地球の最期のときに

オーストラリアでは「小児認知症」を引き起こす遺伝子疾患を持つ赤ちゃんが3日ごとに生まれている。これがオーストラリアだけの問題であるわけもなく…



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小児認知症の現状

オーストラリアの報道で、「小児認知症」について報じられていました。

小児認知症というのは、単一の病名ではなく、100種類以上のさまざまな神経変性遺伝子疾患が含まれているらしいのですが、ともかく、

「オーストラリアでは 3日に 1日の割合で小児認知症を引き起こす病気を持つ赤ちゃんが生まれている」

ということで、このように大変なことになっているということを初めて知りました。

いろいろと思うところはあるのですが、報道では決して、「この数年増えている」という表現は使われてはいないですので、「最近になって増え始めたのか」そうではないのかは不明です。

これについての正確なデータやグラフも見当たりません。

そのため、原因について言及するつもりはないですが、ただ、小児認知症ということではなくとも、赤ちゃんの重大な疾患について、2022年頃から増えているというデータはいくつかあります。

それについては、後でふれるとして、まずはオーストラリアの報道をご紹介します。オーストラリア 7ニュースの報道です。




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オーストラリアの家族が小児認知症への緊急対策を求める

Australian families call for urgent action on childhood dementia
7news.com.au 2025/09/17

これは、小児がんと同じくらい多くの子どもたちに影響を与えているが、治療法もケアの方法もなく、一般の認識もほとんどされていない。

オーストラリアの多くの家族を、壊滅的だがあまり知られていない健康危機が襲っている。それは小児認知症だ。

この病気は小児がんと同じくらい多くの子どもたちに影響を与えているが、治療法もケアの方法もなく、一般の認識もほとんどないため、親たちは病気だけでなく、支援する準備ができていないシステムとも闘わなければならない。

小児認知症イニシアチブの CEO、メーガン・マーク氏は、小児認知症がもたらす壊滅的な被害にもかかわらず、ほとんどのオーストラリア人は小児認知症について聞いたこともないと語る。


オーストラリアの多くの家族を、あまり知られていないが壊滅的な健康危機が襲っている。

「ほとんどの人は小児認知症について知りませんが、オーストラリア中の何千もの家族にとってそれは悲惨な現実です」とメーガン・マーク氏は語った。

「オーストラリアでは、小児期に認知症を引き起こす病気を持つ赤ちゃんが 3日ごとに生まれているのです。この病気を最も簡単に説明すると、進行性の脳損傷と言えるでしょう」

「これらの赤ちゃんは一見健康に生まれ、成長過程の節目となる出来事をすべて達成します。しかし、ある時点で発達が鈍化し、停滞し、その後退行し、残念ながら、これらの子どもたちはかつて身につけたスキルをすべて失ってしまいます」

彼女は、医療制度がこれらの子どもたちを助けられていないと語った。

「ケアの提供は本当に運次第という状況です。家族がどれだけうまく主張できるか、どの医師がケアを指揮しているか、まったく一貫性がありません」と彼女は語った。

「これは危機的状況下でのケアであり、不必要な入院や救急外来の受診で医療システムを疲弊させているだけでなく、子どものケアのあらゆる側面を管理する責任を負っている家族に多大な負担をかけています」

マーク氏は、統計を見ると、この認識のなさは衝撃的だと語る。

「がんと同じくらい多くの子どもたちが認知症で亡くなっています。これは本当に衝撃的な統計です」と彼女は語った。

「認知症の子どもたちの生存率に改善が見られたことは一度もありません。これは本当に変えなければなりません」

小児認知症イニシアチブは、ケアの標準化、病院の負担軽減、経費削減につながる仮想的な専門知識センターである国立小児認知症ユニットの設立を求める新たな報告書を発表した。

「これはバーチャルセンターです。全国の小児認知症の専門家が一堂に会します。そのため、医師は、地方、地方都市、都市部など、国内のどこにいても、このバーチャルセンターに自分の症例を持ち込み、情報提供やアドバイス、指導を受けることができます」とマーク氏は説明した。

「連邦政府に資金提供を求めています。過去 2年間、連邦政府と協力し、家族や医療専門家と共同でこの解決策を設計してきました」

タスマニア出身のサラ・ビーティー・スティーブンスさんとシャノン・ビーティー・スティーブンスさんにとって、この危機は極めて個人的な問題だ。8歳の息子カラム君は小児性認知症を患っている。

