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RNAとDNAもどちらも確かに宇宙にはあるけれど
英 BBC の科学特集記事で、「人類は地球外生命体によって植え付けられたのではないかと科学者たちは今、真剣に考え始めている」というタイトルのものを読みました。
これはパンスペルミア説についての記事なのですが、記事を読んでいると、文中にフレッド・ホイル博士の名前が出てきたこともあり、長い記事ですけれど、全部読んでしまいました。
パンスペルミア関係の過去記事については、カテゴリー「パンスペルミア」などをご参照くだされば幸いです。
フレッド・ホイル卿が、パンスペルミア説についてた最初に述べた『宇宙からの病気』(地球のウイルスは宇宙から来ているという意味のタイトル)が出た時の、他の科学者たちの反応が記事には書かれていて、宇宙生物学者のポール・デイヴィス教授は以下のように語っていました。
「この本はホイル氏を科学界から追い出したようなものでした。彼は老齢期に気が狂ったとさえ広くみなされていました」
そこまでひどい扱いを受けたんだと苦笑しましたが、今回のこの BBC の記事を知ったのは、実は「聖書系のウェブサイトの記事」で、暗にパンスペルミア説を批判しているのですが、以下の部分は的確だと思いました。
聖書系メディアより
ご存知の通り、生命には言語システムが必要だ。生命は、タンパク質を作るために正しい順序で並んだ数個のアミノ酸だけではない。それではまったく何の役にも立たない。生命は情報を必要とするが、それは決して自然に発生するものではない。
それで、結局、「生命は神によって創造された」という方向に話は進むのですが、神云々の話はともかくとして、上に書いてある「生命は情報を必要とするが…」などを読みまして、
「そうなんだよなあ」
と思います。
実際の地球の生命は複雑すぎるのです。
たとえば、それはくしくもホイル博士自身が著書の中で述べていまして、以下は、そこからの抜粋です。
フレッド・ホイル『生命はどこからきたか』 第14章 より
30個の不変なアミノ酸を持ち、100個の結合部分からなる短いポリペプチド鎖でさえも、20の 30乗、約 10の 39乗回にもなる試みが行われて初めて機能を持つ酵素となる。
300個の不変部分を持ち、1000個の結合部分からなる酵素の場合は、要求される試みの回数は 20の 3000乗で与えられ、それは 1の後に 0が 390個も並ぶ数である。
さらに、われわれはただ一種類の酵素だけを取り扱うのではなく、最もシンプルな有機体でさえ 2000種類、われわれのような複雑な生物では約 10万もの酵素と関係しているという点でも超天文学的な数である。
これは、「地球の生命は古代の原子スープから無機質によって発生したものではない」ということを説明するために書かれているのですが、しかし、よく考えると、
「パンスペルミア説が正しいとしても、確率の天文学的な数字はそれほど変わらない」
のです。
最近では、「隕石や小惑星から DNA や RNA を含めた、生命の構成要素」が次々と発見されています。
以下は比較的最近の国際研究をご紹介したものです。
In Deep 2022年5月2日
しかし、生命の構成要素すべてが宇宙にあることが確定したとしても、
「それが真核生物などの高等生物にまで発展していく可能性は?」
となると、計算できないような果てしない数値となってしまうのです。
以前、AI に、パンスペルミア説的な観点で、生命の構成要素がすべて揃ったとして、それが人間のような生物にまで進化発展していく可能性はどのくらい? ということを計算してもらったことがあります。
結局、その数式は私には理解不能なのですが、以下のような数式を出していました。
> 1 in 10^{104,000,000}
わかんないや(苦笑)。
しかも、他の要素も含めると、もっと果てしない。
少なくとも地球の年齢(とされている年数)や、宇宙の年齢とされている 138億年などでは、全然足りないのです。
