2017年8月29日 ロシア・ソチの信じがたい複数の水竜巻
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この世のものとは思えないということは、もうこの世ではないのかも
ロシア南部の黒海に面したリゾート地ソチは 2014年にオリン・・・・・名前は忘れましたが、オリン何とかが開催された場所でもあります。その地で 8月29日に、
「最大で8つの水竜巻が同時に発生した」
という、ちょっとこの世のものとは思えない光景が出現しました。
どうして「この世のものとは思えない」のかについては後述するとして、おそらく、これは基本的に「これまで誰も見たことがない光景」というほどのものではないかとさえ思えます。
冒頭の写真はその光景のひとつですが、いくつかの動画でも撮影されていまして、下はその中のひとつです。
https://www.youtube.com/watch?v=vQWHb5IkVn0
この水竜巻というのは、英語の表記からウォータースパウト(waterspout)という呼び方もしますが、名称は何であっても、水上に発生する竜巻のことです。
水竜巻そのものは珍しい現象ではなく、日本で見られることはほとんどないとはいえ、世界的には特に近年増加している現象で、昨年も、
・世界中で多発する「水竜巻」
地球の記録 2016/09/27
という記事などで取りあげさせていただいたこともありました。
竜巻の多くが「1度に1個だけ発生する」ように、水竜巻も普通は基本的に「1度に1個だけ発生する」ものです。しかし、稀に下のように「ダブルの水竜巻」というようなものは出現することがあります。
2016年9月25日にイタリア・サルデーニャ島から撮影された水竜巻
実際には、このように「ふたつ」でも十分に不思議な感じはするのですが、今回のソチの水竜巻は「最大で8つ同時に発生した」というタコの足の数の因縁のような感じで、いっせいに発生したわけです。
この「8つ同時にこういう現象が発生する異常さ」を例えますと・・・たとえば・・・陸地の竜巻があります。
陸地の竜巻は、アメリカのものはトルネード(Tornado)と呼ばれたり、他の地域では、ランドスパウト(Landspout)と呼ばれたりしますが、どの呼び方であっても、その「発生原理」は基本的には同じのはずです。
そして、その陸地の竜巻では「ふたつ以上が同じ場所に発生するということは、ほとんどない」といえは、あっても例外的です。
実際には、現在の科学の世界では、「どうして竜巻が発生して保持されるのか」ということについては明確にはわかっていない部分が多いようで、特に「保持」ということについては理解が進んでいない部分だと思います。
竜巻が保持されるには「上から下への(落下しようとする)力」と「下から上へと(浮上しようとする)力」が絶妙にバランスがとれている必要がありますが、なぜ、そのような「神の業」のような絶妙が日常的に起きるのかは、おそらくわかりようがないことだとも思います。
たとえば、実際に間近で観測される例として、「竜巻の小さなもの」をダストデビルと呼んだりしますが、これも最近は、世界的にとても発生が増えていまして、最近はよくスマートフォンなどで撮影されることがあります。
そして、この小さな竜巻が、
「竜巻の状態のまま、形を崩さずにそのまま静止している光景」
がよく撮影されたりしています。
たとえば、下の写真は、今年の 6月26日に、アメリカのアリゾナ州ソノラにあるアメリカ軍海兵隊演習基地において発生したダストデビルと思われる現象で、これは写真ですが、動画でも、発生した後、この形のまましばらく止まっているのです。動画は写真の下のリンク先の記事にあります。
2017年6月26日 米国アリゾナ州ソノラ砂漠
ただ、砂埃を空中にばらまいて、このように静止させるこことは「偶然」には無理です。
風も吹いているであろう環境下で「上空へ巻き上がる竜巻が、形をそのままに保っていられる」理由は何なのか。
こういう例は、実に毎週のように世界各地の SNS などで報告されているもので、ダストデビルにしても竜巻にしても、その発生と「保持」のメカニズムには実は相当複雑な「何か」が内包されているというような気はします。
ちょっと話が横にずれてしまいましたが、書きたかったのは、私たちが「自然現象として当たり前」だと考えている竜巻やダストデビルが、もしかすると非常に複雑で、「信じがたいメカニズム」の中で生まれて移動しているのかもしれないということです。冷静に考えれば、これらの現象はもともとちょっと神がかって(あるいは悪魔がかって)いるものともいえそうなものでもあります。
話をソチの水竜巻に戻しますと、
「なぜ、複数の竜巻の同時発生が異様なのか」
ということについては、「竜巻についての一般論」から考えますと、おわかりいただけるのではないかと思います。
下の図は、松江地方気象台のページにあるスーパーセルと呼ばれる巨大な竜巻メカニズムの説明の図です。
このように、下層の暖気が上昇気流に巻き上げられて、暖気を上に排出しつつ、寒気は下に噴き出す、という一般的な解説でも、相当複雑な様相を見せている竜巻の構造ですが、この図の通りですと、先ほどのソチのように、
「周囲に無造作に次々と竜巻が同時に発生していく」
という事態は、通常だと考えられない現象だということを想定できるのではないかと思います。
なぜなら、普通に考えれば、大気は「ある程度の大きなまとまった流れ」をもっているずで、通常であるならば、下のソチのように、次々と暖気を上に送り、寒気を下から排出するシステムが発生するなんてことはあり得ないと思うのです。
8月29日のソチ 次々と水竜巻が発生していく様子
まあ、実際にこのように「最大8つの水竜巻が次々と発生した」のですから、その事実が優先されるとはいえ、これを見た時には、
「何が起こってるん?」
と考え込まざるを得ませんでした。
