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10月4日にメルマガ太陽の50年ぶりの目覚めの中でを発行させていただきました。

2020年からの世界 人類の未来 健康の真実 日本の未来

世界中で拡大する大規模な消毒剤の空中散布や、日常的な手の過剰殺菌により、いよいよ人類の健康状況は終末の局面に至ると予測される

投稿日:2020年4月19日 更新日:


・スペインで大規模な空中消毒が実施されることを報じたメディア。La Razon




 

消毒剤とは「毒」だという認識が必要となっている

あんまり暗い気分になりたくはないのですけれど、報道などを見ていると、

「なんか、どんどん悪いほうに行ってないか?」

と思うことが多くなっています。

新型コロナウイルスの感染状況の話ではなく、「人間の対策」のほうがです。

冒頭のスペインの「政府が、空中からの大規模な消毒作戦を承認」というのもそういうひとつです。

中国で新型コロナウイルスの感染拡大が始まった頃にも、武漢などでは「大規模な街中の消毒」が繰り返されていました。

そして、それと共に、現在、アフリカから南アジアにかけて「イナゴ(サバクトビバッタ)」の駆除のために、さまざまな国で大規模な殺虫剤の散布が続いています。

これらの現実が「近い将来に招くかもしれないこと」にふと気づいた際に、以下の記事を書かせていただいたことがあります。

人類絶滅への道 : コロナウイルスとイナゴに対しての「殺菌と消毒の嵐」が吹き荒れる中、地球の微生物と昆虫類が「大絶滅」に向かう可能性。そしてその次は…

新型コロナウイルスの消毒剤に何が使われているのかは、国によって違うのでしょうけれど、一般的な物質の特性としては、「第4級アンモニウム塩」というような物質と類似したような性質のものが使われる場合も多いと思われます。

たとえば、これらの第4級アンモニウム塩的な物質は、それが新型コロナウイルスを死滅させるかどうかという以前に、

「これらは、激しく人間の常在菌と、身体機能そのものに悪影響を及ぼすもの」

であるのです。

なお、アメリカ環境保護庁 (EPA)が 3月に発表した「新型コロナウイルスに対して有効な消毒剤」は以下のようになっていました。

EPAが新型コロナウイルスに有効だとした薬剤の一部

・過酸化水素
・フェノール
・第四級アンモニウム塩
・亜塩素酸ナトリウム
・次亜塩素酸ナトリウム
・二酸化塩素
・塩化ナトリウム

これらはですね。ウイルスを「殺す」のにも有効なのかもしれないですが、「常在菌も殺す」し、「生体機能も殺し」ます。

たとえば、上にある「フェノール」は、Wikipedia には以下のようにあります。

フェノール] 毒性および腐食性があり、皮膚に触れると薬傷をひきおこす。

まあ、どれもそうですよ。

過酸化水素] 強い腐食性を持ち、高濃度のものが皮膚に付着すると痛みをともなう白斑が生じる。重量%で6%を超える濃度の水溶液などの製剤は毒物及び劇物取締法により劇物に指定されている。

 

第四級アンモニウム] 第四級アンモニウム化合物は健康にさまざまな影響を与える。例を挙げていくと、軽度の皮膚や呼吸器の炎症から皮膚の焼灼性熱傷、胃腸炎、吐き気、嘔吐、昏睡、痙攣、低血圧、死などがある。

上の第4級アンモニウムの「さまざまな影響」には、

> 死などがある。

などがあり、「死などがある」じゃないだろ、と言いたくなりますが、現在、スーパーや公共施設などの入口に置かれてある消毒剤の中には、こういう薬剤が添加されているものがたくさんあるのです。「死などもある」というような作用を持つかもしれないものが。

多くの人々は、それを「毎日、手になすりつけて」いる。

これらの薬剤の最も適切な表現は「毒」です。

これまでの人生で、多くの日本人は、そんなに毎日何度もこういうようなものを手に塗りつけたりしていなかったのに、今は、多くの人たちが「毒で手を洗って」いる。

その光景を外で見るたびに、「本当にこの世は終末に向かっているのだなあ」とつくづく感じます。

 

( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ (笑ってどうする)

 

いやいや、もういろいろ、ここまで悪いほう悪いほうに行くと、ややおかしくもなってきます。

今後、人々の健康が中長期にわたり、大幅に低下していくことは避けられない気もしますし、コロナウイルスの被害どころではない健康被害が拡大しそうです。

ちなみに最近、以下のような報道も見ましたので、今後は、「生活毒の王者」ともいえる「第4級アンモニウム塩」を含んだ消毒剤はさらに増えていくように思います。

台所洗剤でコロナ消毒可能

経済産業省は、台所・住宅用洗剤の材料である「界面活性剤」など3品目について、文献調査の結果、新型コロナウイルスに対する消毒効果があることが分かったと発表した。

消毒効果が分かったのは界面活性剤のほか、塩酸や食塩水を専用機器で電気分解して作る「次亜塩素酸水」とウエットティッシュに含まれる「第4級アンモニウム塩」。いずれもドアノブなど物品の消毒に有効で、第4級アンモニウム塩は手指にも使える。 時事通信 2020/04/15)

しかし、私のような素人がこういうようなことを書いても、人に伝えられるというものでもないわけですが、実は最近とても参考になる論文をご紹介いただきまして、記事の後半でご紹介させていただきたいと思っています。

いずれにしましても、第4級アンモニウム塩をはじめとする消毒成分というのは、基本的に「人体に対して悪い作用のほうがはるかに高い」ものです(少なくとも、人体に対して良い作用はひとつもないと思われます)

以下の過去記事では、それまで「タバコ病」というように言われていた慢性閉塞性肺疾患(COPD)の最大の発症要因が、第4級アンモニウム塩を含む漂白剤と消毒剤であることが突き止められたことを取り上げています。

「タバコではない」 : 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の最大の発症要因は「漂白剤と消毒剤」であることが判明。第四級アンモニウム塩を含む除菌製品が私たちの社会を破壊する

ここでご紹介した英国ガーディアンの記事には、以下のようにありました。

> 週に 1回以上、第四級アンモニウムを含む消毒剤(漂白剤)を使用した場合、
> 慢性閉塞性肺疾患を発症するリスクが最大 32%増加する可能性がある。

この研究は、病院のナースさんを対象にしたもので、ナースさんたちは、消毒作業をおこなうことが多い職業ですが、そういうナースさんたちで、

「週に 1度以上」

第4級アンモニウム塩を含む製品を使っただけで、「 COPD を発症するリスクが最大 32%増加したことがわかった」というのです。

それも、直接手につけるのではなく、清掃や殺菌などで使っているだけで、です。

これに関しても、後からご説明させていただこうと思いますが、これらの有害薬剤は、

「皮膚」

「経口」

の2種類の身体内への侵入経路がありまして、つまり、単に清掃用として第4級アンモニウム塩を含む消毒剤(家庭用の漂白剤もそうです)を使っただけで、「その空間の大気中に第4級アンモニウム塩が拡散する」のです。

現在の日本は、多くの人々が店頭や室内で、消毒剤を次々と手に塗ることで、空気中にも拡散させているし、「皮膚からも直接、吸収している」のです。

最悪の状態ですよ。

それでもですね(良くないとはいえ)ハンドタイプの消毒剤は、多くは使っている人たちだけの問題という側面はありますが、冒頭のスペインのように、

「空中から散布」

などを始めたら、「全体に健康被害が広がる」はずなのです。

 

 

スペインの数値が語る「消毒の現実」

そもそも、スペインでは、これ以前に、「軍事緊急ユニット(UME)」の名の下に、「軍によるスペイン全土消毒作戦」が展開されていました。

以下はそれを報じた 3月23日の記事のスペインの報道の概要です。

スペイン軍事緊急ユニットがスペイン国土の隅々まで消毒する

軍事緊急ユニット(UME)の兵士たちは、スペインのさまざまな都市に展開し、コロナウイルスの蔓延を阻止しようとしている。彼らは 3月15日に消毒活動を開始して以来、空港や駅、あるいは行政施設や養護施設まで、あらゆる種類のスペースを消毒するという使命を遂行している。