そうなると、先ほどの聖書系メディアのように「神」という概念が提唱されるのもわかりますし、それが神ではなくとも、
「誰かが意図的に作らないと、無理」
という考え方にはなってしまうのですよね。
フレッド・ホイル博士も最晩年は、コズミック・インテリジェンス(何らかの宇宙の大きな知性)という概念さえ出していましたが、どの方面から考えても、生命の発祥については「行き詰まる」のです。
以前、この話を進めていくうちに、AI の Grok が壊れたことがありましたが、結局、以下のどれかを選択するしかなくなると。
Grok の回答より
1. 「だから神(設計者)がいるんだよ」説
2. 「無数の宇宙があって、たまたま当たりの宇宙に俺たちがいるだけ(多宇宙論)」説
3. 「確率ゼロに近いことが起こるのが宇宙の普通の振る舞いなんだよ(俺らには理解できないだけ)」説
ですのでまあ、何だかよくわからないけれど、私たちは存在していると、そんな感じなのでしょうか。
BBC の記事をご紹介します。
訳してみると、おもったより長い記事で、適度に編集すればよかったのですが、そのまま全文となってしまいました。
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人類は地球外生命体によって植え付けられたのではないかと科学者たちは今、真剣に考え始めている。その理由は
Scientists are now seriously asking if humans were seeded by aliens. Here’s why
BBC 2025/09/15
地球上の生命が宇宙のどこか別の場所で始まったという考えは長い間議論の的となってきたが、今では支持を集めている。
地球上の生命はどこで始まったのだろうか? これは一見、比較的単純な質問のように聞こえる。確かに地球上で…始まった…と私たちは教わった気がする。
地球には生命が誕生するのに適した条件が整っていたことが分かっており、その証拠は 40億年以上、ほぼ地球形成の頃から見ることができる。
このような理論、つまり地球上での生命の起源は、一見単純な答えのように思える。しかし長年、一部の科学者たちは、生命は地球ではなく、宇宙のどこか別の場所で始まったという考えを支持してきた。
このシナリオでは、生命(または少なくとも生命の材料)は彗星や小惑星によって地球に運ばれ、惑星に居住者をもたらしたことになる。このプロセスはパンスペルミアと呼ばれる。
もしそのようなことが起こったのなら、他の惑星でも起こった可能性があり、おそらく起こるべきだったとさえ言える。
これはおそらく宇宙に地球外生命体が存在することを示唆し、そして、もしかしたら私たち自身も、現在の故郷であるこの地球にとっては元々は地球外生命体であったことを暗示しているのかもしれない。
この考えは、過去数年間に小惑星の岩石を地球に持ち帰ったNASA のオシリス・レックスと日本のはやぶさ2という 2つのミッションのおかげで注目を集めている。
これらのサンプルを分析すると、生命の構成要素の一部が小惑星内に存在することが示唆され、同じ構成要素、さらには生命そのものが地球に運ばれてきた可能性があるという見通しが浮上した。
メリーランド州にある NASA ゴダード宇宙飛行センターでオシリス・レックス計画のプロジェクト科学者を務めるジェイソン・ドウォーキン博士は、 「それは絶対にあり得ることです」と言う。「初期の地球には天体の衝突があったのですから」
数十年前、このような考え(パンスペルミア)が初めて提案されたときは、「誰もが笑った」とアリゾナ州立大学の理論物理学者で宇宙生物学者のポール・デイヴィス教授は語る。
「今振り返ってみると、彼らの考えには一片の真実が含まれていたと言えるでしょう。完全に突飛な考えだったわけではありません」
では、この地球の生命は宇宙から来たというアイデアは今どこにあり、将来はどうなるのだろうか?
