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4月26日にメルマガ40兆個による細胞への攻撃が延々と続いていくを発行させていただきました。

2020年からの世界 人類の未来 人類の覚醒と真実 健康の真実

ロックダウンのこの虐殺ぶりを見よ。さらに「ソーシャルディスタンスは自殺率を著しく上昇させる」ことが米医師会の論文で警告されていた。すべてが人を死に向かわせる「人を機械に見立てる政府対策」

投稿日:2020年5月12日 更新日:

米フィラデルフィアのメディア記事より

phillyvoice.com




 

対策すべてのひとつひとつが惨状を招いている

今回の記事は、前回の以下の記事の続きのような感じといいますか、もう少し具体的にこのことを、医学論文や現実の現在の状態などから示させていただこうかと思います。

ロックダウンが長期化する中、アメリカ人の精神衛生状態の危機が本格化し、薬物処方量も歴史的な増加。そして今後「かつて経験したことのない自殺の大波」が来ると専門家たちが警告

昨日、この記事を書きました後に、メルマガで、ちょっと近況に関してのわりとどうということのない号外を発行したのですけれど、その中に、4月の終わりころに見かけたアメリカのメディア記事の内容で、比較的、私自身と似たような考えの人が書いているようなものの一部をご紹介しました。

ブログかメルマガでご紹介しようと思いながら、どんどん月日が経ってしまったのですけれど、さらにその一部をご紹介しますと、以下のようなものです。

ウイルスへの曝露を恐れて排除することが恐怖とウイルスによる死につながる

新型コロナウイルスは、通常の免疫を持つ健康な人間には脅威ではない。このウイルスは強い免疫システムを持つ環境の中では複製できないため、症状が発生することはほとんどない。

重要なことは、日光をたくさん浴びることと高レベルのビタミンDの摂取、そして正しい食事、運動、睡眠、さらに、リラックスと穏やかに過ごすことが非常に重要だ。

これが意味することは、現在のアメリカ政府とその政策は、実際には人々を守っているのではなく、多くの人々を殺しているということになるということだ。彼らの政策は実際、新型ウイルスよりもはるかに多くの死を引き起こしている。

このウイルスに対抗するために政府から義務付けられている、事実上のすべて(ロックダウン、室内にとどまる、屋外で運動しない等)は、生命に対して非常に有害な措置である可能性が強い。より多くのアメリカ人の死が、新型コロナウイルスに対しての誤った対策に起因している。

一般論として、ウイルスが体内で複製して害を及ぼすのを助ける主要な要因の1つはストレスだ。ストレスが多いほど、宿主の免疫系は明らかに弱くなる。言い換えれば、現在、人々は、不当なストレスのためだけに病気になっている。ストレスはアメリカ政府とその対策によって故意に引き起こされている。

失業はストレスを引き起こし、恐怖はストレスを引き起こし、経済的問題はストレスを引き起こし、空腹はストレスを引き起こし、心配、孤立、身体活動の欠如はストレスを引き起こし、自己隔離はストレスを引き起こし、家族や人間関係の要因によるあらゆる問題が、人々に極度のストレスを引き起こしている。lewrockwell.com

というようなものでしたが、ここに加えて、私は、以下の三つも「有害」だと考えています。「意味がないのではなく」有害だと考えています。

・マスク
・ソーシャルディスタンス
・手の過剰な消毒

手の過剰な消毒については、以下の記事などをご参照下されば幸いです。

世界中で拡大する大規模な消毒剤の空中散布や、日常的な手の過剰殺菌により、いよいよ人類の健康状況は終末の局面に至ると予測される

今回はまず、ソーシャルディスタンス(ソーシャルディスタンシング / 社会的距離)に関しての記事をひとつご紹介したいと思います。

冒頭の記事です。

これについては、4月10日、米国医師会雑誌 JAMA に「新型コロナウイルス対策による隔離と社会的孤立が自殺率を著しく上昇させる可能性」を警告した論文が掲載されていたことに始まります。

2020年4月10日の米国医師会雑誌JAMAより

Suicide Mortality and Coronavirus Disease 2019—A Perfect Storm?

