In Deep

地球最期のニュースと資料

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2017年夏からの短期間で平均気温が1℃も急落した歴史的な気温崩壊局面の地球。温暖化路線が崩壊した今だからこそ、冷静にこの地球の気温の歴史を見てみる

   

2016年11月26日の英国デイリーメールより

not-co2-001Daily Mail

今回は、デイリーメールの上の記事の内容をご紹介したいと思います。

ひとことでいえば、「地球温暖化だというように示されていた気温の変動は、エルニーニョによって導かれたものに過ぎない」のかもしれないということを示す最近の観測データについての記事です。

上の図はちょっとわかりにくいですので、書き直しますと、下のようになります。

temperature-2016a・AP

1998年以来、何度も強いエルニーニョ現象に地球は見舞われていて、そのたびに上昇する気温の部分が示されていると思います。この部分が地球温暖化という現象に使われていた可能性があります。

今回の記事をご紹介する前に、これまでの関係する過去の記事の、いくつかのことに簡単にふれておきたいと思います。

ちなみにも、この問題で重要なことは、寒冷化とか温暖化とかではなく、「地球の本質を見誤らせようとする意図」を見抜くことです。

それが悪意が単なる無思慮なのかはともかくとしても、根幹が間違っているものを無条件で信じることは、個人にも周囲にもむしろ有害なことだと思います。

それはともかくとしても、現段階では、現実として、今年 2016年はじめまで続いていた高温傾向が崩壊し「 1℃」下がったたことが確認されていて、あくまで平均気温との比較ですが、下のような状態となっておりまして、この状態で 2017年に突入することが確定的になっています。

grobal-temp-2016fall

 

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人為的な要因で地球の気象は影響など受けない

今月の始め頃に、

ミニ氷河期は「2015年にすでに始まって」おり、今後「200年から250年間続く」…
 2016/11/05

という記事を書きました。

それ以前にも、何度か、たとえば、「精度97%の「2030年までのミニ氷河期突入」予測…に」などの記事で、今後、十数年は寒冷化の方向に向かうのではないかというようなことは書いていたのですが、それでも、それが来るのは「 2030年頃」だろうと考えていました。

ところが、先ほどリンクしました記事は、

「地球は 2015年から、すでにミニ氷河期に入っている」

という主張をご紹介したもので、しかも、

「その寒冷化は最大で 200年以上続く」

というロシア科学アカデミーの科学者の研究をご紹介したものでした。

しかし、「寒冷化」とか「温暖化」とか、そちらのほうはともかくとして、そこでご紹介したアメリカの記事のリードには、以下のような下りがありました。

地球温暖化の主要な要因が CO2 排出によるものだという点に反論する数々のデータ

つまり、このロシアの科学者は、「地球の気候変動は、人為的なものによるものではない」ということを述べていました。

そして、これまで紹介した多くの科学者たちが、やはり、気候、特に気温の変動に「人為的なものが関与するということはない」と述べ続けていました。

この、

「地球の気象は人為的な影響など絶対に受けない」

ということはとても大事なことで、地球寒冷化だの地球温暖化だのという結果としての気温の現象はどちらでもいいです。

まあ、気温に関してましては、今の状況を見ますと、寒冷化に向かう可能性が大きいとはいえ、そういう「どちらの主張が正しい」という話ではなく、「地球の気象が人為的な行為で毀損されたり影響を受ける」という誤った考えは、是正したほうがいいと思うのです。

まあ、前回の記事などでも書いていますけれど、確かに、この地球も人類も、それほど長い寿命ではないかもしれません。

しかし、「地球の多くの人類が、地球のメカニズムそのものを間違った認識を持ったまま滅びていく」というのは良くないです。いろいろな意味で。

今となっては、地球温暖化説が誰かによって作られた説とか、そういうのはもはやどうでもいいのです。

個人個人が誤った認識を持たずにいられるなら、地球が温暖化しようが、寒冷化しようが、どちらでもいいはずです。

実際、時代が時代なら、平均気温で今より 3℃高かったり 10℃低かったりということが歴史で繰り返されていて、その時代にあたってしまったのなら、それは仕方のないことだとも思います。

1万5000年前から現在までの欧州と北米の気温の変化

earth-tmp-14000・フレッド・ホイル著『生命はどこからきたか

そして、大事なことは、上のいかなる気温の時にも「現世人類は生き抜いた」という絶対的な真実があるということです。人類は 1℃や 2℃の平均気温の変化でブーブー言うほど弱いものではないはずです。

地球は頑丈ですが、人類もこの世の生き物の中で最も強いという自負を持てば、温暖化や氷河期到来くらいで騒ぐことはないはずです。

デイリーメールの記事をご紹介いたします。


Stunning new data indicates El Nino drove record highs in global temperatures suggesting rise may not be down to man-made emissions

