黒点活動最大期に入った今、その社会の特徴を今一度振り返る
この記事を書き始めたのは 8月5日の午後 1時頃なんですが、何だかもう日本の株式市場がムチャクチャな様相を呈していて、-3000円とかが表示されているのですが、まあ、このあたりに関しては、普通に今晩ニュースで報じられることでしょう。
なお、午前中には、国債先物市場で、サーキットブレーカーが発動した(相場が過度に変動したときに取引を一時中断すること)というようなこともあり、もういろいろなところがカオスとなっています。
ちなみに、これらの市場の過激な変動には、もちろん正当な理由があるのかもしれないですが、株式市場などの「パニック」は(上に行くにしても下に行くにしても)、歴史的には太陽活動の過大化と関係している部分もあるのですが、それにしてもすごいですね。
少し前、「日経平均が史上最高値を突破」と報じられていたのは、ちょうど 1カ月くらい前でしたかね。
いろいろと儚いものではあります。
私は一般の株式はもっていませんが、ゴールドの ETF を若干ですけれど、もっていまして、十分に被弾いたしております… ( ノД`)シクシク…。
さて、市場のことはともかく、今、「ものすごい巨大な黒点グループ」が地球に向いてきているんです。
おそらく今世紀最大の黒点群になる
これは「異常に巨大な黒点群が地球に向いてきた」という記事に写真を貼っていますが、以下のようなものです。まだ正確な面積などはわかりませんが、巨大です。AR 3780 とナンバリングされています。
2024年8月5日に地球に回り込んできた黒点群 3780
spaceweather.com
この黒点が今後、巨大な太陽フレアを発生させるかどうかは現時点では何ともいえないですが、この黒点は、もしかすると、10日ほど前に、
「 X14 の超巨大フレアを太陽の裏側で発生させた黒点」
ではないのかなと思うのです。
以下の記事にあります。
(記事)太陽の「裏側」で、サイクル25で最大となる「X14の巨大フレア」が発生。10日後くらいには、その黒点が地球側に
地球の記録 2024年7月26日
太陽の「裏」で、こんなフレアを発生させていたやつですね。
2024年7月23日に太陽の裏側で起きたフレアによるCME
NASA/SOHO
こんな太陽フレアや CME / コロナ質量放出が、地球に向いているときに起きると、ちょっと…。
フレアの発生については、その規模のある程度の予測は、NOAA (アメリカ海洋大気庁)が出してくれるでしょうけれど、NOAA が出せるのは、その黒点の磁場がどれだけ不安定かということまでで(磁場が不安定なほうが巨大なフレアが起きやすい)、実際にどういう挙動を見せるのかを予測するのは不可能です。
こういうように、あからさまに太陽活動のほうも過激化が進んでいるのですけれど、こういう太陽を見ているたびに「この世も、もう長くないなあ…」とベランダでつぶやいたりしますが(やめろよ)、ともかく、この太陽活動の過激化と共に、
「地球での暴力も過激化していく」
ことは避けられないと思います。
太陽活動と暴力については、これまでずっと書いてきたテーマのひとつですが、太陽活動というのは、ロシアの科学者であるチジェフスキー博士のカテゴリーでは、「 4つの時期」に区分されます。今は、「第3期(黒点最大期)」に入ったといえる時期です。
約 100年前に、チジェフスキー博士が過去数百年分のデータを分析して発表した論文によると、現在の第3期は、以下のような社会が「現れやすい」と断定されています。
チジェフスキー博士の研究による黒点最大期(第3期)の特徴
この時期は、戦争などの国家の狂気が実行されやすいと同時に、偉大な事業が達成される時期でもある。
歴史を決定的に転換した大戦争や大革命などは大抵この時期に起こっている。この時期の特徴は以下に集約される。
1. 政治的、思想的な指導者たちが出現し、大衆に大きな影響を与える
2. 大衆に大きな影響を与える思想が出現する
3. 思想の中心場が出現し、大衆を鼓舞・扇動するようになる
4. 大衆運動の拠点が多数出現する
