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RFKジュニア氏の戯言
先日、ロバート・F・ケネディ・ジュニア保健長官が「インフルエンザワクチンから水銀の除去を命令した」ということについて、米エポックタイムズなどが、まるでアメリカの医学史に残る誇らしい行為だと言わんばかりに報じていました。
しかし、冷静に考えてみてください。
このケネディ氏の命令は、つまり同時に、「今後もアメリカではインフルエンザワクチン接種は続いていく」ということを示しているに過ぎません。
しかも、そもそも、すでにワクチンに水銀(チメロサールなど)は、ほとんど使われていません。
エポックタイムズの記事にも以下のようにあります。
複数回接種のインフルエンザワクチンには依然としてチメロサールが含まれている。アメリカ食品医薬品局によると、2024年後半から 2025年初めにかけて米国で投与されたワクチンの約 5%にこの防腐剤が含まれていた。 theepochtimes.com
全体のたった 5%です。それの「禁止を命じた」ところで、何がどう大きく影響するかというのは、あまりにもわかりやすい話です。つまり影響なんてほぼないんです。
ケネディ氏は、医学の専門家ではないかもしれないですが、しかし、長年のチルドレン・ヘルス・ディフェンス誌の運営などの中で、ある程度はいろいろ知っているはずです。
インフルエンザワクチンの問題はそこではなく、「抗原原罪の理屈からは、大変に効果が疑わしい」というところにあります。
抗原原罪という言葉は、私はコロナワクチンの頃に知ったもので、その頃何度かふれたことがあります。これは、
「最初に特定のウイルスなどに感染したり、ワクチンを接種したりして免疫を獲得すると、その免疫記憶が強く、後に流行するタイプには免疫反応をしない」
という可能性についての事項です。
抗原原罪が最初に問題視されたのは、インフルエンザワクチンにおいてでした。
これは今では AI も「可能性がある」と述べます。以下は Google の AI である GEMINI の回答です。
質問:インフルエンザワクチンは抗原原罪を引き起こしますか?
GEMINIの回答:
はい、インフルエンザワクチンは抗原原罪を引き起こす可能性が指摘されています。
抗原原罪とは、人が最初に特定の病原体(ウイルスなど)に感染したり、ワクチンを接種したりして免疫を獲得すると、その後に似ているが異なる型の病原体に遭遇した場合でも、最初に獲得した免疫記憶が優先的に働き、新しい型の病原体に対する十分な免疫応答が引き起こされにくい現象を指します。
インフルエンザウイルスは毎年抗原性を変異させるため、この抗原原罪がインフルエンザワクチンの効果に影響を与える可能性が議論されています。
幼少期に最初に感染した、またはワクチンを接種したインフルエンザウイルスの型に対する免疫記憶が強く残るため、その後に新しい型のワクチンを接種しても、過去の型の免疫応答が優先されてしまい、新しい型のウイルスに対する効果的な抗体が十分に産生されない可能性がある、という考え方です。
たとえば、20年前に初めてインフルエンザワクチンを打って、それから毎年、接種している人がいるとします(以前の自然感染歴なし)。
すると、その 20年前に接種したインフルエンザウイルス株に対してだけ、免疫は働こうとするわけです。他の株には免疫応答をあまりしないと。
まさか 20年前のインフルエンザウイルス株が、現在また大流行するということもあまり可能性はないでしょうし、つまり、その後の 19年間の間に接種し続けたインフルエンザワクチンは「形而上的な存在」になります。
「何のために何をしているのかがよくわからない行為」ということです。
それでも、主要国の社会では、この習慣が多くの人に根付いている。
インフルエンザワクチンと死亡率の相関を見ても、その形而上さがわかります。
以下は、1900年から 2020年の「米国のインフルエンザによる死亡率とインフルエンザワクチン接種率の推移」です。赤いラインが、インフルエンザによる死亡率で、青いラインは、インフルエンザワクチンの接種率です。
米国のインフルエンザによる死亡率とインフルエンザワクチン接種率の推移(1900-2020年)
Denis Rancourt
まあ…ここには何も見るべきものはありません。
何もせずとも、1940年代から、インフルエンザによる死亡率は著しく下がっています。