Daily Mail 2016/11/26

衝撃的な最新のデータは、エルニーニョ現象が地球の気温を観測史上最高にまで上昇させた要因であり、気温上昇は人為的なCO2排出のせいではないかもしれないことを示す

地球の大地を覆う世界の平均気温は今年の中頃から 1℃以上急落した。

相次いで報じられていた観測史上最高水準だった地球の高温状態がほぼ終わりつつあるという証拠が最近出ている中で、今回の気温急落のニュースが入ってきた。

南大西洋から太平洋西部での広大な地域での海の表層水の温暖化現象(太平洋の赤道付近の海水面温度が通常より高い現象)であるエルニーニョの終焉によって気温が急落していることが NASA の衛星による観測で明らかになった。

NASA の気候部門の責任者であるガヴィン・シュミット博士(Dr Gavin Schmidt)をはじめとする一部の科学者たちは、最近続いていた高い気温は、主に長期的な地球温暖化の結果であると主張している。

しかし、科学者たちの中には、この高温記録は、数年に1度起こる複雑な自然現象であるエルニーニョによって引き起こされたと主張する人たちが多く存在する。彼らは、これらの高温状態は、人間による温室効果ガスの排出とは関係がないと主張する。そして、最近の気温の低下は、彼らの主張が正しいかもしれないことを示唆している。

強いエルニーニョ現象は、世界の天気に常に大きな影響を与え、通常の気温よりも高い温度を引き起こしてきた。 2015年から 16年までのエルニーニョは、エルニーニョの正確な観測が始まって以来、おそらく最も強力なものだった。

そして現在、エルニーニョ現象からラニーニャ現象へと事象は引き継がれた。ラニーニャ現象とは、同じ太平洋の海域の表面の海水温度が通常より低くなるものだ。

ラニーニャもまた、世界的に影響をもたらすもので、これは今まで、世界の気温を上げるのではなく、むしろ下げてきた。

2016年の中盤頃までエルニーニョは継続していたため、この尺度でいえば、このために 2016年は暑い気温の傾向になったことを意味する。

しかし、来年 2017年には、太平洋の海水温度の激しい低下が観測されることがほぼ確実とされていて、1998年に発生した強力なエルニーニョが終了した後に起きたこととまったく同じことになり、「高温傾向が続く」と述べた専門家たちの中には、その意見を変更しなければならない人たちも出てくるかもしれない。

昨年、NASA のガヴィン・シュミット博士は、2015年はエルニーニョがなくても暑い年になるだろうとして以下のように述べていた。

「このような暖かい気温が記録される年になる理由は、地球の長期的な温暖化傾向の累積的な長期的傾向のせいだ。これは主に人間による温室効果ガスの排出によって引き起こされたものだ」

シュミット博士はまた、1998年から 2015年にかけてのエルニーニョ現象の間には、地球温暖化に「一時停止」や「中断」はなく、一貫して温暖化し続けていたと主張していた。

しかし、11月25日、NASA はウェブサイトで、最近のエルニーニョ以前に地球温暖化の中断があったとして、なぜそうであるかを論じた新しい研究を特集した。

これについて、シュミット博士にコメントを求めたが、返答はなかった。

しかし、現在、シュミット博士自身の立場と、博士の所属する NASA の気象部門の両方が危険にさらされている可能性がある。

ドナルド・トランプ次期アメリカ大統領は、気候温暖化は中国が発明した詐欺だと主張したことがある気候変動への懐疑論者だ。

そして先週、トランプ氏の科学顧問であるボブ・ウォーカー(Bob Walker )氏は、NASA の気候研究に費やされている 19億ドル(約 2000億円)の予算を大幅に削減する可能性が高いと述べた。

他の専門家たちもシュミット博士の主張に異議を唱えている。

米国ジョージア工科大学の教授であり、気候予測プログラム・ネットワーク(Climate Forecast Applications Network)の代表であるジュディス・カリー(Judith Curry)氏は、11月25日、以下のように述べた。

「私はガヴィン(シュミット博士のこと)に同意しない。 2015年と 2016年の温暖な年は、主にモンスター・エルニーニョによって引き起こされたのだ」

地球温暖化の速度は、1998年以来、コンピュータモデルが予想していたよりも、はるかにゆっくりとしたペースだった。コンピュータは、1世紀に約 1℃上がると予想していた。

温暖化問題についてのシンクタンク「地球温暖化政策基金(Global Warming Policy Foundation)」で働く科学者デヴィッド・ホワイトハウス(David Whitehouse)氏は、エルニーニョの終わりに伴い訪れる気温の急激な低下は、温暖化の中断や減速が戻ってくる可能性があるとして、以下のように述べた。

「人工衛星の観測によれば、2016年末の気温は 1998年のエルニーニョ以降の水準に戻っているのです。このデータは、エルニーニョ現象が短期間の気象に影響を与える姿を明確に示しています」