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フランケンシュタイン・ウイルス
日本の研究者たちが、
「自然界には存在しない合成鳥インフルエンザウイルスを作り出した」
ことが伝えられています。
論文は、こちらにあり、これを見ますと、滋賀医科大学の研究者たちが主導した研究のようです。
この論文においては、「機能獲得」という言葉は使われていないのですが、ふたつの異なる鳥インフルエンザウイルス(H5N3 と H6N1)を結合して作ったキメラウイルス(2種類以上の異なるウイルスの遺伝子が組み合わさったウイルス)であることには間違いないようです。
ネット上ではこれを「フランケンシュタイン・ウイルス」などとも呼んでいますが、ウイルスの機能獲得研究の目的は、大体は以下のようなものが多いです。
「伝染性または致死性を変更する」
「動物の間でだけ感染しているウイルス株をヒトにも感染させられるようにする」
ここから見れば、この新しい鳥インフルエンザは機能獲得とは言えないのかもしれないのですが(致死性も故意には上げていないし、ヒトに感染させるようにもしていないため)、ご紹介するアメリカのジャーナリストの方は、アメリカでの機能獲得研究の定義と照らし合わせると、これは機能獲得以外の何ものでもないと書いています。
最近は、同じような研究が多いですね。
今年 6月には、韓国の研究所が「哺乳類に対して100%の致死性を持つ鳥インフルエンザを作製」しています。
7月には、オランダの研究者たちが、やはり「致死率100%の鳥インフルエンザ」を作成しました。
どちらも実験ベースでは、テストした哺乳類はすべて死亡しました。ヒトでどうなるのかはわからないですが。
以前、元 CDC 所長のレッドフィールド博士という方が、
「機能獲得研究が繰り返されていると、鳥インフルエンザによるパンデミックにつながりかねない」
あるいは、
「機能獲得研究が、新たなモンスターウイルスを作り出す可能性は否定できない」
と述べていたことを以下の記事でご紹介したことがあります。
In Deep 2024年5月19日
まあ、これだけ世界中で機能獲得研究や、それに準じるウイルス改変の研究が大量に行われていると、いつか、そういうことが起きる可能性は確かにあるのだろうなとも思います。まだ発表されていないだけで、現在進行している機能獲得研究も数多くあると思われます。
2024年には、中国の研究者が「変異エボラウイルス」を作成したことを取り上げたことがあります。
これまでの人間社会で、「ウイルスの機能獲得研究が、何か社会にメリットを与えるようなことはあっただろうか?」と考えますと、くわしいところはわかりませんが、私自身は「なかったと思う」と考えます。
今は80年ぶりの人類史の大転換の渦中にあるのだから
話は逸れますが、先日のメルマガ(8月1日発行)に書いたことで、現在の 2025年から 2030年の間というのは、「ストラウス・ハウ世代理論」という 1990年代にアメリカで提唱された理論に基づくと、
「今は 80年 (あるいは85年)に 1度の大転換の期間 」
となっています。前回の大転換は、第二次世界大戦が終わり、世界で最初に原爆が投下された 1945年にあたりますが、それから 80年経ちました。
その極めて大きな転換があるとした場合、戦争によるものなのか、金融崩壊などによるものか、あるいは他の理由によるものなのか(あるいは複合なのか)はわからないですが、今後の 5〜 6年というのは、人類史に残り続けるような、かなり大きな出来事が相次いで起きる可能性が(その理論からは)あり得ます。
そこには、「経験したことのないようなパンデミック」も含まれるのかもしれないですが、今年来年ということではなくとも、そういう条件は次第に整ってきていると思われます。
まあしかし、「複合的なもの」というのも、イメージとしてはあり得るかもしれません。第一次世界大戦とスペインかぜの流行が重なっていたように。
2年くらい前に「イルミナティカード450枚全部を見て過ごした午後」という記事を投稿したことがありましたが、そこには、「複合災害 (Combined Disasters)」というカードもありました。
イルミナティカードは、あくまで娯楽カードゲームですが、これを作る発想のもととなった小説『イルミナティ』 (1975年)を、私も読みましたけれど、「世界というのは刺激的な展開をしてきたものだよなあ」と思います。
地球では、たくさんの事件があって、たくさんの戦争や病気や大量死がある中で歴史は進んできましたけれど、それが「今後はもう起きない」ということは、むしろ考えられないわけです。
まあ、話がこれ以上逸れても仕方ないですので、その日本のフランケン・鳥インフルエンザウイルスについて言及していたジャーナリストのジョン・フリートウッド氏の記事です。
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日本が新たな免疫学的特性を持つフランケンシュタイン鳥インフルエンザウイルスを作製
Japan Creates Frankenstein Bird Flu Virus With New Immunological Traits: Journal ‘NPJ Vaccines’
Jon Fleetwood 2025/07/31
この日本の新しいH5N1型鳥インフルエンザワクチンの開発に使用されたウイルスは自然界には存在せず、研究室で作られたものだ。
先週 NPJ ワクチン誌に掲載された新しい研究によると、日本の研究者らが 2種類の別々の野生ウイルスの遺伝物質を結合し、まったく新しい鳥インフルエンザ株を作り出し、Vac-3 と呼ぶ病原体を作成した。
これは「A/duck/Hokkaido/101/2004(H5N3)とA/duck/Hokkaido/262/2004(H6N1)の再集合ウイルス」だ。
