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2026年からの世界 地球という場所の真実 拡大する自然災害

震源の深い巨大地震の影響の大きさをコロンビア地震と2015年の「47都道府県すべてで揺れを観測した地震」から知り、現代文明生活の脆さを改めて思う

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深い震源の地震の特性

2026年8月10日にコロンビアでマグニチュード7.4の地震が発生しました。

8月12日現在、

・死者 224人

・行方不明者 3000人以上

という大惨事となっています。

(※) その後、ロイターなどで、「死者 254人」、「行方不明 4000人に達するおそれ」と報じられています。(2026年8月12日午後)

以下で報道にふれています。

コロンビア地震の死者が200人以上に達し、行方不明者は3000人を超える
earthreview.net 2026年8月12日

報道を見ていて驚いたのは、

「震源の深さが約 100キロメートル (96km〜 107km)だった」

ことです。

マグニチュード7を超える地震というのは確かに大きな地震ですが、超巨大地震というわけでもありません。

たとえば、2011年3月11日に発生した東日本大震災での地震のマグニチュードは 9.0 であり、これは、コロンビア地震の M7.4 と比較すると、「マグニチュードが 1増えると、エネルギーが 32倍になる」という計算からは

東日本大震災での地震のエネルギーは、コロンビア地震の、

「約 250倍」

だったということになります。

東北の地震は、そこまで壊滅的なエネルギーだったわけです。

ともかく、マグニチュード7クラスの地震の場合、震源が浅い場合は、局地的に大きな被害を出しますが(7月28日の熊本の地震のマグニチュードは 7.1で、震源の深さは 10キロメートルでした)、コロンビアの地震の場合は、同規模の地震が「かなり深いところで起きた」ことで、広範囲で強い揺れが発生したようです。

宮野宏樹さんという方の note では、震源から 200キロ以上離れた場所でも、人々が家から飛び出すほどの揺れを感じたと記されています。

揺れは首都ボゴタにも及んだ。ボゴタは震源から約230キロ離れている。さらに南のエクアドル側でも揺れが感じられ、住民が屋外に避難したと報じられている。一般的に、浅い地震は震源付近のみを激しく揺らし、遠くまで揺れが届かない。震源から200キロ以上離れた首都で人々が今回のように建物から飛び出したのは、まさに震源が深かったために起こる現象である。

note.com

一方、熊本の地震の震度の分布は以下のようになっています。


地震情報

九州は、南北に約 330キロメートル、東西に約 300キロに広がっていますので、コロンビアのような揺れの分布(200キロメートル以上離れていても建物が崩壊したような)だった場合、被害はさらに激しいものだった可能性もあります。

これは熊本の地震とコロンビアの地震を比較しているということではなく、

「今後、日本のどこかでコロンビアタイプの内陸地震が起きたら」

という話なのですが、日本は世界でも有数な地震大国でもあり、マグニチュード8クラスの大地震が内陸で起きることも絶対にないとは言えない土地柄です。

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都市化された現代だからこその新たな影響

1923年に発生した関東大震災(関東地震)のマグニチュードは 7.9だったとする意見が主流ですが、

> …本地震のマグニチュードは7.9と推定されたが、その根拠は東京の震度を6とし、震央距離を100kmと仮定したものと思われている。…しかし、日本国外の地震波形を用いて解析するとM8以上となる傾向があり、表面波マグニチュードMs8.2、Ms8.3などが報告されている。
Wikipedia

と、マグニチュード8を超えていた可能性も高いです。

そして、この 1923年からは 103年しか経っていないのですよね(あるいは、すでに 103年経ったという見方もあるでしょうが)。

この関東大震災というのは、正確な震源は今でもわかっていないですが、被災した地域は広く、関東のすべてに及んでいました。東京では、家屋の 60%が罹災したとあります。

もちろん、同じような地震が来たとしても、今は耐震設計が当時とは異なりますから、同じ被害になることはないとはいえ、「現代ならではの別の被害」が出てくることにはなりそうです。

以下は、各種の資料から AI にまとめてもらったものですが、同じようなマグニチュードの大地震(かつ、コロンビアのように深い震源の場合)では、以下のような事態が起きやすいようです。抜粋です。

現代の内陸あるいは都市部近辺でマグニチュード8位の深発地震が発生した場合に起きる可能性のあること

1. 超高層ビルを直撃する「長周期地震動」の広域化

震源が100km以上と深く、M8を超える巨大地震が起きると、非常に周期の長いゆっくりとした揺れ(長周期地震動)が大量に発生します。

・異常震域による広範囲への到達: 硬いプレートを伝って、数百キロ離れた大都市圏(東京、大阪、名古屋など)に減衰しないまま長周期の揺れが届きます。

・超高層ビルの共振: 耐震・免震基準を満たしている最先端の超高層ビルやタワーマンションでも、この長周期地震動と「共振」し、上層階では数メートルにわたって長時間激しく揺れ続けることになります。

