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高血圧の基準が140/90から130/80に下げられることに。このアメリカの新ガイドラインに欧州の医学界は「無意味」と反論するも、何となく日本でも浸透しそうな

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11月27日の医学メディアの報道より


No benefits from new U.S. blood pressure guidelines, according to study




いわゆる「高血圧」の基準がまた変わるそうなのです。

これは、2017年にアメリカで決められた新しいガイドラインに、日本も従う形となるようで、これまで 140 / 90 だったのが、「 130/ 80 から、降圧剤の投薬による治療を始めなければなりませなん」という可能性が出てきているようです。

これは日本でも報じられていまして、下は、日本経済新聞の記事の冒頭からの抜粋となります。

高血圧患者が急増? 成人も「130/80」に目標変更へ

日経グッデイ 2018/11/08

「高血圧」と診断する基準を10ポイント引き下げる――。昨年、米国の学会が24年ぶりに高血圧の診断に関する基準を変更し、大きな衝撃が走った。

しばしば「上の数字」「下の数字」と呼ばれる血管の収縮期と拡張期のそれぞれの血圧を「140/90」から「130/80」に引き下げたからだ。

米国の高血圧患者は推計で7220万人。診断基準の引き下げで患者は一気に1億330万人に増えることになった。

診断基準を引き下げた主な根拠は臨床試験の最新データで「130/80」以上でも脳卒中などのリスクが増えると分かったためだ。

米国の基準引き下げを受け、2019年春にガイドラインの改訂を控える日本でも議論が進んでいる。もし米国と同様に引き下げれば、高血圧患者は現在の4300万人から2000万人増えて6300万人になる。日本の総人口の半分、成人の6割が「高血圧」になってしまう計算だ。

まあ、こういうことが進行中で、実際にどうなるかよくわからないですが、血圧を測って 上が 130 以上なら、「あなたは病気です」と医師から言われるということになる可能性も出てきそうな感じです。

130/80 が「病気」とされるような時代が来た場合、たとえば 40代くらい以上の中高年を対象にした場合は、「大部分が病気」と宣言されるということになる可能性もありそうです。

 

このことに関しての問題は、

「西洋医学は、血圧を下げる治療の第1選択が降圧剤」

にあります。

現在使われている降圧剤にはいろいろとあるようですけれど、主流のひとつである「カルシウム拮抗剤」という種類の降圧剤では、体のすべての細胞の「カルシウムが通る穴」を閉じてしまうために、免疫細胞の機能が弱まってしまうことが言われています。

最近では、降圧剤全体の 10パーセント近くを占めている ACE (アンジオテンシン変換酵素)阻害剤」というものについて、

「 ACEを服用している患者は、肺ガンの発症率が最大 31パーセント増加した」

という研究発表が、医学誌『ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル(BMJ)』に掲載されていました(リンク)。

これについては、日本の報道で、新潟大学名誉教授の岡田正彦医師は、以下のように語っていました。

「国民病と呼ばれる高血圧の患者は約4300万人。そのうち、ACE阻害薬を服用しているのは9%、約200万人と推計されている。肺がんリスクが認められれば、高血圧治療の現場は混乱に陥る恐れがある」

 

現状の 4300万人という数値は、おそらく「病院や健康診断で、測定された人の数を元にしている」のだと思いますが……ということは、「この大部分が、降圧剤などでの治療を受けている可能性がある」ということになり、何ともすごいことだと思います。

2013年には「降圧剤が乳ガンのリスクと関係している」という論文も発表されています。

2018年8月7日の医学メディアの記事より

Medical News Today

 

降圧剤にまみれている日本

そして、「日本人が、最も服用している薬が降圧剤」です。

日本は、世界の 40%の薬を消費しているとされていて、全体の量ではアメリカに次いで第2位ですが、一人当たりに換算すれば、日本が1位だとされます。その世界で最も薬を消費する日本人が、最も多く飲んでいるのが降圧剤なのです。