これは栄養状態と衛生状態の改善によるものだと思いますが、栄養状態と衛生状態の改善は多くの感染症の撃退の歴史において最大の要因であると思います。
生活環境がよくなれば、それだけで病気の致死率は下がる。
日本の戦後の「梅毒の感染数」なども、それを如実に表しています。
1948年 -2014年の日本の梅毒の感染数の推移
eiken.co.jp
免疫状態(これには栄養がとても関与します)が食料事情の良好化と共に良くなっていくのです。
これについては…全然タイトルとは異なるものですが、以下の記事にも書いています。
In Deep 2022年9月27日
これは、アメリカのラトガース大学の気候科学者たちのシミュレーションで、全面的な核戦争が起きた場合、その後の数年で、
「 50億人以上が、餓死する」
というシミュレーションなどをご紹介したものですが、核戦争そのもので亡くなるのではなく、「餓死」するという計算結果です。
太陽光が遮られることによる農業の極端な不振によるものです。
こういう栄養状態になれば、免疫の弱体化により病気で亡くなる人たちも増えると考えられます。
今のガザなんかも、そんな危機のまっただ中にあります。
地球の記録 2025年7月30日
話が栄養方面に来てしまいましたけれど、ともかく「予防医学」というものは、いろんな面で「幻想」に近いものだと思っています。
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こんな幻想も何十年も続いている
今年の春くらいに、知人が、脳の関係の疾患で倒れました。一命はとりとめまして、リハビリの中で、やっと杖を持って歩けるというところまで来たのですけれど、司法関係のお仕事をされている方で、お酒は飲まず、もちろん、タバコなど人生で一度も吸ったことがないという真面目な方です。
関東の方ではないですので、お見舞い等には行きにくいところなのですが、別の知人が、お見舞いに行った際に「食事にほとんど塩分がない」というようなことを述べていたと言っていました。
まあ、脳血管関係となると、そういうことになるのかなあとも思いますけれど、同時に「そんなことでいいのかな」とも思います。
「塩分 = 高血圧」
という図式が日本に定着して、どのくらい経つかはわからないですが、塩分から血圧に影響を受ける人の「割合」をご存じでしょうか。
全体の 10%程度なのです。
人口全体の 10%程度の人は、確かに塩分により血圧の上昇に影響を受けますけれど、他のほとんどの人は「塩分により血圧が影響を受けることはまったくない」のです。
もしかすると、数値が変わっているかもしれないと思い、また、AI に聞いてみました。
質問:塩分摂取によって血圧が上昇する人の割合は人口比でどのくらいでしょうか?
Grokの回答:
日本人口の約14~18%が塩分摂取による血圧上昇の影響を受けると推定されます。
最近、ちょっと数値が上がったようですが、それでも、14%から 18%です。残りの 8割から 9割は、塩分により血圧は上昇しません。
血圧が上昇する最大の原因は他にあり、その要因はいろいろでしょうが、加齢や生活習慣やストレス、飲酒、喫煙などが言われますけれど、ともかく、血圧というのは、「上がるときは上がる」としか言いようがないのですよ。
高齢者で変に血圧が低いと、むしろ認知症などの心配が出るような気もしますし、加齢で血圧が上がるのは自然の摂理であり、それに抗うのはおかしい。
それでも、血圧を下げる薬は、日本で大変によく売れている薬であり、こちらの記事では、2015年の話ですが、国内医薬品売上高ランキング 上位20を挙げていて、そのうち、5種類が血圧を下げる薬です。
これらあたりも、明らかな幻想、あるいは妄想の世界なのですが、医療の世界にはあまりに妄想が一般的になってしまって、そこから抜け出すことができる人はあまりいなくなっています。
パンデミックの時に気づいた数多くの「予防医学という妄想」も含めて、人々が妄想にどれだけ従順かが今はわかるようになりました。
しかし、なるべく多くの人がそこから抜け出さないと、このような奇妙な概念に組み込まれてしまった社会が今後も続くだけということになってしまいます。下の世代に禍根を残すことになります。
ともかく、まったく妄想とマインドコントロールが拡大した世界となりました。
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