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2025年の報告書からは、アメリカの銀行破綻の連鎖はかなり高い確率になっている模様
先週、金や銀を含む貴金属の市場価格が歴史的な暴落を見せたことがありました。
現在、表面上、それは収まっているようにも見えますが、問題は、
「誰が主体でこんな混乱を引き起こした」
という話で、金はともかく、銀に関しては、「銀のこの膨大な「売り方」の正体はどんな人たちだと推測されますでしょうか」という質問にAI は以下のように述べています。
> 推測される正体と役割
>
> 1. 大手銀行(JP モルガン、HSBCなど)
> 2. 鉱山会社・生産者
> 3. その他(精錬所・工業メーカー)
回答の全文は以下にあります。
・アメリカで「銀価格が崩壊」し、90分間で140兆円が市場から吹き飛ぶ。さて、その主力な売り手は?
BDW 2026年1月27日
この膨大な資金の移動を考えると主に「大手銀行によるもの」だった可能性がかなり強そうなのですが、しかし、なぜ、そんなに必死に? という話となると、
「そもそもアメリカの銀行経営状態はかなり危険な状況」
にあるからなのかもしれません。
アメリカのシリコンバレー銀行という当時全米 16位の大きな銀行が破綻したのは、2023年でしたが、アメリカの銀行に関しての問題は、当時とそれほど変わってはいない(どころか悪化している)ということが最近、さらに明らかになっています。
つまり、とにかく、銀行も生き延びるためにいろいろなことをしているという中で起きた最近の貴金属市場の混乱だったのかもしれないですが、それでも、やはり、
「アメリカの大規模な銀行破綻の連鎖は近い」
という感じが強くなっています。
昨年、以下の記事を書いたことがあります。
In Deep 2025年11月23日
ここでは、景気循環サイクルの専門家であるフレッド・フォールドヴァリー博士(故人)という方の 2012年の投稿である
「2026年の大恐慌」
というタイトルの寄稿文と、いわゆる陰謀論者と言われることの多いアメリカのハル・ターナー氏という方の、
「専門家たちは2026年にすべてが崩壊し、それを止めることはできないと言っている」
というタイトルの記事をそれぞれご紹介しました。
そして、今回ご紹介するのは、約 1年ほど前の 2025年3月の米フロリダ・アトランティック大学の報告書を引用した、アヴィ ・ギルバート氏という方の記事です。
アヴィ ・ギルバート氏がどんな方なのかわからなかったのですが、ナスダックのサイトに以下のように書かれていました。
アヴィ・ギルバート
アヴィ・ギルバートはエリオット波動分析家であり、Elliott Wave Trader.net の創設者。同社は、12名以上のアナリストチームと数千人のプロトレーダーや資産運用マネージャーからなるダイナミックなコミュニティを擁するライブトレーディングルーム。アヴィ氏は、個人的な偏見や先入観にとらわれない、チャートと波動の包括的な読み取りを重視している。
今回ご紹介するのは、この方が、
「 2026年から 2027年にかけて、米国の銀行のうちの 2000行が破綻する可能性がある」
と述べている記事です。
アメリカの銀行は約 5000行ほどですので、3分の1以上の銀行が破綻する可能性があると述べている、かなり挑発的な記事ですが、「半分、営業込み」としても、フロリダ・アトランティック大学のデータを見る限り、それほど荒唐無稽な話ではないとも思います。
その記事をご紹介したいと思います。
なお、これは「あくまでもアメリカの話」であり、日本の銀行と関係する話ではありません。
しかし、日本とは関係のない話とはいえ、「仮に」日本でも銀行の破綻の連鎖が起きた場合にどうすればいいのか、ということは、今後の数年間は考えて生きることも悪くはないと思います。
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警告:2026年から2027年にかけて、米国の銀行約2,000行が破綻の危機に瀕している
Warning: Nearly 2,000 US Banks Are At Risk Of Failure Between 2026 And 2027
Avi Gilburt 2025/03/13
今週 (2025年3月の話)、フロリダ・アトランティック大学は、米国銀行の商業用不動産リスクに関するスクリーナーの最新版を発表した。
この最新版では、CRE(商業用不動産融資)にエクスポージャー (市場の価格変動や倒産リスクなどにさらされている資産の割合)を持つ銀行のバランスシートが大幅に悪化していることが明らかになった。
報告書によると、あらゆる規模の銀行(米国では約 5000行)において、以下のようになっている。
・商業用不動産融資エクスポージャー総額が自己資本総額の 300%を超える銀行は 1,788行で、第3四半期の1,697行から増加。
・エクスポージャーが 400% を超える銘柄は 1,077 銘柄で、第3四半期の 97 銘柄から増加している。
・エクスポージャーが 500%を超える銘柄は 504銘柄で、第3四半期の 426銘柄から増加している。
・エクスポージャーが 600%を超える銘柄は 216銘柄で、第3四半期の 16 銘柄から増加している。
これらの結果が示すように、あらゆるカテゴリーにおいて問題のある銀行の数が増加した。
