(左)2021年6月17日にナスダックに上場した遺伝子検査企業 23andMe の上場初日。
(右)生物戦争下の上流階級の生活を描いた self23 の1994年公演『ガスマスク男爵』パンフレット。
さあ、悪魔と悪魔の戦いが始まるゾ(軽いな相変わらず)
最近に限ったことでもないかもしれないですが、「なんかを書くと、続けて、すぐにそれと関係したものが目に入る」というような連続はよくありまして、ちょうど、前回までの記事は、
・新生児の RS ウイルス遺伝子ワクチン
・今月からアメリカで始まる新生児への 6価ワクチンの内容
について書いていました。
私たちの中の永遠の人工RNA
投稿日:2021年6月26日
次のターゲットは赤ちゃん
投稿日:2021年6月27日
今朝、海外のサイト、それはいわゆる陰謀論系と言われても仕方ない系統のサイトですが、取材力と調査力がものすごい記事が多く、そこで興味をひく記事を見ました。
「人類の破壊への「飛躍」」というタイトルの記事でした。
これは、米軍の新技術開発と研究を行うアメリカ国防高等研究計画局 (DARPA / ダーパ)と、巨大な慈善団体「ウェルカム・トラスト」を中心として進められているバイオテクノロジーを軸とした「トランスヒューマニズム(要するに人間機械化)計画」について書かれているものです。
このサイトの記事は他のものもそうですが、どれもとても長く、この記事も、徳川光圀『大日本史』全397巻ほどあるもので(長いな)、全部を書いてもあまり意味がないものですが、その途中に、
「遺伝子配列決定産業の支配者たち」
という項目があるのですね。
そこに以下のような下りがあるのです。
冒頭の写真にもありますが、遺伝子検査企業の 23andMe という会社と、その親会社的存在である「イルミナ社( Illumina Inc)」が、関係していると。
「なんだよ、23andMe って社名は」
とは思いました。
23andMe 、つまり「23と私」という意味です。この社名を見て、私はやや唖然としたのですが、まあ、その話はあとでふれるかもしれないですし、ふれないかもしれないです。
その記事のこれらの会社が出てくる部分を抜粋します。
人類の破壊への「飛躍」より抜粋
A "leap" toward humanity's destruction
unlimitedhangout.com 2021/06/25
遺伝子配列決定産業の「支配者たち」
国防高等研究計画局とシリコンバレー、ウェルカム・トラストのつながりのような明白な関係性とは対照的に、「ウェルカムリープ」の取締役会会長であるジェイ・フラットリーは背景が異なる。
フラットリーは、現在、ゲノミクス(ゲノムと遺伝子について研究する生命科学)の分野を支配していると考えられているカリフォルニアを拠点とする「イルミナ社」の長年の責任者だ。イルミナ社は、遺伝子シーケンシングのハードウェアおよびソフトウェアの巨人だ。
フラットリーは 2016年にイルミナ社の取締役を辞任したが、引き続き取締役会の会長を務めている。 フラットリーは、「ウェルカムリープ」の指導的地位に最初に選ばれ、レジーナ・デュガン(元 DARPA 長官)による最近のインタビューによると、組織の最高経営責任者にデュガン本人を提案する責任があるという。
ビジネス誌「ファストカンパニー」のイルミナ社のプロフィールには、イルミナ社は、ゲノミクス企業 23andMe を通して「舞台裏で運営され、ハードウェアとサービスを企業や研究機関に販売している」と述べられている。
23andMe の CEO であるアン・ウォシッキーは、YouTube CEOのスーザン・ウォシッキーの姉妹であり、Google の共同創設者であるセルゲイ・ブリンの妻だ。ファストカンパニー誌のレポートによると、23andMeは、消費者に DNA シーケンスと分析を提供するほとんどの企業と同様に、イルミナ社製のマシンを使用している。
2016年、イルミナ社は「ゲノミクスを研究所から診療所に持ち込む」という「積極的な」5カ年計画を開始した。
現状、遺伝子に焦点を当てたワクチンと治療法への世界的な推進を考えると、今年が 5年目となるその 5カ年計画は、これ以上のタイミングは存在しないと言える。
イルミナ社の現在の CEO であるフランシス・デ・ソウザ は、以前はマイクロソフト社とシマンテック社で重要な役職を歴任していた。また、2016年には、イルミナ社の経営陣は、健康と商業の両方の目的で「人間が誕生から墓場まで遺伝子検査を受ける未来」を予測している。