「カラムは本当に特別な男の子です。音楽の才能がすごく豊かで、幼い頃から音楽が大好きでした。たぶん他の 8歳児と同じように、外に出るのが大好きです。遊ぶのも大好き。兄や妹とレスリングするのも大好き。でも、他の多くの 8歳児とは違って、カラムは末期の病気を患っているのです」とサラさんは言った。

最初の兆候が現れたのは、カラムがまだ 2歳のときだった。

「カラムが 2歳くらいの頃から、何かがおかしいことに気づき始めました。軽い言語発達の遅れがあり、当時は発達遅滞と診断されていました。…さらに検査を進めていくうちに、彼の診断につながった問題が他にいくつかあることが分かりました」と彼女は言った。

「カラムが診断された時、本当に大きな驚きでした…ショックで、カラムにとって、彼の将来にとって、そして私たち家族にとって、それが何を意味するのかまったく分かりませんでした。

「カラムは本当に素敵な子で、10代になったらどんなトラブルに巻き込まれるかとか、大学の学費をどうやって払うかとか、本当はもっと心配したいんです。でも、今年の誕生日が、一緒にお祝いできる最後の誕生日になるかもしれないと思うと、すごく不安なんです」

カラムくんは現在、24時間体制のケアを必要としている。

「現在、カラムはまだかなり自立しています。フルタイムで支援付きの学校に通っていますが…大変な状況です。24時間 365日の監視が必要です。何をするにも介助が必要です。完全に失禁しています…自分で食事をすることはほとんどできず、かなりひどい窒息発作も何度か起こしています」とサラさんは説明した。

父親のシャノンさんは、家族は常に警戒していると語った。

「カラムは危険がわからないので、どこへ行くにもみんなで見守るしかありません。ドアが開いていると…道路の車に向かって突進してしまいます。常に手を引いて、つまずく危険がないか見張っています…本当にずっとです」と彼は言いました。

「子どもが小児性認知症であると誰かに告げると、たいていは肩をすくめたり、呆然とした表情で見つめられたりします。なぜなら、その病気について聞いたことがないからです」と彼女は言う。

「私たちのケアは本当に断片的です。私たち自身にとっても家族にとっても、本当に負担になっています。全国には何百もの家族がいて、皆同じ状況に陥っています。そして、私たちはほとんど無視されているように感じます。」

ビーティー・スティーブンスさんの家族は、これが珍しい悲劇ではないことをオーストラリア国民に理解してもらいたいと考えている。

「地域社会や社会だけでなく、おそらくもっと重要なこととして、医療制度の中で、こうした子どもたちの声が聞かれ、理解されることが本当に重要だと私は思っており、強く主張しています」とサラさんは語った。

「今、オーストラリア全土の何千もの家族が影響を受けています。今では、それほど珍しいことではありません」


 

ここまでです。

小児認知症というのは、その言葉自体もほとんど聞くことがないものですが、医学メディアによりますと、小児認知症とみなされる遺伝的疾患は 100以上あるのだそう。

一般的には、

・先天性代謝異常
・リソソーム疾患
・ミトコンドリア疾患

などが多いようですけれど、ひとつひとつの要因はともかく、

「こういうのって、以前からこんなに症例があったものなのだろうか」

とは思います。

先ほどの報道では、あいまいな表現ながら「小児期に認知症を引き起こす病気を持つ赤ちゃんが 3日ごとに生まれている」とありますが、非常に大雑把に数字を考えますと、オーストラリアの最近の年間の出生数は、大体 30万人前後です。

1日 820人くらいの赤ちゃんが生まれているとすると、3日に 1日ですと、本当に大雑把ですが、 2500人に 1人程度の割合で小児認知症となる疾患を持つ赤ちゃんが生まれていることになります。

アメリカの事例は、医学メディアに数字が出ていまして、以下のように記載されていました。オーストラリアの数値とあまり変わりません。

米国では約 2,900人に 1人の割合で、小児認知症を引き起こす疾患を持って生まれてくる。これに対して、米国では毎年 2,758人に 1人の割合で二分脊椎症の赤ちゃんが生まれている。さらに、米国では毎年、小児認知症の推定死亡者数は 1,077人である。小児がんによる死亡は推定 1,050人である。

m3.com

この小児認知症で、毎年 1000人以上の子どもが亡くなっているということになるようです。

 

