10月9日にメルマガ「デジタル社会の終焉の予兆。そして次のパンデミックの壮絶な予言」を発行させていただきました。カード以外の決済を希望される方は、こちらでどうぞ。

2026年からの世界 人類の未来 軍事的カオス

ポリ-クライシス/複合危機の渦中の世界

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ディーゼルの枯渇が始まっている

どうも、ここになって、エネルギー危機が比較的わかりやすい形で表に出てきているようで、アメリカの一部では、「ガソリンスタンドでディーゼルが枯渇している」状況が伝えられています。以下での「Out」や「0.00」表示は在庫が枯渇した際に表示されるものです。

燃料枯渇を知らせるカリフォルニアとノーステキサスのスタンド表示

The Hormuz Letter

枯渇してはいなくとも、アメリカでは全体としてディーゼル価格が途方もなく高騰しています。

9月初めの時点で過去最高価格を記録していましたが、現在さらに高騰しています。

2026年9月3日時点までの米国のディーゼル価格の推移

zerohedge.com

サウジアラビアのパイプラインへの攻撃が起こったり、フーシ派がバブ・エル・マンデブ海峡に進軍を始めたのは、この後ですので、今のところ価格が下がる理由は見当たりません。

「アメリカは産油国なんだから製油所稼働率を上げればいいのでは」とも思いましたが、データによると、

「現在の米国の製油所稼働率は 97%前後と非常に高く、これ以上は上げようがない」

という状況のようです。

サウジアラビアの国営石油会社アラムコは、最近、欧州への原油の供給を停止しましたので、ヨーロッパでの深刻な燃料危機もそう遠くはないような感じです。

オーストラリアでも、国家史上初めてとなる「レベル3(上から2番目)の燃料供給制限」が発表されていました。

このレベルを超えてレベル4になると、ディーゼル燃料は「不可欠なサービスにのみ配給される」段階となります。救急車とか物流、あるいは農業とかそういうものでしょうかね。

オーストラリア政府は、エネルギー不足の長期化を想定しているようで、その「長期」がどれくらいのものか、具体的な数字は出してはいないですが、今年中にすべて解決するという可能性は、さらに消えつつある感じです。

おそらく、今向かっている燃料ショックは、私たちの多くの世代が経験したことのない未知の領域の危機である可能性もあり、もちろん、日本にも今すぐではなくとも、影響は確実に現れてくるとは思われます。

このような中、米ナチュラルニュースのマイク・アダムス氏が「ポリ−クライシス(複合危機)」ということについての記事を書いていました。

まあ…このマイク・アダムスさんはいつも、かなりの終末論者でもあり、十数年前から同じようなことを言っている感じはあるのですが、それでも、述べているひとつひとつの要素については事実であり、どれも危機に結びつく「可能性」(あくまで可能性)はあるとは思います。

 

21世紀は危機ばかりの時代

それにしても、21世紀は「危機の可能性」の状況ばかりが生まれやすい時代ではありました。アメリカ同時多発テロ、世界金融危機、日本では、東北大震災、そして、パンデミック。

2020年のコロナのパンデミックの時、あるいは続いてのコロナワクチンのキャンペーンの頃には、私も「この世も終わりかな」などと考えずにはいられなかったですが、しかし、ご覧のように、その後も世は平穏に続いていて、テレビでは大食い番組なども健在です。

耐性があるものなのだなあ、と、そのたびに感じますが、いつまで平穏が続くのかは今ひとつ不明になってきているのも事実なのかもしれません。

今は AI の問題もあります。

最近も AI の脅威についての記事を書きましたが、ご紹介する記事で、マイク・アダムスさんは、「 AI 脅威論は他の脅威から目を逸らせるためのウソだ」と述べていまして、同じような主張をする人たちもいます。

しかし、私の立場としては、映画のように「 AI が人間に襲いかかる」のではなく、

「 AI に依存した人間と社会が自滅していく」

という構造のほうが可能性が高いように思っています。

AI の過度な利用は確実に知性と認知力を下げますし、AI の言葉は、平たくいえば「集積されたデータの言葉」であり、多様性はあまりないです。

人間の社会は多様性の中で豊かに築かれてきたものでもありますので、一面的な考え方や趣味嗜好だけの価値観が主流となっていきますと、それ以上文明が発展していくのは難しそうです。ともあれ、まずはマイク・アダムス氏の記事です。





世界的な多国間危機が到来した…そして、それを生き延びる準備ができている者はほとんどいない

The Global Poly-Crisis Is Here… And Few Are Prepared to Survive It
Mike Adams 2026/09/16

ポリ-クライシス(複合危機)が到来した

2026年9月中旬、私たちは私が長年警告してきた収束をまさに経験している。債務、エネルギー、食料、サプライチェーン、そして社会的な絶望はもはや別々の問題ではなく、リアルタイムで互いに影響し合っている。

ピーク・プロスペリティ(※経済、エネルギー、環境、地政学などのグローバルな課題を独自に分析・発信するメディアプラットフォーム)のクリス・マーテンソン博士はこれを予見し、次のように明言した。