ある著作が生命が地球外で始まったことを示唆した
パンスペルミア説の起源は何年も前に遡るが、1970年代にイギリスの天文学者フレッド・ホイル卿とチャンドラ・ウィクラマシンゲ教授の共著『宇宙からの病気』から広まった。
その中でホイル卿らは、インフルエンザなどの特定の病気は地球外から発生した可能性があると示唆した。
当時、この本は不評だった。「この本はホイル氏を科学界から追い出したようなものでした」とデイヴィス氏は言う。「彼は老齢期に気が狂ったとさえ広くみなされていました」
彼らの考えの一つは、小惑星や彗星は生命の構成要素となる可能性のある有機物質で満たされており、生命の培養器であった可能性があるというものだった。
これらの天体は恒星を周回するにつれて蒸発し、内部に保持されていた物質を放出する。この物質が私たちの太陽系のような惑星の起源となる可能性がある。この説は今日でも議論の的となっている。
「私は今でも、この特定のシナリオについて非常に懐疑的です」とデイヴィス氏は言う。
大胆なアイデアが大統領の承認を得る
しかし、小惑星や彗星に生命の構成要素(さらには原始的な微生物生命体も)が含まれていて、それが惑星に直接届けられる可能性についての証拠はさらに魅力的になってきた。
このアイデアは 1996年に、科学者たちが 10年前に南極に落下した火星からの隕石の中に細菌の微化石の痕跡を発見したと発表したことで、興味深いピークに達した。
「アランヒルズ84001 (ALH84001)」として知られるこの隕石は、火星で発生した地球外生命体が地球などの他の惑星に運ばれてきた可能性があるという大胆な主張を巻き起こした。
ALH84001
NASA
この岩について大騒ぎとなり、ビル・クリントン大統領はホワイトハウスのローズガーデンからこの発見の重要性について発表するに至った。
「今日、岩石 ALH84001 は、数十億年、数百万マイルの時を超えて私たちに語りかけています」とクリントン氏は述べた。「生命の可能性を物語っています。もしこの発見が確認されれば、科学がこれまでに明らかにした宇宙に関する最も驚くべき洞察の一つとなることは間違いありません」
NASAは1996年8月7日に記者会見を開き、アランヒルズ84001と呼ばれる火星隕石の内部から細菌の微化石が発見されたと発表した。
隕石に生命の痕跡があったことは後に否定され、現在では非生物学的プロセスによって岩石内部の形状が微化石と誤認されたと考えられている。
それでも、この発表は当時、広範囲に影響を及ぼした。特にデイヴィス氏にとっては大きな衝撃だった。デイヴィス氏は 1996年1月にロンドンでの会議で、生命は地球と火星の間、あるいはその逆の方向に輸送できると示唆していた。
「私の発言を真剣に受け止めてくれる人はほとんどいませんでした。会議の晩餐会でさえ非難されました」と彼は言う。
「私を救ってくれたのは、他でもないビル・クリントン氏でした」
デイヴィス氏によると、火星は実は太陽系における生命の誕生に適した場所だった可能性があるという。火星は地球よりも小さく、45億年前の形成後、より急速に冷え込んだと考えられるからだ。「そのため、生命が誕生する準備が早く整っていたのです」と彼は言う。
火星が約 30~ 40億年前には暖かく湿潤であり、表面には湖、海、川があったという証拠が見つかっているが、そこに生命が存在した可能性については未だに答えが出ていない。
他の惑星から生命が運ばれてくる可能性
私たちの太陽系では、惑星間の距離がかなり大きいため、ある惑星から衝突によって物質が吹き飛ばされ、別の惑星へと漂流する可能性は比較的低いと考えられる。
地球上では、約7万5000個の隕石が知られているが、そのうち火星起源であることが確認されているのは約 300個だけだ。金星起源の隕石も水星起源の隕石も地球上では発見されていない。
しかし、他の太陽系では、物質を惑星間で輸送する可能性はより有望だ。
2017年、シカゴ大学の惑星科学者フレッド・シースラ教授とその同僚は、特に「トラピスト1 (TRAPPIST-1)」と呼ばれる太陽系において、このアイデアが特に有望であると示唆した。
トラピスト1の太陽系の範囲と私たちの太陽系の範囲を比較したスケール図(上がトラピスト1、下が私たちの太陽系)。
地球から約 40 光年離れたこの系では、赤色矮星と呼ばれる太陽よりもはるかに小さい恒星の周りを、地球サイズの岩石惑星が 7つ周回している。
しかし、それらは私たちの太陽系の惑星よりもはるかに狭い軌道上に配置されており、トラピスト1 の惑星はすべて水星の軌道内に収まるほどだ。
シースラ氏は、これによりそのシステム内の惑星間の物質の移動がより頻繁になるはずだと述べている。
「これは非常にコンパクトなシステムです」と彼は言う。「そのため、一方から他方へ何かを発射する際の効率がはるかに高くなります」
2017年の研究で、シースラ氏とその同僚は、生命そのものが惑星間で輸送されるトラピスト1系でリソ・パンスペルミア (岩石に付着した微生物や生命の種が、隕石や小惑星などの惑星の破片に乗って宇宙空間を移動し、別の惑星に到達して生命を広めたという説)が起こる可能性があると示唆した。
研究チームは、トラピスト1系の生命居住可能領域にある惑星から放出される物質の 10%が、わずか 100年以内に別の生命居住可能領域にある惑星に到達するだろうと計算した。
「トラピスト1系のハビタブルゾーンの惑星間での固体の移動は、私たちの太陽系よりも最大で 1万~ 10万倍速いと結論付けています」と研究者らは記している。
小惑星や彗星からの生命の到来
生命を宿す岩石が太陽系の世界間で移動することはあまり考えられないが、他の惑星からではなく、太陽の周りの残された物質から運ばれる別のタイプの輸送はどうだろうか?
