(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
人類全体としての問題が次々と浮上する
私が、自然感染するほうの新型コロナ(ウイルスという言葉はもはや、つけがたいです)が人工だと確信したのは、まだ世界でパンデミック宣言が出る前の、昨年 2月くらいでしたが、以下の記事を書いた頃でしょうか。大したことは書かれていないですが。
なぜ「新型コロナウイルスの流行は人為的なもの」ということが陰謀論だと言われるのだろう?
投稿日:2020年2月23日
しかし、それは、別に生物兵器とかそういう意味での話ではなく(それも多大に含まれているだろうとはいえ)結局、上の記事にも書いていますけれど、
「近年の科学研究の中で、科学者たちがウイルスを改変し続けた結果、流出などを含めた拡散で、自然界のウイルスの世界の環境が破壊された」
というような「微生物学的なアンバランス」が、ウイルスなどの共生関係をムチャクチャにしてしまって「本来は自然界が制御していたものたちが制御されなくなった」ということがあると思います。
1984年の時点では、新しく出現した公衆衛生上の最大の懸念は HIV だけでした。
ところが、1985年以降、最近までは、以下のように、ワッとばかりに世界中で新しいウイルス性感染症が出現し続けました。
1984年 – 2015年までに出現した新しいウイルス性感染症
Washington Post
それまでとはまったく異なる頻度と規模でのウイルス性感染症が出現し続けていて、まあ、新型コロナもその中に入るのかもしれませんが、これは異常なことですよ。
特に、2012年に、クリスパー(正式には、CRISPR – Cas9)というゲノム編集を容易に行うことができる技術が発明されて以来、「オモチャのように遺伝子を編集できる」ようになり、乱暴に言えば、
「子どもでもウイルスの改変ができる」
ような世界になっています。
徹底的な新たな感染症の嵐が地球で始まったのも、その頃からでもあります。
こういう「遺伝子編集が世界中で行われている」というのはどうなんだろうなあ、と思っていたのですが、最近、
「この流れは本当に良くない」
ということを、最近の論文で知った次第です。これはすべての生物の環境を破壊していきます。以下の記事で取りあげました。
遺伝子編集を発端としたヒトを含めたあらゆる生物種の完全な絶滅への道筋が見えてしまった
投稿日:2021年9月29日
ですので、状況としては、コロナだ何だというようなこと以上に、「地球の存続」ということそのものへの懸念というのはあるわけですが、まあしかし、それはそれとして、今の現実を生きていく中では最後まで、できる限りは健康……というのは、ちょっと違うかもしれないですが、まあ普通に生きていきたいというのは、もちろん私にもあります。
そういうことから、たとえば、新型コロナへの感染、あるいはワクチン接種はどうなのか、というようなことを含めて、考えたりしていた一年でしたけれど、最近発表される研究論文を見ていますと、
「なんかもう、感染した、とかしていない、だとか、ワクチン接種をした、とかしていないということが、もうあんまり関係ないのではないか」
というようなものに出くわします。
今回見た論文は、
「無症候の感染者が、7〜8ヶ月後でも、特定の体内のタンパク質の持続的な炎症を示している」
ということを突き止めたエストニアの大学の科学者たちによる研究です。
以下の査読済みの論文です。
Long-Term Elevated Inflammatory Protein Levels in Asymptomatic SARS-CoV-2 Infected Individuals
無症候性SARS-CoV-2感染者における長期の炎症性タンパク質レベルの上昇
これの何が問題かというと、
「自分が無症状の感染者だったかどうかなど、普通わかるわけがない」
からです。
つまり、以前、感染はしていたけれど症状が出ないのでわからなかったということを自覚できる方法など、普通の生活の中ではないのです。
現在のデルタ株がどうかはわからないですが、以前の武漢型のコロナは本当に無症状感染者が多く、場合によっては「ほとんどが無症候性だったのでは」というような地域も見聞されました。
本当にコロナというのは症状が出にくいものだったのです。…以前は。
まあ、そして、最近のこの研究では、8ヶ月など経過した後でも、論文には、
> 無症候性の個体のウイルス感染に関連する長期にわたる持続的な炎症効果を示唆している。
とありました。
感染 8ヶ月後にそうなっているならば、1年後でも、あるいは数年後でも、それが持続する可能性はあるわけで、すなわち、
「少しずつ体が炎症で蝕まれる」