「多くの異なる分野で物事が急速に崩壊しつつある。まるで指数関数に囲まれているようで、それぞれが互いに刺激し合い、物事が終末に向かって急速に加速している。まさに今、それが起こっている」

これは誇張でも訓練でも、メディアが作り上げた作り話でもない。数字がそれを証明している。

2007年以来見られなかったような高金利で数兆ドルもの債務を借り換え、ディーゼル燃料価格が 1ガロン 7ドルに迫り、サウジアラビアによる世界の原油生産量が日量 500万バレルも減少している状況では、一時的な混乱などではない。

食料品店の在庫を確保し、給料の支払いを滞りなく行うためのシステムが構造的に崩壊する事態なのだ。

私の目的は、恐怖や麻痺状態を引き起こすことではない。私の目的は、知識、情報、そして身を守り生き抜くための実践的な解決策を提供することだ。

今の状況は 2020年よりもさらに深刻だ。

 

システムが崩壊しつつあることを証明する3つの数字

まずは債券市場から見ていきたい。10年物米国債利回りは 5%を超え、2007年以来の高水準に達し、30年物米国債利回りも 5.39%となっている。これは米国だけの現象ではなく、日本、英国、ドイツも国債利回りが長期的な高水準を更新している。

実際にはどういうことかというと、40兆ドル(約6200兆円)の負債を抱え、それをより高い金利で借り換えなければならない場合、成長によって抜け出すことのできない貨幣増刷のスパイラルに陥るということだ。

米国のすべての債務が 5%で借り換えられた場合、年間利息だけで 2兆ドル(約312兆円)にもなり、これは軍事予算全体や社会保障費を上回る。アン・ペティフォー氏(※イギリスの経済学者)は著書『貨幣の生産』の中で、銀行家は主に既存の資産や消費を信用の対象とし、生産能力を対象としていないため、システム全体が構造的に脆弱になっていると警告した。彼女の指摘は正しかった。

2番目の数字はディーゼルだ。現在、1ガロンあたり 6.29ドル(本日時点の全米平均)で、急速に上昇している。タンクの底は空になり、収穫期の需要が迫っているが、圧力を軽減するパイプラインはない。

(米国の)ディーゼル価格は今年中に 8ドルを超えると思われる。クリス・マーテンソン氏は、資源不足が経済全体に連鎖的な影響をもたらすとして以下のように述べた。

「純エネルギーが減少するにつれて、資源、特に抽出に多大なエネルギーを必要とする資源への影響は壊滅的になる」

私たちはまさにその状況にある。

3つ目の数字は 1日あたり 500万バレルだ。これは、フーシ派がサウジアラビアの東西パイプラインを破壊した後に停止した世界の石油生産量で、世界の生産量の約 5%、取引されている石油の 10%に相当する。

カタールのエネルギー停止、ホルムズ海峡の混乱、ヘリウムと肥料の不足、そしてトランプの関税を加えると、中央銀行が紙幣を刷って解決できない複合的な崩壊シナリオになる。

デビッド・デュバイン氏(誰だか不明)とのインタビューで、私はそのリスクを説明した。

「私たちは、通貨、インフレ、食糧不足、軍事力、技術など、複数の面で事態がどれほど悪いかを人々が意図的に知らされていない社会に住んでいます...インフレは壊滅的で、ドルは崩壊しています」

 

否定は崩れつつある - そして問題は両政党にある

否定はついに限界を迎えた。中小企業の倒産が急増し、ソーシャルメディアには食料品、住宅ローン、健康保険の支払いができなくなる人々の絶望的な動画があふれている。

連邦準備制度理事会の対応策は、クリス・マーテンソン博士が予言したとおりに失敗している。「システム崩壊のリスクは不快なほど高い」。

マルティン・コニングス氏(※シドニー大学の政治経済学教授)は著書『グレート・クレジット・クラッシュ』で、規制の欠陥が借り手と貸し手双方によるリスク増幅行動の爆発的増加を招いた経緯を記録している。何も改善されていない。同じ腐敗が残っている。

一方、アンソロピック社と METR (※AIの壊滅的なリスクを評価・研究する非営利組織)による AI 終末論的な心理作戦は、偽りの恐怖を煽るものだ。彼らは、ディーゼル価格の高騰、債務危機、食糧インフレといった真の脅威から目を逸らさせ、ロボットによる支配を恐れさせようとしている。これは、人々の注意をそらすための策略なのだ。

私は政党に反対だ。これは本心からの意見だ。民主党も共和党も、絶対的な権力を求めている。一方はオープンソースAIを検閲し、子どもの性転換手術を推進し、もう一方はロシアやイランとの破滅的な戦争のリスクを冒している。

どちらもあなたを救ってくれるわけではない。

最善のシナリオは、あらゆる局面でワシントンDCの動きを遅らせることだ。巨大な政府は、どんな AIロボットよりもはるかに大きな脅威だ。FDA は、どんなターミネーターよりも多くの人を殺している。政治的な救世主は現れない。どちらの政党も我々を救ってくれるとは到底思えないし、あなたたちもそう思わない方がいい。政治家はあなたたちの味方ではない。彼らはこの危機の張本人なのだ。