5. 大衆は、団結し、自己主張を始める第2期までは政治的に関心を示さなかった大衆が、政治的指導者の言動に敏感になる。そして、この時期には、歴史に残る政治指導者や精神的な指導者が多数出現する。
大衆は、とても気が短くなり、自分たちの目標の実現の障害となるものはすべて破壊し突っ走るようになる。
暴動、革命、衝突、紛争など流血を伴う惨事が相次ぐ。
このような特徴の結果として、黒点最大期には、革命、暴動、大殺戮、戦争、新しい指導者の出現、反乱、社会変革、専制政治への反発、移民、処刑などの激しい現象が発生する。
私たちは、今、間違いなくここにいます。
そして、この第3期には「まだ入ったばかり」なのです。あと最低で 1年半から 2年くらいは続きます。
…うわー! 株価が -4000円に向けて走ってる…(横目で株価見続けなくていいから)。
まあいいや。
話を戻しますと、「暴力の時代に完全に入った」と言えると思われます。
そんな中で、現在イギリスで起きている「暴動」に関して、印象的な投稿を見ました、イーロン・マスク氏の投稿です。英国の暴動の投稿に対して、「内戦は避けられない」と述べていたのです。
イギリス、こんなんですからね。
Wtf is going on in the UK. Total madness pic.twitter.com/tyth8Yz94H
— Libs of TikTok (@libsoftiktok) August 4, 2024
ちなみに、ほぼすべての大戦争、そして内戦も大革命も、国を揺るがす暴動も、
「ほぼすべて太陽活動の最大期、つまり先ほどの、第3期に起きている」
ことが歴史上で確かめられています。
以下のふたつのグラフでおおむねわかります。
論文に掲載されていたものです。
1750年からの大きな戦争や内戦、革命の勃発した時期と太陽活動
Solar Activity and Human History
この論文を翻訳した記事は、以下にあります。6年前の記事です。
(記事)太陽活動と人類の革命と戦争の歴史
In Deep 2018年3月16日
イギリスで起きている暴動は、「キッカケ」とされている事件はありました。1週間ほど前に、英国中部で、子どものダンス教室に押し入った 17歳の少年が刃物で次々と子どもたちを刺し、6~ 9歳の女児 3人が死亡したという事件です。
この犯人の少年が、イスラム過激派だとか移民だとか、いろいろな話が吹き上がる中(実際のところは不明)、激しい暴動へとつながったということになっています。
しかし、キッカケが何であったとしても、「こういうこは起きた」と思われます。
米ゼロヘッジは以下のように書いています。
社会不安が高まるにつれ、ヨーロッパのゆっくりと進行する危機は間違いなく勢いを増している。
ロシアとウクライナは東ヨーロッパで数年にわたる戦争に巻き込まれており、紛争拡大のリスクが高まっている中、これは最悪のタイミングで起こったと言えるだろう。さらに、中東ではイランとイスラエルの間でも紛争拡大のリスクが見られる。
西側諸国は、米国から欧州に至るまで、失敗した国境開放政策を推進し、実力主義を破壊し、いまだに女性とは何かを説明できない極左の議員たちのせいで混乱に陥っている。
バングラデシュでも、7月中旬に発生した学生暴動が拡大し続けていて、昨日の日曜日には、デモ参加者と警官の双方で 90人以上の死者が出る惨事となっています(翻訳記事)。
この「移民」というキーワードから、次にこのようなことが最も起きやすい国のひとつはどこかというと、「アメリカ」だと思われます。
アメリカにも壮絶な数の移民が押し寄せていて、バイデン政権の期間だけで 1000万人以上の不法移民が確認されているのですが、しかしこれは「確認されている」数だけで、実際はさらに多い可能性が高いです。
こういう状況で、社会が不安定化した場合、どこの国でも暴力の爆発が激しく発生する可能性が高いはずです。株価の極端な下落でさえも、十分に不安定化の理由になり得ます。
日本はどうなのか。それはわかりません。わかりませんけれども、日本人だけが太陽の影響から逃れられるとも思えません。
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