昨年の記事で、以下のようなタイトルのものが書いたことがあります。

薬に飲み込まれる《日本》 : 前記事中の「薬に頼らない方法」への重要な補足。そして日本国内の薬剤売り上げランキング上位を見てわかる現状の無慈悲

そこに、2015年の日本での医薬品売上高のランキング上位 20を挙げたのですけれど、上位 20のうち、降圧剤は 5種もランクインしていました。

下がそのランキングです。

2015年度 国内医薬品売上高ランキング 上位20

1位 ハーボニー(C型肝炎用抗ウイルス薬) 薬価 1錠 8万171円
2位 ソバルディ(C型肝炎用抗ウイルス薬) 薬価 1錠 6万1799円
3位 プラビックス(抗血小板薬) 薬価 1錠 201円
4位 ミカルディス(高血圧) 薬価 1錠 174円
5位 アバスチン(抗ガン剤) 薬価(点滴用) 1瓶 4万1738円
6位 リリカ(疼痛) 薬価 1錠155円
7位 ネキシウム(消化性潰瘍) 薬価 1錠 83円
8位 ジャヌビア(糖尿病) 薬価 1錠 205円
9位 オルメテック(高血圧) 薬価 1錠 59円
10位 レミケード(リウマチ) 薬価(点滴用) 1瓶 8万3243円
11位 モーラステープ(消炎鎮痛剤) 薬価 1枚(湿布) 26円
12位 ジプレキサ(抗精神病薬) 薬価 1錠 489円
13位 ミカルディス(高血圧) 薬価 1錠 60円
14位 アジルバ(高血圧) 薬価 1錠 93円
15位 プロプレス(高血圧) 薬価 1錠 193円
16位 ネスプ(腎性貧血) 薬価 1筒(注射) 2451円
17位 リュープリン(抗ガン剤) 薬価(注射) 1筒 2万8897円
18位 フォルテオ(骨粗鬆症) 薬価 1錠 4万3334円
19位 イグザレルト(抗凝固薬) 薬価 1包 413円
20位 プログラフ(免疫抑制剤) 薬価 1錠 424円

こう見てみると、降圧剤は「薬価が安い」ことが挙げられます。

そういう意味で、 薬価数万円などというC型肝炎用抗ウイルス薬や抗ガン剤を除くと、日本での薬の売り上げ上位は「高血圧」と「痛み止め」であることが浮かび上がるのです。

下は、上の表から薬価が 200円以下のものをピックアップしたものです。

医薬品売上高ランキングから「薬価が200円以上のもの」を除いたランキング

4位 ミカルディス(高血圧) 薬価 1錠 174円
6位 リリカ(疼痛) 薬価 1錠155円
7位 ネキシウム(消化性潰瘍) 薬価 1錠 83円
9位 オルメテック(高血圧) 薬価 1錠 59円
11位 モーラステープ(消炎鎮痛剤) 薬価 1枚(湿布) 26円
13位 ミカルディス(高血圧) 薬価 1錠 60円
14位 アジルバ(高血圧) 薬価 1錠 93円
15位 プロプレス(高血圧) 薬価 1錠 193円

こういうものが、日本の薬の売り上げを上昇させているのですけれど、この一覧を見ていますと「無駄な薬」が多くランキングしていることがわかります。

「無駄」というのは、おこなっていることそのものに意味がないという意味です。

どれが無駄でどれが無駄でないかは、ここではふれません。

しかし、良識と常識に沿って考えればわかると思います。

 

そして、ここにあるような薬のいくつかが、「一生飲み続けること」を前提とされているようなものだということもあります。

「一生、異物を飲み続けることを他人に勧める」ことを何とも思わない医者の方々……。

 

ちなみに、血圧に関しては、私自身はもう何年も測ったことがないので、自分の血圧はわかりません。そして、もう今後も測らないと思います。

私が倒れたり、あるいは死んだりしたのなら、その時にそうなった原因はわかるのかもしれないですけれど、倒れたり死ぬより前に、その原因になるのかどうかもわからないことに不安を感じて生きるのは、さすがに馬鹿馬鹿しいです。

 

それはともかく、私は今でも、降圧剤は「無駄な薬」だと確信していますけれど、しかし、上の薬の売り上げランキングを見ますと、「安くて一生飲み続けられる薬」は、企業にとっては非常に大事なものではあるはずですので、今後も処方は増えていくのかもしれません。

おそらくは、そのような事情の中で、今回の「血圧基準の変更」も起きたと思われるわけで、この 130/80 が、さらに 120/70 とか 110/60 とかの時代も出てくるのかもしれません。

 

ずいぶん昔ですが、私が胃潰瘍で大量吐血をして緊急搬送された時、意識はあまりなかったのですけれど、救急車の中で「上の血圧が 60」という表示を見た記憶があります。

ですので、大量の血を流し続ければ、どこまでも血圧は下げられます。

血圧が存在するということは、生きている証でもあります。

結局、血圧というのは、「その人に必要な血液の量を自律神経の作用によって流している」ということなので、それを薬で無理やり下げることは、

「身体に必要な血液が回らなくなる」

ということが事実であることは理解したいと思います。

精神に対しても同じだと思います。

 

まあ、しかし・・・私のように、健康診断は行かない(25年以上行ったことがありません)とか、血圧も知らないというのは論外だとしても、多少高め程度の血圧なら、血圧のことなどはふだんは忘れてしまうのが一番いいと思います。

本来は、気にするような話ではないはずです。

 

最近の状況を見る限り、もはや医療の世界に良心が戻ってくることは難しい気がします。

もちろん、製薬サイドもお医者様たちも、自分たちが生きのびなければいけないという「生存の原則」があるのですから、それを非難する気などまったくありません。

だからこそ、受けるほうが変わらなければいけないのかなと。

言われるがままという態度から、自分で考える態度を中心として生きたほうが、仮にそれで自分の人生がダメだったとしても、納得できるのかなと。

 