 

未来を自ら切り拓く:お金、エネルギー、食料、医療、そしてAI

これから起こる事態を乗り切るには、実物資産である金と銀が必要だ。現在、金は 1オンスあたり 4,300ドル、銀は 65ドル近くで取引されている。これらはバブルではない。法定通貨であるドルの価値が加速的に下落しているという事実に、市場が気づき始めている。もしあなたが資産を積み立ててこなかったなら、購買力を静かに、そして容赦なく失っていることになる。

次はエネルギー主権の時代だ。太陽光パネル、蓄電池、そして太陽光で充電できる電気自動車が、変化に適応できる人々と暗闇の中で凍りつく人々を分けるだろう。2万~ 3万回の充放電サイクルを持つナトリウムイオン電池が間もなく登場する(2027年初頭)。これは家庭用エネルギー貯蔵の経済性を根本的に変えることになるだろう。

食料や薬草を育てよう。コンフリー、ローズマリー、オレガノ、パセリ、そしてシキミ酸を抽出できるマツの葉は、ほとんどの人が手軽に入手できる。これらの植物から薬効成分を抽出するには、超音波洗浄器とアルコールを使用してほしい。

 

迫りくる衝撃と、それに対する自己防衛策

債券市場は崩壊するだろう。クリス・マーテンソン博士の「なぜ FRB は失敗するのか」の警告は、今ほど真実味を帯びている時はない。

今回は FRB が失敗するため、システム崩壊のリスクは不快なほど高い。AI 投資バブルも崩壊し、株式市場も巻き添えになるだろう。ノミ・プリンス氏(アメリカのジャーナリスト)は「共謀」で、中央銀行が数十年にわたって世界を操作してきた方法を記録した。そのゲームは終わりを迎えようとしている。

起こりうる混乱には、インターネットの遮断、電力網の障害、燃料不足、電子商取引や配送システムの障害などがある。これらすべてに同時に備える必要がある。

理想的な準備には「私有地、信頼できる友人の所有地、資源への法的アクセスが可能な公有地や国有地」が含まれる。水、太陽光発電、物資を備えた遠隔地の所有地を持つことが理想的だ。

物々交換品、予備のエンジンオイル、必須医薬品、地元の物資をストックしておきたい。相互扶助のための近隣ネットワークを構築すること。危機の後、「経済はおそらく物々交換システムに戻る」だろうし、「最も予想外の品物が非常に需要が高まる」だろう。

目標はパニックに陥ることではない。目標は回復力だ。つまり、ショックが襲ったときに、冷静で、物資が揃っていて、そうでない人を助けることができるようにすることだ。

 

私たちは共に乗り越える

私はあなたを絶望に追い込もうとしているわけではない。真実を伝え、これから訪れる事態を乗り切るための、現実的かつ実行可能な解決策を提示している。

社会が無法状態に陥るまで、あとわずか 9回の食事(数日分の食料)しかない。食料品価格の高騰とサプライチェーンの崩壊が重なれば、社会は不安定化するだろう。その現実は、空っぽになったスーパーの棚を目の当たりにするまで、多くの人々には想像もつかないようなものなのだ。

進むべき道は主権だ。お金、エネルギー、食料、医薬品、AI、そして言論の自由を自分でコントロールすることだ。

適応し、備蓄し、隣人を助けよう。そして、恐怖に屈したり、すでに失敗が証明されているシステムに依存したりすることを拒否してほしい。複合的な危機は到来しているが、一人で、あるいは準備不足のまま立ち向かう必要はない。私たちは共に乗り越えるか、さもなくば、全く乗り越えられないかのどちらかなのだ。

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ここまでです。

同意できる部分と、そうも思わない部分もどちらもありますが、確かに今の世界は、いろいろなカテゴリーで「危機の可能性」をうかがわせる局面にはあると思います。

「複合危機」といえば、2023年に世界経済フォーラムが、

「次の 10年の複合危機」

というテーマの報告書を出していたことを思い出します。

世界経済フォーラムの「次の10年の複合危機」という報告書を読みながら、イルミナティカード450枚全部を見て過ごした午後

大した内容ではないですが、これを読んでいると、

「複合危機は起きるのではなく、起こされる」

という側面もあるのかなとも思います。

全然関係ないですが、上にリンクした記事にイルミナティカードというゲームが出てきますが、そこに「複合災害」というカードがあります。

イルミナティカード「複合災害」

また、現在はストラウス&ハウの理論『第四の転換期』の渦中でもあります。

次の 5年、6年がどんな時代になるかは具体的には今はまだわからないにしても、エネルギーや食料の問題、あるいは債権などについての結果は比較的早いうちに方向性がはっきりしてくるとは思います。

ストラウス&ハウ氏によれば、第四の転換期は全員が影響を受け、逃れられる人はいないと述べられています。

第四の転換期から逃れられると思ってはいけない。歴史は、危機が、あなたが今当然のことと思っている基本的な社会経済環境を一変させることを警告している。 --- ストラウス&ハウ著『第四の転換期』より

そういう時代の中に今の私たちはいるということになります。




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  • この記事を書いた人

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