軍は、この「消毒戦争」のために消毒用の大砲まで開発し、「町全体」を消毒することさえ可能にした。軍は主に 0.5%の次亜塩素酸塩を含む消毒剤を消毒に使用しており、消毒する領域全体に均一に噴霧させている。

特に、ベンチ、手すり、建物への通路、待ち合わせ場所、人ごみなど、接触が増える可能性のある領域に重点を置いている。適切と思われる場合には、0.45% の次亜塩素酸塩溶液で満たされたポンプを使用し、病院の駐車場などの広いエリアに使用している。 La Razon

これまでもこのようなことをしていたのですが、これからは「空中からの散布も始める」というのです。

なお、注目していただきたいのは、スペインでは「 3月15日」から、このスペイン全土の徹底消毒作戦をおこなっているということです。つまり、この 1ヵ月ずっと行っている。

それを知りまして、私は、

「ああ、スペインで、感染拡大が止まらないのは、このせいだ」

と直感しました。

これは、あくまで私個人の考え方ですが、「人間はバクテリアによって、ウイルスから守られている」と私は考えています。地球上に存在する夥しい種類のウイルスたちと、バクテリア(細菌)や真菌は、基本的には共生していると思われ、特殊な例を除けば、その共生関係の中では「致命的な健康被害は起きにくい」と思われます。

人間が地球に登場して以来の地球とは、そもそも、そういう「共生の場所」です。

たとえば、科学の世界で、人間の腸内のバクテリアが「健康に非常に重要だ」と気づいたのは、比較的最近のことですが、

「それなら外部のバクテリアも悪いわけがない」

と思うのです。

私たちはウイルスに対してもバクテリアに対しても、「病原体」としてのイメージしか持てないという、現実の把握に乏しい近代社会に生きてきました。しかし、腸内細菌のことを考えるだけでも、私たちは「微生物と共生して生きているし、共生しなければならない」というのが現実だと気づきはじめていたはずです。

それなのに、現実の今の社会では、そのバクテリアをただ殺している。常在菌まで殺している。

常在菌に関しては、「全身の常在菌がウイルスから私たちを守っている」ことは医学的にも真実であり、これについては後でふれようと思います。過剰な手の殺菌などは、ウイルスや病原体バクテリアに感染する危険を増加させるのです。

そもそも、スペインで行われているような屋外での殺菌作業が、「実際に屋外のウイルスを殺すのかどうか」は、実は科学の世界ではよくわかっていないのです。

以下は、3月12日の科学誌サイエンスからの抜粋です。

上海、光州、韓国などの都市で、屋外の消毒で最も一般的に使用されているのは、希釈した次亜塩素酸ナトリウムの溶液、または家庭用漂白剤だ。

しかし、これらの漂白剤が屋外でコロナウイルスを破壊するかどうかは不明であり、それが物の表面でウイルスを殺すかどうか、あるいは、それが空中のウイルスを殺すかどうかは不明だ。 Science

科学的に有効性がわかっていないことを、なぜか大規模に行う。

ただし、これらの消毒剤は、ウイルスに有効かどうかわからなくても、「バクテリアは確実に殺す」はずです。

ということは、スペインの完全な消毒活動は 1ヶ月以上続いているわけで、現在、

「スペインの自然環境体系と、スペイン人の健康は、信じられないほど毀損している」

と考えられます。

スペインのあらゆる場所で、消毒剤が大気中に漂っている状態であり、それは肺から直接、血液に入る(経口した毒は肝臓などで解毒されても、肺から入ると解毒されません)ことになります。

環境に関しては、微生物が消えることで、それに依存している小さな生物たちが生きることができない。その小さな生物に依存している大きな生物も生きられなくなってくる。

生態系の根本的な崩壊。

たとえば、ミツバチは「花の蜜を食べているのではなく、微生物を食べて生きていた」ことがわかったことを以下の記事で取りあげたことがあります。そして、ミツバチを殺しているもののひとつが「殺菌剤」である可能性が浮上しているのです。

