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4月26日にメルマガ40兆個による細胞への攻撃が延々と続いていくを発行させていただきました。

2024年からの世界 ディストピアへようこそ 人類の覚醒と真実 健康の真実 日本の未来

2021年から、どのようなガン死がどのように増えたのか、そして「なぜ増えたのか」についての日本人医学者による渾身の論文。そして、これからはどうなるのか

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ガンの関係性を記した論文が査読を通過

2021年から 2022年にかけて「特定のガンの急激な増加が見られている」という現実が少しずつ明らかになっています。

これに関しては、アメリカについては、今年 3月に論文が発表されていました。

以下の記事でご紹介しています。

2021年からの「若年層のガンの超過死亡の急増」が示された初めての研究論文。このようなことになった「原因」についての医学的議論が、果てして今後起きるのか起きないのか
 In Deep 2024年3月17日

以下は、その論文にあるアメリカの 15歳から 44歳までの「ガンによる超過死亡率」の推移です。


researchgate.net

2021年からの増加の傾向がわりと明らかなのですが、「日本のガンの増加の傾向」について詳細に調査した研究が日本の医学者たちによる論文で示されています。

4月8日に発表された以下の査読済み論文です。

日本におけるCOVIDパンデミック中の3回目のmRNA脂質ナノ粒子ワクチン投与後の年齢調整ガン死亡率の増加
Increased Age-Adjusted Cancer Mortality After the Third mRNA-Lipid Nanoparticle Vaccine Dose During the COVID-19 Pandemic in Japan

論文そのものは長いものですが、その中から、要点となる部分を抜粋してご紹介したいと思います。

なお、論文の筆頭著者は「 Miki Gibo (ミキ・ギボ)」さんというお名前となっているのですが、おそらく、こちらのページにいらっしゃいます、小児科医の宜保美紀さんという方だと思います。違ったら、ごめんなさい。

 

増えているガンは

まず、論文にあるグラフからご紹介します。

各ガンごとに 2020年から 2022年までの超過死亡の増加率や、あるいは減少率が示されたものです(ガンの種類によっては減っています)。

以下がグラフの全体ですが、横に長いため、やや見づらいかと思いますので、その下に 2つに分割した図を載せます。

日本の2020年から2022年までの部位別ガンの超過死亡率の増減率

cureus.com

以下は、上のグラフをふたつに分割したうちの右の部分です。ここには、「 2021年、2022年に増えたガン」が示されています。

2021〜2022年に超過死亡率が増加した部位別のガン

卵巣ガンが最も増加率が高くなっています。

2022年に増加したガンは、増加率の高い順に以下のようになっています。

2021〜2022年に増加した部位別のガン

・卵巣ガン
・白血病
・唇 / 口腔 / 咽頭ガン
・皮膚ガン
・子宮ガン
・その他の残存ガン
・肝臓ガン
・すい臓ガン
・気管 / 気管支 / 肺ガン

卵巣ガンと前立腺ガン、そして、すい臓ガンは、2021年から急激に増加しています。他はおおむね、2022年になってからの増加が目立っています。

次は「 2022年に減少したガン」です。減少というより、特別な増加を見せなかったガンです。

いちばん左が「すべてのガン」で、すべてのガンは 2021年も 2022年も増加しています。

2021〜2022年に超過死亡率が増加しなかった部位別のガン

乳ガンは、2021年にかけてかなり減少していますが、2022年に増加に転じています。

特に死亡率が増加したガンについて、論文は以下のように解説しています。

論文の「2021年と 2022年の超過死亡率が高いガンの種類の傾向」より

(A) 卵巣ガン

2010年から緩やかな減少傾向だったが、2020年からわずかに増加、2021年から 2022年にかけて大幅に増加し、AMR (年齢調整死亡率)は 2021年と 2022年に PI (予測区間 )の上限 99% を上回った。月間超過死亡率は、2021年から 2022年にかけて徐々に増加した。

(B) 白血病

白血病の年間 AMR は 2010年から徐々に低下または横ばいとなっていたが、2022年には大幅に上昇し、PI の 95%上限を超えた。月次 AMR は 2022年1月に PI 上限 99%、2022年12月には PI 上限95%を上回った。