JAMA は、世界で最も広範に読まれている医学雑誌であり、世界中の多くの医療従事者と保健衛生担当者たちがこの「警告的な論文」を読んでいたはずです。それでも、多くの保健衛生者や医療従事者たちは隔離や社会的距離を止める提言をしませんでした。

「自殺率の増加は仕方ない」という判断が働いたということなのでしょうか。

しかし、本当にその判断で良かったのでしょうか。

そのことを今回は読者の方々にお考えいただきたいと思いました。

まずは、この JAMA の論文について報じたアメリカの報道をご紹介します。

 


パンデミック危機が進行するにつれて、ソーシャルディスタンシングを保つ取り組みが自殺の増加に拍車をかける可能性がある

Social distancing efforts could spur suicides as COVID-19 crisis plays out
phillyvoice.com 2020/04/16

新型コロナウイルスのパンデミックにより、うつ病や不安症などのメンタルヘルスの問題がアメリカで増加している

ほとんどのアメリカ人は現在、家の中に閉じ込められており、ロックダウン生活が全米で標準となっているために、コミュニティとの相互関係がほとんどなくなっている。

人々が家の中にとどまることは、新型コロナウイルスの感染者数の増加を抑制することには役立つのかもしれないが、しかし、一方で、メンタルヘルスの専門家たちは、ロックダウンの影響は、不安症、うつ病、自殺の増加につながる可能性があると警告している。

米フロリダ州立大学の心理学教授トーマス・E・ジョイナー博士らによって、JAMA に掲載された記事では、新型コロナウイルスのパンデミックによって引き起こされるメンタルヘルスの問題について概説している。

研究者たちは、ソーシャルディスタンシングの二次的影響(経済的ストレス、社会的孤立、メンタルヘルス治療へのアクセスの減少、 銃器販売の増加)が自殺のリスクを高める可能性があると述べた。

すでにアメリカでは、自殺が急上昇する初期の兆候を見せている。たとえば、薬物乱用および精神衛生サービスの管理のための緊急ホットライン・コールは、前年に比べて、発信者が 891%増加したと 米 ABC ニュースは報告した。すでに、アメリカの自殺率は、過去 20年間で 35%増加しており、その中でのこれは良い兆候とはいえない。

ソーシャルディスタンシングなどによる社会的孤立は、一般的に自殺行動に関連しており、孤独感は一部の人の自殺念慮を高める可能性がある。専門家たちによると、対面式の宗教的行事は、現在アメリカではほとんど停止されており、信仰を持つ多くの人々が、宗教的コミュニティの欠如に直面している。信仰を持つ人たちにとっては、それがさらに社会的孤立の一因となる可能性がある。

医療従事者や失業者は、すでに自殺のリスクが高まっている。 たとえば、 2015年の調査では、アメリカでは、失業者は毎年平均 4万5,000件の自殺と関係している。同じ調査では、2008年の金融危機(リーマンショック)の影響で、自殺による死者数が年間約 5,000人増加したことがわかった。

それでも、メンタルヘルスの専門家たちは、ソーシャルディスタンシングの取り組みを中止するようには主張していない。

「新型コロナウイルスの感染拡大予防努力においての、(自殺の増加のような)マイナスの二次的結果についての懸念によって、ソーシャルディスタンシングなどの公衆衛生措置が妨げられてはいけない」と専門家は記している。

「しかし、ソーシャルディスタンシングなどの実施の際には、自殺防止を含む複数のアメリカの公衆衛生の優先事項を考慮する包括的なアプローチが含まれるものとするべきだ」とも記した。


 

ここまでです。

アメリカにしても、ヨーロッパにしても、多くの国でロックダウンの期間が、そろそろ2ヶ月を超えようとしてきていますし「そろそろ精神的な限度を越えて来た」人も多そうですので、5月、6月と欧米のメンタルヘルスの状況は、さらに悪化していきそうです。