現在、何百万もの小惑星や彗星が太陽の周りを回っており、これらが定期的に惑星に衝突していることがわかっている。
実際、地球の海と海洋は、約45億年前に月を作った火星サイズの天体との衝突後の溶融段階を経て、これらの天体から運ばれた水から生まれたと考えられている。
そのため、小惑星や彗星は、太陽系の上昇において生命の構成要素が存在するのに適した場所となる可能性がある。
「地球はとてつもなく劇的な出来事を経験し、惑星全体が溶けてしまったため、初期の有機物はすべて失われました」とドゥオルキンは言う。その後、宇宙からの岩石が生命の構成要素、あるいは生命そのものを地球に運んできた可能性はあるのだろうか?
かつてはあり得ないと考えられていたが、最近の 2機の宇宙船による結果はそれが事実であった可能性を示唆しており、その真偽を確かめるための競争が始まっている。
小惑星内部で生命の材料を見つける
2020年12月、日本の宇宙機関(JAXA)の探査機「はやぶさ2」が、1年以上前に小惑星「リュウグウ」から採取した約 5グラム(0.1オンス)のサンプルを地球に持ち帰った。
宇宙船はボールベアリングほどの大きさの発射体を小惑星に向けて発射し、物質を収集装置に巻き上げ、地球に帰還させてオーストラリア奥地に着陸させた。
3年後の 2023年9月には、NASAの宇宙船「オシリス・レックス」が、ベンヌと呼ばれる小惑星から独自のサンプルを採取して、同様の成果を収めた。
伸縮式アームは日本の探査機よりもはるかに多くの物質を採取することができ、窒素ガスを噴射して 120グラム以上の物質をすくい上げた。サンプルはカプセルに収められ、ユタ州の砂漠に着陸した。
オシリス・レックスのカプセルは、2023年9月に小惑星ベンヌのサンプルを積んで地球に帰還した。
両ミッションの結果から、炭素、アンモニア、塩など、有機物と生命の構成要素が両方の小惑星に存在することが明らかになった。
「確かに有機物が含まれているのは明らかです」とデイヴィスは言う。「フレッド・ホイル卿なら驚きはしなかったでしょう。彼は 1970年代初頭にすでに同じことを言っていたのですから」
2025年1月、オシリス・レックスのサンプルを分析していた科学者たちは、地球上の生命がタンパク質を作るために使う 20種類のアミノ酸のうち 14種類と、DNA と RNAの基本構成要素を発見したと発表した。
また、この小惑星は過去のある時点では湿っていたようで、岩石の中に水路が走っている。
「乾燥して塩の堆積物を残したまま残った水脈の痕跡が見られます」とドゥオルキン氏は言う。「泥のようなものだと考えてください」
しかし、生命そのものが明らかに欠けている。ベンヌは太陽系外縁部から飛来した、より大きな小惑星の破片であると考えられており、「ベンヌの母天体には地球にはあったのに、何が欠けていたのか」という疑問が浮かび上がる。ドゥオーキン氏はそう語る。
オシリス・レックスのサンプル研究はまだ初期段階にある。「まだ全体のサンプルの約 14%しか調べていません」とドゥオルキン氏は述べ、科学者たちは当面、全体の約 25%を調べる予定だ。
「残りのサンプルは何年も保管される予定です。まだ生まれていない人々が、まだ発明されていない技術を使って、私たちが考えもしなかった疑問に答えることができるようにするためです」と彼は言う。
しかし、これまでの研究結果は、生命にとって適切な条件と材料があるだけでは、必ずしも生命が創造されるわけではないことを示唆している。