この研究室で作られたウイルス(A/duck/Hokkaido/Vac-3/2007 (H5N1))は、自然界では一度も観察されたことはない。
これは人工的に組み立てられ、卵の中で培養され、濃縮され、ホルマリンで不活化されて、非ヒト霊長類に対する長期試験で使用される全粒子ワクチン(※ 病原体を丸ごと不活化したワクチン)となった。
この新たな研究は、NIH (アメリカ国立衛生研究所)の資金提供を受けたジョージア大学、マウント・サイナイ大学、テキサス・バイオメッド大学の研究者らが、合成 DNA 構造を用いて実験室製の H5N1 型鳥インフルエンザウイルス(そのうちの 1つは、曝露した哺乳類を 100%死に至らしめた)を操作し、生きた乳牛を故意に感染させたことが発覚した後に発表された。
これらはすべて、哺乳類に適応した薬剤耐性株の開発にも結び付けられている、同じ 5,900万ドル (約 87億円)の連邦契約の下で行われたものだ。
日本はまた、ワクチン開発という名目で、がんに関連する SV40 ウイルスを用いて改変した中絶胎児細胞を使用し、天然株より 100倍速く複製する実験室製のウマと人間のインフルエンザハイブリッドを作成するという他のプロジェクトでも米国の科学者と協力している。
議会、ホワイトハウス、エネルギー省、FBI 、CIAが、機能獲得研究を含む実験室関連の事件が COVID-19 の起源である可能性が高いことを認めており、これらの展開はすべて、別の人為的なパンデミックが近づいているという懸念を引き起こしている。
新たな特性を持つ人工ウイルス
日本の新たな論文は、この鳥インフルエンザのフランケンウイルスが既存のインフルエンザワクチンよりもはるかに強い免疫反応を引き起こしたことを強調している。
これは、Toll 様受容体 (※ 自然免疫応答を活性化する重要な受容体)7(TLR7)と自然免疫活性化カスケードを刺激するウイルス RNA を含む完全な遺伝子構造を保持することによって実現した。
論文には、
「この全粒子ワクチンには、 Toll様受容体7などの自然免疫受容体を刺激する一本鎖ウイルス RNA が含まれていると著者らは書いている」
とあり、つまり、研究室で作られたウイルスは完全に無傷のまま残されており、免疫系に衝撃を与えて過剰反応を引き起こし、通常のインフルエンザ予防接種よりもはるかに強い反応を引き起こす可能性がある。
ウイルスのタンパク質を RNA から分離する従来の「分割」ワクチンとは異なり、この日本の全粒子ワクチン(WPV)はウイルスの完全な構造を保存した。
これにより、樹状細胞(※ 免疫システムにおいて重要な役割を果たす細胞)を活性化し、インターフェロンを産生する T細胞を誘発し、体細胞超変異(免疫システムの強力だがリスクを伴う再配線)を刺激することが可能になった。
つまり、この新しいウイルスは免疫システムを訓練しただけでなく、それを再プログラムしたのだ。
機能獲得とは呼んでいないが
研究者たちは「機能獲得」という言葉は使っていないが、事実上これは、新たな免疫学的特徴を備えたキメラウイルスの創出といえる。
この Vac-3 株は野生では分離されていない。
これは、無関係とされるウイルスのインフルエンザ遺伝子を融合して作られたもので、最終製品には、特に記憶免疫反応を誘発する点で新たな強化された能力が与えられている。
2025年5月のホワイトハウスの大統領令では、「危険な機能獲得研究」の定義を、病原性や伝染性を高めることで病気を引き起こす可能性のある感染性物質に関する科学的研究としている。
重要なのは、この命令には次のような研究が明示的に含まれていることだ。
・「有益な免疫反応や病原体または毒素に対する免疫の有効性を妨げる」(つまり、免疫システムがウイルスに反応する方法を変える)
・「病原体または毒素に対するヒト宿主集団の感受性を高める」
つまり、GOF (機能獲得)の研究には、免疫反応を弱めるか、免疫相互作用による害を増大させることによって、免疫反応に影響を与えるような方法でウイルスを変更することが含まれる。
したがって、ウイルスを操作して宿主の免疫反応をより強力にしたり、あるいは変化させたりすることは、ウイルスと宿主の免疫との相互作用を変化させるため、このホワイトハウスの定義に該当し、重大な健康上の影響を及ぼす可能性がある。
無視されたバイオセキュリティリスク
研究者たちは、この Vac-3 ワクチン接種から 5年後にヒトに致死的な H5N1株をマカク (実験によく用いられるサルの一種)に感染させ、長期免疫をテストした。
感染したウイルス「A/ベトナム/UT3040/2004(H5N1)」は、感染により死亡した患者から分離されたと言われている。
これにより、深刻なバイオセーフティー上の懸念が生じる。
実験には以下が含まれる。
・これまで存在しなかったウイルスの遺伝子工学
・非ヒト霊長類での試験
・BSL-3 実験室で致死性の高い H5N1 株を試験する
これはワクチン開発に隠れた、機能獲得に関連した研究だ。
これがなぜ重要なのか
鳥インフルエンザの発生が大陸全体に広がり、H5N1 型インフルエンザによるヒトへのパンデミックの可能性が報道される中、次の点を問うことが重要だ。
「これらの発生のうち、野生株によって引き起こされたものはいくつあり、ワクチン研究用に製造されたウイルスが関係するものはいくつあるのだろうか?」
政府や科学機関は、不自然な病原体を作り出して動物に注射し、承認されない可能性のあるワクチンをテストするなど、ウイルスを弄び続けている。
その結果、公衆衛生の名の下に、国民の認識や同意もないまま、リスクの高い、大きな利益を伴うバイオエンジニアリングのインフラが拡大している。
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