アメリカの場合では、都市によっても差はあるようですけれど、ウィスコンシン州最大の都市ミルウォーキーでは、3月と4月の時点で、救急医療サービス(EMS)への緊急コールが、前年比で、

・薬物過剰摂取が 54%増加
・自殺未遂が 80%増加

したことが報じられていましたが、こういう状況は、現在さらに激しくなっている可能性があります。

5月7日のミルウォーキーのメディア報道より

Urban Milwaukee

記事には、「ミルウォーキーでは、これらの要因での死者が、新型コロナウイルによる死者数をはるかに上回っている」と記されています。

 

 

地球全域に広がるロックダウンに起因する悲劇

今回は、アメリカの他の世界のいくつかの国や地域でのロックダウンによる「新型コロナウイルスとは関係のない死」について、2つの報道をご紹介させていただきます。

まず、イスラエルの報道で、イスラエルでは、ロックダウンにより家庭内暴力が増加しているのだそうですが、それについての報道です。

 


新型コロナウイルスへのロックダウン下で、女性に対する家庭内暴力が増加していることに対してイスラエル人たちが抗議

Israelis Protest Femicide After Uptick in Violence Against Women During Coronavirus Lockdown
haaretz.com 2020/05/06


haaretz

政府が新型コロナウイルスの蔓延を抑制するためにロックダウンを課している中、過去 7週間で 5名の女性が家庭内暴力で殺害された

イスラエル社会サービス局が、新型コロナウイルスによるロックダウンに、家庭内暴力(DV)関連の事件で 5人のイスラエル人女性が殺害されたと発表した後、この殺人と家庭内暴力に抗議するためにイスラエル各都市に女性たちが集まった。

女性たちは、ヘブライ語で「私たちは黙っていない」というスローガンとともに、殺害された 5人の女性たちの犠牲者の名前を記した死の告知とともにスローガンを掲げた標識を運んだ。

そこには、「イスラエル国家がこの死の責任を負うまで、そして、暴力がなくなるまで私たちは毎日葬儀を行う」と書かれていた。

主催者でありフェミニストのアナット・ニル氏は、次のように述べている。

「 7週間で 5人の女性が家庭内暴力によって犠牲となったことにより抗議が行われているように扱われていますが、これは現在のイスラエルでのほんの一部でしかありません。コロナウイルス危機により多くの人たちが失業してもいます。私たちは、ウイルスの目に見えない犠牲者なのです。」

政府が、新型コロナウイルス対策としてロックダウンを課して以来の 7週間で、DV により 5人の女性が殺害された他、 2人の女性が、男性から受けた暴力を苦にして自殺している。

ロックダウン開始以来、イスラエルの救命ホットラインと女性の避難のためのシェルターに来る人たちの数は、解決策を提供することが困難なほどの増加を示している。


 

次は、あまり話題にはならないですが、実際には、かなり厳しいロックダウンをおこなっているオーストラリアについての報道で、オーストラリアの医療専門家たちが、5月7日、

「オーストラリアの自殺率は、今後 50%を超え、それは何年も続く可能性がある」

という共同声明を発表したことに関しての報道です。

仮に早急にロックダウンが解除されても、その影響は、長く続いていくということになりそうです。

ここからです。

 


オーストラリアの自殺率は新型コロナウイルスによるパンデミックにより50%増加する可能性がある

Australia suicide rate could increase by 50% due to COVID-19 pandemic
nationalheraldindia.com 2020/05/07

オーストラリアの専門家たちが 5月7日に発表した予測によると、新型コロナウイルスによるパンデミックの経済的および社会的影響が人々のメンタルヘルスに打撃を与えているために、今後、オーストラリアの自殺率は 50%以上増加する可能性があるという。

共同声明で、オーストラリアのメンタルヘルス専門家によるグループは、新型コロナウイルスの経済への影響は、現在年間 3000人であるオーストラリアの自殺数が、それより年間 1500人増加する可能性があると警告した。