(C) 前立腺ガン

年間 AMR は 2010年から徐々に低下傾向にあったが、2021年から増加し、2021年と 2022年には PI の上限 95%を超えた。月間超過死亡率は 2021年から 2022年にかけて徐々に増加し、2022年12月には PI の 95%上限を超えた。

(D) 口唇ガン・口腔ガン・咽頭ガン

年間 AMR は時間の経過とともに徐々に低下傾向にあったが、2022年には上昇し、PI の上限 95% を超えた。 2022年の新型コロナウイルス感染症に対する 3回目の集団ワクチン接種後、月間超過死亡率は、より明確に増加し、2022年1月と 12月の PI の上限 95% を超えた。

(E) すい臓ガン

すい臓ガンの年間 AMR は 2010年から増加し、2020年には PI 値の 95%上限を超え始め、その後さらに逸脱して 2021年から 2022年にかけて増加し、PI 値の 99%上限を超えた。月次超過死亡率は 2020年から見られ、2020年12月には PI 値の 95%上限を超え、さらに増加し​​、2021年と 2022年12月には PI 値の 99%上限を超えた。

cureus.com

卵巣ガン、白血病、前立腺ガン、口腔・咽頭ガン、すい臓ガンなどが、顕著な増加を示しているということで、2021年から 2022年にかけては、予測を大きく上回る超過死亡率となったようです。

そして、この論文では、

「なぜ、これらのガンによる死亡が増えたのか」

についてのメカニズムを述べています。

それによれば、上にある増加したガンは、「エストロゲン受容体α (アルファ)」というものの感受性ガンなんだそうです。

エストロゲン受容体αとは、Wikipedia によると、

> エストロゲン受容体は性ホルモンであるエストロゲンによって活性化される核内受容体。 wikipedia.org

ということなんですが、このエストロゲン受容体αは、

> 子宮、卵巣、男性器、乳腺、骨、心臓、視床下部、脳下垂体、肝臓、肺、腎臓、脾臓、脂肪組織など体中で広く発現している。

ということなのだそうです。

論文から抜粋します。決して容易な説明ではないです。難しい用語には簡単な注釈をします。

論文では略語が多く使われるのですが、わかりやすいように、すべて一般名にします。




 


 

論文より

私たちの研究では、卵巣ガン、白血病、前立腺ガン、口唇ガン、口腔ガン、咽頭ガン、膵臓ガン、乳ガンの AMR (年齢調整死亡率)が、特に 2022 年に予測を超えて大幅に増加した。

これらのガンはすべて、エストロゲンおよびエストロゲン受容体α 感受性ガンとして知られている。

最近の研究によれば、 9,000を超えるヒトタンパク質に対する SARS-CoV-2 のスパイクタンパク質の結合能力に関する研究は、スパイクタンパク質がエストロゲン受容体α に特異的に結合し、エストロゲン受容体αの転写活性を上方制御することを示している。

ヒト乳ガン細胞へのエストラジオール (エストロゲンの一種)の添加は、ガン細胞の増殖を引き起こすが、選択的エストロゲン受容体α モジュレーターであるラロキシフェン(選択的エストロゲン受容体修飾薬)の添加は増殖を阻害する。

…スパイクタンパク質に結合したエストロゲン受容体αを介した活性化された転写によって引き起こされる DNA 損傷を修復するための高い BRCA1 (DNAに生じた変化を修復するタンパク質)要求と、スパイクタンパク質によって隔離された BRCA1 の機能不全が同時に発生する可能性があり、mRNA-LNP ワクチン (mRNAコロナワクチン) の接種者における細胞ガンのリスク増加に関する懸念が生じる。

…エキソソーム内の特定のマイクロ RNA の干渉による IRF9 (インターフェロン制御因子)の下方制御と隔離の可能性を伴うメカニズムによる、重要なガン抑制遺伝子、BRCA2 (DNAに生じた変化を修復するタンパク質)と P53 (ガン抑制遺伝子)、および BRCA1 の機能不全のリスクについても大きな懸念がある。

ワクチン中のスパイクタンパク質の S2サブユニットによる BRCA1活性の低下は、女性では乳ガン、子宮ガン、卵巣ガン、男性では前立腺ガンのリスクが高くなり、男性と女性の両方ですい臓ガンのリスクが中程度に高いことと関連している。