気流の動きひとつにしても、以前では考えられなかったことが普通に起き始めている・・・。
地球表面の環境に何かが起きている・・・というようなことを考えてしまったのですね。
それで、最近のいくつかのことをふと思ったりしていました。
極端な異変が露見し続けている地球
なかなか記事にしきれていないのですが、最近は以前にもまして異様で巨大な現象が次々と起きていまして、最近非常に気になるのは、下のような件などです。
南米で「海水が消えている」
これは、南米のいくつかの場所で、過去半月以上にわたり海岸線が急激に後退しているというもので、下は最近のブラジルの海岸の写真ですが、干潮とか満潮とかは関係なく「2週間以上の間、一方的に海岸線が後退している」のです。
海岸線が大きく後退し続けるブラジル・サンパウロのビーチ
・Prolongado retroceso del Mar en playas de Brava, Matinhos, Sāo Paulo, Brasil 普通に考えれば、「何らかの原因が大幅に海の水が減っている」ということになるのですが、膨大な海水の行き先がどこにあるのか。まさか「海底に穴が開いた」ということでもないでしょうし・・・。
これは、もう少し経過を見てご紹介できればさせていただこうと思います。
シベリアの大地が爆発を始めている
2014年に、シベリアで「巨大なクレーターが次々と発見される」ということについて、いくつか記事にしたことがあります。
・シベリアでさらに次々と見つかるクレーターと「現在北極がシベリアに向かって猛スピードで移動している」という状態から浮かびあがる「ポールシフト」の概念 (201/07/29)
などがそうですが、そのクレーターの発生していたシベリアの大地に「爆発が起きるかのように次々に穴が開き始めている」という報道が、ロシアで、この夏頃から続いているのです。
今年の6月28日に爆発と共に発生したシベリアのクレーター
・vk.com 2014年にシベリアのクレーターについて書いていた時に出ていた懸念のひとつが、もしかすると現実かもしれないという感じをうかがわせている可能性もあるのかもしれません。その懸念とは「シベリアの地下からメタンガスが爆発的に噴出し始めた」という懸念ですが、これに関しては、現在ロシアで調査がおこなわれていると思いますので、何かわかった頃にご紹介できればと思います。
そして、あとは「南極」ですね。
これに関しては、今年のふたつの過去記事、
・次々と見つかる謎の巨大存在は2017年に「作動」するか : 南極の氷の地底から検出された「直径480キロの存在」、そして、ガザで見つかった「黒いモノリス」 (2017/01/05)
・南極から地球への攻撃が始まった……と思わせるような「異常なマイクロ波の放射の連続」と「南極海で史上最大の高さの波」が北半球に押し寄せている事実の意味 (2017/05/31)
のどちらも関係しているような感じのことですが、南極の話題も最近溜まりに溜まってきていまして、そのうち記事にしたいとは思います。それにしても、時間が・・・。
終末的な話題ついでに、もうひとつ最近の話題をご紹介しておきたいと思います。
ついにカエルさんが
昨年くらいから、聖書に記されている「十の災い」について記事にすることが何度かありました(過去記事一覧)。
十の災いというのは、
1. 水を血に変える
2. カエルを放つ
3. ぶよを放つ
4. あぶを放つ
5. 疫病を流行らせる
6. 腫れ物を生じさせる
7. 雹を降らせる
8. イナゴを放つ
9. 暗闇で覆う
10.長子を皆殺しにする
というもので、この中の、「水が血に」とかイナゴとか疫病とか、ヒョウなんかは最近は日常的なことで、「暗闇」なんてのも、最近、アメリカの 99年ぷりの皆既日食なんかがありましたが、ずっと、
2. カエルを放つ
というのが釈然としないものがありました。
そもそも、カエルが放されたからといって害になる? という思いもありましたし。
雹やイナゴや病気は確かに社会生活上で害になり得るでしょうけれど、カエルの「負の面」がわからないということがありました。
そもそも「カエルの発生で困った」なんてニュースを過去から現在に至るまで聞いたことがなかったのです。
しかし、最近、個人的に初めて「カエルの登場で困ったニュース」を見ました。
それは下のイギリスの報道です。
2017年8月30日の英国メトロの記事より
記事の内容は、
「ロンドンで、この2ヶ月間ものあいだ、何十匹もの死んだカエルが空から雨のように降ってきて住民たちが困っている」
というものでした。
私はこれを読みまして、「なるほど。死んだカエルが空から降ってきたら、そりゃ災いだ」と、生まれてはじめて「カエルが災いになる実例」を知ることができまして、とても満足した次第です(そうかよ)。
なお、カエルが降ってきている原因は不明だそうで、こういう時には、よく「鳥」なんかが犯人にされますが、その可能性はあまりないそうです。
そういえば、今回は「ソチ」から始まりましたけれど、印象的だったのは、ソチのことを調べようと Google で検索しました際にページ右上に出てきたのは下の写真と地図だったことでした。
この左側の写真には見覚えがあるなあ、と写真をクリックしてみましたら、自分のサイト(地球の記録)の、
・ロシアのリゾート地ソチで、同国では前例のない「イナゴの大群に街が侵略される」という事態に
地球の記録 2016/07/05
という記事が表示されたのでした。
そうそう、思い起こせば昨年の7月、ソチの街はイナゴに占領され、「十の災いの一端」を垣間見せてくれていたのでした。
見事に「ソチからソチ」へとつながりましたが、内容が混沌としてきましたので、今回はここらでいったんリセットしまして再起を期したいと思います(何の再起だよ)。
それにしても、今は本当にこの世の末を感じることが多いです。
皆様方はいかがですか。