実際、米国には約 5,000の銀行があることを考えると、その3分の1以上が商業用不動産融資関連の問題に深刻なエクスポージャーを抱えている。特に、米国の大手銀行 158行のうち、59行が 300%を超えるエクスポージャーに直面していることは注目に値する。
投資銀行や FRB 関係者のアナリストたちの多くは、商業用不動産融資は主に中小規模の地方銀行にとっての問題だと主張しているが、しかし、私たちの銀行業務に関する取り組みをご覧になっている方なら、2年以上にわたり、商業用不動産融資は大手銀行を含む銀行セクターの大部分に影響を及ぼすと一貫して警告してきたことをご存知だろう。
米国の大手銀行 10行のうち、7行は商業用不動産エクスポージャーが総自己資本の 50%を超えている。具体的には以下の銀行だ。
・JPモルガン(56%)
・ウェルズ・ファーゴ(80%)
・U.S. バンク(77%)
・PNC(88%)
・トゥルーイスト(89%)
・キャピタル・ワン(51%)
・TDバンク(74%)
これらの銀行がバランスシート上の他の重大な問題に直面していなくても、商業用不動産エクスポージャーだけでも深刻な問題につながる可能性がある。
しかし、FRBは最近、2025年のストレステストにおいて商業用不動産に関するより緩やかで保守的でない想定を発表した。
さらに、総資産が 500億ドル (約7兆8000億円)から 1,000億ドル (約15兆5000億円)の銀行の多くは、商業用不動産エクスポージャーが 350%から 500%に及んでいる。
中でも最も注目すべき銀行の一つは、NYCBのブランド名を変更したフラグスター銀行だろう。バランスシートが 1,000億ドルを超えるフラグスター銀行の商業用不動産エクスポージャーは、541%を超えている。
商業用不動産へのエクスポージャーが大きい他の大手銀行には以下のものがある。
・ザイオンズ(415%)
・バレー国立銀行(395%)
・シノバス銀行(410%)
・アンプクア銀行(372%)
・オールド・ナショナル・バンク(303%)
昨年、私たちは米国の商業用不動産融資に関する南カリフォルニア大学、コロンビア大学、スタンフォード大学、ノースウェスタン大学の学術論文を引用した。
この論文によると、金利の上昇とリモートワークの普及により、商業用不動産融資ローン全体の 14%、オフィス関連ローン全体の 44%が「ネガティブ・エクイティ (債務超過)」に陥っているとみられる。
これは、これらのローンの担保となっている不動産の現在価値が、ローン残高を下回っていることを意味する。さらに、この論文は、商業用不動産ローン全体の約3分の1とオフィス関連ローンの大部分が、深刻なキャッシュフローの問題と借り換えの課題に直面する可能性があると推定している。
つまり、商業用不動産ローン全体の 33%が問題債権化、あるいは不良債権化する可能性が高まっているということだ。
商業用不動産ローンの不良債権比率が 33%と仮定すると、商業用不動産エクスポージャーが総資本の 100%を超える銀行でさえ、資本の 33%が消失する可能性があるため、深刻な問題に直面する。
言うまでもなく、商業用不動産エクスポージャーが 300%を超える銀行は破綻リスクが非常に高く、このカテゴリーに該当する銀行は 2,000行近くある。そう、この問題だけでも、破綻リスクにさらされている銀行が 2,000行近くあるのだ。
最後に、商業用不動産危機がまだ完全に顕在化していないことを指摘することが重要だ。
以前から、米国の銀行が「延長して見せかける」戦略を採用していることを繰り返し指摘してきた。ニューヨーク連銀は以下のように明確に述べている。
「米国の銀行は、資本の償却を回避するために、不良債権化した商業用不動産住宅ローンの返済を延滞させており、これが信用の不適切な配分と財務の脆弱性の蓄積につながっている」
結果として、銀行は「満期の壁」に直面することになり、金融の安定性に対する大きなリスクとなる。この満期の壁は、2025年後半から 2027年の間にピークを迎えると予想されている。
これまで強調してきたように、商業用不動産問題の最悪の事態はまだこれからだ。
結論
信じられないかもしれないが、大規模銀行のバランスシートには、小規模銀行に比べて多くの重大な問題が存在する。
さらに、2008年の世界金融危機を引き起こした重大な問題は 1つだったが、現在、銀行のバランスシートにはより多くの重大な問題が存在する。これらのリスク要因には、商業用不動産の重大な問題、消費者債務のリスク上昇(2007年の水準に迫る)、担保超過の長期証券、店頭デリバティブ、そして高リスクのシャドーバンキング(融資が急増)が含まれる。したがって、現在の銀行環境は、2008年の世界金融危機時よりもさらに大きなリスクを抱えていると私たちは考えている。
(ここから自社の営業に入るので一部略します)
ご自身とご家族のために、ご自身の資金を最も安全な金融機関にのみ預ける責任があるだろう。もし FDIC に頼っているのであれば、ぜひ以前の記事をお読みいただきたい。今後数年間、FDIC への依存がそれほど賢明ではなくなる理由を解説している。
主な理由の一つは、銀行業界がベイルインへと移行しようとしていることだ
(※) ベイルインとは、銀行などの金融機関が破綻した際、公的資金の投入(ベイルアウト)ではなく、株主や債権者(社債権者、大口預金者など)に損失を負担させ、債務の削減や株式への転換を通じて経営再建を図る手法。
苦労して稼いだお金を預けている銀行を徹底的に調査し、その銀行が本当に信頼できるかどうかを見極める時が来ている。
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