赤ちゃんや乳幼児の重大な病気や奇形が増加している

上の医学メディアで、アメリカでは「小児がんによる死亡は推定 1,050人」とありますが、この小児がんについては、2021年以降、特に 2023年から急激に増加しているという数値があります。

以下はフィンランドのデータです。

フィンランドの1〜6歳の小児がん症例の前年比増減(2018年〜2023年)

Ilkka Rauvola

最近、やはりフィンランドのデータで、「医学データベース上で初めて 0歳児の小児がん」が記録されたことが伝えられていました。

フィンランドの1歳未満の悪性新生物の症例の推移(2025年に初めて記録

Ilkka Rauvola

フィンランドの医学データは、他にもさまざまにありまして、以下のようなものがあります。

なお、これはフィンランドに問題があるとか、フィンランド固有の問題ということではなく、「フィンランドではそのような医学データが公式に発表されている」ということを示しているだけです。

フィンランドの先天奇形の新生児の数の推移 (2018年〜2023年11月)

BDW

増加し始めたのは、2022年8月からのことだとこちらに書かれています。

医学メディアのメディカル・エクスプレス誌の記事を引用した 2023年の投稿には以下のように書かれています。

フィンランドでは、先天性奇形が非常に強い増加を示しています。妊娠中の SARS-CoV-2 が甚大な被害を引き起こすことはわかっており、警戒を続けるよう警告されていました。

米国でも同じことが報告されており、フェンタニルがその原因とされています。

Laura Miers

フェンタニル云々は、少なくともフィンランドにはあまり関係のない話ですが、原因はともかく、アメリカでもフィンランドでも、

「 2022年の夏頃から先天性奇形を持つ赤ちゃんが増え始めた」

ということにはなっています。

先天性奇形の要因もまた、ひとつで語ることができるものではないですが、一般的には、以下の要因で引き起こされるとされています。

1. 染色体の変化(染色体異常)

2. 遺伝子の変化(単一遺伝子疾患)

3. 複数の遺伝子と環境要因の相互作用(多因子遺伝)

4. 環境因子や催奇形因子

google.com

「4. 環境因子や催奇形因子」は、アルコール、薬物などによる原因、あるいは、感染症の罹患(風疹など)が含まれるものです。

それ以外は、おおむね「遺伝子と染色体」の問題となっているようで、前半で書きました「小児認知症」の要因と重なる部分はあります。

そして、たとえば、赤ちゃんの先天性奇形に見られるような「遺伝子に由来すると考えられる」状態が、

「なぜ、2022年の夏から増え始めたのか?」

ということは、十分に考える余地のある部分ですけれど、完全な因果関係がわかるものがあるわけでもなく、今回は何らかの特定の推定(たとえば、遺伝子に介入するワクチンなど)については、原因となっている可能性は高いとはいえ、そこにはふれません

赤ちゃんの話とは異なりますが、アメリカの CDC にワクチン有害事象報告(VAERS)というものがあり、以前、そこから「精神に影響を受けた子どもの事例」を取り上げたことがありました。

接種後「精神を破壊されたアメリカの子どもたち」についてのCDCワクチン有害事象報告のデータ
地球の記録 2023年3月11日

 

以下のような CDC 報告がたくさん並んでいる記事です。

VAERS 2018697 : 9歳男児 (ニュージャージー州)

最初のファイザー投与の 1日後、男の子は 2日間激しい頭痛に悩まされた。話すことも、実際に声を出すことも反応することもなかった。

幻覚と不思議の国のアリス症候群 (視覚に異常がないにもかかわらず、ものの大小が現実と異なって見えるなど)を持っていた。すべてが小さく見えた。その後も完全には回復していない。

いずれにしても、小児認知症というような深刻な病態が、あるいは、赤ちゃんの先天性奇形が考える以上に広がっていること、そして、もしかすると、増加し続けているかもしれないということは、大変懸念されることだとは思います。

今は確かに不健康な時代ですが、最も小さな世代にそのしわ寄せが向いているのだとすると、不健康であると共に不幸な社会ともいえます。

原因は(私自身の中では確定していますが)いつかは社会的にも明確になるのかもしれないですし、このまま永遠にわからないのかもしれません。

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