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12月06日にメルマガ免疫と戦争とパンデミックと5Gを発行させていただきました。

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元CDC長官が「新型コロナウイルスは米国の研究室で作られた可能性がある」ことを示唆。そこから振り返る2019年のコロナ発生時の状況

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newsweek.com




 

再燃する「コロナ発生源」論争

アメリカ疾病管理予防センター(CDC)の元所長が、「新型コロナの起源は米国だと示唆した」ことを米ニューズウィークが報じていました。ニューズウィークは、この元 CDC 所長の主張に対して非常に批判的に対応しています。

大変長い記事で、その冒頭は以下のように始まります。

米ニューズウィークより

米ノースカロライナ州の研究所が COVID-19 の「発生地」であるという説が、アメリカ疾病管理予防センター(CDC)の元所長へのインタビューで再浮上した。

同所長はそれは「現実的な可能性」であると述べた。

トランプ政権下で CDC を率いたロバート・レッドフィールド氏は、11月14日に公開された作家でポッドキャスターのダナ・パリッシュ氏のポッドキャスト番組での 90分間のインタビューで、COVID-19 を引き起こす SARS-CoV-2 ウイルスはノースカロライナ大学チャペルヒル校の研究室で「生物防衛プログラム」の一環として開発されたと考えていると語った。

しかし、このような理論は証拠によっては裏付けられておらず、大多数の科学者たちは、COVID-19 がどこかの国の研究所で発生したことを示す証拠はないことに同意している。

newsweek.com

ニューズウィークがどう考えていようが、どうでもいいんですが、その後、この報道を引用して、ロシアの RT がこのことについて、ふれていました。

ロシアRTの報道より抜粋

ドナルド・トランプ大統領の1期目に CDC 所長を務めたウイルス学者ロバート・レッドフィールド博士は、最近のポッドキャストで、新型コロナウイルスは「バイオ防衛計画の一環として意図的に作られた」ものであり、「米国の役割は大きかった」と述べ、「国立衛生研究所、国務省、米国国際開発庁、国防総省」が資金提供した研究を引用した 。

彼は、実際に証明することはできなかったものの、 「オリジナルのウイルス株のいくつか」はノースカロライナ大学の研究者によって作成された可能性が高いと具体的に述べた。

RT 2024/11/23

仮に、この元 CDC 所長の主張のように、新型コロナが「どこかの国で作られてパンデミックが発生した」とした場合、結局、 2020年から言われていたのは、

・中国
・アメリカ

の 2つの国のどちらか、ということになっていたのですが、新型コロナが 2019年の終わりに発生した際の「最も最初の兆候」は、アメリカから発生した可能性が最も高いことを示していました。

2019年12月の時点で、新型コロナは「 5つの異なる株」が存在していました。

以下は、日本語の注釈が小さくて読みづらいと思いますが、2019年12月3日(コロナの発生直後)から 2020年3月18日(パンデミック宣言が出された頃)のコロナ株の変異と分岐図です。

2019年12月から2020年3月までの新型コロナウイルスの遺伝子の変異と分岐

Genomic epidemiology of novel coronavirus

左側が 2019年12月ですが、「最初は 5つの株で始まった」ことがわかります。

そして、この新型コロナ発生の時点で「全世界の中で、この 5つの株すべてが検出されたのは、アメリカだけだった」のです。

これについては、2020年4月1日のこちらの記事でふれています。

以下はそのことにふれていた当時の報道記事です。

2020年3月30日の海外メディアの報道より

Covid-19には 5つの株があることが知られるが、ウイルスの影響が最も大きい国である中国、イタリア、韓国、イラン、スペイン、英国、フランス、スイス、アメリカ等の中で、中国と英国は、5つの株のうち 2つが見出されるが、アメリカだけが 5つの株すべての存在を示している。なぜだろうか。

Lankaweb

さらに、新型コロナウイルスは、

「 2019年10月に中国武漢でおこなわれた世界軍人運動会(4年に1度の世界軍人オリンピック)の直後から感染拡大が始まった」

という事実もあります。

これらを含めて、新型コロナウイルスの発生源の可能性について、当時のスリランカのメディアが非常に鋭く分析していました。これは当時のメルマガで全文ご紹介させていただいたのですが、その後、「米中ウイルス発生源戦争」という 2020年4月25日のブログ記事で一部をご紹介しています。