[衝撃] ミツバチは花の蜜や花粉を食べているのではない。彼らは食糧としての微生物がいなければ生きていけない「肉食」であることが判明。そのことから、ハチの大量死が「殺菌剤」と関係する可能性が浮上

ミツバチの大量死も拡大してしまうのでしょうね。

ちなみに、この「全土の消毒作戦」を遂行中のスペインですが、4月19日現在、新型コロナウイルスの感染者数は 19万4000人あまりで、死者数は 2万人以上です。

そして、「スペインで消毒作戦が始まってからの推移」を見ると、消毒作戦の効果がよくわかります。以下は、スペインの新型コロナウイルス感染確認者数の推移です。


statista.com

死者数の推移は、もっとわかりやすい曲線を描いています。

以下は、3月15日に「消毒作戦」が始まってからの 10日間のスペインの死亡者数の推移を示します。


DailyNation

感染者と死者が急激に増えた理由が消毒活動だけではないにしても、これを見れば、「少なくとも意味はないし、健康状態にも悪い」ことはわかると思うのですが、なぜ続ける?

この時期、スペインでは、同時に、

・都市封鎖
・外出禁止
・店舗の閉鎖

なども行っていますが、すべてにおいて意味がないことが示されていると思います。

なお、「航空機による空中からの大規模な消毒活動」は、スペインだけではなく、中国とロシアもはじめようとしていることをゼロヘッジは伝えており、アメリカでも行われる可能性に言及しています。

このようなことを行おうと考えている方々は、ぜひ、上のスペインの推移を参考にして、「それはやめたほうがいい」ということに気づくべきです。

人々への健康被害が拡大してしまいます。

まあ、軍による消毒剤散布などに対しては、個人は対抗しようがないですが、しかし、現在、日本の街中で続いている、「無意味な消毒活動」に関しては、できるだけ迂回されたほうがいいようにも思うのです。

あるいは、スーパーなどでは、消毒剤のたぐいがとても売れているということなのですけれど、一般の家庭でも「過度な消毒」に陥っている家庭が多数あるような気がするのです。

先ほど書かせていただいた、参考になる論文というのは、三重大学の「三重看護学誌」に掲載された「看護における生活環境汚染の理解とその重要性」という論文を最近教えていただいたのです。

 

 

私たちを攻撃するものと、守ってくれているもの

書かれたのは、三重大学の臨床環境看護学専攻の今井 奈妙教授と、帝京平成大学薬学部の稲津 教久教授のおふたりです。

その中に、「ハッ」とする部分が数多くあるのです。

呼吸による化学物質曝露 - 液体蚊取り・除菌 クロス・柔軟剤の香り

呼吸状態の観察は,看護師にとって馴染みのある行為であるが,呼吸に不可欠な空気が汚染されていることや,汚染された室内空気によって神経障害が引き起こされる事実には,無頓着な場合が多い.

しかしながら,人体が摂取する様々な物質の割合の 79% は呼吸による(村上,2000)ものである.

経口摂取の場合には, 嘔吐や,肝臓による解毒作用を期待できるが,吸入曝露の場合は,肺から直接に血中に流入するため,経口摂取で認められる初回通過効果(肝臓での解毒)が回避されてリスクが増大する危険性につながる

この部分を読みまして、先ほども書きました、第4級アンモニウム塩を含んだ消毒剤の多くは、

> 吸入曝露の場合は,肺から直接に血中に流入するため

に、肝臓での解毒作用が回避されてしまう。

そして、これらの物質は「使用するだけで大気中に拡散」します。

要するに、たとえば、「家庭用の漂白剤で漂白している」とします。どこの家庭でも見られる普通の光景ですが、この時点で、おそらく身体はダメージを受けているはずです。

あるいは、芳香剤や柔軟剤や何もかもが同じようなメカニズムのもとにあります。

そして、以下のような記述もあります。第4級アンモニウム塩は、論文では Quats と専門語で書かれていますが、ここでは、第4級アンモニウム塩としています。

病院では,布製品等の除菌を目的として噴霧式の消臭・除菌剤が使用されていたり,除菌クロスを用いて家具やパソコン類を拭いていたりする. これらの製品には,第 4 級アンモニウム塩が使用され,除菌クロスで室内を清掃すれば,第4級アンモニウム塩が揮発して室内に充満する.