という人が、日本にも世界にも、あるいは私を含めて、そういう人たちが膨大な数で存在していると思うのです。徐々にやられていく。
ですので、やはりどうしても「今までとは違った生き方」というのか、摂取するものなどもそうですし、病気に対しての考え方などもそうですが、相当いろいろと何かしていかないと、多くの人が数年後までにはダウンしてしまう気がするのです。
とりあえず、この論文についてご紹介します。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
このようなタンパク質が炎症し続けている
先ほどの論文を取り上げていた記事をご紹介しようと思いますが、論文にありました「ハイライト」には、以下のようにありました。
> 無症候性の人たちは、感染後 7〜8か月で、S100A12、TGF-α、IL18、およびOSMタンパク質マーカーの血清レベルが上昇しており、持続的な炎症過程を示唆している。 (frontiersin.org)
これじゃ何だかよくわからないですね。
> S100A12、TGF-α、IL18、およびOSMタンパク質
がわからない。
それぞれ調べてみますと、以下のようなものでした。
S100A12
名称は「S100カルシウム結合タンパク質A12」。S100A12は、イオンを取り込む能力に関連する重要な抗感染性および抗菌性の役割を果たします。たとえば、ヘリコバクター・ピロリの蔓延と病原性を阻害する。 (S100A12)TGF-α
名称は「アルファ型トランスフォーミング増殖因子」。TGF-αはいくつかのヒトのガンで過剰発現している。(トランスフォーミング増殖因子)IL18
名称は「インターロイキン-18」。IL-18は自然免疫と獲得免疫の双方を調節し、その調節異常は自己免疫疾患や炎症疾患を引き起こす場合がある。(インターロイキン-18)OSM
名称は「オンコスタチンM」。肝臓の発達、造血、炎症、そしておそらく中枢神経系の発達において重要であることが証明されている。骨の形成と破壊にも関連している。(Oncostatin M)
あー、これらが長期間の炎症過程を示しているというのはイカンですね。
S100A12というタンパク質は、抗感染性および抗菌性の役割を果たすもので、TGF-αというのはガンで過剰に発現するもの、IL18 に異常があると、自己免疫疾患や炎症疾患を引き起こすもので、OSMタンパク質は、肝臓の発達、造血、中枢神経系の発達において重要なもの……ということで、これらに長期間の炎症過程が見られるというのは、健康上はいいことではなさそうです。
でも、コロナの無症候者には 8ヶ月後などにもそれが見られる。
そして、「自分が無症候性の感染者だったかどうかなどは誰にもわからない」と。
これは無症候者を対象にした調査であり、症状を呈したコロナ感染者も同じなのだと思われますが、あるいは、これらの「タンパク質の炎症が長く続く」ということもまた長期の後遺症の要因となっている可能性もあるのかもしれません。
つまり、自然感染、症候性、無症候性、ワクチン摂取も含めて、
「将来的に、非常にたくさんの人たちが健康上の何らかの問題を抱える可能性」
があると考えざるを得ません。
いろいろな症状の発現や進行も緩慢でしょうし、人によりさまざまですので、その根本の原因がここにあるなどとは想像もできないことですからね。
仮にパンデミックが終わることがあるとして、そのずっと後になってから「次々と病気が出現する」ということになるのかもしれません。
この論文を紹介していた医学記事の概要をご紹介させていただきます。
ここからです。
エストニアの科学者たちは SARS-CoV-2 に感染した無症候性の人の炎症性タンパク質レベルの長期的な上昇を発見した。影響が憂慮される
Scientists From Estonia Discovers Long-Term Elevated Inflammatory Protein Levels in Asymptomatic SARS-CoV-2 Infected Individuals. Alarming Implications
thailandmedical.news 2021/10/01
公式の数字では、これまでに世界で約 2億3500万人が SARS-CoV-2 コロナウイルスに感染したとされているが、しかし、SARS-CoV-2 コロナウイルスに感染した大多数の人々は、無症候性であるか、極めて軽度の症状しか示していない。
症状が軽度な感染者の人たちは、 SARS-CoV-2 に感染したことがわかったとしても、それほど深刻に事態を受け止めないであろうし、それ以上に、無症候性の人は自分が感染したことがあるかどうかさえほとんどの場合は知らない。