「化学物質を混ぜ合わせるだけよりも難しいはずです。そうでなければ、ベンヌに生命が誕生していたはずです」とドウォーキンは言う。「小惑星ベンヌは材料がぎっしり詰まった食料庫のようなものです。しかし、ケーキを作るには条件が整いませんでした」
星々の間の生命
また、生命の移動は単一の太陽系内の世界内に限らず、おそらく恒星間で行われる可能性も残っている。
2018年に(他の恒星から来た天体)オウムアムア、2019年にボリソフ彗星という、太陽系を通過した 2つの天体が発見されたが、これらは非常に速く動いていたため、他の場所で発生したに違いなかった。
生命、あるいはその構成要素は、そのような天体に乗って、さまざまな恒星の世界に種をまく旅を生き延びることができるだろうか?
「ある惑星系から物質が追い出され、別の惑星系へと移動できるという事実は、これが一つの惑星系内だけに限ったことではないことを示しています」とシースラ氏は言う。「生命が一つの惑星系から別の惑星系へと移動するという考えには、確かに価値があるのです」
しかし、生命を宿す岩石が星間空間を移動して他の惑星に衝突し、そこに生命を植え付ける可能性は低いようだ。
「数字を当てはめてみると、極めてありそうにありません」とデイヴィス氏は言う。むしろ、パンスペルミア説は「例外的な状況がない限り、一つの惑星系に限定される」可能性が高いと彼は言う。
生命の構成要素だけでなく、生命そのものが星間の旅を生き延びることができるかどうかも不確かだ。
「長期間休眠状態になっても生き残れる種も存在します」とシースラ氏は言う。「そこに可能性はあるのですが、人々が必ずしも話題にしているわけではありません」
もっとありそうなのは、私たちの太陽系のような単一の太陽系内で生命が広がっているというものだ。
生命の起源を探る未来
シースラ氏は、将来的には、小惑星だけでなく彗星からも物質を持ち帰り、より多くのことを教えてくれるミッションを望んでいると語る。
「彗星は小惑星と同じように、惑星の構成要素ですが、太陽系のさらに外側で形成されます」と彼は言う。「居住可能な可能性のある惑星に運ばれる可能性のある破片を理解することは、私たちが追求していく課題であり、楽しみです」
火星と木星の氷の衛星への継続的なミッションも、さらなる手がかりを与えてくれるかもしれない。NASA の探査車「パーサヴィアランス」は現在、火星に着陸し、今後 10年以内に地球に持ち帰る予定のサンプルを採取している。
これらのサンプルには、火星がまだ暖かく湿潤だった時代に火星で誕生した微生物生命の証拠が含まれているかもしれないと期待されている。
一方、NASA のエウロパ・クリッパー探査機は 2030年に木星に到着し、氷の殻の下に海があると思われるこの興味深い衛星についてさらに詳しく知らせてくれる予定だ。
「生命がそこに(木星などに)定着する可能性があると人々は推測しています」とシースラ氏は言う。「必要な材料は揃っているようです。問題は、レシピ通りに作られたかどうかです」
確かなのは、太陽系のどこか別の場所で生命が誕生したという可能性がますます現実味を帯びてきているということだ。これは、私たちの起源、つまり、地球にちょうど良いタイミングで衝突した小惑星が偶然の産物だったのかどうか、そして太陽系外に生命が存在する可能性について、重要な示唆を与えている。
「生命がどこで始まったのか、私たちは本当に分からないという事実と向き合わなければなりません」とデイヴィス氏は言う。「地球の生命は、地球で始まったわけではない可能性も十分にあるのです」
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