というわけで、何が本題かわからなくなりつつありますが、アメリカの新しいガイドラインについて、ヨーロッパの医学界はかなり反発してまして、今回は、ドイツのミュンヘン大学の研究者たちが、10年間のデータを追跡した上で、

「アメリカの新しい高血圧のガイドラインである 130 / 80 には何の問題もない」

ということを突き止めたことに関しての医学メディアの記事です。


No benefits from new U.S. blood pressure guidelines, according to study
medicalxpress.com 2018/11/27

研究によれば、米国の新しいガイドラインによって勧告されている血圧の早期治療にはいかなるメリットもない

高血圧はどのような時に危険なのだろうか? 医学協会は、これに対して幅広い答えを提供している。 たとえば、アメリカでは、患者たちはドイツにおいてよりも、はるかに早い段階で高血圧とみなされる。

しかし最近の研究により、ドイツ・ミュンヘン工科大学のふたりの教授、カール・ハインツ・ラドヴィグ(Karl-Heinz Ladwig)氏と、ヘルムホルツ・ツェントルム・ミュンヘン(Helmholtz Zentrum München)氏は、患者に早期の高血圧治療を行っても致命的な心臓病のリスクは低減しないと結論づけた。

それどころか、早期の高血圧治療は、患者たちの精神的健康に悪影響を及ぼすことさえあることがわかった。

アメリカ心臓病学会は、2017年に高血圧ガイドラインに新たなカテゴリーを追加した。それは「ステージ 1高血圧症」というものだ。

この新しい基準の下では、医師はこのカテゴリー( 130/80 以上の血圧)の患者には、治療を施すよう勧められている。

しかし、欧州心臓学会では、この130/80 以上の血圧の範囲は「高い正常血圧」と定義されており、具体的な治療は推奨されていない。

ミュンヘン工科大学の心身医学と心理療法の専門家でもあるミュンヘン教授は以下のように説明する。

「米国のガイドラインの背景にある考え方は、可能な限り早く血圧を下げることであり、患者たちに診断を提示することによって、彼らがより健康的なライフスタイルを採用するようにと促す意味はあります」

 

疑わしい動機づけの要因

ラドヴィグ教授と彼のチームは、約 12,000人の患者のデータを用いて、高血圧に関してのドイツの状況を評価した。

この研究の最初の論文著者であるセーリャン・アタソイ(Seryan Atasoy)氏は、「さまざまな高血圧症の人々の間で心血管疾患(CVD)死亡リスクを、心血管疾患に影響を及ぼすリスク要因の中で、私たちは 10年間にわたり調査しました」

アタソイ氏は、ふたりの教授の下で免疫学者として働いている。

調査の結果、アメリカで新たに作成されたカテゴリー「ステージ 1高血圧症」の患者たちはの心血管疾患による死亡リスクは、正常血圧の患者よりも有意に高くはなかったのだ。

ラドヴィグ教授は、「動機づけの効果も疑問に思っています」と述べる。

アメリカとヨーロッパのガイドラインの両方で治療が推奨されている高リスクカテゴリー「ステージ 2高血圧症」の患者は、心臓病で死亡するリスクが非常に高いと同氏は説明している。(※訳者注 / ステージ 2高血圧症の数値は、おそらく 140 / 90 以上だと思われます)

「同時に、喫煙や運動不足などのリスク要因が、そのグループではるかに多く見られているということは、多くの人々が、高血圧という診断にもかかわらず生活習慣を変えていないことを示しています」

 

血圧を下げる薬が危険なうつ病を引き起こす可能性

生命に危険なほどの高血圧の人々は、通常の血圧の人々よりうつ病の発生率は一般に低いが、しかしその中で、うつ病発生率が有意に高いグループが見つかった。

それは、重症の高血圧を治療するために血圧を下げる薬を投薬されている人たちのグループだった。

うつ病あるいは抑うつ状態の人は、高血圧の投薬治療は受けていない人たちのあいだでは、全体の3分の1だったのに対し、投薬を受けていた人たちは、その約半数が、うつ病あるいは抑うつ状態だった。

この理由について、ラドヴィグ教授は以下のように言う。

「これはラベリング効果と見なされるべきだと確信しています。人は、「あなたは病気だ」と公式に分類されると、精神的健康に影響を受けるのです」

 

アメリカの新しいガイドラインはより多くの病人を生むことを意味する

「米国心臓病学会は高血圧と診断された成人の割合が 32%から 46%に増加すると計算している」とラドヴィグ教授は述べている。

ラドヴィグ教授によれば、この新しいガイドラインの血圧のレベルの人たちは、心血管系の潜在的な致命的リスクを引き起こす危険性はさほど高くはなく、診断や治療による改善を期待されるような状態ではない。しかし、このガイドラインは(あなたは病気の状態だと指摘されることで)心理的ストレスに対処しなければならない人が 14%増えることを意味する。

こうした理由から、ラドヴィグ教授は、ヨーロッパにおいて、アメリカのガイドラインを採用することは重大な間違いであると考えている。





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