BRCA2 関連ガンには、女性の乳ガンと卵巣ガン、男性の前立腺ガンと男性のと乳ガン、小児の急性骨髄性白血病が含まれる。 これらの発見は私たちの今回の調査結果と非常に一致している。

cureus.com


 

とりあえず、ここまでにしておきますが、論文では「スパイクタンパク質によるガン発生のメカニズム」が、膨大な過去の論文を引用して述べられています。

また、「逆転写」も、ガンを誘発する原因だとして、以下のように書かれています。

論文より

最近の研究では、SARS-CoV-2 RNA が in vitro (試験管内試験)で DNA に逆転写され、ヒト細胞ゲノムに組み込まれる可能性があることが示された。

別の研究では、BNT162b2 (ファイザー社のワクチン)に曝露されたヒト細胞にトランスフェクトされた mRNA が、内因性レトロトランスポゾン長鎖散在エレメント-1(LINE-1)のサイレンシング解除と、核内のワクチン mRNA 配列の DNA への逆転写を引き起こすことが報告された。

細胞質におけるワクチン mRNA および逆転写された DNA 分子の蓄積は、感受性のある個人において慢性自己炎症、自己免疫、DNA損傷、およびガンのリスクを誘発することが予想される。

ここに出てくる「 LINE-1 」というのは、私にはうまく説明できないですが、以下のようなものです。これは、ワクチン以前の、つまり新型コロナウイルス自体の問題としても、かつて取り上げられていました。

LINE

ほぼすべての真核生物のゲノムに存在する転移因子の一種。自身のもつ逆転写酵素が、自身のmRNAを鋳型に逆転写することでコピー数を増やしている。転移により遺伝子破壊やゲノム再編成を引き起こし、進化の原動力として注目されている。 実験医学増刊 Vol.26 No.7

論文は、「結論」として以下のように締められます。


 

結論

すべてのガンと一部の特定の種類のガン、すなわち卵巣ガン、白血病、前立腺ガン、口唇ガン、口腔ガン、咽頭ガン、すい臓ガン、および乳ガンの年齢調整死亡率の統計的に有意な増加が 2022年に観察された。

日本人は SARS-CoV-2 mRNA 脂質ナノ粒子ワクチンの 3回目以降の接種を受けていた。

これらのエストロゲン受容体α 感受性ガンの死亡率の特に顕著な増加は、新型コロナウイルス感染症そのものやロックダウンによるガン治療の減少ではなく、mRNA 脂質ナノ粒子ワクチン接種のいくつかのメカニズムに起因している可能性がある。この可能性の重要性については、さらなる研究が必要だ。

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ワクチンと特定のガンの発生のメカニズムについて、ここまで詳細に踏み込んだ論文は、もしかすると世界でも初めてのような感じではないでしょうか。

久しぶりに論文を読んで感動したくらいです。

しかし、気になるのは「今後」です。

この論文の中にあるような、

「ガンの芽」

が、大規模に人口の中に注ぎ込まれたわけで、そのスパイクタンパク質による「ガンの芽」というものは、時間と共に消えるものなのでしょうか?

それとも、芽は芽として、そのまま存在し、時間と共に成長していくのでしょうか?

このあたりのことは私にはわかりません。

これらは、日常の中で発生するガンのメカニズムとは異なり、「なかば強制的にガンの芽が作られている状態」です。

つまり、本来ならガンを抑制してくれるようなもの(論文で、p53 とか BRCA 等書かれていたものたち)が阻害されている状態なので、ガンが発生しやすくなっている。

それと共に以前、「すい臓ガンを筆頭とした、いくつかのガンが激増する明確な理由」という記事でも書きましたように、「スパイクタンパク質が直接攻撃する臓器がたくさんある」わけです。

つまり、そもそもいくつかの臓器は弱っている。

そのような状態で、ガンを抑制してくれる機構がうまく働かなくなっているということになりそうで、どうしても、今後もガンは増加していくとも考えられます。

これについても、数年、十年など経たないとわからないのかもしれません。

それでも、十年後にはわかるでしょう。

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