ジェイ・フラットリーは、イルミナ社での長年のリーダーシップの役割に加えて、世界経済フォーラムの「デジタルメンバー」であり、世界経済フォーラムの「技術パイオニア」企業であるザイマージェン社 (Zymergen Inc)の取締役でもある。
ダボス会議にも何度か出席しているフラットリーは、「精密な(すなわち、遺伝子特異的な)医療の約束」について世界経済フォーラムに取り組んだ。
別の世界経済フォーラムのパネル会議で、フラットリーは、英国保健大臣のマット・ハンコックとともに、「出生時の赤ちゃんのゲノム配列決定を標準にする」というアイデアを推進し、「医療制度を反応型から予防型に移行する可能性がある」と主張した。世界経済フォーラムのパネルの一部は、乳児のゲノム配列決定が最終的に義務化されることを求めた。
ここまでです。
この記事に出てくる「ウェルカムリープ」というのは、最後のほうにありますような、
・乳児のゲノム配列決定が最終的に義務化される
というようなことを含めて、「人間が生まれたときからすぐに手を加える」ということを(もちろん悪意ではなく、人々の健康のために)計画として進めていまして、ウェルカム・リープのページによりますと、
「まずは赤ちゃんの脳」
のようです。
以下は、ウェルカム・リープ(wellcomeleap.org)のトップページの文章です。
ウェルカム・リープより
リープは大胆で型破りなプログラムを構築し、大規模な資金を提供します。
これは、5〜10年にわたって人間の健康にブレークスルーをもたらし、一見不可能なタイムラインで一見不可能な結果を示すことを目的としたプログラムです。
適切な時点に
1957年10月4日、スプートニクと呼ばれるビーチボールサイズの衛星が軌道に打ち上げられました。それは、新しいフロンティアについての新しい好奇心を刺激しました。
スプートニクは変曲点でした。それは、歴史上、科学と工学の進歩の最大の時期の 1つにつながりました。
そして今、パンデミックは、政策から公平性、資金調達に至るまで、健康にどれだけのことがあるかを明らかにしました。しかし、それはまた、科学的な進歩がもたらす違いを明らかにしました。より多くのブレークスルーが必要であり、それは、より速く必要です。
スプートニクが宇宙時代に火をつけたように、コロナウイルスも健康時代を刺激するかもしれません。将来のパンデミックを克服するだけでなく、ガンやメンタルヘルスなどの緊急の進歩を遂げるために。 (wellcomeleap.org)
このウェルカム・リープのページはどれもゾクゾクするものです。
たとえば、以下は「プログラム 最初の 1000日 健康な脳のネットワークの促進」というページです。
人が生まれてからの最初の 1000日間は、子供たちの人生の始まりにすべての違いをもたらす可能性があります。ここには、これまで理解していた以上の違いがあると思われます。
この最初期の時期に、私たちは実行機能(EF)や自己調節などの重要な認知能力を発達させます。
最初の 1000日間の終わりまでに、子供の個々の実行機能パフォーマンスは、人生で直面する機会や障害にうまく対処する確率を変えます。よく発達した実行機能は、子供の生涯にわたる身体的、神経的、精神的健康の可能性を高めます。老化のペースを落とします。生産性と繁栄の向上を支えています。 (The First 1000 Days)
これをどのように行うのかというと、たとえば以下のような説明が続きます。
> モデルと測定値は、感覚運動から言語および前頭前野ネットワークまでのネットワーク開発の重要なウィンドウと、それらの間で確立された接続をキャプチャする必要があります。
> 統合モデルは、3歳での実行機能の結果に関連して、回路形成に対する栄養、マイクロバイオーム(腸内細菌環境等のこと)、およびゲノムの寄与、ならびにネットワーク剪定プロセスにおける感覚運動および社会的相互作用を予測する必要があります。 (The First 1000 Days)
ここに、
> マイクロバイオーム、およびゲノムの寄与
という言葉もあり、やはりゾクゾクときますが、「前頭前野ネットワークまでのネットワーク開発」というようにありますように、生まれた子どもたちに「出生後のすぐに、脳を測定したり、脳や遺伝子に《なんか》する」ということですかね。