その部分を再掲します。




 


報道「新型コロナウイルスの発生責任は誰にあるのだろう」より

CORONAVIRUS outbreak – Who is responsible?
Lankaweb 2020/03/30

これは自然に発生したものなのか

奇妙な肺炎が 2019年11月に中国で表面化し始めたとき、中国当局は、湖北省の武漢の市民に影響を及ぼしている奇妙なインフルエンザを WHO に警告していた。

このウイルスは、WHO により Covid-19 と名づけられ、その後、パンデミックが宣言された。

当初、西側の国際メディアは、このウイルスは武漢の海鮮市場に由来すると主張し、市場で取り引きされていた動物や鳥が原因であるとされた。

しかし、3月18日、中国側の衛生部はこの考えを真っ向から否定した。

このウイルスは武漢から流行が始まったが、武漢はウイルスの発生源ではないとし、中国側は、アメリカで生物兵器の研究を行う米フォートデトリック研究施設からのウイルス漏出が Covid-19 の発生源であった可能性があると主張した。

3月21日の中国国営「人民日報」には、以下のようなタイトルの記事が掲載された。

「 COVID-19 の発生の起源の疑問が高まるにつれ、中国はアメリカ政府に米軍フォートデトリック実験室の閉鎖の理由を明確にするように要請する」

フォートデトリック研究所は、900人の職員を擁する米軍生物兵器研究所があった場所だ。この米軍研究所は、2019年8月に突然閉鎖された。この際、「国家安全上の理由」により、閉鎖の詳細について調査することを米 CDC さえも拒否された。

なお、研究所の閉鎖の後から、例年より異常に早い時期に、アメリカで過去にないほどの大規模なインフルエンザの発生が始まった。

このアメリカの季節性インフルエンザは、最終的に、少なくとも 3200万人が発症し、1万8000人が死亡した。このことと、フォートデトリック研究施設の閉鎖に対して、時期的な疑問を向ける動きもあった。

また、2019年10月に武漢で行われた、「世界軍人運動会」との関わりを指摘する向きもある。アメリカの軍事系メディアは、武漢での世界軍人運動会に 300名のアメリカ兵が参加したことにふれ、以下のようなタイトルで報じた

「中国当局者が、米軍が武漢に疫病を持ち込んだ可能性を主張」

武漢で開催されたこの世界軍人運動会に参加した 300人のアメリカ軍人は、2020年2月5日にアメリカに戻った後、カリフォルニア州ミラマーで 2週間隔離された。

3月12日に、米国海兵隊が新型コロナウイルスに陽性と判定された。報告された 280件には、軍人、その家族、軍の請負業者が含まれている。世界軍人運動会に参加して、2月5日に武漢から避難した 5人の軍人選手は、最終的に Covid-19 で入院した。

当時の報道によれば、当初彼らの入院の理由は、Covid-19ではなくマラリアとされていた。

興味深いのは、2019年11月に武漢の地元住民が Covid-19 の症状を示し始めた時期が、世界軍人運動会後のポスト・インキュベーションの期間と一致していることだ。

その後、米経済誌フォーブスに掲載された中国グローバルタイムズの記事は、武漢の軍人運動会に参加した米軍の自転車選手が、Covid-19を武漢に導いた責任があると主張している。

このグローバルタイムズの主張は、新型コロナウイルスが米軍の研究所で製造され、52歳の自転車選手によって武漢に持ち込まれたと述べているアメリカの調査ジャーナリスト、ジョージ・ウェッブ氏の説に基づいている。

中国グローバルタイムズはその後、「 10月の世界軍人運動会のために武漢に来た米軍代表団の、その後の健康と感染に関する情報を公開するように」求めた。

Covid-19 には 5つの株があることが知られるが、ウイルスの影響が最も大きい国である中国、イタリア、韓国、イラン、スペイン、英国、フランス、スイス、アメリカ等の中で、中国と英国は、5つの株のうち 2つが見出されるが、アメリカだけが 5つの株すべての存在を示している。なぜだろうか。