・室内の壊滅とエレベーター停止: 建物の倒壊は免れても、室内の家具やOA機器が凶器と化して飛び交い、数千基のエレベーターが同時に自動停止して、数万人規模の「高層難民(帰宅困難・孤立)」が発生します。

3. 都市インフラ(ライフライン)の広域同時マヒ

深発地震の最も恐ろしい点は、「一つの地方だけでなく、日本半分のインフラが同時にマヒする」ことです。

・新幹線・高速道路の広範囲ストップ: 異常震域によって、関東から東北、あるいは関西にかけての広大なエリアで同時に強い揺れ(震度5弱〜5強以上)を観測するため、日本の大動脈である新幹線や高速道路が全線で一斉に緊急停止します。

・電力・通信の過負荷: 広範囲での送電線の遮断による大規模停電(ブラックアウト)や、安否確認の集中による通信ネットワークの完全なダウンが予想されます。

Gemini

このような感じで、103年前にはなかった影響が出る可能性があるようです。

もちろん、どの地域で地震が発生するかによることでも影響はまったく違うのでしょうけれど、「 100キロ程度の深さで大きな地震が起きた場合」は、これらが広い範囲で起こり得ることのようです。

例えば、興味深い例として、以下が挙げられていました。

過去の事例(2015年 小笠原諸島方沖地震 M8.1)

実は日本でも、2015年にこれと全く同じ条件の地震が起きています。

・概要: 小笠原諸島西方沖の深さ約682kmで、M8.1の巨大地震が発生しました。

・被害: 震源が非常に深かったため幸いにも死者は出ませんでしたが、異常震域によって「47都道府県のすべて」で揺れを観測するという観測史上初の事態となりました。

東京でも震度5強を記録し、首都圏だけで約1万9000基のエレベーターが停止、多くの人が閉じ込められました。

もしこれが、600kmではなく「コロンビアと同じ100kmほどの深さ」で、より陸地に近い内陸(例えば中部地方や関東地方の地下深く)で起きていた場合、地表に届くエネルギーは2015年の何倍にもなり、震度6弱〜6強クラスの激しい揺れが数県にまたがって同時に発生していたと試算されています。

Gemini

こんなことがあったんですね。

2015年といえば、そう遠くない時期ですが、忘れていました。

過去記事を見てみますと、以下の記事に出てきていました。

超巨大地震と満月・新月の関係を「21世紀に起きたすべてのM8以上の地震」を加えて、気象庁データから確認し直しました
In Deep 2016年4月23日

・2015年5月30日 小笠原諸島西方沖地震 - M 8.1

この地震が、

「 47都道府県のすべてで揺れを観測した地震」

だということを今回初めて知りました。

ともかく、関東大震災級のマグニチュード8程度の地震で、「ある程度震源が深い場合」は、かなり広範囲に影響が広がる可能性があるということのようです。

もちろん、そんな地震が直近で起きるということはないでしょうけれど、しかし日本という土地柄、

「いつかは必ず起きる」

ということも現実ではあります。




 

M7以上の地震が例年よりやや多い今年

今年は、マグニチュード7以上の地震が、通常よりやや多い状態(平均が8回程度なのに対して、今年は 10回から 11回)となっていますが、例年と違うのは、「内陸での地震が多い」ことです。

2026年8月までに世界で発生したM7以上の地震

Accuweather
(7月の熊本地震はアメリカ地質調査所がM6.9と発表しているので、このリストに入っていません)

環太平洋火山帯の不安定さを見ていますと、わりと近いうちに(場所はわからずとも)マグニチュード7以上、あるいは 8以上の地震が起きることは不思議ではないと思えます。

まあ……あまり関係ないですが、今日 2026年8月12日は、以下の記事で書きましたように、天上では普段ではあまり起きない現象が 3つ重なって起きる日でもありまして(もちろん、これらが地震と関係しているわけではないにしても)、今後、象徴的な数日間が続くのかもしれません。

「6つの惑星の惑星直列」と「皆既日食」と「ペルセウス座流星群」が同じ日に起きるという8月12日に関して飛び交うさまざまな噂
In Deep 2026年8月10日

そして、明日 8月13日は新月です。

この「月と地震の関係」に興味を持ったのは、2016年に、元アメリカ地質調査所(USGS)の地質学者が、

・地震を誘発する条件に「満月と新月」の概念を入れていること

をメディアで述べていたことを知った時以来のことです。
以下の記事にあります。

噴出する「地震を起こすものの正体」: 月、重力、太陽活動、宇宙線、惑星直列
In Deep 2016年4月22

どれも主流の科学では認められていないものですけれど、発言している人々そのものは、きちんとした科学者あるいは地質学者であるということも事実です。

それでも、地震の直接的な原因は何も確定されていないですので、基本的には「いつ起きても不思議ではない」というように考えたほうがいいのかもしれません。

地震への準備に際しては、関東大震災の頃とは違い、都市化、文明化したからこその新たな被害や影響というものも考慮する必要がありそうです。




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