地球の最期のときに

英国の総合的な調査で、2020年からのロックダウンにより同国で数千人の命が失われ、最も大きな被害を受けたのは5歳以下の未就学児だったと結論付けられる



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2020年のロックダウン中に英国の子供が描いた絵のうちのひとつ

dailymail.co.uk

 

ロックダウンという子供たちへの明白な虐待

2020年に新型コロナウイルスのパンデミックと称された事態の中でロックダウンというものが始まりました。特に欧米のいくつかの国では非常に厳格に実施され、「ステイホーム」のかけ声の中、大々的に封鎖が行われました。

それから、まだ、たった 6年しか経過していないですが、しかし、あの「異常性」を今では多くの人が忘れてしまっているように思います。しかし、日本の「準ロックダウン」にしてもそうですが、当時から、マスクの(事実上の)義務化と並んで、ロックダウンは私には最も耐えられない政府の行いでした

2020年当時の In Deep の記事などを見直してみましても、タイトルからして、私自身が「激おこぷんぷん丸」だったことが(古いな、オイ)何となくわかります。以下のような記事などです。他にもたくさんあります。ロックダウンについては、ずいぶんと書きました。

ロックダウンのこの虐殺ぶりを見よ。さらに「ソーシャルディスタンスは自殺率を著しく上昇させる」ことが米医師会の論文で警告されていた。すべてが人を死に向かわせる「人を機械に見立てる政府対策」
In Deep 2020年5月12日

狂った新しい日常へようこそ。そして各国で拡大するマスク不着用への罰金と罰則。英国では「コロナのジョーク」を言っただけで永遠に学生を追放する学校も
In Deep 2020年9月3日

その頃の欧米などでの、たとえば幼稚園や小学校の写真を今見直してみると、ブラックジョークの世界なんですが、しかし、子供たちは着実に脳と精神に傷を負い続けていたはずです。

2020年の英スコットランドの幼稚園にて

indeep.jp

その結果は、その後も続いていまして、子供たちのメンタルの問題や、社会的リアクションの乏しさなどは一部の子供たちに残っています。幼少期に脳に受けたダメージは不可逆的になりやすいのです。




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最近、英国で発表された新型コロナウイルスのパンデミックに関する新たな調査報告書について報じられていました。

最も大きな被害を受けたのは、5歳未満の子供たちだということが結論付けられていまして、たとえば、以下のような 2022年の報道もリンクされていました。

英タイムズ紙の報告を取りあげた記事「英国の小学校に入学する多くの子供たちが、自分の名前さえ言えない」より

breitbart.com

子供たちの言語の遅延についても、2021年頃からよく書いていましたが、私は今でも、これらの言語遅延は、ロックダウンよりも、「マスク」の影響が大きいと思っていますけれど(本人というより、周囲の大人たちがマスクをしていることで、言葉を自然に学習できない)、この言語への影響は、2023年の時点でも報じられていまして、以下は、2023年5月の米ウォールストリート・ジャーナル紙の記事「あなたの子どもがまだ話し始めないのなら、それはパンデミックの影響かもしれない」を取りあげたものです。

アメリカの250万人の子どもの調査で、5歳以下の乳幼児の言語発達の遅れの壊滅的な状況が明らかに
In Deep 2023年5月21日

それと、パンデミック後の子どもたちの「双方向の会話」能力と読解力が壊滅的な崩壊に瀕していることも報じられていました。

そういえば、今回ご紹介する記事の中に、

> ロックダウン期間中、10代の少女の脳は最大 4年分早く老化し、少年は 1年半ほど老化が早まることが示されており…

という部分があり、それは脳の MRI 検査でも実証されていることを取りあげています。子供の変化は感覚的なものではなく、多くの子供たちが、ロックダウン中に「実際に脳が衰えてしまった」のです。

社会や当局、あるいは、それに従った大人たちは、子供たちにとても罪深いことをしたと今でもつくづく思います。ひとつの世代の能力を虐殺したのですから。

そんなわけで、その英国での調査についての報道をご紹介します。かなり長い記事です。

 


英国のCOVID調査で、ロックダウンによって数千人の命が失われた可能性が判明

UK COVID Inquiry Finds Lockdowns May Have Cost 1000s Of Lives
modernity.news 2026/03/21