ここで、アメリカのフォートデトリック研究施設に戻る。

フォートデトリック研究施設は、病原体の保管が法に反するとして 2009年にも閉鎖されたことがある。

この研究施設は、エボラ出血熱、天然痘、炭疽菌を扱っていた。

2001年のアメリカ炭疽菌事件では、事件の容疑者として、フォートデトリック研究施設の上級研究員であった 科学者ブルース・イビンズが起訴されているが、2008年にイビンズはアセトアミノフェンの大量服用により自殺した。

世界で最も裕福な人物のひとりであるジェフ・ベゾスは、今年(2020年) 2月、アマゾンが保有していたアマゾンの株式の 12%である 34億ドル(当時で約 3600億円)を売却した。

また、アメリカの多くの富裕層たちが、この時期に数十億ドル相当の株式を売却し、また、2019年には 1480人のアメリカ企業の CEO が辞任している。

この期間、アメリカで 92億ドル(当時で約 1兆円)の株式が、CEOたちによって売却された。過去にこんなことは一度もなかった。何が起きたのだろうか。

次に、ビル・ゲイツのような慈善家がいる。

ゲイツはコロナの検査を主張した。それを引き受けるのは WHO だが、資金を提供しているのはゲイツ財団だ。

2019年10月にジョンス・ホプキンスセンターで、模擬パンデミックを実施したのと同じ団体だが、ゲイツ財団はワクチンが必要だとしているが、中国の医療団はビタミンCの単純な使用によってウイルスを克服している。ワクチンは必要がない可能性がある。

しかし、SARS が 2003年に発生し、8000人以上が発症し、774人が死亡した後、SARS ワクチンの特許は米国が保有した。

Covid-19 が自然ウイルスか人工ウイルスか、そして、仮に人工だとすれば、どのような目的でそれが広まったのか、あるいは、このような結果は計画されたものだったのかどうか。

その議論は続いている。

私たちが知っているのは、現在、事実上すべてが崩壊したということであり、世界中で大混乱が引き起こされたということだ。


 

ここまでです。

これは、パンデミックが宣言されてから数週間後の報道であり、その時点で、すでに「事実上すべてが崩壊した」という状況だったことを思い出させます。

ところで、最初にご紹介した元 CDC 所長のロバート・レッドフィールド博士というのは、今年、「鳥インフルエンザの機能獲得研究がパンデミックを引き起こす可能性」について警告を行った人です。

以下にあります。

元CDC所長の「鳥インフルエンザの機能獲得研究が大パンデミックを引き起こす可能性についての警告」にある一部の欺瞞と一部の真実
In Deep 2024年5月19日

なお、鳥インフルエンザについては、そのワクチン(自己増殖タイプ)の臨床試験が承認されたことを最近記事にしました。

鳥インフルエンザは、アメリカで、これまでヒトの症例が 59件確認されています。

米国の鳥インフルエンザの症例数(2024年11月23日まで) ヒト 59例、動物 619例

US H5N1 Outbreak Tracker

11月22日には、初めて子どもの鳥インフルエンザ感染が確認されていますが、しかし、ほぼすべてが軽症で、現在のところは、季節性インフルエンザよりも軽い感染症だと言えそうです。

 

しかし、考えてみれば、元 CDC 所長のロバート・レッドフィールド博士は、

「コロナも鳥インフルエンザもどちらもアメリカでの機能獲得実験によって発生あるいは拡大した」

という可能性に言及しているわけで、このようなことも、アメリカが次期政権になった時に少しは踏み込んで考えられるようになるのか、そうではないのか、それは今はわかりません。

ちなみに、トランプ次期大統領は「コロナワクチン推奨派の医師」をアメリカ公衆衛生局長に指名しています。

いずれにしても、この「機能獲得実験と流出」の関係はある程度踏み込んで考えないと、コロナのパンデミックと同じような、そして次に来る「かも」しれない鳥インフルエンザのパンデミックと同じようなことが次から次へと起こってしまう可能性もあります。

何しろ機能獲得研究は常に行われているのですから。

日本でだって、エボラウイルスの感染実験が、すでに東京都武蔵村山市の研究所で行われていて、長崎でも、エボラウイルスの研究が開始される可能性があります。

意図的ではなくとも、間違いというのは常にあり得るものですから。

そもそも、機能獲得にしても感染実験にしても、これまで何かに役に立ったことがあるのでしょうか。

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Oka In Deep

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