他もなかなかで、「プログラム 人間の臓器、生理学、工学」(Human Organs, Physiology, and Engineering)の最初の文章は以下のようなものでした。太字と赤い字は原文のままです。
過去15年間で、開発中の新薬候補の数がほぼ 2倍になったにもかかわらず、前臨床動物実験に成功した候補の 90%がヒトの治験に失敗しました。
最近の推定によると、この高い失効率(有効性の欠如による失敗が約 50%、毒性による失敗が 30%)により、新薬 1つあたりのコストが最大 28億ドル(約 3000億円)上昇します。
現在のパンデミックでは、mRNAワクチンは前例のない 63日でウイルス配列発表からヒトへの最初の投与に移行しましたが、臨床試験には 1年以上かかります。臨床試験で節約された 1か月でさえ、世界的な経済的損害の数兆ドルが回避されたことを意味します。
臓器不全の患者にとって、同種移植ドナー移植はしばしば唯一の選択肢です。たとえば、世界中で何百万人もの透析患者が腎臓移植を待っています。
米国だけでも、移植待機中に毎年約 5,000人が死亡しており、腎臓病は死亡原因のトップ10となっています。これは、乳がんよりも毎年多くの死者を出し、そのメディケアの費用は 1,000億ドル(約 10兆円)を超えています。透析補充療法を受けている後期慢性腎臓病の 200万人以上の患者のうち、35%だけが待機を生き延びています。
これらの課題に共通するものは何ですか? それは、人類生物学を再現できないこと、特に機能器官と免疫応答の。
バイオエンジニアリングでそれを変化させる時が来たのです。 (Human Organs, Physiology, and Engineering)
> mRNAワクチンは前例のない 63日でウイルス配列発表からヒトへの最初の投与に移行しましたが
というように、今まで知らなかった「遺伝子配列決定から人への投与までの具体的な日数」も初めて知りました。63日ですと。ちょっと難しいお城のプラモデルを組み立てるくらいの日数ですね。
それはともかく、これは要するに、「人間の自然の機能器官と免疫応答を、バイオ技術で変える」ということでしょうか。
ただ、こういうことは、バラバラにやっても、上にあるような「経済的な損失の挽回」には貢献しないはずですので、
「やるなら、全部やらないといけない」
ことになりそうです。
少なくとも「ある国全部」とか、そういう単位で進めなければならない。
それを始めるのはいつ頃がいいかというと、
「生まれてすぐ」
ということになり、先ほどの子どもたちへの「最初の 1000日ブログラム」と組み合わさるような概念になりそうですね。
なるほどなあ。
しかし、こういう極端な目的のためには、一度「徹底的に人類の健康が破壊されたほうがいい」ということはあるかもしれません。
そうすれば、ここにあるような、バイオ技術、遺伝子技術を使って健康に介入することについての「大義名分」ができやすそうです。
ワクチンの全世界接種がコロナワクチンのパンデミックで可能になったように。
こんなワクチンなんか打つ必要ねーじゃん、と思ったとしても、その理屈はもはや通じない。
大義名分に逆うことはできなくなる。
同じように、「生まれてすぐに脳と遺伝子に介入しなかったから、こんな不健康な子どもばかりになったのですよ」という「大義名分」があれば、導入しやすい。
そして、先ほどの世界経済フォーラムとウェルカム・リープの会議で提出された、
・医療制度を反応型から予防型に移行する可能性がある
・乳児のゲノム配列決定が最終的に義務化される
ということも導入しやすくなる。
そもそも、先ほどの 23andMe 社は、すでにアメリカを含めた膨大な数の人たちの遺伝子情報を持っています。
23andMe 社というのは、
消費者向け遺伝子検査において、顧客が提供する唾液サンプルを使用して、一塩基多型のジェノタイピング(遺伝子型の違いを検出する方法)を分析し、顧客たちの健康、あるいは祖先に関連するレポートや遺伝的素因を生成する企業である。 (23andMe)
この 23andMe 社の技術と歴史があれば、「乳児のゲノム配列決定の義務化」などは容易でしょうし、まして 23andMe 社の CEO は Googleの共同設立者の奥さんであり、妹(か、お姉さん)は、YouTube の CEO だというのですから、データベース化もあっという間だと思われます。
なるほどねえ。
先ほどもリンクしました、前回ふたつの記事(「私たちの中の永遠の人工RNA」と「次のターゲットは赤ちゃん」)を書いていたときには、
