地球の最期のときに

日本で生まれた「緩消法」という手技で長期のコロナ後遺症が「完全に寛解した」という査読済み論文。…もしかしたら、ワクチン後遺症にも効果が?



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google.com ※ 写真は緩消法とは関係ありません。

長期のコロナ後遺症(ロングCOVID)が「完全に」寛解

今日ですね。ちょっと興味深い記事を海外の医学メディアで読んだんです。

それは、

「日本で生まれた緩消法が、ロングCOVIDを完全に寛解させた」

というものでした。

緩消法なんてのは言葉自体を私は知らないのですが、元の記事は英語でして、

「 Kanshoho 」

って書いてあるんですよ。

「カンショホ? なんだそれは」と思いましたが、英語の Kanshoho で検索しますと、出てきたのが「緩消法」という言葉だったんです。

それでもなお「何それ?」状態であるのですけれど、まずは、その医学記事をお読みいただきたいと思います。緩消法そのものについては、その後で、調べた分に関して書いてみます。

これは査読済みの論文を取りあげたもので、論文は以下にあります。

低圧筋弛緩法「緩消法」によるロングCOVIDおよび筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群の症状緩和:症例報告
Resolution of Long COVID and Myalgic Encephalomyelitis/Chronic Fatigue Syndrome Symptoms Following Kanshoho, a Low-Pressure Muscle Relaxation Technique: A Case Report

数日前の 3月2日に公開された論文で、筆頭著者は、鹿児島大学 大学院医歯学総合研究科心身内科学部門の網谷 東方(あみたに はるか)さんという方のようです。

何しろ、書かれていることが、多少は良くなったではなく、「完全な寛解」なんですよ。

 


日本の伝統的な首の治療法「緩消法」が、長期にわたるCOVID-19 による疲労を軽減した

Traditional Japanese Neck Therapy Called Kanshoho Helps with Long COVID Fatigue
thailandmedical.news 2026/03/04

日本で開発されたシンプルで極めて優しい首の筋肉テクニックが、約3年間病気だった女性の重度のロング COVID (長期のコロナ後遺症)と慢性疲労の症状の完全な消失に関連付けられている。

鹿児島大学大学院医歯学総合研究科心身内科部門と東京の日本保健機構の研究者たちは、新たに発表された医療症例報告で驚くべき回復を記録した。

 

COVIDの症状が消えなかったとき

ロング COVID は現在、世界中で何百万人もの人々に影響を与えていることが知られている。

多くの人々が最初の感染後、数か月または数年間も苦しみ続けている。症状には多くの場合、圧倒的な疲労、体の痛み、不眠症、しびれ、およびしばしば「脳の霧 / ブレインフォグ」と呼ばれるイライラする精神的な混乱が含まれる。

この症例では、41歳の女性が SARS-COV-2 感染後に持続的な症状を発症した。彼女の疲労は非常にひどくなり、もはや働くことができなかった。

彼女は首と肩の痛み、両腕のしびれ、不眠症、労作後の倦怠感を経験し、ちょっとした肉体的または精神的な努力でさえ彼女の気分を悪くした。

抗うつ薬による治療やさまざまな薬物療法にもかかわらず、彼女の状態は改善しなかった。

広範囲にわたる医学的検査により、ホルモンおよび神経疾患は除外された。医師は彼女を、感染症によって引き起こされることが多い衰弱性疾患である筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)の基準を満たすロング COVID と診断した。

 

異なるアプローチ:緩消法

医師は、さらに薬を追加する代わりに、緩消法と呼ばれる低圧筋弛緩法に目を向けた。2007年に開発されたこの技術は、非常に軽く集中した圧力(約5ニュートン、小さなリンゴほどの重さ)を親指で 1センチメートルの領域に加える。

各セッションは約 15分間続いた。患者の頭をゆっくりと制御された動きで傾けながら、首の後ろの緊張した部分に圧力を優しく加えた。

重要なのは、この技術は筋肉への負担を軽減するように設計されているため、運動後の倦怠感のために運動療法に耐えられない患者にとって、より安全な可能性があるということだ。

彼女は約 2ヶ月半かけて 10回のセッションを受けた。

 

劇的で目に見える改善

改善は微妙なものではなく、劇的なものだった。100mm視覚スケールによる疲労度スコアは 79から 0に低下した。以前は 0~ 9の障害スケールで 7と評価され、通常の社会活動や軽作業を行うことができなかったパフォーマンスステータスは 0に改善し、完全に正常な機能を示した。

心理的ストレスも大幅に改善した。彼女の総合的気分障害スコアは 136からマイナス 19に低下し、安定したポジティブな感情状態への移行を示した。10回目のセッションまでに、疲労感、しびれ、痛み、不眠症、脳のもやもやといったすべての症状が完全に解消された。

6か月後の追跡調査で再発は見られなかった。彼女は仕事に復帰し、普通の生活に戻っていた。

これは、局所的な首の筋肉の弛緩でさえ、より広い身体系に影響を与える可能性があることを強調している。研究者たちは、頭筋の緊張を軽減することで、血流、自律神経系のバランス、さらには脳の老廃物除去経路が改善する可能性があると考えている。

しかし、これらのメカニズムは依然として理論的なものであることを強調している。

 