増加すると予測されるうちの約 30%は 15歳 〜 25歳の若者である可能性が高く、オーストラリアの経済が現状よりさらに悪化した場合、その自殺数はさらに増加する可能性があるという。

そのような死亡数となれば、オーストラリアにおいて、新型コロナウイルスに直接起因する死亡数をはるかに上回ることになる(5月7日現在、オーストラリアの新型コロナウイルスの死者数は 97人)。

また現在のオーストラリアの景気後退が 12か月を超えていく場合、この自殺数は今後 5年以上続く可能性があることもわかった。

シドニー大学の共同ディレクターであるイアン・ヒッキー氏は以下のように言う。

「失業の影響は、オーストラリアの地方に住む若者たちの間で最大となり、失業による最も大きな打撃を受けた地域はすぐには回復しないと見られます」

ヒッキー氏と他の専門家たちは、この問題に対処し、オーストラリア政府に対して、迅速な行動、長期的な投資、メンタルヘルスに関するモデリングを求めた。


 

ここまでです。

オーストラリアの現在までの新型コロナウイルスでの死者数は 97人ですが、この研究では、

「自殺で亡くなる人が年間 4500人となり、それは今後 5年以上続く」

と専門家たちは述べています。

もはや、新型コロナウイルスによる死者など比較にならないほどの数の「死」を招いていくことになるようなのです。

ロックダウンの破壊力はものすごいです。

そのロックダウンの「新型コロナウイルスの封じ込めの効果」ですが、以下のグラフは「全世界の日々の新たな感染者数の推移」です。

グラフの数の主流の国はすべてロックダウンや行動の制限をおこなっていますので、このグラフは「ロックダウンの効果と同義」とも言えます。


statista.com

ロックダウン後は単なる高止まりが続いているだけで、改善傾向は見えません。

少なくとも、世界中の何千万人もの人々の仕事を奪い、今後、何十万人という人々の命を毀損していくことと代替できるような効果はどこにも見られません

さすがにどの国も経済と「人々の社会的生命」の破壊ぶりがどうにもならなくなってきたのか、以下のロシアのように、「どうでもいいから、ロックダウンを解除する」という方向に動いています。

ロシア、外出制限を解除 コロナ感染者急増も
AFP 2020/05/12

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は11日、新型コロナウイルス対策として大半の労働者を対象に導入していた外出制限を、翌12日から解除すると発表した。ただ、同国内での1日の新型ウイルス新規感染者数は同日、過去最多の1万1656人を記録した。

ロシアでは1日の新規感染者数が連日1万人を超える状況が続いている。累計感染者数は米国、スペイン、英国に次ぎ世界で4番目に多い22万人余りへと増加し、流行終息の兆しは見られていない。

だがプーチン氏は、感染拡大を阻止するための「非労働」期間を12日に終了すると発表した。

ヨーロッパ諸国やアメリカなども同じような行動に出る可能性が高いです。

つまり、「ロックダウンの効果はなかったけれど、経済的に続けるわけにいかない」ということです。

結局、ロックダウン政策が残したものは、膨大な失業者と、莫大な国の債務と、そして、それまでの歴史にないおびただしい自殺数の今後の急増の予測だけでした。

こうなった最大の原因は、各国の政府と衛生当局は、「人の体を単なる機械だと見なしている」からで、メンタルと感染症の問題をほぼ完全に無視していることに起因しているのですけれど、これについては、また別の機会にふれてみたいとも思います。

なお、たまに「どこそこの政府を見習え」みたいなことを書くメディアの記事の見出しを見ることがありますが、今回のパンデミックが示したものは「良い政策を行う政府というものは、この地球には基本的に存在しない」ということだと実感します。

ほぼすべての国が話にならない。それを知り自覚できたことが今回のパンデミックから得た最大の学習だったかもしれません。

 
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  • この記事を書いた人

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