命を守るための措置として売り込まれた、権威主義的な新型コロナウイルス対策のロックダウンと外出禁止令は、政府の行き過ぎた介入による致命的な失敗であることが、改めて明らかになった。

英国の新型コロナウイルスに関する新たな調査報告書は、「家にいよう、NHS(国民保健サービス)を守ろう、命を救おう」という執拗なメッセージが、人々が医療サービスを受けられないと思い込ませたことで、数千人の命を奪った可能性が高いと結論付けている。

ハレット男爵夫人が率いる調査委員会は、保健医療関係者の意見を聞かずに内閣府職員が作成したスローガンを厳しく批判した。

このスローガンは「一部の人々に国民保健サービス(NHS)に負担をかけないようにしなければならないという印象を与え」、「意図せずして医療サービスが停止しているというメッセージを発信してしまった可能性がある」とし、心臓発作などの生命に関わる緊急事態における救急外来受診者数の急激な減少につながったと指摘した。

報告書には、「パンデミックの間、診断と治療の遅延が悪化したことで、健康状態や苦痛が増大し、場合によっては命を落とすことにもなったことは明らかである」と明記されている。一部の患者は、あまりにも長い間待たされたため、症状が「治療不可能」となり、永久的な運動機能の喪失に至った。

ハレット男爵夫人は、「政府の広報キャンペーンが、医療を必要とする人々が医療を受けることを妨げてはならない」と強調した。そして、将来の政府に対し、「意図せざる結果を避けるため」、メッセージの内容について医療専門家と協議するよう促した。


Paul Joseph Watson

英国国家統計局のデータもこれを裏付けており、パンデミックのピーク時には、新型コロナウイルス感染症以外の原因による超過死亡が 1万7000人以上記録されている。がん検診は中断され、診断件数は激減し、緊急性のない治療のキャンセルによって患者は苦しんだ。病院への面会禁止は厳しすぎると批判され、死にゆく人々は孤独に取り残され、家族は深い悲しみに暮れた。

報告書には、「パンデミックの間、診断と治療の遅延が悪化したことで、健康状態や苦痛が増大し、場合によっては命を落とすことにもなったことは明らかである」と明記されている。一部の患者は、あまりにも長い間待たされたため、症状が「治療不可能」となり、永久的な運動機能の喪失に至った。

ハレット男爵夫人は、「政府の広報キャンペーンが、医療を必要とする人々が医療を受けることを妨げてはならない」と強調した。そして、将来の政府に対し、「意図せざる結果を避けるため」、メッセージの内容について医療専門家と協議するよう促した。

英国国家統計局のデータもこれを裏付けており、パンデミックのピーク時には、COVID-19 以外の原因による超過死亡が 1万7000人以上記録されている。がん検診は中断され、診断件数は激減し、緊急性のない治療のキャンセルによって患者は苦しんだ。病院への面会は禁止され、死にゆく人々は孤独に取り残され、家族は深い悲しみに暮れた

今回の調査結果は、隔離政策が子供たちの発達に世代を超えた悪影響を及ぼしたことを示す膨大な研究結果に続くものである。

英イースト・アングリア大学が主導し、 児童発達に関する学術誌に掲載された最近の研究では、ロックダウンによって社会性や規則正しい生活が失われたことで、子供たちの脳の発達に永久的なダメージが生じた可能性があると結論づけている

この研究では 139人の子どもを追跡調査し、2020年3月に最初のロックダウンが実施された際、最も大きな被害を受けたのは 4歳から 5歳の就学前児童だったことを明らかにした。この時期は、日常生活のリズム、友情、自己制御能力を身につける上で非常に重要な時期である。

主任研究者のジョン・スペンサー教授は、「国が封鎖された時点で幼稚園に入園していた子どもたちは、その後数年間、重要な自己制御能力や認知の柔軟性といったスキルにおいて、就学前の子どもたちよりもはるかに成長が遅かった」と述べた。

彼はさらにこう付け加えた。「幼稚園年長は、同年代の子どもたちとの社会化にとって非常に重要な時期です。子どもたちが教室のルールを学び、自信を形成する上で重要な初期の友情を築く時期なのです。」