ただ、症状が軽度だった人たちでも、長期の後遺症に苦しんでいる人たちも少なくはなく、また、最初は後遺症がなかった感染者が数週間後、数カ月後から後遺症が出る事例も多く報告されている。
エストニアのタルトゥ大学の研究者たちによる新しい研究では、無症候性であった SARS-CoV-2 感染者の大多数が、長期の炎症性タンパク質のレベルの上昇を示していたことを明らかにした。
研究結果は、4つの炎症性バイオマーカー、
・S100A12 (S100カルシウム結合タンパク質A12)
・TGF-α (アルファ型トランスフォーミング増殖因子)、
・IL18 (インターロイキン-18)
・OSM (オンコスタチンM)
が、7〜8ヶ月後まで上昇したままであり、場合によっては、さらに長く無症候性の人たちでも、その炎症過程が継続していることを示した。これらのバイオマーカーはすべて、活性化されたマクロファージ単球細胞に関連している。
また、この研究では、無症候性であった人々の肺が炎症過程によって静かに影響を受け続け、最終的には損傷を受ける可能性があることを示している。
この研究から憂慮される点は、人が長期間、炎症を抱えている場合、体の炎症反応は、最終的に健康な細胞、組織、および臓器に損傷を与え始める可能性があるということだ。
時間の経過と共に、これらは DNA 損傷、組織死、および内部瘢痕化につながる可能性がある。治療せずに放置すると、慢性炎症が長引いた場合、糖尿病、心臓病、ガン、関節リウマチ、およびさまざまな自己免疫疾患等のリスクが高まる可能性がある。
この研究結果は、炎症過程の長期持続性の証拠を示しており、 SARS-CoV-2 に感染した無症候性の個人の感染後の臨床モニタリングの必要性を裏付けている。
ここまでです。
問題は先ほども書きましたし、この記事にもありますけれど、
「自分が症状がない感染者だったかどうかなんてわかるわけがない」
ということです。
そして、おそらく「すさまじい数で感染していた」はずです。
たとえば、以下は、9月18日のロイターの報道ですが、インドの調査で、
「ムンバイ市民の 90%がコロナの抗体を持っていた」
ことがわかったというものです。
インドのムンバイ市民、約90%が新型コロナ抗体を保有
インドの金融の中心地ムンバイで、市民の90%近くが新型コロナウイルスの抗体を持っているとの調査結果が発表された。
同市は8月から9月上旬、8674人の成人を対象に、抗体の有無を調べる5回目の血清調査を実施。対象者の約65%はワクチンを接種済みだった。
それによると、抗体を持つ人の割合は女性88.29%、男性85.07%で、女性の方が高いことがわかった。ワクチンを1回または2回目接種した人は、未接種の人に比べて有意に高い抗体保有率を示した。 (ロイター 2021/09/18)
抗体を持つということは、「感染したかワクチンを接種したか」のどちらかだけであり、このような驚異的な抗体の保有率、すなわち「感染した過去を持つ人たちの多さ」は、どの国であっても同じなのではないかと思います。
場合によっては、自分が感染したかどうかわからなくとも、
「後遺症だけ起きる」
ということもあり得るかもしれません。
もちろん、このような炎症過程の継続によって起きる病気は、急速にどうにかなるものではないですので、ゆっくりと、そして社会全体に少しずつ出現していくのかもしれません。
どうしたらいいのかということについては、何か対策があるのなら私自身が知りたいですが、論文には何度も「マクロファージ云々」という言葉が出ますので、とにかく通常の自然免疫を強化・維持することが第一ではないですかね。
サバイバル感がさらに強くなってきている最近ですが、以下の記事の後半で、「海外でコロナサバイバルとして用意されている数々の食品やサプリ」について、いくつかご説明させていただいています。ご参考になれば幸いです。
歴史上で見たことのないような「新しい病気の時代」を間近にする中でどう立ち向かうか
投稿日:2021年9月2日
私自身も含めて、おそらく「時限装置」は「すでに作動している」はずです。
その時計の針の進行を完全に止めることは無理でも、少しでも時の刻みを遅くする程度の方策はあるはずです。
それと共に、病気には潜在意識が強く関係していることが数々示されており、これも重要なストッパーだと思いますが、ここでは長くなりますので、過去記事などの参照を含めて、他の記事でご紹介させていただきます。
>> In Deep メルマガのご案内
In Deepではメルマガも発行しています。ブログではあまりふれにくいことなどを含めて、毎週金曜日に配信させていたただいています。お試し月は無料で、その期間中におやめになることもできますので、お試し下されば幸いです。こちらをクリックされるか以下からご登録できます。
▶ ご登録へ進む