これが重要な理由

ロング COVIDと筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)は治療が難しいことで知られている。多くの患者は、従来のリハビリテーションプログラムに耐えることができない。

この症例は、症状が運動によって悪化する患者にとって、超低負荷の徒手療法が有望な代替手段となる可能性があることを示唆している。

 

結論

これは 1人の患者の症例にすぎず、因果関係を証明するものではないが、10回のセッション後の完全かつ持続的な回復は注目に値する。

疲労スコアの劇的な低下、完全な機能回復、そして 6か月後の再発がないことは、低圧額筋療法が真剣な科学的評価に値することを示唆している。

この簡便で非侵襲的な方法が、ロング COVID や筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群に苦しむ人々に一貫して効果があるかどうかを判断するために、より大規模な対照試験が緊急に必要とされている。

この研究結果は、査読付き学術誌「EXPLORE」に掲載された。


 

ここまでです。

> 疲労度スコアは 79から 0に低下

> 総合的気分障害スコアは 136からマイナス 19に低下

って、ちょっとすごいと思いませんか?

これを読んでいますと、ロング COVID 云々という以前に、

「原因のわからない慢性疲労や持続する痛みに対して、広く利用できるのでは?」

と思った次第なんです。

それで、まずはこの緩消法というものがどんなものなのか調べました。




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緩消法とは?

緩消法というのは以下のようなもののようです。Gemini の解説です。

緩消法(かんしょうほう)は、筋肉を柔らかくして慢性痛(腰痛・肩こり等)を解消する手技で、開発者が科学的根拠(エビデンス)を主張しています。

一部では論文発表もされていますが、一般的な医学会での主流な治療法ではないため「怪しい」と疑問視する声もあります。施術法は、指先で筋肉を優しく動かす特殊な手法です。

緩消法の主なポイント

内容:坂戸孝志氏が開発した、筋肉の緊張を解き、柔らかくすることで痛みを解消する手法。

主張する根拠:筋肉内の圧力を下げて柔らかくすること、および痛みが軽減することの科学的データや論文を公開している。

適用:腰痛、肩こり、慢性痛、線維筋痛症へのアプローチとして用いられることがある。

注意点:「脂肪が燃焼してウエストが細くなる」といった、主目的である慢性痛の緩和とは異なる効果を強調する施設も存在するため、利用の際には目的を明確にすることが推奨されます。

ここに、

> 「怪しい」と疑問視する声もあります。

とありますが、このキーワードで検索すると、この緩消法を開発した坂戸孝志氏の公式サイトが検索されます。そのページのタイトルは、そのまま「なぜ緩消法は「怪しい」と思われるのか?」というページでして、このように書かれています。

なぜ緩消法は「怪しい」と思われるのか?

このページに辿り着いた方は、緩消法について「怪しい」「胡散臭い」と感じていたり、ネットで「緩消法 怪しい」と検索した結果ここに来たのではないでしょうか?

新しい痛み治療法である緩消法(かんしょうほう)に対して、多くの誤解や不安の声があるのは事実です。

そこで本ページでは、緩消法が「怪しい」と思われがちな点について FAQ 形式で 72項目以上を取り上げ、それぞれに対して事実に基づく明確な回答を示していきます。

坂戸孝志 公式サイト

このページに、72項目のQ&Aがあり、読んでいると、何となく「基本的には自分で行うような手技ではない」と思っていたのですが、しかし、この坂戸孝志氏についてアマゾンで検索しますと、かなりの数の書籍を出されているようで、

その中には、「指1本で「肩こり」がスッキリ消える本」というようなタイトルのものもありますので、自分でもできるものなのかもしれません。

なお、一般社団法人 日本健康機構という法人のウェブサイトに、緩消法の施術を行っている認定院の一覧があります。

いずれにしても、本当に先ほどの論文にあるような劇的な効果があるのなら(今のところは懐疑的な思いもありますが…)、あるいは、ロング COVID ではなくとも、痛みなどに悩まされている方は、試してみるという選択もあるのかもしれません。少なくとも、害はなさそうですし。

あと、コロナの後遺症と共に「ワクチンの後遺症」で悩まれている方も今でもいらっしゃるかもしれません。そういう方についても言えるかもしれません。

もうワクチン接種から 4年、5年経っているわけですけれど、基本的に体内からスパイクタンパク質(これが長期の後遺症の最初の原因)は消えていると思います。ですので、神経など、どこかに負ってしまった損傷が多少でも回復するのなら、その後に新たな損傷をスパイクタンパク質から受ける可能性は、ほとんどないはずですので。

逆転写してしまった人など、ごく一部は今でもスパイクタンパク質の影響を受けている方がいらっしゃるかもしれないですが…)

いずれにしても、今日知ったばかりの緩消法ですので、海のものとも山のものともわからないのですが、コロナ後遺症やワクチン後遺症に苦しんでらっしゃる方は、かなりの数に上るような気もしまして、藁にもすがるの「藁」になる可能性になればいいなと。

鹿児島大学大学院の医歯学総合研究科心身内科学部門の医学者の方々という後ろ盾も、ある程度は信頼できる部分かもしれません。

何しろ、この研究を行った方々の所属は「心身内科」部門、つまりは心療内科の観点の医学から始まった今回の研究だったと思われ、その部分にも興味があります。




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