(中略)

一般的な医療施設では,第4級アンモニウム塩を病室で用いるため,入院患者は,常に第4級アンモニウム塩に曝露し続けることになっている.

このように、日常の噴霧式の消臭・除菌剤、除菌クロスなどを含めた、非常に多くのものに、第4級アンモニウム塩が使用されていて、現代の生活というのは、

「単に生活しているだけで危険」

な環境であるのに、そこに加えて、今の状況では「建物に入るたびに、それらで手を洗い、家では過剰な消毒を続けている」ということになっているのです。

それと、この

>入院患者は,常に第4級アンモニウム塩に曝露し続けることに

という部分を読みまして、「病室の環境」というものを認識することにもなりました。

つまり、病室あるいは病院(入院病棟のある大病院など)では、常に第4級アンモニウム塩などの消毒剤成分が大気中に漂っている場合が多い可能性があるということです。

第4級アンモニウム塩の健康被害での報告としては、マウスへの経口投与で、

・死亡率増加傾向
・萎縮性肝機能障害
・性成熟の遅れ
・免疫系への影響

などがあり、室内への第4級アンモニウム塩の噴霧によって,

・マウスに先天性異常を引き起こす

などがあるそうです。

それでですね、実はここからがさらに大事なのですが、これらの「毒」が、「口や鼻から体内入る」という経路と共に、

「肌(皮膚)から入る」

ということが、日常で起きていることにふれられています。

この皮膚から入るメカニズムについては、一言で説明するのは難しいのですが、しかし、この論文を書かれたお一人である稲津 教久教授が書かれた「経皮毒ハンドブック」という著作を見出しまして、その中に、

「人間は皮膚の常在菌で守られている」

ことにふれている部分があります。

角質層だけがもつ「皮膚バリアー」機能

角質層は一時的に水分を吸収してふくれあがることがあります。もっともふくれた場合、その厚さは最大で6倍。水分や水分に含まれる異物をためておいて、あとから侵入しようとする異物を遮断するという機能を兼ね備えています。

さらに角質層にはもうひとつ大きな役割があります。それは太陽光やウイルス、細菌などの外敵から身を守る「皮膚バリヤー」としての機能です。

「皮膚バリアー」の正体は、実は常在菌という細菌です。

マラセチュアやブドウ球菌、アクネ桿菌など 20〜 30種類の常在菌が生息しています。ただし、その常在菌のほとんどは善玉菌で、汗や皮脂を食べて分解し、天然のクリームとして皮膚を弱酸性(PH4〜6)の健康な皮膚を保つ役割を果たしています。(経皮毒ハンドブック)

この後も、手の常在菌の作用について詳しくご説明されているのですけれど、ここまでの抜粋だけでも、「手の過剰な殺菌」がどれほど有害なことかおわかりでしょうか。

極端にいえば、「手の消毒を過剰にすればするほど、常在菌が死滅し、私たちのウイルスからの防御が失われていく」と言えるのです。

現在、街中でおこなわれている「消毒奨励運動」は、過剰な殺菌行為に相当すると思われます。

ただ、お仕事によっては、頻繁に手を消毒することを義務づけられている職種も数多くあると見られ、消毒剤の使用を避けることができない場合は、薄手の手袋などにより、消毒剤をできるだけ回避されるのがよろしいかと思います。

毒はウイルスのほうではない、ということを今こそ認識すべきではないでしょうか。

そして、パンデミックの中で、わざわざ自らの防御システムを崩壊させる必要などはないはずです。

私たち人間には、特別なことをしなくても、基本的な病原体に対抗できるシステムとメカニズムが備わっているということを強く認識されてほしいとも思います。

 
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  • この記事を書いた人

Oka In Deep

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