「いくら何でも赤ちゃんに対して、これはひどすぎねえか?」
とは思っていたんですけれど、何しろ、それらのワクチンに入っているものすべてが、単純に書けば「毒」ばかりで、あんなものを生まれてすぐに打たれて健康に成長できる可能性があるわけがない。数年後には病気の若者ばかりになってしまう。
そこで、
「その不健康を私たちが止めましょう」
という存在が出てくれば、多くの親御さんたちは殺到するはずです。
救世主の再臨のように崇められるかもしれないです。
なお、この 23andMe というのは、遺伝子解析企業ですから、染色体が 23対からなることから考えると、「 23 」という数字が含まれることは、それほど不自然ではないと考えられるかもしれません。
しかし、キリスト教圏の国で、ある程度の学識を持つ人たちなら「自分が所属する組織に 23 という数字を使う意味」がわからないということもないと思います。
キリスト教(やシュタイナー学派の)概念では、23は明らかな「獣の数字」です。
自分はヒトではないと宣言する数字です。
それでも今に始まったことでもない
この「 23 」の件については、考えてみれば書くほどのことでもないですし、まあいいです。
過去、パンデミックが始まってから、二度ほど記事に書いたことはあります。
パンデミックの象徴の数が「23」であることがさらに明白に
投稿日:2021年4月19日
悪魔的時代の出現が2021年に明確になることを、シュタイナーに関する文献と「23の数字」を見ていて気づきました
投稿日:2020年10月14日
もともと私は self23 という表現団体を二十代の時からやっていて、人生で情熱というか、本気で取り組んだことはそのことくらいで、実際、三十代になってやめた時には「これからは隠居」と言いました。他にやりたいようなこともない。
今も状態としては、定年後の隠居です。
世界で最も self23の熱狂的なファンだったのは自分自身でしたし。
その表現については、「狂気的」とかメディアに書かれたこともありましたけれど、狂気的ではなく、「狂気そのもの」だったんですね、あれは。
これについて、あまりふれたことはなかったですが、時期をみれば、2011年1月29日となっていますので、今から 10年前で、震災の少し前ですが、以下のようなタイトルの記事を書いていました。
「In Deep の意味」、「 23 の意味」、そして「悪魔」
2011年01月29日
そこにこんなことを書いていました。
2011年1月29日の In Deep より
最近の遺伝子工学などもそうですが、最近の「科学と物理が人間と生命存在を機械のように細分化している」ということに不安を感じています。「悪い」ということではありません。方向の問題かもしれません。
人間を機械のように細分化やパーツ化できないことは、日本語を見てもわかります。
・こころ
・むね
・あたま
それぞれの含まれた日本語、「胸がときめく、心がいたむ、頭がいっばい、胸がいっぱい、胸がはずむ、心ない人」・・・。これを「心臓が痛む」とか「肺が弾む」といったら「大丈夫か?」ということになるし、「頭が」に「脳」を当てはめることができないことも明かです。
現代医学より先にあった「言葉」のレベルでは、体は機能別にバラバラとすることとは違う意味を持っていると思っています。
言葉を逸脱した行為は何となく悪魔的にも感じます。 (In Deep)
こんな時代が今、まさにやってきているのですかね。
ちなみに、今回の、つまりパンデミックから遺伝子ワクチンに至るまでの、すべての経緯に「怒りを感じたことは一度もない」です。
それは上の記事にも書いていますが、
「私自身が悪魔に近いから」
です。
こんなことを書くと、ギャル風に「うっそー、超まじぃ?」とか言われそうですが(今のギャルはそんな言葉は使わねえよ ← そもそもギャルって死語だし)比喩とか気質の話ではなく、全人生的にそうですね。
そのこともあり、起こっていることが理解できるというか、受け止められます。
怒りに進むようなことがないのです。
もっと言えば、起きて当然のことが今起きていると。
まあ……私を変えたのは「子どもが生まれたこと」ですね。
人間の子どもですね。
それですべてが変わった気がします。
だから、子どもたちがターゲットになることに、ちょっとプンプンなんですね。
おそらく原動力はそれだけです。
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