こうした経験がなかったため、ロックダウン解除後も、子どもたちの自己制御能力は年々急速には発達しなかった。研究は、「こうした経験がなかったため、就学前の子どもたちはパンデミック後の数年間、自己制御能力と認知の柔軟性を発達させるのに苦労した」と結論付けている。

この研究は、その恐ろしさの全貌を明らかにした数々の過去の研究に新たな知見を加えるものだ。

英国言語聴覚協会(Speech and Language UK)が 2023年に発表した報告書によると、平均的な子どもは COVID-19 対策のために 84日間学校を欠席した。教師の 10人中8人が、パンデミック後に生徒の注意散漫が悪化したと報告しており、その原因として画面を使った「学習」と社会性の発達の遅れを挙げている。

教師たちはまた、不必要な雑談、叫び声、不適切な笑い声の増加を指摘しており、TikTok のようなソーシャルメディアの「常にスワイプし続ける性質」がその悪影響を悪化させている。

これまでの研究では、ロックダウン期間中、10代の少女の脳は最大 4年分早く老化し、少年は 1年半ほど老化が早まることが示されており、これは社会的な制限が少女により大きな影響を与えたことと関連している。

ワシントン大学の研究者らは、2018年の MRI スキャンとパンデミック後の 2021~ 2022年の MRI スキャンを比較し、皮質の菲薄化が加速していることを発見した。これは不安、ストレス、および精神疾患リスクの上昇と関連する自然なプロセスだ。

これが永続的なものかどうかはまだ不明だが、若者の孤立がもたらす目に見えない影響を浮き彫りにしている。

思春期の女子(左)と思春期の男子の皮質菲薄化が加速している領域

AFpost

 

今回の警告は、ロックダウンが常識よりも統制を優先した破滅的な行き過ぎであり、子供たちの未来を破壊したことを示す膨大な証拠に新たな 1ページを加えるものだ。

以前の研究では、 ロックダウンによって、英国で 6万人の子供たちが臨床的うつ病に陥り、強制的な隔離が若者の間で広範なメンタルヘルスの危機を引き起こし、専門家の介入が必要になったことが明らかになった。

別の調査では、ロックダウン中に生まれた赤ちゃんは、対面での交流や表情に触れる機会が不足したことで、1歳の誕生日を迎える前に言葉を話せるようになる可能性が低いことが明らかになった。これは、早期の言語習得を阻害したためである。


warriors_mom

別の研究では、ロックダウンの影響で多くの子供たちが自分の名前を言えなくなっていることが判明し、社会的な交流が制限されたことによる深刻な言語発達の遅れが指摘された。


breitbart.com

また、調査の結果、長期にわたる屋内隔離によって免疫力が低下し、一般的な病原体に対する自然な防御機能が阻害されたため、子供たちが同時に 3種類もの異なるウイルスに感染していることが明らかになった。

さらに、子供たちの間で発生した肝炎の流行は、 免疫力を低下させたロックダウンが直接の原因であり(報道)、これまで健康だった子供たちの間で肝疾患が予期せず急増したとされている。

(※ 訳者注) この「重複感染」と「子供たちの肝炎」については、それぞれ以下の記事にあります。

世界中に広がる子どもの免疫消失 : オーストラリアでもコロナ、インフルエンザ、RSウイルスの3種のウイルスに「重複感染」して入院する赤ちゃんが急増 (In Deep 2022/07/02)

WHOが、乳幼児の重症肝炎の報告が世界で 900例以上に達し、18人が死亡したと発表。症例の80%が5歳以下 (地球の記録 2022/06/26)

医師たちはまた 、ネバダ州の子供たちの間で発生した原因不明の脳感染症の流行についても警鐘を鳴らした (報道)。

これは、ロックダウンによって子供たちの免疫システムが脆弱になり、日常的な感染への備えができなくなったことが原因だと考えている。

こうした調査結果は、超過死亡や無視された警告などと並んで、政策の失敗を如実に物語っている。

ロックダウンの熱狂的な支持者たちは副次的被害を軽視したが、データは嘘をつかない。政府の命令は自由と未来の両方を押しつぶしたのだ。

これらの調査と研究によって、このような実験を繰り返す言い訳は消え去るはずだ。自由を官僚に明け渡すことは決して命を救うことにはならず、ただ犠牲者を生み、次世代に永遠の傷を残すだけだ。




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