」は、各国に焦点を当てた市民社会組織、地域に拠点を置く研究チーム、国際人権指標、そして CIVICUS モニターの社内専門家から年間を通して収集されたデータに基づき、市民空間の状況を評価しています。
これら4つの個別の情報源から得られたデータは統合され、各国・地域に「 開放」、「狭小」、「阻害」、「抑圧」、「閉鎖」のいずれかの評価が与えられます。
根拠は不明確ですが、それはともかく、2025年になって、
「自由度が最高クラスの国が極端に減った」
ことがマップでわかります。
以下が、2025年度の自由度ランキングです。
マップの下の色分けに一応日本語を入れてありますが、「緑になればなるほど自由度が高く」、「赤になればなるほど自由度が低い」ということを示しています。
2025年度 自由度ランキングマップ
monitor.civicus.org
これを見ますと、緑(自由度が 81〜100ポイント)の国が昨年と比較して、少なくなったこと少なくなったこと。
緑で示されているのは、主要な国でいえば、上位から、
・ノルウェー (98ポイント)
・フィンランド (89ポイント)
・ニュージーランド (89ポイント)
・日本 (88ポイント)
・台湾 (88ポイント)
・チェコ共和国 (87ポイント)
・カナダ (82ポイント)
などとなっていますが、いろんなランキングで常に上位であるノルウェーがここでも上位で、そして、日本も非常に高いです。
「……日本、そんなに自由か?」
とか思う部分はないでもないのですが、 1位のフィンランドも、最近はあまり良い印象の報道を最近は読んだことはなく、
(例)・ノルウェーでは、若者を中心とした超過死亡が2020年以来現在も続いているという
・ノルウェー政府、ウクライナへの援助を2025年に2倍以上の1兆円超に増額
・ノルウェーでコカイン中毒が蔓延
2位のフィンランドも今では「病気の嵐」に見舞われています。
(例)・フィンランドの若年層の「知的障害」患者数が2021年から劇的な増加
・フィンランドの1歳未満の知的障害の診断数が4年間で1100%増加
・フィンランドでの淋病の症例が2021年から急増中
まあ、悪いニュースが多いですが(あんたが悪いニュースばっかり検索してるからだろ)← まあ、それはあるかもしれません。それが専門ですから(何の専門だよ)。
ともかく、公の組織の見立てとしては、2025年に世界全体の自由度は大幅に下がったようです。
今年「格下げ」された国だけでも、以下に上ります。
2025年に自由度を格下げされた国
・スイス
・アルゼンチン
・フランス
・ドイツ
・イタリア
・リベリア
・アメリカ合衆国
・エルサルバドル
・ジョージア
・イスラエル
・マダガスカル
・セルビア
・ブルンジ
・オマーン
・スーダン
このように、アメリカも今年格下げ(56ポイント)されています。
最も自由度の低いと評価される(真っ赤なエリア)は、やはりこういうランキングでは下位常連の、ロシア、中国、そして東南アジアや中東のいくかつの国が入っていますが、しかし、やはり冷静に考えると、
「大した差はないだろ」
とは思う部分はないでもありません。
一方で、「世界で最も見知らぬ人々を助ける国のランキング」というのもあります。
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一方で、世界で最も慈悲深い国々は
これも、チャリティーズ・エイド財団という組織から毎年発表されているもので、日本語にすると、「世界寛大さランキング (World Giving Index)」となりますが、世界 140カ国以上を慈善活動の度合いに基づいてランキング付けしたものです。
このランキングには、
・見知らぬ人を助けるかどうか
・どのくらい寄付をするか
・ボランティアに従事する人たちの数
の 3つの項目がそれぞれランキングされていますが、その総合ランキング(データ収集は 2023年)は以下のようになっていました。
最新の世界寛大さランキング
1位 インドネシア(7年連続)
2位 ケニア
3位 シンガポール
4位 ガンビア
5位 ナイジェリア
6位 アメリカ合衆国
7位 ウクライナ
8位 オーストラリア
9位 アラブ首長国連邦
10位 マルタ
寛大さランキング上位10カ国
cafonline.org
ここに、先ほどの「自由度ランキング」の数値を後ろに入れますと、次のようになります。
1位 インドネシア(自由度42ポイント/ 黄色レベル)
2位 ケニア(自由度31ポイント/ オレンジレベル)※以下色のみ
3位 シンガポール(オレンジレベル)
4位 ガンビア(黄色レベル)
5位 ナイジェリア(オレンジレベル)
6位 アメリカ合衆国(黄色レベル)
7位 ウクライナ(オレンジレベル)
8位 オーストラリア(薄い緑レベル)
9位 アラブ首長国連邦(赤色 / 最低レベル)
10位 マルタ(薄い緑レベル)
この中で、自由度上位の国はオーストラリアとマルタのみで、あとはすべて、自由度ランキングでは「下位レベル」となっています。
アラブ首長国連邦などのように最低ランキング(9ポイント)の国もあったりするわけですが、ここで思ってしまうのは、
「自由度の高い国と、人々の慈善心が高い国のどちらのほうが住みやすいだろう」
というようなことでもあります。
今後の数年などで(日本固有の話ではなく)世界が荒れに荒れた場合、どこかの国へと移住していく必要のある場合も多く出てくると思いますけれど、こういうランキングは、いろいろと考えさせられるものがあります。
ちなみに、世界寛大さランキングでは、
「日本は 142カ国中 141位」
で、最下位のポーランドと並んで、完全な最下位グループです(これはほぼ毎年)。特に「見知らぬ人を助ける」項目がダントツに低いです。
寛大さランキング下位10カ国
cafonline.org
これは「他人との一定の距離感を保つ」という意味での日本人独特の民族性も関係しているとは思われ、日本人が冷たい民族だとは一概には言えないにしても、外国人にとっては、やや住みにくい感じる国ではあるのかもしれません。
ともかく、日本という国は、国際評価のデータ上の観点からは、
「自由度が大変に高いけれど、他人には冷たいと感じる国」
ということにはなってしまいそうです。
まあしかし、これはあくまで、日本人という民族の、他人との関わりの特徴を示すひとつであり、良い悪いの話ではないです。
私も日本人ですし、悪く言われるのは気持ちよくはないですが、理解できる部分もかなりあります。
逆にいえば(本来は)日本人は「個」が独立している存在だったという言い方もできるのかもしれません(今はあまりそれを感じませんが)。
何となく見たふたつのランキングでいろいろ書かせていただきました。
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